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6/1から宮崎市立図書館で「バングラデシュ&カンボジアスタディツアーパネル展」を開催しているのだが、今日は、その隣の建物で、ゴールデンウィークに開催した「バングラデシュスタディツアー」の報告会を開催した。今回、展示場の隣の建物で開催した訳は、折角の展示を見て、話を聴いて欲しかったからである。
Cちゃんは、国際協力に興味のある中3の女の子である。自分の学校生活や普段の生活と自分の目で見たバングラデシュの子どもたちの現状を、素直な言葉で語ってくれた。彼女の報告記は得意のイラストが豊富な絵日記なのでわかり易い。「私たちが若い頃は日本のそんなっだったよ。」Cちゃんの話を聴いていた80代の女性が呟いた。
CDをもっと聴いて、英語をもっとマスターしなければ・・という気持ち高まったCちゃんである。
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早朝7時、仁川に着いた。10時半発の宮崎行きに乗り換えて、昼前には宮崎に着いた。宮崎の天気は曇り。気温は26℃で「真夏日」とか・・。しかし、フェニックスには涼しく感じる・・(笑)。
早速、県に経緯を報告し、全ての書類を渡す。それからその足で、研修予定の市立図書館へ赴き、現地報告と簡単に研修内容について打ち合わせ。
それが終わると、7/10~15来宮予定の、21世紀東アジア青少年大交流事業についてJICEのTさんと打ち合わせ。
今日は、水曜木花Gのラボの日である。打ち合わせ終了と同時に、アクセルをふかしてパーティ会場を目指した。
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カンボジアは摂氏36℃、真夏の太陽が輝いていた。暑い、暑い!!汗が噴き出して流れ落ちる。
「とても暑いですねぇ。」とあえぎあえぎ言っても「普通だよ。」と涼しい顔で返されてしまった。
今夏、県費研修生としてカンボジアのNGO職員を一人招聘する。ゴミ山の孤児保護施設で働く青年である。その為の様々な手続きのため、今回足を伸ばしてここまで来た。書類作成、研修の内容説明、大使館への訪問(ついでの複数機関への訪問も・・)。ビザ取得のための在留許可を取るための証明書が1通揃わない・・・。困った・・・。それが揃わなければ、手続きが遅れる・・。
「先週、頼んでいるんですけど・・。」と、研修予定者のリーさん。電話をかけると「来週の火曜日にできるそうです。」と困ったような顔で言った。いや、そういう訳にはいかない。わざわざここまで飛んできて、1通の不足も許されないのである。こちらの手続きが遅れれば、全てずれ込んでしまうのである、
「じゃ~、今から行って頼んでみましょう。」私はリーさんをせかして、トゥクトゥク(バイクタクシー)に乗り込んだ。事務局長さんに会って直談判。Amazing!15分ほどで書類を発行してもらえた。
全ての書類が揃った。ほっ(^^)。これで、今夜発の飛行機に乗れる。
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仁川まで来ているからには、もう一つ用事を済ませようと、フェニックスは昨夕プノンペン行きの飛行機に乗った。
シアトルから仁川を経由してプノンペンへ行く家族と同席することになった。80才を超えた老夫婦と息子夫婦や嫁達7~8名のグループの一行だった。一向は『久し振り』の里帰りの人々だった。
『久し振り』・・・
一行は、残虐なポルポト政権に翻弄された、カンボジア難民の人たちだった。言葉も通じない、生活環境の違う全くの未踏の地アメリカへ逃れて十数年・・。一生懸命、適応しよう、馴染もうと努力した十数年だったそうである。
「ポルポト政権下、死ぬと覚悟を決めた。」一番若い女性(40才くらい)は語った。「10人ずつのグループに分けられて過酷な労働をさせられた。お互いに一言もしゃべることはできなかった。しゃべると殺された・・・。」「露天で眠らされた。トイレもなかった。牛馬のように、立ったまま用をたした・・・。」と。女性の母親は戦火を生き延びて、故郷バッタンバン県で暮らしているそうである。数百年かかっても取り尽くすことのできない地雷埋蔵の多い地域である。
外国人として1ヶ月滞在ビザでの里帰り。親子・兄弟・親戚と再開し、「平和」を噛み締め涙することだろう。
カンボジアの人々は、殺戮の歴史を乗り越え、一生懸命頑張って、カンボジアの明日を造っている。
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ミヨンさん一家と近隣に住むラボ・ファミリーの方と一緒に、昔の建物を復元展示している所へ行った。
土壁作りの民家は、150年位前の宮崎の山合の民家(県立博物館民家園に展示)に少し似ている。違いは、オンドル用の焚口が部屋の下にあることである。建物の中央が中庭のように空いている。マキを焚く回数が多いので煙抜きのためなのだろうか・・???
それから、一山(イーサン)市内を一望できる小高い山に登った。久し振りの良い運動である。頂上でお茶を飲み、スナックを食べた。市中のビル街が眼下に見える。
お昼は、おいしい冷麺屋さんに案内してもらって、韓国冷麺に舌鼓。おいしいチジミ(韓国お好み焼き)も食べました!(^^)
それから一度自宅に戻って、しばらくは日本の手遊びなどを教えたりして過ごした。韓国の遊びも教えてもらった。
まだまだ、ゆっくりしたいけど、そろそろ空港へ行く時間がやってきた。2泊3日、一生懸命もてなしてくれたミヨンさん一家に手を振って、空港直行バスに乗り込んだ。ありがとう。また、きっと会いましょう!
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日本のラボのような青少年教育団体を韓国にも作りたいと、35年前に設立されたという社団法人韓国ラボ。今回の式典は、日本ラボ35周年と40周年に参加した韓国ラボ研究員の熱い想いから実現したのだそうである。
第1部:善行青少年表彰式に続いて、理事長挨拶、来賓挨拶etc・・・。
第2部;多言語合唱コンクール
このコンクールは審査員が点数をつけて評価し受賞対象のもの。どのグループもコーラスのレベルアップ以外にも、衣装や振り付けに凝っていたが、審査基準は、よくわからない・・。
テーマ活動に慣れている日本のラボっ子にとっては、もしかしたらコーラスだけだとちょっと物足りないかもしれないけれど「しっかり、きっちり歌える」という点は学びたいものだ。
我々日本からの参加者も、韓国ラボ研究員の皆さんと一緒に「ひとつしかない地球」を熱唱!
<伝統芸能サムルノリの演奏>
第3部:チャリティバザー
家々から持ち寄った物を販売し、売上金はユニセフ等国際機関に寄付するとか・・。日本のラボTも出品&購入。韓国語版「どろんこハリー」の絵本を500ウォンで買ったテューターもいたよ!
第4部:ソングバード大会
名称は「ソングバード大会」というのかどうかは不明だが・・・踊る!踊る!!とにかく、熱い!!!キムチパワー全開!
韓国ラボの皆さんとの交流会
<ミヨンさんのパーティのラボっ子・ラボファミリーたちと>
<時本理事長、バディのM.Nテューター、ミヨンさんと>
<懐かしい面々との再会>
「あっ、ラボっ子発見!」(@パーティ紹介パネル)
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宮崎空港からわずか1時間10分で韓国・仁川(インチョン)空港へ着いた。東京へ行くより遥かに近い。入国手続を済ませ、外へ出ると、熊本のみかんさん、K.Nテューター、バディのM.Nテューターが出迎えてくれた。3時までの集合時間に45分も余裕の到着。・・・でも、全国で最後の集合者だったけど・・ね(笑)。
松本会長、時本理事長、そして全国から集合したテューター方とバスに乗り込み、ホームスティ受け渡し会場へ。日本とあまり変わらない街並みだが、漢字のないハングルの看板が「韓国」を印象づける。
会場では、明日のイベントに備えて、リハーサルの真っ最中。
<説明をする松本会長>
私と伊丹のM.Nテューターのホストは韓国ラボ研究員のソ・ミヨンさん宅。優しいご主人と、可愛い2人の子ども達(小2・3才)。ペケスンニダ(はじめまして)。よろしくお願いします。
<ミヨンさん手作りのご馳走に舌鼓>
日が暮れても、子ども達は公園で遊んでいる。ウォーキングも盛んだ。私たちも、夕食後、近くのレイクパークへ散歩へ出かけた。
<ミヨンさん一家>
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久し振りの地区研。会場は都城市の古い公民館なのだが、思わず「この絨毯、張り替えた!?」と言って、みんな大笑いになってしまった。まだ連休中の後遺症で目の感覚が馴染んでないらしく、張替えやリフォームをしたかのように見える(笑)。う~~ん・・・重症か・・・(笑)
真夏のミャンマーでは、未だに軍事政権が各国の支援を受け入れずに、被害が拡大している。昨日は、中国四川省で大規模地震。どちらの被災地でも、一刻も早い救助活動が望まれる。
中国も、バングラデシュと同じでレンガの上に薄くセメントを塗って「一見鉄筋コンクリート」に見える建物が多く存在しているため、倒壊下敷きが多いようだ。ダッカも地震や地盤沈下が起きるとひとたまりもない筈。想像するだけで恐ろしい・・。
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今日から5回講座で「ベビーサイン講座」を開催する。
昨年10月1日、名古屋の近藤禎子先生をお呼びして1日講座を開いた。(10/1フェニックスの日記参照) これが好評で、継続を望む声があった。今年3月上旬に広島で講師養成講座が開催されたので参加し認定講師証を頂き(3/2のフェニックスの日記参照)、新年度になって社会福祉事業団や教育委員会の後援を得て、今回の5回講座の開催の運びとなった。
8ヶ月~10ヶ月の赤ちゃんと若いお母さんがやってきた。新米講師の声とサインをつぶらな瞳がじーっと見つめている。若いママ達は、ベビーちゃんと向き合い、サインと一緒に声賭けをしている。アイコンタクト、face to face、スキンシップが大切。ママも赤ちゃんもニコニコ。
<参加者親子のみなさん>
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帰国便で久し振りに読む日本語新聞のトップを飾る見出しは、110番通報の内容。「公衆トイレに入ったら紙がないと110番」「ゴキブリが出た。退治してと110番」う~~ん・・・モンスターペアレントと言い、モラル欠如が甚だしくなってきている・・。海外にうつつを抜かしている場合ではないのかも・・・と、日本の未来をも憂う・・・。
朝7時45分、福岡空港到着。タクシーで博多駅へ移動して、高速バスで宮崎へ。ACバスだヨ!あ~・・・、バングラデシュなんら、みんなが羨む事だろう・・(笑)。バングラデシュなら8時間はかかるであろう距離を半分の4時間で、ガタガタ揺れもなく宮崎を目指す。久々の山のある風景に心癒される。家が家の形状をしているのが嬉しい・・。午後2時半、宮崎駅到着。
入浴しながら洗濯機を回してリフレッシュ。そして、夕方は愛すべき未来を支える子ども達と「フレデリック」の気持ちを共有した。お土産の「ドリアンチップス」は大好評だった(^^)/。
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