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この夏国際交流に参加したラボっ子(ことしは一人だけでした)が無事帰国したよの電話をくれた時の言葉は実に印象的でした。「テューター、国際交流ノートちゃんと書いてきたから・・・ホストマザーも結構書いてくれて・・・あの・・かなりいいと思いますよ。」なんて得意そうに報告してくれました。
国際交流ノートにつながる「英文1行日記 ジャーナルとりくみ」、これはパーティでもとても大事にしている活動で、数年前から、英文1行日記=ジャーナルがんばろう!といって、一番はじめに 私がノートをプレゼントしている。(今年はこだわりのノートということで、各自好きなノートを用意してもらっているが)
譲らない点は、「必ず一日1ページ使う」という点です。一日1行しかかかないのに、一日1ページも使うの?もったいない。と思われるかもしれませんが、やはり、それでよかったということが、今年帰ってきたラボっ子のノートをみてわかったことです。
壮行会の時、一日1行書きつづけたノート3冊が得意げに展示されていました。がんばったんだな~と思いました。中をひらくと本当に1行のことが多くて、これはもしかして私の示唆が間違っていたかもしれないとも思いました。
ところが、帰ってきてみせてくれた国際交流ノートには みごとに 毎日のように数行英語とその日の心の葛藤がかかれてあり、ホストマザーの日記もかかれていたのです。
日に日に彼の英文の量が増え、国際交流ノートの中でも成長がみられました。英語力もアップしてきたように思います。最後のページには、マザーから、Dear My Son, ではじまる文でその日の思いが書いてあり、とても感動しました。
パーティ内帰国報告では、30分も40分もしゃぺりつづけてくれました。合宿所にある大きな画面のテレビに、自分のデジカメ?ビデオ?を接続して、何百枚もの写真と説明、あるときは動画になって音声つき(自分がカメラマンで撮影しながら、インタビューして やり取りしている様子)でその時の様子を報告してくれました。
映像での報告は、臨場感たっぷりです。まるで、そこにいる私たち全員がオレゴンの生活をおくっているような気分になりました。この映像報告と国際交流ノート そして、親子国際交流感想文集の原稿で、いかに彼が「素晴らしい夏」を送ってきたかがわかりました。
高学年で、夜、そのノートをまわしながら、「すごいね~去年のヒデキたちのもすごかったけれど、ことしのもすごいね~」といっていると、ヒデキがぽつんと、「俺、国際交流ノートの上の言葉、毎日読んでた。」といいました。するとだれかが、そうそう!なんてみんなでうなずきました。
ホームステイ先で、夜、ひとりでその日を振り返るとき、きっと先輩たちがかいてくれたはげましのメッセージが、ひとりひとりのこころに刻まれていったのでしょう。「ひとりだけど、ひとりではない。みんながんばってきたんだ。自分もここでがんばろう。」という感じでしょうか。
そうやって、ひとりで(精神的には ひとりではなく) 4週間やってきて、その自信を持ち帰ってくるのですね。
いよいよ、2005年の「ひとりだちへの旅」の活動がはじまります。パーティからは、女の子二人が参加意思を表明しました。カウンセリングでそのノートの大事さを伝え、「こだわりの一冊」を用意するようにいいました。
一人の女の子は、その次のラボの時に、ちゃんとすてきな日記帳をもってきてくれました。1日のページにはたくさんのことが書かれています。
カウンセリングに参加した2006年度参加予定の子も早速かわいらしいノートに1行英文を書いてきてくれました。そしたら、ついでに、妹の小学校3年生の子もはじめたらしいとのこと・・・
少しずつ 英文1行日記がパーティにひろがっている感じです。一日1ページ
最初は日付だけでも英文1行だよ!ではじまるジャーナル、来年はどんなすてきな国際交流ノートをみせてくれるのか また、楽しみです。
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満員御礼~大盛況!「ベビーサイン講座」 遅くなりましたが、8月18日(水)「ベビーサイン講座」の実施報告をします。
1 「ベビーサイン」との出会いは 『ひろば@LABO』から
毎日『ひろば@LABO』の自分のHPの手入れをしながら、新着情報をチェックしています。『ひろば@LABO』は遠隔地のものにとっては教務そのものです。さまざまなテューター歴や会ったこともないテューターと、まるですぐそこにいるかのようにやりとりできます。おたがい自分の空いている時間に出入りしますから、少しの時差はありますが、ラボという共通のベースをもちながらの話は本当に楽しく意義深いものです。
中でも私のだいすきなHP「ことばのひろば」で、いつもおしみなく全国に情報を発信してくださっているのが、中部支部の榊原テューターです。榊原さんとお会いしたのは、ヴァージニア州での日米国際フォーラム・ファシリテーターミーティングでした。その時は一瞬の出会いで、素敵な方だなぁという印象だけをもって帰ったものです。その後ひろば@LABOで名前を発見した時、再び出会えたという喜びと、HPを拝見してラボっ子たちとの活動展開のダイナミックさに驚きました。なんとすごいのでしょう。もちろん、地区や支部の情報も発信してくださっているので、パーティ活動だけではなく、支部の活動内容の深さや活発さを他支部でも感じ取ることができました。
そこには、「ベビーサインの本」出版の話(著者は近藤禎子さんで榊原テューターのお姉さま)、ラボっ子のイラストの話、にいなちゃんの話(ベビーサインを習得中の赤ちゃんですばらしい事例が報告されています)が紹介されていました。読んだ瞬間、これからこの時代が来ると予想しました。はやくこの勉強をしたいと思いました。それで、すぐに、HPに書き込みをいれました。「いつか山梨にきてください!」と・・・そうしたら、すぐにでもきてくださりそうな嬉しい返事がかえってきました。地区でもプレイルーム年代の入会が増え、この年代のプログラムの研修の必要性を感じていましたし、私はラッキーにも地区代表です。すぐに、地区の9人のラボ・テューターのみなさんに「夏活動の一つのプログラムをさしかえて、ベビーサイン講座開催というのはどうでしょう」と提案しました。すぐに了承が得られ、ラボ・パーティ山梨地区研究会主催の「ベビーサイン講座」の実行委員会をたちあげることになりました。
2 満員御礼!~大盛況 「ベビーサイン講座」
何回も近藤先生・榊原テューターとメールで打合せをしながら、案内チラシづくり・配布方法・宣伝・取材依頼・後援依頼・当日のプログラム・当日のレジュメ・研修内容などをすすめていきました。地区研主催ですので、費用も自分たちで確保しなければいけません。定員は、講師の先生と相談し、
0才~2才未満親子連れ30組、その他関係者30名としました。定員をオーバーしたら抽選もあり!としました。
案内チラシ1000枚【パーティごとの連絡先が入った10種類のチラシ】の印刷をラボセンターに依頼し、各パーティを経由して手配りしました。新聞や子育ち情報誌に掲載してもらい、広く一般にもよびかけました。テューターの協力のもと、定員はたちまち大幅にオーバーになりました。電話の向こう側で「まだ、間に合いますか?是非お願いします!」との熱心なお願いに、「ベビーサイン」にたいする関心の高さを感じました。
最終的には、親子連れ44組、その他関係者には、保育関係者、幼稚園経営者、妊娠中の方、ラボ会員保護者、テューターなど17名の参加があり、会場は赤ちゃんだらけのラボにとっては、あかるい未来を感じるような風景となりました。(ここにいる赤ちゃんがみんなラボっこになったらすてき!と思いましたとも!)
3 グーとパーで簡単!! 「ベビーサイン講座」
8月18日(水) 午後1時~3時 山梨県国際交流センター大会議室
講師の近藤禎子さんと榊原ラボ・テューターのティーム・ティーチングで、講座をすすめていただきました。
講座内容は以下の通りです。(近藤先生のレジュメから・・・抜粋)
【ベビーサインを始める前に】
【アイコンタクトからスタート】
【ベビーサインで会話】
【ベビーサインの効用】【
【ベビーサインから話し言葉への移行】
近藤先生が、講義と実技(ベビーサイン)を展開しながら、合い間に榊原テューターによるナーサリーライムで親子で手あそび、リラックス!
最後は質疑応答で終了し、自然発生的にその日本を購入なさった方々へのサイン会となりました。
4 新聞に載った主催者名! ラボ・パーティ山梨地区研究会主催
ラボを広く知ってもらうために、いろいろなことをやっていますが、なかなかうまくいかないことが多い中、「ベビーサイン講座」という名前でたくさんの方々にラボを知ってもらうことができました。榊原テューターがちょっとした間にラボの話をしてくださり、エンディングの音楽が流れる中でも、「ラボの宣伝をしないの?今がチャンスよ!」といっていただき、思いがけずラボのことをお話する事が出来ました。大きな新聞記事になり、山梨県で広く読まれている山梨日日新聞の生活欄に大きく掲載されました。「ラボ・パーティ山梨地区研究会主催」という1行を発見した時は、嬉しくなってしまいました。今ブームのベビーサイン講座を開催することは、テューター研修にもなると同時に広くラボをひろめるよいきっかけになると思いました。
取材は、他にも、朝日新聞、テレビ局の取材があり、それぞれ掲載、放送されました。
5 講座を通じて感じたこと
近藤先生は、「ベビーサインはもともとホームサインで、皆が使っていたもの」とおっしゃいました。実際にベビーサインを教わったところ、そのほとんどが、現在使われている日本の手話と同じということがわかりました。身近に聴覚に障害をもっていらっしゃる方がいなくても、ベビーサインを勉強することで、手話を知ることにより、コミュニケーションすることができるようになります。
ベビーサインを身につけた赤ちゃんの話も印象的でした。言葉をはなせない赤ちゃんもちゃんと意思表示ができるらしいのです。「やっと言葉をおぼえて話せるようになったと思ったら(中学生ころになって)また、しゃべらなくなるんですね。」と先生。まったくその通りです。しかし、そこで、「小さい時(赤ちゃんの時)しっかり親子でコミュニケーションをとっていれば、わかるはず・・・大きくなって困っても、よく観察すれば、その子はなんらかのサインをだしているはず!」と続けられました。
コミュニケーションは、言葉のない赤ちゃんの頃から存在する。それを読み取れるかどうか、また、大きくなってしゃべらなくなったこどもたちがだしているサインを、どれだけよみとれるかどうか、私たち大人が試されているのではないでしょうか。
今回の講座は、赤ちゃんとのコミュニケーションでしたが、その内容は青少年とのコミュニケーションにもつながる大きな示唆があったような気がします。たとえば、総合ノート活動でこどもたちが書いている絵や活動中のちょっとした発言、しぐさをどれだけテューターが読み取れるか、また、中高大生にあっても、その発言や行動の端々にいろんなこと(サイン)を発信しているのではないでしょうか。それを読みとり、感じとることも、21世紀をになう青少年を励ます教育になるのではと思いました。
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keikoさんのHPでいつも紹介される「ベビーサイン」について、いつも関心をもっておりましたが、この度8月18日に山梨地区では近藤先生をお招きして「グーとパーで簡単!! ベビーサイン講座」を開催することになりました。
0歳児とグーとパーでコミュニケーションがとれるなんて夢のような話です。(あ~はやく習ってためしてみたい!でも、あかちゃんがいない~!まご?孫?お近くの方は研修がてら是非いらしてください。近くないかな~?以下が案内チラシの内容です。たくさん応募があるといいです。)
グーとパーで簡単!!
ベビーサイン講座~赤ちゃんと手で話しましょう~
日 時: 2004年8月18日(水)午後1時 ~ 3時
会 場: 山梨県国際交流センター 大会議室
会 費: 800円
講 師: 近藤禎子先生【名古屋市認定手話通訳者/毎日文化センター講師】
定 員: 0才~2才未満のお子様連れ30組 その他関係者30名
〆 切: 8月1日 応募者多数の場合、抽選とさせていただきます。
お問い合わせ:0551-28-5489 まんぎょうまで
または、左の「メッセージを送る」からお申し込みください。抽選になることもありますので、電話番号をかならずお書きください
主催:ラボ・パーティ山梨地区研究会
後援:(財)山梨県国際交流協会
ベビーサインとは、まだ声による言葉(音声言語)を発することができないこどもと手を使ってコミュニケーションをとる育児方法です。言葉をうまく話せないこどもが手を使って自分の要求、感情を伝えることで、こどもはもちろん親のストレスも解消します。
また、ベビーサインを覚えたこどもは、その後の言語の取得に効果的と言われ、米国の児童心理学者の実証によると3歳児で4歳児レベルの知的発達がのぞめるそうです。
この度は、日本の手話をもとにベビーサインを考案されました近藤先生をお招きました。
手話通訳やべビーサインなどの講師としてテレビやラジオ、各地の講演会でご活躍中です。
ベビーサインを学んで、グーとパーで、赤ちゃんとお話してみましょう。未来のママやパパ、現在子育て真っ最中のママ、おばあちゃま、保育を勉強中の学生、乳幼児保育関係者など、関心のある方はどなたでもご参加ください。
おしらせをもう一つ、
はらぺこあおむしオリジナル絵本キットを紹介します。MSのおみやげなどにいかがですか。
地区壮行会のパーティごとのバザーで 一個100円で売りました。色画用紙1枚に6つの円(CDでぴったり6枚とれます)色は赤(顔)、緑と黄緑(ボディ)最後の黄色には a beautiful butterfly!をかきます。Sunday Monday~などの曜日を英語で書いておき、下の部分には自分でりんごを1こ、なしを2こ~というふうに絵を書き入れ、世界に一つの絵本をつくります。つなぎめには パンチで穴をあけ、毛糸でむすびました。ですから いちまいのCDのように簡単にたたんでしまうことができます。いかがでしょう。茶色の画用紙もいれて 【ちょうちょ】の前に 【さなぎ】 もつくればよかったかなとも考えています。
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私は記録が苦手です。先々のことを考えてたりするのは大好きなのに、終わったことをふりかえったり、思い出を懐かしむということはあまりしません。ですから、テーマ活動をビデオにとったり、写真におさめたりするより、自分でその場を楽しむ方が好きです。
でも、時代も時代、HPには画像がふんだんにとりいれられ、訪れる私も字ばかりより、画像がはいっている方がわかりやすいです。雄大な眺めに心がなごみ、活動のようすはこどもたちの表情までもが伝わってきます。ビジュアルな小道具紹介は本当に助かります。
そこで、今回の東京支部テーマ活動発表会出演を機に、あたらしいビデオ(デジタルなんとか~)というのを購入し、主人にとってもらい、発表後にそれを見ることにしました。会場でどの子の成長も見逃すまい!と目をみはって確認したことに加え、自分の目がいっていなかったところも見ることができました。また、業者さんにとっていただいた記念のアルバムには、各自のかっこいい!表情の写真が掲載されていて、やはり、人間の記憶はその時の感動をそのまま全部ファイルしきれないと思いました。ましてや、演じている本人たちにとって、自分のかっこいい表情はそういったもの(ビデオや写真)で確認するしかないですものね。
西遊記のテーマ活動の記録、まとめました。先に書いた日記と重複している部分もありますが、自分の今のテーマ活動に対しての心境をまとめることができてよかったと思います。
「あの時あの子いいこといったんだけどなぁ~」と感心した名セリフや出来事は、時間がたつとなかなか思い出せない。
ふりかえって、初めて気がついたことですが、今回の西遊記の発表は、テーマぎめから発表本番まで実に2ヶ月ちょっとだったということがわかりました。いつもはゆっくりとりくんでいます。でも、なんだか大きな力が働いてそういうことができたのだと思います。記録をまとめて、ラボっ子ってすごいな~とあらためて思った次第です。左のページにアップしましたので、興味のあるかたはご覧下さい。(日記と重複している部分もあります)
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「テューター、だいじょうぶだからね。ぜーんぜん、きにすることないからねっ!」
なんということだろう・・・
西遊記のエンディングの歌を踊りながら、今さっき起こったばかりのできごとが私の頭の中をぐるぐるめぐっている・・・そんな中で、孫悟空役をやった小3のAちゃんのその言葉に支えられて、私はその発表を終えたのでした。
5月9日東京支部テーマ活動発表会でこどもたちがりっぱに「西遊記~火炎山を越えて西へ~」を発表してから約1か月・・・間瀬パーティから20周年激励発表を依頼され、こどもたちと話し合って西遊記を再演することにきまりました。当日都合で発表に出られない人もいたので、役を入れ替えがあったり、自主的にナレーションを追加したり、ナレーターがへったりして、それぞれがバージョンアップしたり、キープしたりしてのぞんだ激励発表となりました。ナレーターが足りなくて私も出演することになりました。
なんてすばらしいのだろう!
再演だというのにこどもたちは、自分なりに工夫して進化をとげていました。発表一週間前の合宿リハーサルでは、ラボっこたちは私をうならせました。新しい役にもかかわらず完璧にセリフをいれてきたし、大きい子がぬけてもしっかりナレーションをキープして語っている。あらたにたくさんのナレーションに挑戦する姿やセリフはないけど役になりきっている姿に感動しました。また、グループごとの活動で 西遊記の通しをやると、そこにはいない孫悟空や牛魔王、鉄扇公主、村人、三蔵一行などが「おれおれ!わたし、わたし!」とやっていました。見事に英日でいえているのです。「あ~やっぱりこどもってすごいな~。自分の役やナレーションだけでなく「ものがたりそのものぜ~んぶ」を楽しむことができるのだなと思いました。なんてすごい能力だろう!私はといえば、真剣にとりくんでいるのだが、方向は反対でカンペははなすことできないでいました。みんなテューターがいちばん心配だと感じたことでしょう。場面のこまかな動きをやさしく教えてくれました。ときには「しょうがないな~」とほほえみながら・・・
ついに本番!自分のナレーション部分がやってきました。何回も練習してきたなじみのあるナレーション。それこそ昼も夜も寝てもさめても繰り返し練習してきたナレーション、しかも私はテューターですから音楽CDという武器ももっています。音楽CDにあわせ何回もあわせて完璧だった私のナレーション・・・のはずだった。いや、心の片隅に「万が一もしかしてということもある。うんうん このダダダダダダの音楽になったらなだ太子のセリフをいれて場をつなごう」とも思っていました。 「・・・・はげしく 牛魔王をせめたてた」(あれ? 牛魔王をはげしくだっけ)とつまらないことに気をとられ頭の中がこんがらがってしまい、言葉がでなくなってしまったのです。音楽はとっととすすんでいくし、場面も変わっていくのに私だけがとまっている!!悪夢を見ているようでした。あんまり私がとまっているので「がんばって~」の意味のありがたい拍手が会場からわいてきている。ついに、高1の孫悟空が代わりに「ナレーション」をいってくれました。それでもいえないでいる私になんとかきっかけをつくろうとナレーションをどんどんいってくれました。やっと私の中で話がつながり あのダダダダダダダのちょっと前の部分から復活することができました。
その後の私の心境は、おちこむばかり・・・できればこの場から消え去りたい思い・・しかし、牛魔王との戦いのシーンはみんなの迫力で乗り越え、ついに火炎山をこえることができました。とにかく西遊記の歌までしっかりやり終えないととの思いで精一杯でした。 その時 聞こえてきたのが タイトルにある私を励ますAちゃんのことばでした。ナレで助け舟をだしてくれた孫悟空にも「ありがとう。たすかった。でも、ごめんね~」というと「いや、あれはあれで楽しかった」といってくれました。あとで聞くと、鉄扇公主(サトキ)と「もしテューターが真っ白になってナレがとんでしまったら、俺か剛(孫悟空)でフォローしようぜ」と話をきめていたらしい。見抜かれていたか~!おそるべし、ラボっ子。それにしても、あれだけイメージトレーニングしてそうなってしまう大人(いや いっしょにしてしまったら失礼か・・ まんぎょうテューター)と毎日忙しい中にあっても本番にちゃんと力をだしきれるこどもの力 なんという違いであろう!
今回の激励発表は、これまでの15年をまとめる私の最高の研修となりました。ラボっこよ、ありがとう!
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これは、西遊記4話の鉄扇公主のセリフですが、今の私の心境はこんな感じです。5月23日にパーティの十五周年交流会"Oh, Happy Day!"を無事やり終えて、その時にこどもたちがりっぱに交流会をもりあげてくれて、とてもすばらしい会をやってくれました。その時の感動の様子を報告したり、当日都合でこられなかった皆様にもお礼の挨拶をこの日記でと思っているのに、私はもう一つ大きなことをかかえていて、なかなかすっきりと報告ができないでいますが、どうぞ、お許しください。とても心配なことがあるからです。
6月13日に近隣のパーティ二十周年発表会に激励発表をさせもらうことになり、こどもたたちと話し合った結果、支部発表した西遊記を再演することになったのですが、日程の都合で多くの子が発表にでられなくなったので、役とナレーター入れ替えや交代、追加をしたのですが、一つのナレーターだけはどうしても代わりが見つからず、ずっと心の中で「どうしたものか・・・?」と悩んだでいたのでした。
そこで、今から思うととんでもないことを考えてしまって、「そうだ。私も出させてもらおう!ひさしぶりだし、うれしいな!テューターの研修にもなるし・・・」と考えてついに、ラボっこにも許可をもらい、リハーサルにいれてもらったのが、昨日のできごとでした。一ヶ月ぶりにもかかわらず、こどもたちは、場面をほとんどおぼえてくれていて、大丈夫だったのですが、私はどうかといいますと、どの場面でも見事にういていて・・・リハーサル中「あぁ、どうしよう!こんなこといいださなきゃよかった」と後悔していました。=音楽つきのタイミングが大変重要なナレーションだからと思って自分なりに準備したにもかかわらず、目の前が真っ白になって言葉がでてこないのです。(カンぺ)をみながら情けなくすごしてしまいました。それに、こうだと思って動いた場面は方向が反対で・・・もちろん、ナレーターだけで出演するのは申し訳ないので全場面出演させてもらうのですが、今から心臓がドキドキしていて、こどもとは大違いです。あぁ、情けない~。そんな私に、こどもたちのなんと寛容であたたかいはげましの声!!!=わたしの思いはこどもたちの立派な発表をこわさないように頑張るのみ!あぁ~私にミラクルを!
願わくば、ナレがちゃんといえますように、場面の動きをわすれないように(とくに方角をまちがわないように)と祈るばかりです。一週間眠れない日になりそうです。
やはり、こどもはすごいと改めて思っている次第です。(セリフもナレーションもしっかりはいって、場面でもあのように動けることは すばらしいことです。) これを機に、ますますラボっ子を尊敬することになりそうです。
というわけで、なかなか日記を更新できない私、いろいろおめでとうのお言葉になかなかお返事できない私をお許しください。激励発表が無事終わりますように。
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山梨地区という遠隔地のパーティにとって、東京支部発表出演は「夢のような大きな舞台」です。その夢のような大きな舞台に上がり、無事「西遊記、火炎山を越えて西へ」の発表を終えることができました。なんとたのしかったことでしょう。場面づくりの苦しみはありますが、それもそれなりの楽しみです。元気よく発表することができました。
開設した当時のことを思い出します。ラボ・ライブラリーはすきだけど、テーマ活動をなぜやるのか。どこがたのしいのか、正直言ってわかりませんでした。15年目にはいり、ようやく【テーマ活動にとりくむ意味】と【それがこどもの成長にどれだけの影響を与えるのか】、そして、あんなに苦手だった【テーマ活動が実は一番楽しいことか】が 私の中で少しずつ解明されてきました。(ちょっと時間がかかりすぎ?)
今回の発表を通しての収穫はなんといっても、「母語的に言葉を習得するには、楽しく遊んで暮らせばいいのだということがわかったこと」でした。初めての方にはこれは一体何のことかさっぱりわからないことですよね。左のページ欄にラボの松本氏の講演記録を掲示していますが、その松本さんの講演の話が私の頭の中にあったので、2年前よりもっと気楽にとりくむことができました。なにしろ、私の仕事は「ラボっ子とライブラリーで楽しく遊んで暮らせばいい」のですから・・・
松本さんの話では、母語を習得する段階で、親は朝から晩まで日本語を教えたかというとそうではないはず・・・「ただ毎日たのしく遊んでくらしていただけでしょ」と指摘されました。そうでした。自分のこどもに日本語を意識して教えていませんでした。でも、こどもたちは日本語が上手?!!です。「そうか、一緒にたのしく遊んで暮らしていればいいんだ。」私の予測・・・教えないで、遊んで暮らす部分にラボ・ライブラリーがはいっていけばよいのではないかと・・。(ちょっと楽観的すぎます?でも、これってすごく気が楽になりますよ。ラボ・ライブラリーでいかにたのしく遊んで暮らすか考えればいいだけですから。)
ちょっと話が松本さんの本意とはずれてしまうかもしれませんが、私がラボライブラリーで遊んで楽しく・・・と考えている一方で、ラボっ子たちは、自然発生的に しっかり「遊んでくらしている」ことがわかりました。
彼らは、遊びの天才です。ちょっとした時間でも楽しくあそぶ術を見つけることができます。テーマ活動とりくみの間の【ブレイクタイム】をとことん楽しんでいるのです。でも、それはむだではないことがわかりました。・・・遊びの中で、ちゃんとグループ性をつくっていたのです。オーディションのときの長い特急電車のなかも「たのしい遠足のよう」ですし、審査がおわってからも、すぐにラボセンターで待っている間にカード遊びやともだちとのおしゃべり・・・もちろんラボ活動もやっているのですが、この遊びというか楽しい仲間づくりが テーマ活動を一つつくり上げる上で、もう一つの大事な要素だったのだということに気がつきました。ラボでいうグループ性とでもいうのでしょうか。
同じようなことを、公立小学校での英語活動にも感じました。ラボでは縦長の異年齢グループが大事といっていますが、小学校の活動はクラス単位です。でもクラス単位というのは、これまた「遊んで暮らしている仲間たち」なんですね。一緒に暮らしている間に、それぞれの性格や力を理解しあっているので、どこまで頑張るか、または限界かがわかっていて思いやることができるし、期待もできる・・・そういったあるベースみたいなものがあったから、数回(4回)の授業でラボ・ライブラリーの発表までできたのではないだろうか。これが、お互いにしりあっていない単発4回の活動だったら、とても発表までいけなかったのではないだろうか。仲間がいるから頑張れる。または、困っても助けてくれる・・・といった信頼関係ができているからこそ、あのようなおはなしでも力をあわせて発表までたどりつけたのではないだろうか。
だから、ラボ・キャンプでは野外活動があるのか?とか、ラボについていろんなナゾがとけていくうれしい感じがあります・・・(なんでもわかるのが遅すぎますかね) ラボっ子たちは、みんな忙しいはずなのになぜか合宿をしたがるのです。そんなにテーマ活動を深めたいのか。というと目的はちょっと違うような気がします。とにかく合宿があると、だいたい1時間半で、けがをしないようにとブレイクタイムをもっていますが、そのブレイクのとき、まってましたとばかりパワーアップするんです。え?疲れてるんじゃないの?と聞きたくなるくらい。ビーチドッジや野球やカードゲームなど・・・その積み重ねがテーマ活動とりくみの一方で存在している。こどもにとって、ラボの合宿やキャンプは、安全な場所で思いっきりあそんでもいいところ?なのかもしれない。
・・ということは、楽しい仲間、遊ぶ仲間、でもいっしょけんめいなにか(ラボ・ライブラリーにとりくむ)大切な時間もある・・・というようなことを積み重ねていけば、母語的に言語を習得できるのでは?なんて思いました。
いま、発表を終えておわったばかりなのに、こんどは秋の発表のテーマぎめに「テューター、6月5・6日は合宿にしよう!」とのラボっ子の声にまた、予約をいれている私です。これって うれしいことですよね。ね!。
最後に、この東京支部テーマ活動発表会開催にあたり、企画・運営・実施などにたくさんの実行委員の方々、ラボっ子、事務局、そして テューターの皆様、のご尽力があったと思います。こういった機会をあたえていただきまして、感謝の思いいっぱいです。ありがとうございました。
また、発表を見てくださったすべてのみなさま、そして、ラボにいつも深いご理解とご協力をくださる保護者のみなさまに、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。
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お蔭様で、来たる5月9日(日)に開催される東京支部テーマ活動発表会(会場:ルネこだいら)に出演できることになりました。15周年という大きな節目をそのように大きな舞台で迎えることができることは大きな喜びです。それと同時に私にとってのもう一つの大きな喜びは、パーティや地区の皆さんもこの発表会を共有できることの喜びを感じます。
発表会の会場まで近い方にとっては、発表会にでかけることはなんでもないことでしょうが、私たち遠隔地のものにとっては、支部発表会は「とても大事な日」です。毎年何十人もつれて 特急にのせてアリの行列のようです。素晴らしい発表を観ることが、一番テーマ活動を理解するのにいいからです。発表を見て帰った子たちはしっかりしたイメージを持っていますから、あたらしい目標ができるわけです。疲れるけれど心地いいという感じ。ですから、小学一年生でも 朝早くでて、発表を一つも見落とさず最後まで見てから帰ります。感想文もしっかり書いてきます。
今度は、出演できるのですから、こどもだけでなく保護者の方々にもその発表を見ていただくことができます。(バスをチャーターしていきますので他に行きようがありませんから)いつもはこどもだけが見ている発表を、親御さんにも他の地区の発表を見せることができます。その喜びは大きいものです。
「都合がつかないから行けないかも・・・」といっていた地区のテューターたちも、なんとか行けたらと思ってくれるようになって もしかしたら、見てくれるラボっ子の数も増えるかもしれません。地区のテューターやラボっ子が一人でも支部の発表を見てくれれば テーマ活動はよりいきいきしていくような気がします。
あと、3週間、課題は山積みですけれど、この「支部発表を共有できるよろこび」をエネルギーとして、あとひと頑張りしなければ・・・と自分を奮い立たせています。 こころに響く発表をめざして・・・
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スプリングキャンプがおわり、すぐにパーティ合宿と忙しい中にも、キャンプでもらった元気が私を支えていました。15周年記念にとりくんでいる西遊記もオーディションに出す部分が完成し、手なおしの合宿でした。とりくんでいるのは、「4話火炎山を越えて西へ」であるが、最後の音楽の後奏の部分がなかなかきまらないでいました。
テーマとしてあらわしたい「きぼう」をどう表現するかということを、時間をかけて話し合いました。結果、最後の場面は、孫悟空と三蔵法師を表現しようということになりました。孫悟空は誰もがやりたいあこがれの役、それを全員でやることにし、火炎山を越えて西へむかった三蔵が、ついに81の艱難辛苦を乗り越え、仏になっていくところが荘厳なまばゆいばかりのうつくしい場面となってしあがりました。
ちょうど、その時、その連絡がはいったのでした。主人から「お兄さんが亡くなったそうだ。」と・・・合宿はまだ終わっていない・・「とりあえず、合宿を終わらせてから?え?どうしたらいいの?」頭の中が混乱して、しばらく活動をしてしまっていました。気がつくと、先ほどつくったばかりの美しい場面がくりかえされていました。
ラボっ子たちもおかあさまたちも「テューターがいなくても大丈夫、はやくお兄さんのところに行ってあげて」といってくれたので、その言葉に甘えて荷物もそのままに、北陸にむかったのでした。北陸につくまで、合宿のようすやムリをしないようにとのあたたかいメールがラボっ子やおかあさまからはいってきました。本当にあたたかいものを感じました。
兄とは7歳はなれているので、けんかをしたおぼえもなく、ただ優しい兄でした。呉服屋をいとなんでいましたが、本当の専門店で兄がその人をみて「これです」と品をきめてしまうようなところがありました。私はその変なところが好きでした。独身で人の世話ばかりをして、私たちに与えることだけをして私が何もお返しをしないうちに、こんなにはやく仏様になってしまいました。天国で幸せになってほしいと願っています。
オーディションもせまっていて、いろいろなことをすすめなくてはいけないのに、ぼーっとしてしまっています。がんばっているラボっ子のためにも元気をださねば・・と思っています。
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ラボ・センターにこの夏カナダ・アメリカに出発するラボ高校留学生たちとご父母や送り出しテューターが集いました。財団の事務局が問いかける度に、「こんにちは!」「はい!」とそれぞれがちゃんと返事を返している風景が新鮮でした。「なんと初々しく、輝くばかりの高校生たちだろう!」と感じました。そして、彼らはアメリカ・カナダの1年留学にちょっぴりの不安を大きな夢と希望をもっていることがわかりました。今日のオリエンテーションを通して、やるべきことがそれぞれ見えてきたようでした。
パーティからは3人目の留学生送り出しですが、毎回緊張します。「どうかこの体験が よい方向にむかいますように!」と祈る気持ちはいつも同じです。ここでできた友だちは一生の友だちになることでしょう。今、カナダで頑張っているラボっ子もきっと大きく成長してくることでしょう。これからも「留学したい」と言ってくるラボっ子のためにも パーティ活動を充実させていきたいと思います。
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