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帰国して真っ先にした事は、お風呂にお湯を溜めること!湯船に張った熱いお湯に身を沈める時、最高の幸せを感じる・・。
それから洗濯。全自動洗濯機は本当にすばらしい!!!手洗いで薄ら汚れ気味の衣類が真っ白に蘇る。
何はともあれ、昨日の内に帰宅できて良かった・・。20~21日と夏合宿を控えているので、ゆっくり趣に浸っている場合ではない、スィッチを切り替えてラボ・モードに合わせて一日が始まった。小学生以上のラボッ子全員にTELして、参加の再確認。シニアメイト、ジュニアメイトのラボッ子に連絡を取り、明日の直前準備会の時間と場所の確認。そして、昼間は一日中合宿で使う材料の準備。
夜は、フェロゥシップ。
すっかり「普通モード」に切り替わったフェニックスである。
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今朝は早朝5時半にホテルを発ち成都空港へ向った。余裕で出発2時間前に着き、チェックイン手続きをしようとすると「1時間半前からだ。」と断られた。2時間前と思って来た乗客はみんな断られ、仕方がないので係員の前に列を作って待った。係員は何度も何度も時計を見て、1分たりとも1時間半の前にはOKを出さなかった。ヘンな所には几帳面なんだなぁ~・・・(・_・?)ハテ?
出航時間の1時間半前、チェックインカウンターの前に並ぶ許可が出、手続きし、出国審査へ・・と思いきや、「椅子に座って待て。」と言われ端の椅子で待つ。「工作人が誘導しますので、勝手に行動しないように。」という貼り紙が掲示してあった。しばらくすると、「行け」、「急げ」、「乗れ」、と急がされ、無事(?)離陸。上海を経由して2時間遅れの午後3時20分、福岡空港に着陸した。
実は、数日前から九州近辺をウロウロしている台風の進路がとても気がかりだった。予感は的中し、台風は南九州から北上の兆しを見せている。高速バスで帰ると途中で鉢合わせ。高速道路は閉鎖されるだろう。大分は大雨の模様。JRも危ない。急いで国内線に移動し、宮崎行き空席状況を確かめる。空席はあったが、宮崎の天候の様子では引き返す事も有り得る、と念を押された。15:30着予定の飛行機が降りられずに宮崎の上空で回って待機中なのだそうだ。あぁ・・・福岡はソヨリともしていないのに・・・(-_-;)。
16:20予定の飛行機は約1時間遅れて離陸。天候不順のせいか縦に揺れる。乗り物に弱いフェニックスは慌てて酔い止め薬を飲んだ。宮崎空港にランディングした瞬間、ほっとした(^。^)。
行きも嵐に巻きこまれ、1日北京にステイしたりして・・・、嵐ととっても関係ある出発&帰着だった(笑)。
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ホテルからさほど遠くない文殊院というお寺へ出かけた。ここは外国からの観光団はあまり来ない場所らしい。中国国内では有名なお寺のようで、境内では熱心に祈る人々の姿が見受けられた。各柱毎に毛筆の格言が記されている。それを一つ一つ漢文→日本語に読み変えて何となく意味がわかったつもりになった後、静かな境内に腰を下ろし、しばし人々の祈る姿を眺めていると、とても心が落ち着いた。
街のアチコチで地下鉄工事が始まっている。中国の近代化は益々加速されて行くことだろう。中国はODAを断って自力でやれる力が既にある。地方との格差、貧富の差の事は耳にしているが、これらは自分達の国の課題として取り組むべきだ・・と、思った。その位、豊かさ度は目に見えて進んでいる。
帰りはホテルまで歩いて帰った。途中の八百屋さんで買った桃と梨はとても甘くて美味しかった。後で知ったのだが、成都は果物の産地として有名なのだそうである。料理は四川料理のメッカなのだが、昨日タンタン麺を食べたら、超~~辛かった(×Δ×)!!!ので、今日はマクドナルドでセットメニューを注文した。10元(約150円)だった。
さて、夜のニュースを見ていたら、昨日の小泉首相の靖国訪問が事実のみ伝えられていたが、多くのニュースの中のほんの一部だった。コメントもなく淡々とアナウンスされていた。日本のニュースでは中国からの抗議が一応あった事が報じられていたが、中国国内向けニュースではそのような報道はなかった。
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奇しくも帰国途中の成都(中国)滞在が終戦記念日と重なったので、勝戦記念行事か何かに出くわすのではないかと、多少心配しながら中国に入国した。
今回、成都に行くと決めたのは、ただ行った事がないという事だけで、深く考えた訳ではなかった。シルクロード入口の古風な町だろう、と勝手に想像して降り立ったのだが、片側3車線か4車線はある広い道路と高層ビルの林立する市内に入った時は、自分の勝手な想像との間にかなりのズレを感じた。デパートに立ち寄ってみると、豊かな品物で溢れていた。夏物セールの真最中だった。街を歩く人々の服装は日本と全く変わらない。アイスクリームやハンバーグを片手に闊歩する人、ケイタイを手に歩きながら話す人・・。北京だけではないんだ・・・と、中国の誇る経済解放政策の浸透に、只々驚くフェニックスであった。で、終戦(勝戦)記念日なのだが、TVでも特別に何も企画されている訳ではなく、人々は全く関心がないように見受けられた。
NHKの衛生放送で小泉首相の靖国訪問のニュースを見たのだが、ここ中国ではその事についても何の報道もされなかった。
三国志ゆかりの地である武侯詞を祀ってある場所を訪ねた。昔は別々の場所にあった親や兄弟ゆかりの建物を同じ場所に移築したのだそうである。日本からの観光団も多く、あちこちで日本語のガイドが聞こえてきたので、ちゃっかり勉強させて頂いた(笑)。
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駆け足のカトマンズ滞在だったが、ネパール産の薄いコーンフレークスに温かい牛乳をかけて頂く朝食やは意外と美味しかった。ネパール茶はバングラ茶よりはあっさりしていて飽きがこない味だった。昨夜は奮発して高級ネパール料理を食べたのだが、またそれがとっても美味しかった。ちょっと面白いのは「桃太郎」という日本料理店があって、コックさんはネパール人なのだが、味噌汁の味も、カツ丼も、日本のそれと変わらないくらい美味しかった!!!(あ、何だか、食べ物の事ばかり・・・m(__)m)
さて、今日のネパール出国時はとても大変な事が発生した。出国手続きまではスムーズにいったのに、何故か、イミグレーションの後、急に全ての荷物を開けての検査が始まった。検査官のスタッフはニタニタしながらさも戸惑っている乗客を見るのが楽しいかのように、ハミガキや化粧品等の液状・練状の物を取り出し、再び下の階へ行って預け直せと言うのである。中には怒り出す乗客も居て、大混乱になってしまった。飛行機は2時間以上遅れての出航。預けた荷物がどうなっているのかも定かではない。せめて、一番最初に「表示」或いは「アナウンス」はできなかったのか・・?非合理的な検査体制に飽きれるやら・・疲れるやら・・・。
遅れて離陸した飛行機は、バングラデシュを右下に見下ろしながらミャンマーの西側に沿って南下して行った。大きく蛇行したブラマプトラ川から分かれた毛細血管のような無数の支流、その一つ一つが蛇行したり更に分かれたりして、その間に体積陸地が存在しているような地形を空から眺めながら、この国(バングラデシュ)で堤防建設等の治水は不可能だな・・と思った。今のまま温暖化が進めば確実に沈んでしまう国という実感。それならば、安全に洪水や浸水から逃げるにはどうしたら良いのだろう。地区毎に人工的高地+シェルターを建設することだろうか・・?その費用は・・?高台のある国に移民を受け入れてもらうべきだろうか・・?一体どこに・・?貧しい国からの難民を喜んで受入れる国があるだろうか・・?温暖化を引き起こしている責任の80%は先進国にあるのである。
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何回か宮崎のトレッキング愛好者のネパール・トレッキングツアーの折に「手作りノート」や画材(クレヨン・色鉛筆)を届けてもらったブルー・ホライズン小学校を訪ねた。学校は休みだったが、校長のインドラ・メイヤーさんが笑顔で応対して下さった。ガールスカウトの指導者として、いろいろな国を訪問した経験のあるインドラ校長は広い視野を持つ子ども達を育てたいと、私立の小学校を開設し、教育に当っている。約200名に児童(幼稚園含む)がこのブルーホライズン小で学んでいる。どうも、この国でも公立の小学校は、他の途上国と同じく先生達が真面目に働かないようである。
To handle yourself, use your head,
To handle others, use your heart.
ブルーホライズン小学校の掲示板に書かれていた素敵な言葉である。
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2ヵ月半振りにバングラデシュでボランティアをしているMIKIちゃんと再会inカトマンズ。バンコクからは3時間かかったのに、ダッカからは1時間で来るとは、かなり近いんだな~・・。元気そうで一安心。
カトマンズの街は坂が多く、街の雰囲気はダージリンにも似ている。それでいて、奈良のような雰囲気もある。「ここ、首都ですよね~!?」「首都だよね~?!」と何度も確認するような「素朴な」街である。子ども達の服装(制服)はイギリスの影響が濃い。
今日はチベット仏教系の寺院を3つ回った。もう少し清掃が行き届いていればなぁ・・。境内での物売りや物乞いにはやはり閉口した。
早朝、早起き(4時)して、ヒマラヤの山々を望める地ナガルコットに行った、朝陽が上ると、真っ白い山々が真っ赤に染まり、この世のものとは思えない程美しい光景が現れた。我々は「わぁ~・・」と言ったっきり、無言で口をボカンとあけたまま、美しい光景に見とれた。
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朝の飛行機でネパールの首都カトマンズへ。実は、昨日ロンドン(ヒースロー)でテロ未遂事件が起ったニュースを一晩中TVで放映されていたので、空港の持ち物検査が厳しいかな・・と覚悟して空港へ向ったが、「イギリス行きの・・・」と紙表示がある以外は何事もなかった。
定刻離陸!と言いたいところだが、到着便が遅れているので、自動的に30分程遅れの離陸。
「3月からタイに来てるんだよ。」隣に座った初老の紳士が何も訊いていないのに話しかけてきた。「タイはほとんど回ったよ」 それから「ホラ!」とパスポートを開き「カンボジアには25日間居た。陸路で入って、バッタンバンからバスでシェムリアップへ行って、それから川を下ってプノンペンに行った。」「川って海賊が出るらしいですよ。」と私が言うと「いや~。会わなかったな~」と笑いながらパスポートを眺めている。
「どちらから?」と訊くと「ウェールズ」と答えた。えぇ・・、こんな所でウェールズ!!!
「『妖精のめうし』のお話、知っています?」と私。「う~ん・・、子どもの話は忘れたよ・・。」とウェールズの彼。「じゃ~、LOVE SPOON て知っています?」と私。「あぁ、もちろん!LOVE SPOON は沢山もらったから。」と彼。へぇ~・・・沢山ねぇ~・・。「彫ったことはあるんですか?」「いやぁ、売ってるんだよ。」と隣の紳士は笑いながら言った。
「ネパールは何日間?」「決めていないのが良いんだ。若い時から冒険の旅に出たかった。でも叶わなかった、だから定年と同時に家族に宣言して出て来たんだ。」と、彼は少年のように目を輝かせて言った。
「カトマンズで友人と待ち合わせをしているんだけど・・・」と昨日のヒースローの事件を心配しながら彼は続けた。「でも、連絡の取りようがない・・。行くしかないサ。」
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バンコクの中心に宮崎県(宮崎市)出身の女性が経営している日本人向け幼稚園がある。昨年、国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand)の長期ボランティアEさんがお世話になったので、お礼がてら訪ねて行った。園長のS先生はとても魅力的な方で、国連職員の経験もある方で、信念を持って子どもの教育に携わっている。園内はゆったりした雰囲気で、福音館をはじめ良書が沢山揃っており、読み聞かせを行われていた。「9月から、宮崎からの転入児が姉妹で2人あるんですよ。」と園長先生。タイ国で宮崎がとても身近に感じられた。
そうそう、宮崎出身のラボッ子OB、日本語教師4年目のKさんにも会ったよ!
街中で、カタカナで書かれた「ラーメン」というノボリを見つけ、誘い込まれるように店に入った。いくら美味しいタイ料理でも、そろそろ日本食が恋しくなっている舌と胃袋にとって日式「ラーメン」はとても魅力的だった。一口すすって「あ~、おいしい(^。^)」一麺すすって「あ~幸福!」 とっても美味しかった!(*^▽^*)ノ"
ラーメンを食べて外に出てみると、隣に古本屋があった。目的なくぶらりと入って、積み上げてある絵本の山を機械的に崩しながら見ていると・・・、「あれぇ~!?」ヘルガのイラストレーター「トミー・デ・パオラ」の絵本がる~!(*_*)!「SIMPLE PICTURES ARE BEST」by Tomie De Paola. しばらく絵本の山崩しを継続していると、今度は「モーリス・センダック」の初期の絵本「A VERY SPECIAL HOUSE」を発見!・・・で、買っちゃった~♪ 2冊で100バーツ(約300円)。
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谷口さんと一緒に、谷口さん愛用の赤いジープで(谷口さん運転)、村で一ヶ所のクリニックへ行った。谷口さんは毎週1回必ずクリニックを訪問し、新鮮な野菜をエイズキャリアーの人達に提供している。そして、そーっと、患者の人達の様子を影から観察、見守っている。それから、歩きながら駐車場に落ちているゴミを拾いながら車に戻った。1日10塵拾い運動なのだそうである。それから、村で一軒のコーヒーショップ(谷口さんの行きつけ)へ立ち寄った。コーヒーショップと言っても、外見は海の家のようなオープンの食堂である。客の嗜好には全く関係なく砂糖を適当に混ぜた粉コーヒーを溶いた物を、ソーサー無しのカップでドン、ドン、と客の前に置く。谷口さんは楽しそうにそれを眺めながら、コーヒーをすすった。
帰りには、希望の家に米200kgととうもろこし40~50本をプレゼント。子ども達の喜ぶ顔が目に浮かぶ。帰りの4時間は、とても短く感じた。
タッサニーさんが、空港まで送って下さるというので、しばらく子ども達と遊んだり、夕食を子ども達と一緒に食べたりした。知っている人もいるかもしれないが、昨年、SMAPの草薙剛がここ「希望の家」を訪れた番組が放映されたそうである。その後、希望の家で必要か否かに関わらず勝手に荷物が届き、その整理もままならぬ状態が続いている。勝手に子ども達に会いに来た日本人も多く、とても困った混乱状態が続いたそうである。行動を起こす時には、相手の立場になって考え、行動して欲しい。
フェニックスは、希望の家自立に向って、子ども達が作製したキーホルダーとカードを購入した。
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