幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0559982
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ ライブラリーななめ読み
 かにむかし
 ギルガメッシュ物語
・ まつざきPのOB・OG
現在ページはありません。
・ なが~~い目・・・Wow, Growing!
現在ページはありません。
・ 楽しいクラフト
 パクパクはらぺこあおむし劇場
・ 「ひとつしかない地球」のためにできること
 こどもアートフォーラム
  『One Piece for One Peace~小さな命を救おう~』キャンペーン。
・ 松崎ユウキ
 ラストサムライ
 硫黄島からの手紙
 Cultural News
 CM
 ピンクパンサー2
 北米における日本コンテンツ最新ニュース
 WS「ガンピーさんのふなあそび」
 TVニュース
 IMDb
 COOL MAGAZINE
 J-com福岡 映画情報
 ピンクパンサー2上映館情報
 パイレーツ オブ カリビアン 4
 2011年5月20日公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」情報
 Yuki Matsuzaki 公式Facebook
・ ラボ国際交流
 ブリティッシュコロンビア4H引率記 (2011)
・ 講座・講演・イベント案内
 2012カンボジアスタディツアー参加者募集中
 ☆ラボプレイルーム☆午後クラスもオープン@ままのて
 大人のラボ「フェローシップ」
 赤ちゃんとぐーとぱーでお話しができる!
Welcome!
フェニックスの日記
フェニックスの日記 [全1154件] 361件~370件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
黒子 10月22日 (月)
 偶然つけたNHKTVの番組「プロフェッショナル」で、京都市立堀越高校校長の荒瀬克己先生の姿勢に吸い寄せられて、しっかりと観てしまった。
 近年この学校が注目されはじめたのは、驚異的に伸びたな国立大学合格進学率。国立合格者が数人から170人を超える人数に躍進。しかし、この学校では、先取り学習や詰め込み受験勉強は一切行っていないと言う。
 この飛躍的な合格率は何に起因しているのか?荒瀬氏はこの学校に「探求課」を新設。生徒は週2コマ「探求基礎」という勉強をするらしい。生徒は自分で研究の課題を設定し、それに向かって心ゆくまで研究を進める。教えられるのではなく、自分で考え自ら学び、自分の意志を自分の言葉ではっきりと伝える事のできる生徒が育っていく。その結果、もっともっと探求したくなっていき、自分が進みたい大学を自ら探し、それに向かっても邁進する。
 子どもの質が変わったのではない。子ども達に内在するすばらしさを引き出す「探求課」の新設という仕掛けをしたにすぎない。
「良さをより良くするためには、新しいものを入れなければいけない。」と氏は語っていたが、子ども達を見つめて日々試行錯誤している我々テューターの眼差しと良く似ている。
 氏の「教師は黒子である」という姿勢はラボ・テューターにも通じるとフェニックスは思う。
(そういえば、先日の杉浦先生の話(10/21フェニックスの日記参照)の中でも、子どもの集団の力を引き出すという項目の中で(昨日の概要の中には書いていないのだが)、テューターの力量とパーティでの発語頻度については、段々ベテランになるに従って、子どもの力を引き出すのにTの口数が少なくなっていっている、という杉浦氏のテューター研究の興味深いデータを引用されたのを思い出した。)
>>感想を掲示板へ
杉浦氏講演より学ぶもの 2 10月21日 ()
●杉浦宏昌氏講演より(九州支部秋の一泊研修)
 ラボ言語研究会のメンバーの一人である杉浦宏昌先生(応用言語学・中京女子大学)は、ラボと出会った経過説明とご自分のラボ体験(キャンプ・テーマ活動)を簡単に話された後、ご自分の持論である「子供が本当に伸びる英語教育の条件」とラボメソッドが重なっている事象について話された。

 以下概要↓
********************************************************
◆「ことばがこどもの未来をつくる」
 つまり、ラボは「こどもの未来をつくる言葉こそ『ことば』なのだ!」と決めた。
 ⇒ラボの言葉に対するとらえ方は「最も困難なとらえ方」なのである。
 →ものすごく時間がかかる。(限界もある。)
 →しかし、すごい事になる子どもたちも現れてくる。想像を超えることも起きてくる。

◆子どもが習うべきことばの条件には以下の3条件のどれも外せない。
・Real(生き生きとした本物である)
・Personal(感じられることばである)
・Interactive(他の人とのやり取りがある)
→ラボの異年齢集団の絡み合いはこれを満たしている。

◎言葉には「スピードとリズム」がある。
「スピードとリズム」に「言葉(英語)」をのせることにより、「言葉(英語)」は子どもたちに沁み込んでいく。
←音声を沢山聴くことにより培われる。


◆全ての子どもを育てる「集団のパワー」
 (公立小学校での事実から)
 ①ALTの先生に絵本の読み聞かせをしてもらう。
 ②絵本+CDでクラスで楽しむ。
 ③何度も何度もCDをかけて楽しむ。
 ④CDに合う振りを考える。
 ⑤CDをかけながら皆でやってみる。
 ⑥クラス全体で練習する。
 ⑦全員ができるようになる。
 →早く覚えた子ができない子に教えたりして、自力走行が始まった。
 →一斉教授では有り得ない現象。
◎↑ラボのテーマ活動のプロセスと同様のプロセスをたどっている。
⇒子どもの集団力を引き出す『指導者(テューター)の力量』が必要。

◆これからの小学校英語教育が価値あるものになる条件
 ①自主的努力
 ②一斉の整然とした「形式的統一」を排除する
 ③子ども仲間の絡み合い

◆子どもが本当に伸びる英語教育の条件
 ①「言葉を使う」という事は、機械的に読み上げたり発したりする事ではなく、イメージを作りそれを言葉で表すことである。つまり、イメージをいかに豊かに自分の中に育てることのできる子供を育ててあげる事ができるか?という事が重要である。
 ②豊かな母語(日本語)力
・自分の心持ちを自分の言葉で表現する体験と、そこから生じる自信と楽観。
・多くの人(他者)との関わり合いを求める自然の情熱。
◎のどから発するものが、「言葉」なのではない!

 ③言葉を豊かにするには、道草、寄り道、回り道が重要(必要)である。
杉浦先生講演資料1
 言葉の獲得は「未完」の繰り返しである。
→テーマ活動に見る「未完」の積み重ね;うろうろする子、もじもじする子、日本語だけの子、虫食いの子etc
⇒今日の「未完」を明日の「未完」に生きるようにするには「忍耐力」と『テューターの力量』が必要である。

 ④子ども達は、ことばをどのように習得しているか。
・寝ている赤ちゃん:言葉の意味はわからないかもしれないが、声のリズムと状況が伝わり、相まって、意味がわかるようになっていく。
・2~3才の幼児:物を指差して「アーアー」「ウーウー」と言う度に、お母さんが「くるまがきたね」「わんわんがいるね」など言ってくれる。状況とお母さんの言葉で学習していく。
・4~5才児にとって「ないしょ」と「へそくり」は同じ?
子ども達には、大きな「イメージの入れ物」を持っていて、その中に言葉をどんどん入れていく。
⇒「イメージの入れ物」を豊かに!←豊かな体験
・小1女子の発語「スリルまんたん!」(←スリル満点のマチガイ)
→小さい頃のマチガイを訂正する必要はない。本当の音を聴かせていれば、本人の内的対話により修正されていく。

⑤ことばの情感・情緒は体験の質と量に比例して次第に濃くなる。
 「ありがとう」「さようなら」「またね」「ごめんなさい」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」

◆ラボ・パーティの子ども達が伸びる条件
①落ち着いて本物の英語を聴き込める家庭環境・雰囲気
《お父さんへおねがい》
 週末に1度で良いので、子どもと一緒にCDを聴いてやって「ここが面白かったよ!」と一言言って欲しい。
⇒共有体験の蓄積
 ☆子どもがぐーーんと伸びる!
 ☆子どもとお父さんがつながることができる!

②沁み込んだ言葉は必要な時に出てくる。
例)石原慎太郎氏の子守唄:氏が孫のお守りをした時、自分が自然に古い子守唄を歌っているのに気付いた、という事例を引用。
・状況がイメージを生み、イメージが状況を生む。
・言葉が沁み込んでいる場所・深さは、子どもによって違う。
→ある言葉の意味を本当に味わって言葉を自分のものにするには、いろいろな体験によって「言葉の重なり」の中で培われる。
③努力は直線、成長は曲線
→努力を絶え間なく積み重ねた時、成長はある時突然現われる。
杉浦先生講演資料2
④「ことばが伝わる」とはどういうことか?
例)子ども達の心持ちがこちらに響いてくるテーマ活動⇒ことばが伝わった瞬間!

◆学習量から見た英語教育の現状
子ども達はことば(英語)をどれくらう蓄積しているのか?
<比較>母国語:6時間×365日=2190時間/年間
・小学校英語授業:年間29時間(50分×35回)
 2000時間(母国語の1年分相当)に到達するには69年間かかる。
・ラボ・パーティ:年間200時間
  物語のCD聴き込み 年間150時間:30分×100回=50時間(3ヶ月)を年3回
  テーマ活動 年間53時間:60分×53回=53時間
********************************************************
>>感想を掲示板へ
教育開発における財政支援と自助努力 10月19日 (金)
 昨日~今日、六本木の国立新美術館に隣接する政策研究大学院大学で、途上国へ対する教育支援の拡大と、その国が自立して行くための方策を考えるセミナー&勉強会が開催された。バングラデシュやカンボジアで、小学校教育支援活動を展開している私にとっても、常についてまわる深刻な課題である。

 バングラデシュの場合、わずかのパーセンテージを占める富裕層とその他の貧困層との間には大きな格差が横たわり、それが生活の質、教育の質へと広がり、更に大きな格差を広げていっているという現実がある。

 私が主催している小さなNGO(国際こども支援団体”H&H")は、バングラデシュの中でも最も貧しいと言われている北部地域で事業を展開しているのだが、幼いチャイルドレイバーや、日々の食べ物にも窮していて学校の事など考えられない状況の人々の中では、この教育支援活動は、本当に暗闇を照らすロウソクの灯のように、希望の光であるようである。この生活レベルの人々が、自力で教育費を捻出する事は不可能である。「ありがたい。」と教育里子の家族は言う。支援している子供たちを育てて、その子達に後を託すという大きな希望の星の下、この地で活動を始めて5年になるが、しかし、いつまで支援をするべきなのか・・?いつまでできるのか・・・?という命題はいつもついて回る。自国の事なのに、富裕層の人々の関心がほとんどないという現実をどう打開すべきなのか?そのような想いで、このセミナーに参加した。
◎国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand)↓HP
 http://www3.ocn.ne.jp/~m.labo/h/

 各国で活動しているプレゼンターの発表は、大体、我々の置かれている状況と似通っていた。多くの国で現地のNGOと協力・活動経験のあるドナルド氏(アメリカ人)の提言<底辺の底上げの必要性、ヒューマンキャピタル(人資本)の育成>が将来的自立に有効なのでは・・などと、自分のフィールドの事情に置き換えて考えながら耳を傾けた。沢山のアイデアを学ぶ事のできたセミナーだったと思う。
セミナー
(Rasheda氏(バングラデシュ)のプレゼンテーション)

 バングラデシュとカンボジアのプレゼンテーションがあったので、私にとってはリアリティそのものであった。お二人と知り合えた事で、これからコラボできるところはやって行きたいと思う。

 途上国支援は、ある意味、子育てと酷似している。後でゆっくり反芻してみると、基礎教育を浸透させる施策は言語習得などに使えるアイデアなども満載されていて、仲々面白く興味深い。
*****************************************************************
●10月18日セミナー「教育開発における自助努力と財政支援」

 10月18日(木)に政策研究大学院大学(GRIPS)、教育協力NGOネットワーク(JNNE)、名古屋大学、FASIDの共催で、セミナー「教育開発における自助努力と財政支援」を開催します。本セミナーは二部構成とし、第一部(13:00~15:00)では「教育セクターにおける経常経費支援は必要か?」と題し、バングラデシュNGOグループのディレクターであるRasheda Choudhury氏とDFIDのPeter Colenso氏をお招きし、教育セクターにおける経常経費支援の是非について議論します。このセッションでは、コメンテーターとして谷合正明参議院議員(予定、ODA特別委員会理事)、大西靖財務省国際局開発企画官、加納雄大外務省国際協力局多国間協力課企画官にもご参加いただきます。
 第二部(15:30~18:30)では「自立的発展のための政策形成」に着目し、タンザニア、カンボジアの事例経験をダルエス大学のEustella Bhalalusesa氏、プノンペン大学のKeng Chansopheak氏に、そして自主発展のための援助提言をブリガムヤング大学のDonald Holsinger氏にしていただきます。コメンテーターには、前出のChoudhury氏、Colenso氏に加えて、アジア開発銀行の廣里恭史氏をお迎えします。
 なお、言語は英語のみで通訳はありません。セミナー詳細、申込方法はGRIPSのWEBサイトのご案内http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/07Oct18/inviteJ.pdf をご覧ください。
*****************************************************************
<余談>
 会場が、国立新美術館の隣だった事を、会場に着いて初めて知った・・。あぁ~・・、わかっていれば、少し早めに来て、美術展を観る事ができたのに・・。建物を横目で見ながら、会場へ。
 とっても残念・・(T_T)・・。
国立新美術館
国立新美術館
>>感想を掲示板へ
アッパレな仲間たち(^^) 10月17日 (水)
 今日は朝から一日アメリカ・ジョージア州からの訪問団のボランティア通訳で銀行や警備会社を同行訪問し、その後急いで、木花台Gのラボ会場へ駆けつけた。丁度、帰宅ラッシュ時で、会場到着が数分遅れてしまった・・・m(_ _)m。
 会場到着後、CDプレイヤーと絵本・CDなど一式入ったバッグを担いで大急ぎで公民館の部屋へ行くと、子供たちは既に集まっていて「先生、遅い!」と口々に言った。「ぼくたちヒマだったからセリフを書いちょった。」とRは言って、自分のノートを差し出した。「私も。」「ほら、見て、先生。」とA子とY子。早速、ノートを見ながら読み合わせが始まった。
 日本語パートのセリフだけど、CDを良く聴いているらしく、抑揚もCDさながらの出来で大したものである。自主的に、何も見ないで、自分のセリフを書き取った事だけでもアッパレ!アッパレ!!
「先生、今度はCDで動こう!」
遅れて着くのも悪くないものだ・・・(^^)、と、うさぎ穴の中のふしぎな世界で、6人のへんてこな仲間たち(木花台の小学生メンバー)と、楽しいひとときを過ごしたフェニックスであった。(現在、「ふしぎの国のアリス/うさぎ穴に落ちて」に取り組み中。)
>>感想を掲示板へ
ベビーサインおさらい会   6 10月15日 (月)
 ベビーサイン講座(10/1のフェニックスの日記参照)から2週間目の今日、ベビーサイン講座と同じ会場(栄町児童館)で「ベビーサインおさらい会」を開いた。前回、近藤先生の講座で心から満足して帰って行ったママと赤ちゃんたち・・・。その何人が、再びこの児童館に戻って来てくれるのだろう・・・。メールでの申し込みは数件あったものの、1週置いての開催なので、内心不安は寄切っていた・・。
 朝9時過ぎに会場へ向かう。Iテューターと遊具を片付けたりして、設営。少し遅れて、友人が手伝いに駆けつけてくれた・・。しかし、親子連れの姿はない・・。「今日は、3人で復習TIMEかも・・。」などと、冗談とも本気ともつかないジョークを言って笑った。
 その直後から、赤ちゃんを抱っこしたママが3人、4人、2人・・・お腹の大きなもうすぐママ・・・がやって来て、会場は2週間前の再現のようになった。
 近藤先生のようにはいかいけれど、ゆっくりと、先生のおっしゃった事を反芻しながら、1時間20分間、若いお母さんと向き合った。2週間前の講座から、すぐに実践に移しているママもいて、とてもなごやかな雰囲気で「おさらい会」は終了した。かわいく、たのしい、最高の時間だったヨ!!!
おさらい会

 29日には「あかちゃんとあそぼう」で、ソングバードやナーサリライム、そしてラボの理念を伝えようと思う。
>>感想を掲示板へ
老いを考える。 10月13日 ()
 伯母(父の姉)91歳の誕生日の今日、妹と二人で、伯母が入居しているケアハウスを訪ねた。足が少し弱っているものの、伯母は思ったより元気で私達を迎えてくれた。まだまだ社会問題や政治問題も対等に話せるほど、頭はしっかりしている。「Happy Birthday~♪」を歌って伯母の91歳の誕生日を祝った。
 同じケアハウスに、数ヶ月前から叔母(父の妹/86歳)も入居している。一人暮らしをしていたのだが、腸にポリープが見つかり切除手術をした・その後、一人暮らしに不安を感じ、どうせ入居するなら姉と同じ場所が良い・・と、同じ施設に入居を決めたようだ。術後の状態は良いようで、以前より痩せてはいたが、一人で歩く事もでき、思ったより元気そうで安心した。
 認知症の出ている方が多い施設なので(以前は伯母以外は全員)会話が成立しない。伯母は介護師さんの食事や入浴のサポートには感謝しながらも、いつも「ここにいると自分がおかしくなる・・・。」と言っていた。だから、妹の入居は、仲々会う事のできなかった妹ときちんとした会話が成立する事をとても喜んだ。現在、この施設の中で、認知症に罹っていないのは伯母と叔母の二人だけである。
 叔母はレクリエーションタイムが大嫌い。絶対の参加しない、と言う。幼稚園児のような事をさせられて、人生、何だったのかな・・と思う。「言葉遣いも幼児語で対応され、尊厳を踏みにじられたような気がする・・。」と叔母。頭に来るのがイヤなので、部屋で読書をしている、と言う。
 伯母は一応参加するのだそうだ。「計算などは頭の体操になってボケ防止になるかもしれないし・・。」と言う。「でも、1年生のような問題を、いいちいち『こうなのよね~・・。』と時間をかけて一つ一つ数えて時間をかけるのよね・・。単純な計算や右と左を繋ぐだけの問題、一目瞭然で分かるじゃない。介護師さんが答えがわからないのかしら・・?」と91歳の伯母。しかし、角を立てるといけないと思い、我慢して何も言わないのだそうだ・・。
 「こんなに生きる予定じゃなかったんだけど・・・、他人のお世話にならなければならなくなってしまった・・・。と叔母。「昔の人は早く死んでいたから、老人病にはかからずに済んだねぇ・・。」と伯母。
 今日は久し振りに姉妹二人以外の人との会話なので、どんどん溜まってたものが吹き出して来た・・。

 子供達を追い掛け回したり、山羊の世話をしたり、野菜を植えたり、裁縫をしたりしていた、40年前の伯母と叔母の姿がダブって見えた・・。

「また遊びに来るね!」と手を振る私達を、伯母と叔母は玄関まで送ってくれた。
>>感想を掲示板へ
国際協力関係セミナー案内 10月12日 (金)
 政策研究大学院他主催のセミナーに参加しませんか?途上国支援についての講座ですが、途上国が発展して行き、将来的には自立して行くという課程は、人間の成長と酷似していますので、現状分析と政策立案、自助努力を促す援助など、パーティ運営に役立つ事例も満載していると思いますよ(^^)。
 これから社会に、世界に飛出して行く大学生年代ラボッ子も是非!

 以下↓転送です。
*****************************************************************
10月18日セミナー「教育開発における自助努力と財政支援」

 10月18日(木)に政策研究大学院大学(GRIPS)、教育協力NGOネットワーク(JNNE)、名古屋大学、FASIDの共催で、セミナー「教育開発における自助努力と財政支援」を開催します。本セミナーは二部構成とし、第一部(13:00~15:00)では「教育セクターにおける経常経費支援は必要か?」と題し、バングラデシュNGOグループのディレクターであるRasheda Choudhury氏とDFIDのPeter Colenso氏をお招きし、教育セクターにおける経常経費支援の是非について議論します。このセッションでは、コメンテーターとして谷合正明参議院議員(予定、ODA特別委員会理事)、大西靖財務省国際局開発企画官、加納雄大外務省国際協力局多国間協力課企画官にもご参加いただきます。
 第二部(15:30~18:30)では「自立的発展のための政策形成」に着目し、タンザニア、カンボジアの事例経験をダルエス大学のEustella Bhalalusesa氏、プノンペン大学のKeng Chansopheak氏に、そして自主発展のための援助提言をブリガムヤング大学のDonald Holsinger氏にしていただきます。コメンテーターには、前出のChoudhury氏、Colenso氏に加えて、アジア開発銀行の廣里恭史氏をお迎えします。

 なお、言語は英語のみで通訳はありません。
セミナー詳細、申込方法はGRIPSのWEBサイトのご案内http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/07Oct18/inviteJ.pdf 
をご覧ください。
>>感想を掲示板へ
ラボッ子OGとの再会・・・シニアサイン・テーマ活動のヒント 10月11日 (木)
 「明日、看護大に用事で行くので時間ありませんか?」という看護師として働いているラボッ子OGから、昨日メールをもらってたので、時間を調整してファミリーレストランで会った。前回会ったのは、松崎P15周年にかけつけてくれた時なので、かれこれ4年近く前のことである。前回は看護大の学生だったMも、いつの間にか看護師歴3年目に入り、周りをみるゆとりが出てきたようである。自分の休みの日には、図書館に通ったり、自主研修講座に出かけたりしているそうである。
 ラボッ子だった時の話、当時のラボッ子達のこと、その子達の現在、テーマ活動のこと・・・etc・・・話は尽きない・・。

 「ねぇ、『シニアサイン』て聞いた事ある?」と切り出してみた。「いや、ないです。」とM。「相部屋に入院中のお年寄りの患者さんと、排泄の事を話したり状況を聞いたりする時、こんな事ってない?」と、私は大声で何度も「うんちは?」「おしっこは?」と言われて尊厳が奪われている事実が彼女の病院でも起きているかどうか訊ねてみた。「・・・あぁ・・そうですね・・、ありますね・・。でも、気がつきませんでした・・。」と彼女は答えた。「しっかりと相手の目を見ながら、ゆっくりと、少し低目の声で、サインを添えて、語りかけてあげると良いらしいよ。」と近藤先生の講和の請売りトークを伝えた。「確かに必要ですね、それ。」とM。

 「先生、大人のラボってあるんですよネ!またテーマ活動もしたいなぁ~って思ってたんです。また連絡しますのでシニアサインも教えて下さい。」とM。実は、現フェロゥシップのメンバーもシニアサインにとても関心を寄せていて(9/30の講座にも参加してくれたのだが)、「継続して勉強したい。」と要望されている。

 テーマ活動の中で使ってみるのも面白いかも・・・。ラボッ子OG・Mからヒントをもらっって一人納得のフェニックスである。
>>感想を掲示板へ
ぐーとぱーで話しましょう!ベビーサインin宮崎 2 10月01日 (月)
 私が「ベビーサイン」という言葉を初めて聞いたのは、カナダで暮らしている二女からだった。アメリカやカナダでは、妊娠するとParent(s)に対する親講座のようなものが始まり、その中で「ベビーサイン」も少し学習したそうである。ほんの数分であっても、幼い子供を一人で留守番させて外出する事の禁じられている北米では、子供の面倒を祖父母や友人、ベビーシッターさんにお願いする事も多い。赤ちゃんとママなら大体はわかるミルクやオムツの汚れの欲求でも、言葉が話せない赤ちゃんの気持ちを他の人にわかってもらえるのは、とても難しい。最近では、ベビーシッターや看護師さんや保育師さん達も共通のサインを学ぶ事により、赤ちゃんとのコミュニケーションがスムーズにできるのだそうである。病気の早期発見につながったり、悲惨な事件を未然に防ぐ効果もあるようである。

 ベビーサインは、赤ちゃんとママ自身のコミュニケーションにも役立っているようである。二女の息子ニコ(1才)は、まだおはなしができない。だけど、食べたものが美味しい時はほっぺをポンポンと軽く叩き、両手を軽く握って指先同志をくっつけたり離したりして「もっとちょうだい」のしぐさをする。お腹がいっぱいになると「ごちそうさま」をして、「もういらない」とイヤイヤをする。ベビーサインを使うと、育児のフラストレーションが減ったり、赤ちゃんの気持ちが早くわかって、母親にとっては便利なようである(笑)。

 最近、赤ちゃんの鳴き声にイライラしたり腹を立てたりして、赤ちゃんを投げ落したり殴ったりする痛ましい事件がよく報道される。
「何で泣いてるのだろう?」「何が欲しいのかしら?」と、赤ちゃんの気持ちが少しでも分かれば、そのような事は避けられたかもしれない・・。ベビーサインは、そんな不安からくる悩みや解決の糸口になるのではないだろうか・・?

 そんな思いから、シニアサイン講座の翌日(10/1)近藤禎子先生にお願いして、ベビーサイン講座開催の運びになった。シニアサイン同様知名度の少ない宮崎で、20組近い親子と指導者らしい方達の参加を得た。
「ベビーサインは育児を楽にしますよ。」と近藤先生は切り出され、サインを覚える事が大切なのではなく、赤ちゃんと向き合って、ゆっくりと、無理をしないでサインをつけて語りかけてあげる事の大切さを、若いお母様方に優しく語りかけられた。
  小さなお手々の手のひらを上に向けて、自分の前で軽くグーパーグーパーすると「痛い」という意味のサインになる。言葉の話せない赤ちゃんが、お腹を押えながらグーパーで「痛い」を知らせて尿道炎やその他の病気を早期に発見でき、小さな命が救われたこともあったそうである。。

 「『おはよう!』と『だっこ』と『ねんね』ができれば十分ですよ。しっかり赤ちゃんと目を合わせてサインをつけて話してあげてくださいね。」
近藤先生の全てを包み込むような眼差しに、若いママ達は安堵の表情を浮べていた。

 keikoさん、「Round and round the garden」と「This little pig went to market」、とても良かったです!ありがとうございましたm(__)m。

 折角、宮崎に根を下ろしたサインコミュニケーションの文化を育てて行きたい!
ベビーサイン

◎参考になるHP↓。
 http://www2.odn.ne.jp/~cdd23080/
>>感想を掲示板へ
九州初上陸!シニアサイン講座!! 4 09月30日 ()
 「耳が遠くなり聞きづらく、何度も大声で聞き返したり、やりとりした経験はありませんか?また、大きな声で話して、怒鳴られているみたいと言われたことはありませんか?そのような時、身振りや簡単な手話(シニアサイン)を使えば、目で確認できるので大声を出すことも、繰り返すことも少なくなります。又、失語症や認知症の人の中には、言葉で話せなくてもサインなら気持ちを伝えることができる人もいます。介護をする人、受ける人だけでなく、介護の仕事に活かしたい人、自分のために覚えていたい人、このサインを覚えて、いつまでにコミュニケーション豊かな毎日を送りたいものです。」

 まだそんなにコミュニケーションには困ってはいないものの日々老いてゆく両親、認知症療養中の知人やその世話に翻弄されている家族等々・・、高齢者社会の現実が身近な人々を通して私に周りにも、静かにしかし刻々と忍び寄って来ている。そんな時、keikoさんのHPで、近藤禎子さん(NPO法人 生活支援サイン代表」の温かく優しい思いの詰まった上記↑の言葉に出会ったのは、5月か6月の頃ではなかったかと思う。

 その昔、手話教室に通って一連の講座を終了した。同期の修了生は手話通訳士として、講師として第一線で活躍しているが、フェニックスの知識や技術は年々抜け落ち大部分は忘却の彼方へと去ってしまっている。しかし、かって学んだ拙い経験でも、少しは人生の先輩方のために、お役に立てるかもしれない・・。そんな事を思いながら、ある日、妹にシニアサインについて話した。「そんなサインがあれば、知的障害者の方々の気持ちを分かってあげられるかもしれない。」と、脳性麻痺の人の訪問介護をしている妹は言った。

 正直、見切り発車状態であった。一体どのくらいの人々が「九州初シニアサイン講座」に関心を寄せてくれるのだろう・・?地元紙に募集要項を掲載してはもらったものの、はたして何人の参加者があるのか・・・当日まで気の抜けない日が続いた。・・・そして、今日、名古屋から近藤禎子先生をお迎えしてしまう、という大胆な計画は幕を開けたのである・・・。

 「しっかりと相手の目を見ながら、ゆっくりと、少し低目の声で、サインを添えて、語りかけてあげると分かるのです。何度も大声で言う必要がなくなり、お互いイライラがなくなります。」「認知が進み、今まで歩んで来られた人生を全否定されているような方もいます。このような方でも、しっかり目を見てサインを添える事により、欲求が満たされ徘徊がなくなった方もいらっしゃいます。」「周りに聞こえて欲しくない事はサインで伝えてあげる配慮が大事。」近藤先生は、穏やかな声で、時にはユーモアを交えながら、経験に裏打ちされた事例をあげながら話して下さった。参加者の方々は頷きながら、一生懸命鉛筆を走らせながら、聴き入っていた。

 「昨年90才の母を見送りました。もう少し早くこのサインを知っていたら・・。」「主人が耳が遠くなって来ました。怒鳴らずサインをつけて話してあげようと思います。」「自分自身が高齢になってきたので、他人と話す時に今から学んで行こうと思います。」「これからも積極的に学んで行きたい。」など、講座終了後、多くの感想が述べられた。

 シニアサインは高齢者のためだけではなく、年齢・老若男女・障害の有無・人種や国籍を超えて、ユニバーサルサインとして発展して行く要素を沢山含んでいる。サインコミュニケーションは、平和で豊かな社会の実現へ向けての一石となるに違いないと期待している。
シニアサイン

こちら↓もどうぞ↓。
http://miccho.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/clip.cgi
>>感想を掲示板へ
<< 前の10件 | 次の10件 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.