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突然ですが、
もし、あなたが朝起きて玄関のドアを開けたとき、そこにザル山盛の牛糞が置いてあったとしたら、皆さんはどう思いますか?どう感じますか?失礼な!と怒りますか?
私が教育支援で関わっているバングラデシュの地域の子ども達の家だったら、きっと大喜びでアラーの神様に感謝することでしょう。WHY?何故なら牛糞は彼等にとってとても貴重で大切なものだからです。堆肥が畑の良い肥料になることくらいはご存知でしょうが、その他に利用法を思いつきますか?
6/1の日記にも描きましたように、私が教育支援で関わっているバングラデシュのある地域では、学校へ行く代わりに働いている子ども達がいます。彼等の中に「牛糞集め」を仕事としてしている子ども達が沢山います。道路に落ちている牛の落し物をザルに拾ってまわり、頭に乗せて運びます。ザル一杯になった牛糞を持ち帰ったら竹の棒やジュートの茎に手でキリタンポ状に塗りつけたり、団子状にまるめたもの煎餅状につぶして煉瓦壁に張り付けたりして乾燥させます。そして、それはご飯を炊く時の燃料に大事に使われるのです。また夜ともなれば寒さに震えています。村人は牛糞を竹やジュートの隙間に塗りこみ寒さをしのぎます。こんな時にも牛糞は活躍してくれるのです。牛は草食動物なので糞は繊維質を沢山含んでいるので良く燃えますし乾けばそんなに臭くはありません。
そんな事情を知らない人達が、関係ない地で無関係の人々の間だけで
①あなたは「牛糞」をもらって嬉しいですか?
②それは何故ですか?
③玄関前に牛糞を置く事についてどう考えますか?
というアンケートを作り、そしてその結果に基づいて「当事者抜き」で議論を重ね、牛の糞なんて汚いものを他人にあげるなんていうことは云々・・・と話し合い、「牛糞を集めさせないようにしよう!」という決定を下し動き出した人が居たとしたら、皆さんはどう考えますか?
バングラデシュ人であっても金持ちでガスや電気を使って生活している人の家の前に置かれていたら激怒するかもしれません。
実は、必要なもの、もらって嬉しいものは個々人によって異なるものです。皆さんにはそんな事を考えられるラボッ子に育って欲しいな~と思います。
これから国際交流へ出かける皆さんは、いろんな場合に「あれ?違う」「とっても腹が立った!」と日本の習慣や考えと違うことにぶち当ることがあるかもしれません。そんな時、自分の価値観や考えだけで判断しないで下さいね。 例えばアーミッシュと呼ばれる人の家にスティした場合は、自動車も電気もない1ヵ月を過ごすことになるかもしれません。そんな時は200年昔にタイムスリップして「大草原の小さな家」のローラになったような気分で過ごすととても楽しいと思います。誰でもできる経験ではないんです。もし、そうだとラッキー!ですネ!
またアメリカやカナダは移民の国ですので、移民前の文化や習慣を大事にしていて、皆さんのイメージしているアメリカやカナダとは違うかもしれません。同じかもしれませんけどね・・・。そんな時大切なのは、自分の価値観を押しつけないこと!相手の身になって考え思いやること!です。そうすれば、楽しく有意義なホームステイを過ごすことができる筈です。
事前合宿が近い、今年国際交流に参加するラボッ子に対してのメッセージです。どこへ行っても違いを認め合い尊敬し合える人間になって欲しいなぁ~!と思います。Have a nice stay!
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週末(6/12~13)シニア合宿(南)へ行ってきました。鹿児島と宮崎の高校生が約30名集まりました。
今年のプログラムは「必要なもの(こと)は何か?」「何故そうなのか?」その場の状況を的確に判断して自ら考え行動するよう(ケーススタディ)組まれていました。そして2人ずつペアになってキャンプのシニアのシュミレーションを行いました。二人で話し合いながら朝の集いの計画を立てたり、テーマ活動をキャンパーとどう進めていくのか実際に交互にシニア役になったりキャンパー役になったりしながら「シニア体験」をしました。それかた参加者みんなでその事にたいして意見を言い合い、真剣にかつ楽しく学び合いました。大学生コーチの準備も良くできていて、また大学生コーチ2人の人柄も手伝ってかとても良い研修会になりました。
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「先生、双石山登山をしよう!」「そうそう!城がある山のイメージだよね!」「岩場の感じがあの山のごつごつした感じと似てない?」
7月17~20日のいずれかの日に登山決定。はぁ~28~31日はサマーキャンプなのに・・・(心の声)(-_-;)
「合宿もね!」「うん、がんばらなくっちゃ!」
子ども達は日々学び合って成長している。テュ―ターは子ども達に引きずられながら「その日」を迎えることになりそうだ・・(笑)
「発表会後は焼肉パーティね!」など・・と、自立したラボッ子とご父母の皆様に支えられて今日の私がある(笑)。(*^▽^*)ノ"
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「先生、もう場所取りましたからね!」と、朝から父母会長のTさんから電話があった。「場所」というのは、6/4の日記でも述べた「松崎P15周年記念発表会」の会場のことである。昨夏の予定から1年が経過し、勝手にタペストリー作りも始まっているのに、当のテュ―ターはいつまでたってもラチがあかない・・・。そこで業を煮やしたお母様方が実力行動に・・・(笑)。
私が楽しかった「がらがらどん」in カンボジアの思い出にふけっている間に、外堀はドンドン埋められていく(汗)。
良く言えばおおらか、悪く言えば鈍感・・・、こんなテュ―ターを放っといては来年になっちゃうかも・・、とお母様方は本当に、真剣に心配始めたのだ(-_-;)。
時:8月22日(日)
所:清武町文化会館小ホール
果たしてそれまでに「太陽の東、月の西」まで行きつくことができるのであろうか・・・(^^)。
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2003年12月25日午前9時、宮崎から鹿児島から千葉から・・と、某NGO主催のカンボジア・スタディツアーに参加するために9名の若者が福岡空港に集結した。中学生4名、高校生1名、大学生2名、一般2名の計9名。参加者9名中ラボ関係者7名(現役ラボッ子5名、OB2名)Of course,「テーマ活動をやるべきよ!」と引率の私は「ヤル!」と心に決めた。
真冬の日本から真夏のカンボジアへ到着。電灯の周りを飛ぶ蚊や虫を上手に食べるヤモリくんを横目で見ながら、汗を拭き拭きカンボジアの鍋料理に舌鼓を打つ。カエルの唐揚げにトライ。「うん、おいしい!」「あ、結構イケル!」と面々。夕食後のミーティングの後、早速「三匹のやぎのがらがらどん」の練習。みんな小さい時から親しんでいるテーマ活動だけあって、ぽんぽん意見が出る。初体験でとまどっている二人も巻き込んで(しかも勝手に名前を呼び捨てにして(笑))「三匹のやぎのがらがらどん」はできあがった。明日はカンボジアの小学生の前で初公開!大きい声が出るかな?子ども達の反応はどうかな?とても楽しみ(^^)!
26日午前、プノンペン市のサマキ小に到着。ずしりと重い支援物資を手分けして校舎に運び入れる。教育長・校長先生の挨拶に続いて贈呈式。それから授業参観。
休み時間、木陰で、いよいよカンボジア初公開「三匹のやぎのがらがらどん」の発表の始まり始まり~♪ 子ども達は地面にしゃがみ、何が始まるのか・・と好奇の眼差しを向ける。まずは円陣を組み、お馴染みのエール。「テーマ活動ガンバルぞー!」「バー!」ん?(・_・?)ハテ?「バー」て何?Because,カンボジアの言葉では「オー」が否定の意味を持つのでYESの意の「バー!」に変えてのエール、カンボジアスタイル♪ トロルが大うけ!ワーワーキャーキャー喜んで拍手喝采!大ヤギも大人気。言葉は通じないけれど、満面笑顔の子ども達に囲まれて、距離がぐーっと縮まった。
一日目公演大成功に気を良くした一向は翌27日、二つの孤児院で上演。回数を重ねるに従って、どんどんツボを心得て上手くなっていく彼等。巻きこまれた二人も楽しそう(笑)。子ども達の歓声がこだまする。
いゃ~、楽しい旅だった!!!(*^▽^*)ノ"
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昨年末、私は支援文具200kgを携えてカンボジアに居た。
ナント、ラストサムライのDVDが2ドル(USドル)で店頭に並んでいた!日米で公開されたばかりだというのに! 昨年末(12/25~1/1)日本の若者(中1~23才)とカンボジアを訪問した時のことである。DVDの表示の脇にDIGITALLY VIDEO COMPACT DISK(CD) と小さな文字。みんな大笑い。アジアに生きる人のたくましさを見た。
帰国して観てみると中国語字幕の明らかに映画館でVIDEO撮影されたとわかる映像が・・・。しかも撮影現場での発覚を恐れてか、映像が斜めになっている(笑)。人物は細身で長~い。エンドロールが始まると画像が揺れ始め突然「END」の表示、そして終了(*_*)。ラストサムライVCD(VIDEO CD)にしたたかに生き抜くカンボジア人の一面が垣間見える。
コピー教科書を使う大学生。コピー屋さんが白黒コピーにハードカバーをつけて製本してくれる。学校の「図書」も主流は白黒コピー本。書店にも堂々とコピー本が並ぶ。物が不足しているこの国では著作権はまだまだの現状である。
プノンペンの目抜き通りに一昨年から信号機が設置された。赤信号の横に数字の60が表示される。60・59・58・・・3・2・1そして青信号。信号停止のバイクからはカウントダウンの合唱が聞こえてくる。信号が変わると同時に交差する通りの信号が赤信号になり同じく数字を表示する。キチンと信号に従って走行する車両。市民に向けて交通信号遵守教育が進んできている。
戦後13年、カンボジアの人々は明日に向かって一生懸命生きている。
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川原一之氏(アジア砒素ネットワークダッカ事務所長・<参照>6/6の日記)に1月にダッカで会った時「ラストサムライ?ああ観ましたよ!」と言っていたのを思い出した。氏がAAN掲示板に「ラストサムライ」をダッカで観た(^^)時の様子が書いてあるとてもinterrestな内容である。納得したり、笑ったり・・・(^^)♪
「倫族より先に”ザ・サムライ”を観たぞ」
http://www.asia-arsenic.jp/bbs/wwwforum.cgi?id=1&az=msg&number=8&page=
川原氏はダッカから「川原一之のKK-Pakan通信」を発信している。
http://www.asia-arsenic.jp/db/kk-rakan/output/output001.php
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人は水なしでは生きることはできない。たとえそれが汚染されていようとも・・・。1971年、24才の若い新聞記者は宮崎で土呂久の砒素被害と出会う。高千穂の奥の自然の美しい村で人々は苦しんでいた。住友金属鉱山を相手に訴訟を起こし(1975)最高裁で和解(1990)と、その後20年間川原一之氏は被害者と共に歩むことになる。そして、現在、氏が土呂久に出会った年にパキスタンから独立したバングラデシュで、アジア砒素ネットワーク(AAN since 1994)事務所長として、土呂久での蓄積を基にバングラデシュ国民の安全な水確保に奔走している。30年間の体験に裏付けられた信念の強さ、「苦しみを共にして歩むよろこび」とさらりと言ってのけられる氏の笑顔に勇気をもらった一日だった。(川原一之氏一時帰国中)
次はバングラデシュでお会いしましょう!
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「8月に公演されるミュージカル『撫子』への出演が決まった。」
ユウキから短いメールが届いた。
オーディションで歌う曲の楽譜は楽譜は32頁。それを1週間で歌えるようにしなければならない。彼はPCに楽譜の全ての音符を打ち込み、自動演奏(へぇ~、こんなコトできるんだぁ~!(*_*)!!!)→CDに収録し、それを聞きながら練習したと言う。耳から学ぶ方が数百倍簡単!ラボテープ(CD)で培った技で掴んだ「初ミュージカル」出演!Anyway 頑張って!
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昨年のうちに済ませる予定だったパーティ15周年行事がのびのびのび・・・となって今に至ってる・・。パーティTシャツだけは昨年の夏に完成して、みんなそれを着用してサマ―キャンプへ出かけて行った。夏のうちに、高3のMくんが居るうちに、と思っていたのだが、他の行事がどんどん入ってきて、半ば流れたようになってしまっていた。
ところが昨年末頃から、業を煮やしたお母様方がタペストリー製作を始められた。パスしちゃおーかな・・・と頭の隅で擡げていた私の考えの芽は、あっさりと潰されてしまった(-_-;)。
でも、さて時期はどうする?いつにするの?できればMくんが大学進学して行く前が良いが、とても時間が足りない。お母様方が話し合って下さって、今回は(初めて!)国際交流参加者のいない「夏」にしよう!ということに決定。予定日から1年以上経過、16年目に突入しちゃうけれど、またまたラボッ子やご父母の皆様に引きずられるような形でやっと15周年の日程が決まった。夏休みなら3月に卒業したMくんも戻って来て「最後の華」を飾れるかな・・?OBたちも帰って来てくれるかな・・?少~し楽しみがでてきた。
でも、テーマ活動は仲々進まない。太陽も月も影さえ見えない・・・。雲の中に隠れたままならぬ状態。兆しすら見えぬ・・・。う~ん、夏になっても霧が晴れないかもしれない。困ったぞ・・。通り抜けるしかないようだ。はてさて通りぬけられるものだろうか・・・。こんな状態がもう3ヶ月続いている・・。
ところが、今日は少し霧が晴れ、月明かりが見えた!太陽を感じることができた。この調子なら岩山を越えて、風の助けを借りるのかどうかは定かではないが、何とか「太陽の東、月の西」に辿りつくことができるかもそれない・・。ラボッ子を信じよう!(*^▽^*)ノ"
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