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「ふるいやくそく、まもらないのはおろかもの・・・ですね。」(妖精のめ牛)の次の松崎P中高生Gの選んだテーマ活動はブラウニングの「ハメルンの笛ふき」。ハメルンに風変わりな男が現れてこの町のネズミを全部駆除したら。1000ギルダーを払うという約束を取りつける。町の議会も了承し、約束が成立。男は笛を吹いてネズミをみんなウェーゼル川に追いこみ溺死させる。ところが、ネズミの害がなくなってしまうと、町の人達は急にシブくなり、そんなお金は払えないと言い出す始末。約束を違えた復習として男は再び笛を吹く。
ハロゥインパーティで発表すると、中高生達は聴き込みに余念が無い。韻をふんだ心地良い響きの語りと「約束を守らぬ者は・・・」ちょっぴり怖さも・・、存分に堪能して欲しいものである。彼らがどのように表現していくのか、とても楽しみである。
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合宿(8/20~21)(8/20&21のフェニックスの日記参照)以降、鶴の島Gの小学生の間では「サケ、はるかな旅の詩」への熱い想いが続いている。
やっぱり、第一の人気は「サケクマゲーム」。「Hey Swim Away~♪」の歌に合わせてカードを回していく単純なゲームなのに「何故?」と思うくらいノリノリで大きな声で歌いながら参加+賛歌(笑)。
韻をふんだ口調の良い四行詩を基調にお話が展開しているので、それをそらんじて言えたら最高だな~・・と思って、4行ずつの詩を唱えながらオリジナルの絵をつけてノートに書く(幼児は絵のみを描く)事を提案してみた。あっと言う間に素敵なオリジナルの「詩集」に早変わり!韻をふんでいるので耳に優しいようだ・・。
それが終ると、自分達で、登場する生物(こえび、蛆、卵、鳥)の動きを模してゴールめがけて進むゲームを考えて遊び始めた。こえびは後ろ向きにツンツンと進む。蛆は床を這いずりまわり、卵は前転でごろごろ進む・・という具合だ。自分達で動きを考えて表現するのはテーマ活動への第一歩。このまま遊びを継続していけば、素敵な表現活動ができそうである。「来週までに、もっともっと登場生物(動物)を見つけて来よう!」と、みんなで約束してGood-bye。登場生物(動物)を見つけるために、きっと何度も何度も聴いて来ることだろう。そして、もっともっと、このお話が好きになることだろう(*^▽^*)ノ"。フェニックスも負けないように聴き込んで、見つけておかなくては・・!!
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宮崎市国際交流協会主催の国際理解講座「マレーシアまなび塾」のボランティアをした。開催時2時間前に会場へ行き、会場セッティング。ポスターを貼ったり、シートやグッズを並べたりした。
講師は国際交流員の陳美麗さん。中国系マレーシア人だ(マレーシアでは華人というそうである)。以前フェニックスの日記に書いた事があるが(昨年12/28のフェニックスの日記参照)、マレーシアは多民族国家である。小学校での教育はマレー語の学習は義務づけられているものの、他の教科はそれぞれの民族の言語で教育を受けるのだそうである。マレー系と少数民族は教育や不動産取得で優遇されているそうである。これは、中華系マレーシア人のレベルが高いので、そのレベルに早く追いつくようにという政府の方針だとか・・・(・_・?)ふ~ん・・・。 宗教はイスラム教、仏教、道教、キリスト教、ヒンズー教などで、同じ宗教の人同士の結婚が原則。もし異宗教間の結婚の場合は改宗と改名を義務づけられているのだそうである。
美味しい料理や果物、クリーンな街並み、安い物価(昨年10/16のフェニックスの日記参照)に魅力を感じてコンドミニアムを購入し一年の半分以上はマレーシアで暮らしているという参加者もいた。「退職金で優雅に暮らすには良いとこですヨ。」とご夫婦共々、マレーシアにゾッコン(^。^)。
最後はマレーシアの食べ物試食。一口大に切ったパンにイリコやピーナツを塩辛く煮詰めた物を乗せて食べた。これは一口で食べるのがコツ、味はマーマー(^^)。飲み物はエアバリ。何かな~?と思って中身を見ると、大麦が沈んでいる。Air Barley。やっぱり大麦だ・・。大麦と干ぴょうの戻し汁に干ぴょうの線切りと砂糖を加えたもの。飲んでみると、あっさりしていて、夏の暑い日には食欲がわくかも・・というような味がした。
デザートはマイロアガアガ。見かけは水羊羹のよう。味はココア風味。作り方を聞いてみると、寒天を使うという。アガアガはテングサのことなんだ・・。「うみがたずねてきた」に「Kelp, aga-aga.laver・・」てあったなぁ~・・。じゃぁ、マイロは? なぁ~んだ、MILOのことなのか~(笑) 確かにココア味。日本では「ミロ」と言ってるけど、東南アジアでは「マイロ」と発音しているポピュラーな飲み物だネ!という事は、マイロアガアガって、案外新しいデザートなんじゃないかなぁ・・?
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アカデミー賞監督クリントン・イーストウッドが日本とアメリカ双方から見た硫黄島決戦を描く。アメリカサイド「父親達の星条旗」は10月28日に、日本サイド「硫黄島からの手紙」は12月9日に日本で公開。
ワーナーブラザーズの公式ページにて、予告編が公開。
http://www.iwojima-movies.jp/
松崎パーティOB松崎ユウキは、日本サイド「硫黄島からの手紙」に野崎役で登場する。
「NHKのBSハイビジョン」の「クリント・イーストウッド 名匠の実像」
(9月1日(金) 後9:00~10:15)
http://www.nhk.or.jp/bs/hvsp/
で、
もしかしたら・・・もしかしたら・・・
ユウキも登場するかもしれない・・のだそうだ・・・。
(もしかしたら・・だけど・・ね)
でも、フェニックスの家のTVはBSは映らないんだ・・・<残念>(-_-;)
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今日は、夏活動報告会。恒例の、サマーキャンプのシニア経験者の報告と、国際交流参加者の報告会。シャペロンだったNテューターの話によると、ヒースローの未遂事件の影響で帰国便はチェックが厳しく大変だったらしい。しかし、全員無事帰国できて良かった。
先月の壮行会では少し不安気に立っていた子ども達が、それぞれの夏を経験して、大きくなって帰って来ている。松崎PのMくんも、コロラドで楽しい経験をしてきたようで顔が明るい。またパーティで少しずつ聞かせてネ!
今年は、宮崎地区には北米から2名、韓国から2名、中国から1名の受入れもあった。松崎PのA香は母方の実家に帰っているので今日の報告会に参加できずに、レポートを送ってきた。
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<北米受入報告>エミリーを受け入れて
私は、今年の夏アメリカ、オレゴン州のエミリーという14歳の女の子を受け入れました。7月15日、宮崎空港に到着しました。エミリーとは初対面でお互いに緊張していて何をしゃべっても、途中でとまってしまったりと、なかなか会話が成り立ちませんでした。
次の日からは、私は毎日部活。明けても暮れても部活でした。7月30日に吹奏楽コンクールがあったため、部活漬けでした。だから、エミリーと接する時間がとても少なかったです。そのときは、あまり気にしていませんでしたが、だんだんエミリーの笑顔が少なくなっていくのにきづきました。もともと、あまり笑わない子でしたが、それ以上に笑わなくなりました。しかし、言葉も通じない中でどうしたらそれが解決されるか、分かりませんでした。その解決法は結局、見つけられませんでしたが、きっと、それは、時間の問題だったのでしょう。
7月26日から宮崎市の姉妹都市のバージニアから1週間家にもう一人ホームステイに女の子が来ました。その子と仲良くやっていくうちに、エミリーの笑顔もだんだん戻ってきました。
7月28日から私の弟と一緒にラボキャンプに行きました。エミリーは、とても楽しんで帰ってきました。デジカメを見せては、「この写真は何のときだ」「これに写っているのは誰だ」など、英語でしたがしゃべってくれました。そのときは、英語だから・・・とかは、ぜんぜん感じず、とても楽しかったことがよく分かりました。
帰ってきた頃には、コンクールは終わり、部活も休みでエミリーと過ごす時間がとても増えました。一緒にトンボ玉を作りに行ったり、ラボの友達と川に行ったり、トランプやウノをしたり、エミリーが持ってきた人生ゲームをしたりと、とても充実してました。最後の週末、去年エミリーの家にホームステイ
に行った子が、福岡からエミリーに会いに来てくれました。その日、エミリーは「Very Happy」と何度も言っていて私までうれしくなりました。
最後のお別れの日、私は泣けませんでした。本当は泣きたかったんだけど、どうしても実感がわかずに泣けませんでした。
エミリーの受け入れは、本当に複雑なものでした。最初は受け入れなんかしなければよかったと思っていました。私が部活に行っているときは、受け入れをしてよかったのかと何度も思いました。でも、帰る頃になると受け入れをしてよかったと思いました。
ほとんど単語を並べるだけの会話でしたが、心は通じていたのだと思います。その証拠に、今でもメールしています。なかなか文法は難しいけれど、頑張って勉強してエミリーともう1度会話をしたいです。
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昨日・今日の2日間は集中ラボデー。昨日は「サケ、はるかなる旅の詩」をテーマに少し流しテーマ活動をやってから、残り時間はわくわくワークスやカレンダーの絵作製タイム。今日は「妖精のめ牛」をやってから、同じくわくわくワークスやカレンダーの絵作製タイム。ダンボールでラブスプーンのデザインを考えて作ってみたら、面白いものができた。サケにはまって、サケデザインのものもある。それだけ、お話と仲良くなった証拠なのだろう。
今日は、会場を夜まで解放した。7時を過ぎると中高生が集まって来て、早速テーマ活動について話し合い始めた。フェニックスは、当然「はだかのダルシン」と思っていたら、「ハメルンの笛吹ふき」に決まっていた・・(・_・?)アレ?
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宮崎県内4NGOで組織する国際協力ネットワーク宮崎例会で、今年の県民・市民に向けて啓発活動について話し合った。
一昨年度は「国際協力フェスティバル」を開催した。講演、アジアの料理、世界の言葉、世界の音楽(ラボッ子もステージで「ひとつしかない地球」を歌った)など。
昨年度は国際協力講演会を開催した。
皆、それぞれの団体の活動をやりながらなので手が足りないのだが、国内向きに啓発活動を継続の大切さは認識している。今年はどんな手法でアピールしていくべきか・・。人が多く集まる場所での写真展はどうか・・?テーマは何にすればインパクトが強いか・・?費用は・・?
課題は山積している。
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「サケクマゲーム」と「ドリームキャッチャー」は完全に子ども達の心を捉えている。その証拠に、朝食が終ると、早々と会場へ集まり、余った材料で作製している子や、「サケクマゲーム」に興じている子が多い。男の子の中には、3,000個の〇(卵)書きに夢中の子も・・・(^。^)。
朝8時からは、各グループで好きなお話部分のテーマ活動開始。昨日、いっぱい遊んだので、本当にお話の中に入ってしまっている。こえびが跳ねている。蛆虫になる子にも笑みがこぼれている。鳥や木を育てる元になるのがわかってるからだね、きっと。
11時から3グループの発表。受精のシーンをああやって表現するのか・・・。サケの昇天まで表しているグループもある。いつものことながら、子ども達の想像力と表現の豊かさに感服。
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新刊ライブラリー「サケ、はるかな旅の詩」を通して、命、自然、大昔から暮らす先住民のことを身近に感じて欲しい・・・と思って、合宿のテーマを決定した時、フェニックスの脳裏には、カナダの自然が蘇っていた(5/14フェニックスの日記参照)。7月に2回、シニア・ジュニアと合宿準備会をやった後は子ども達を信じて旅に出た。その間、シニア・ジュニアメイトを担当する子ども達は本当に良く聴き込み、良く準備してくれていた(8/19フェニックスの日記)。
午後1時集合・受付。1時半からの施設利用オリエンテーションが終ると、いよいよ合宿プログラム開始である。
先ずは、「シャケ」「こえび」「くま」の3グループに分かれて、グループ内交流。自己紹介や簡単なゲームでリラックス。
次にシニアが、調べたサケの一生を描いた模造紙や3,000個の卵を描いた紙を見せると、特に男の子の眼があっという間に吸い付けられてしまった。クマがせっせと取ったサケは森を育てる。同じく大昔から、同じ地で自然と共有して生きてきた先住民族についての紹介も、シニアは図書館から借りて来た写真集を示しながら紹介した。それから、先住民のおまもりである「ドリームキャッチャー」作製タイム。
「ドリームキャッチャー」作製の説明はフェニックス担当。①古いコードやプラスティック板を細長く切った物で輪を作って、そこに古毛糸を巻きつける。②真ん中のクモの巣部分は釣り糸やタコ糸を使用して自由にデザインする。③羽を数本、輪の下方に吊るす。⇒完成!(*^▽^*)ノ"
低学年が多く難しいかな~・・と思ったのだが、みんな説明者以上に上手だったのでビックリ!(*_*)! カナダのお土産品店で売っているものと変わらないくらい上手いものもあった!もちろん、作製中は「サケ、はるかな旅の詩」のCDが流れていたよ。
夕食時間を挟んだのだが、いつもは暴れまわる悪戯坊主も、一刻も早く作りたいようで、夕食後の自由時間にドリームキャッチャー作製に戻る子が多かった。
注)ドリームキャッチャー:北米先住民族のおまもり。このおまもりは、クモが先住民族の元に運んできたと信じられている。クモの網で悪い夢をキャッチし取り除き、良い夢を見させてくれると信じられている。羽は子どもの健やかな成長を願って飾られる。<男児にはイーグル(わし)⇒強さ、女児にはフクロウ⇒賢さ>
食後の1時間は「サケクマゲーム」(人数分のカードを用意し、1枚にクマの絵、その他にサケの絵を描く。各自1枚ずつ配り、Hey swim away の歌を歌いながらカードを隣へ回して行く。曲が終わったらカードを表に返し、サケのカード保持者は真ん中にに手の甲を上にして積み上げ、その上からクマカード保持者が叩く。瞬間、皆手を引っ込める。)クマがサケを掴み取ろうとする様子に似てる!(^^) ⇒この合宿の大人気ゲームNo.1!
ゆっくりと陽が沈む。本当は、キャンプファイヤーをやる予定だったのだが、昨日までの雨で地面がグチョグチョ・・・(-_-;)。仕方がなにので、代わりに室内でソングバード大会をやることに。と言っても、中央にファイヤーがないだけで、想像力豊かなラボッ子には、きっと赤々と燃え盛る炎が見えたことだろう。
今日はいっぱい「お話」の世界で遊んだので、みんな、サケやクマや先住民族の世界が、とっても身近になっている。大きい子も小さい子も一緒にお風呂に入って、おやすみなさい。また明日!
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夏合宿を明日に控えての直前準備会を開いた。当日のシニアメイト・ジュニアメイトを担当する中高生が集まって来た。7月24日の準備会以降、主が留守の間2回も自主的に集まって、サケや先住民について調べたり、導入スケジュールを細かく決めていたり、ネームタグを作製したりしていた。こんなに自立・成長するんだったら、留守にするのも悪くないものだ・・!
シニア・ジュニアを交えて、参加者のグループ分け、グループのネーミングをして、明日の集合時間を決めて解散した。
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