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たいへんご無沙汰しております。
ご無沙汰しすぎて再開するのもお恥ずかしいのですが…(*_*)
再開します!
アップしたい話題はたくさんあるのですが、
なかなか時間がとれずに…
(時間は自分でつくるものですね…)
いい訳はさておき、
うれしいニュースです!!!
45周年を記念して、4月10日に東京で開催した教育フォーラム、
「学びあいが育むことばの力」を記録した本、
『佐藤学 内田伸子 大津由紀雄が語る
ことばの学び、英語の学び』が、
「日本図書館協会選定図書」に選ばれました!
(ラボ公式ホームページにも掲載しています)
選定図書って何?
…ということで、日本図書館協会の資料から、一部抜粋します。
【図書の選定事業(選定図書)について】
「年間6万点以上の新刊本の中から、
図書館がどの本を蔵書として選ぶかを決める図書の選択は、
図書館にとって最も重要な仕事であり、むづかしい仕事です。
特に絵本・児童書の選択は、子供たちに大きな影響を与えるだけに
非常に大切です。
協会の選定図書は、各分野の選定委員約50名が、
①「読書の自由」を原則とし、
②現物一冊一冊に必ず目を通し
③公共図書館に適している本として選択されたものです。」
ちなみに、その本に向いている読者対象を、
幼児から専門家まで8区分にわけて指示しています。
今回の本は、「大学一般」を対象とされています。
図書館にリクエストしたら、置いてくれるかもしれません☆
それから、それから…
この本、Amazonランキングで、3902位になりました!
先週は、4万位代だったのに、一気にランクがあがりました。
先ほど、大津先生の「たいへんなことになっている!」
というご報告で知りました。
ちなみに、このランキングは数分ごとに変化しているので、
私が確認したときは、4516位でした^^;;
ラボを社会に伝える、心強い助っ人になってくれそうですね♪
☆Yoshioka☆
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今朝の東京は細かい雨が降っていました。
雨の日は、あまり好きではありませんが、
そんな日は、ゆっくりと絵本を開く…なんていいですね~。
絵本…
じつは今週、息子の保育園で保育参観があり、先日先生から
「絵本の読み聞かせや手遊び、手品などを
やってくれるお母さんいませんか?」と呼びかけられ、
つい、手をあげてしまったのです。
絵本を読もうと思うのですが、なにを読もうかな~と、悩み中。
…といっても、
あれはどうかな、これにしようかな♪と、楽しい悩みです。
ちなみに息子は4歳。幼稚園でいうと年中クラスです。
息子に聞くと、彼のお気に入りのひとつ、
「『バムケロ』がいい!」と。
この『バムとケロ』は、島田ゆかさんのシリーズ(文溪堂)。
息子の友だちの間でも人気が高いようです。
私自身が、この絵本に出会ったのは、名古屋時代。
自分の誕生日に、自分への「ごほうび」を買おうと、絵本やさんへ。
岐阜にある絵本やさん、「大きな木」に行きました。
ここのオーナーは、元ラボの事務局。
「最近、人気の絵本はどれですか?」と聞いて、
彼が見せてくれたのが、『バムとケロの火曜日』。
色がはっきりした、マンガっぽい絵が、私のタイプではなかったので、
「え~??」と思いながら、ページをめくりました。
……え… おもしろい… すっごくおもしろい!!!
私への「ごほうび」として、わが家へやってきました。
その絵本が、いま、息子のお気に入りです。
それか… インパクトがありそうなところで、
夫に関西弁を特訓してもらって、
『じごくのそうべえ』はどうかな~。
(田島征彦著/童心社)
それとも… 子どもたちとの「やりとり」が楽しそうだから、
『ねぇ、どれがいい?』にしようかな~。
(ジョン・バーニンガム著/評論社)
それとも… 先日、Wテューターに、
小学生グループが『かさじぞう』に取りくんでいるようすを
お聞きしていたら、それもいいな~と。
ライブラリー聴いて、あの「語り」を練習しようかな~。
それとも…
もうしばらく悩んでみます(笑)
☆Yoshioka☆
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角川文庫&角川つばさ文庫から、管啓次郎さんの翻訳で『星の王子さま』が刊行されます。角川つばさ文庫の方の絵は、なんと漫画家の西原理恵子さん。すごいコラボレーションだなあ。詳しくは下記のリンクからご覧ください。
http://www.aoyamabc.co.jp/event/the-litle-prince-2/
それともうひとつ情報です。昨日(6月21日)の朝日新聞夕刊3面に、「鶴見俊輔、講演で震災と原発事故を語る」の記事が。
ラボ教育センター新書『「民際人」中浜万次郎の国際交流』(鶴見俊輔著)発刊の頃から、体調が思わしくないようにうかがっていましたが、講演をされるほどお元気になられたんだ、とうれしく思いました。
ドン・キハーラ
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今日は映画のご紹介です。
『小さな哲学者たち』
先月,神奈川と北関東支部で行われた内田伸子先生の講演会で,
先生がご紹介くださり,さっそくパンフレットを取り寄せました。
いまの私の心境は…
7月9日のロードショーまで待てないっ!
早く,この子たちに会いたいっ!
さて,どんな映画なのか,少しご紹介します。
舞台はフランス,パリ近郊の教育優先地区にある幼稚園。
ここでは,3歳から5歳の子どもたちが哲学を学ぶという
世界ではじめての取りくみが行われています。
幼児クラスを受け持つパスカリーヌ先生は,月に数回,
ろうそくに火を灯し,子どもたちを集めます。
子どもたちは,そのまわりに輪になって座り,生きいきと,
ときにおかしく,ときに残酷な発言をもって,
いろいろなテーマについて考えます。
たとえば,
「愛ってなに?」
「自由ってどんなこと?」
睡魔に襲われながらも,たくさん考え,話し合っていくうちに
湧いてくる“言葉たち”。
子どもたちは互いの言葉に刺激をうけ,他人の話に耳を傾けること,
意見が違っても,自分たちの力で考える力を身につけていく…。
こんなことが可能なのでしょうか???
テューターのみなさまなら,なんの疑問ももたないかもしれませんね♪
この映画は,パスカリーヌ先生の2年間の試行錯誤の取りくみを
追ったドキュメンタリーです。
子どもたちの力を信じ,
子ども自身が,その力を発揮できる環境を用意すること。
おとなの立ち位置。
家庭との連携。
(この映画では,子どもの成長とともに,
親が変わっていく,成長していくようすも描かれています)
見どころ満載! と期待しています。
とにかく,はやくこの子どもたちのキラキラした瞳と,
小さな口からあふれでる“言葉たち”に出会いたい☆
「私も!」と思われた方は,
一度,映画の公式HPをのぞいてみてください。
内田伸子先生もメッセージを寄せていらっしゃいます。
http://tetsugaku-movie.com/
☆Yoshioka☆
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6月11日の土曜日に新宿で、東京大学大学院の三宅なほみ先生(教育学研究科教授)の講演がありました。
これは、財団法人ラボ国際交流センターの付設機関である東京言語研究所の公開講座の一環です。ラボスタッフも7人が、受講しました。
演題は「学びの過程のことばを追う」
3時間の講演だったのですが、三宅先生は休憩もとらずに、多くの実践から得た知見を、思いを込めてお話くださいました。
印象的なことばをいくつかご紹介します。
「最近の学習についての考え方=TrainingとEducationを分けて考える
Training:無理やりやればできるようになる
Education:人の潜在的な能力を伸ばす」
「建設的相互作用を教室へ(この考え方はまさにテーマ活動と重なる)
・二人で考えたり問題を解いたりすると、自分の考えを見直すチャン スが増え、相手の解を「少し広い視野」から見直すことによって、
・各自が自分の考えを作り直し、その繰り返しによって深い理解(後 で新しい問題に応用可能な理解)が生み出される
・(ただし)同じ考えに収斂するわけではない」
「素材を用意し、環境を整え、子どもたちの力を引き出し、子どもたち 自身が自らの言葉でStoryをつくる授業を実現させていこう」
講座には埼玉県立総合教育センターをはじめ公教育の先生方も多く来られていました。「学び」のありかたを、より子どもの主体性が生きる方向に変えていこうと、先生同士、先生と社会人・研究者のつながりができ始めていることを実感しました。
ドン・キハーラ
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明治大学大学院教授で詩人、比較文学者でラボ・ライブラリー『太陽へとぶ矢』の制作にも携わってくださった管啓次郎さん(第一回ラボ国際交流参加の元ラボっ子)の最新刊『野生の哲学―アメリカ・インディアンに学ぶ』(講談社現代新書、マンガ家小池桂一氏とのコラボレーション)を読みました。
お薦めです。
「自分が暮らす土地についてよく知り、愛し、そこに生きる全ての生命に敬意を持って暮らすアメリカ・インディアン(ネイティブ・アメリカンと書かないのも筆者のこだわり)の生き方に学ぶこと」の意味を、透き通る風のような美しい文章で綴っています。
1989年、筆者がニュー・メキシコ大学の大学院生だったころから人類学者に学んだノートの蓄積や、2008年秋に漫画家の小池桂一氏とプエブロやナバホの土地をまわり、「土地の光につらぬかれ、風に吹き飛ばされる思いをした」記憶によって書かれた、詩的でスリリングな哲学の本です。
3月11日の東日本大震災と原発事故を受けて「千年後にヒトの社会が存続し、そのときヒトと自称しているわれわれが大地の美しさと生命に対する尊敬を保つためには、われわれは自然に対するばかげた戦いをやめ、手に負えない(そして確実にすべての生命を予測不可能なかたちで傷つける)巨大技術をみずから封印しなくてはならない」
そして、「そんな態度の転換のために、アメリカ・インディアンの伝統から学ぶべきことは、まだまだ無限にある。そしていわゆる「先進国」の中では、土地の聖性に対する感覚を最近まで比較的よく残していた日本は、『人類の自己収縮』という世界史的な課題のために、大きな貢献を果たす可能性をもっていると思う」と語りかけています。
先日書店で、やはり元ラボっ子の藻谷浩介氏の『デフレの正体』とこの管啓次郎氏の『野生哲学』が並んで平積みになっていて、なんだかうれしくなりました。
ドン・キハーラ
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5月21日、イタリア文化会館に谷川俊太郎さんと佐藤学先生の講演会を聴きに行ってきました。
これは渋谷のワタリウム美術館が主催、佐藤先生が監修する「驚くべき学びの世界展―北イタリア、レッジョ・エミリアの世界最高水準のクリエイティブな教育実践」の関連企画で6回連続の「子ども教育研究会」の第一回として行われました。
タイトルは「子どもの創造性―アートとしてのことばが生まれるとき」
はじめに、佐藤先生から「レッジョの教育」について映像を使ってのプレゼンテーションがありました。
「レッジョの教育は、創造的なアートの経験を創出しているだけでなく、創造性を表現する言葉を生み出しています。レッジョの学びは『子どもたちの100の言葉』を聴きとる大人との関わりの中でいとなまれています。」という説明に、思わずラボ・テューターを思い浮かべました。
優れた教育のいとなみに通底するものを感じました。
佐藤氏によると、ここで言うアートとは、芸術&技法の双方をさすそうです。お二人の対談から印象的な言葉を紹介します。
佐藤学氏
「おとなは子どもからたくさんの偉大なことを学べる」(『ファンタジーの文法』ジャンニ・ロダーリ著、ちくま文庫)より引用
「子どもは文化や価値や批判精神や詩の創造者であり、生産者」
「子どもの想像力を喚起する推進力と刺激に満ちた環境が必要」
「アートは生活に根ざした生きる技法。商業主義に対抗するもの」
谷川俊太郎氏
(絵本『もこもこ』を自ら読み聞かせしてくださいました。そして、)
「最初は売れなかった。大人はどう与えたらいいかわからなかったんだろうな。子どもたちが気に入ってくれた」
「絵から、らくらくとオノマトペが出てきた。子どもの身体感覚に根ざしているのかな」
(佐藤氏の「西洋の詩の言葉は天から降ってくるイメージだけど、谷川さんのは大地から言葉をもらって書いている?」という問いかけに)
「日本語は大地から生えてくる。自分はその生えてくる日本語の編集者。恐山のイタコみたい」
「詩は音楽に恋をしている。でも音楽がかかっていると僕は詩をかけないなあ」
「僕はいつも他者からの刺激で詩を書いている。他者との対話があり書いている。注文生産なんです(笑)」
子どものアート、言葉について、お二人の対話から刺激をたくさんいただきました。
詳しくは、下記のURLからご覧下さい。
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1104reggio/1104images/index.html#ev
ドン・キハーラ
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先日の全国教務委員会では、各支部のテューター研修について共有しました。
そのなかで、「後日談」が届いた九州支部の取りくみを紹介します。
九州支部では、5月24日に春の一日研修が行われました。
今回は、「ニーズ別分科会」。
6つの分科会があり、午前・午後でひとつずつ参加したそうです。
分科会は…
①プレイルーム
②フェローシップ
③MSサロン
④父母会のもち方
⑤子どもの意識化
⑥見せます、見よう 私のプレゼン、あなたのプレゼン
このなかで、もっとも参加人数が多かったのが「フェローシップ」。
フェローシップの活動をされているテューターのリポートをうけ、
意見交換をしたようです。
最後に、ワークシート「フェローシップへGO!!」に記入。
本日、そのコピーが届き、参加されたテューターの
「わたしのフェローやる気宣言」を読ませていただきました。
そこからは「いますぐやりたい!」「夏には…」「今年中に…」
フェローシップをスタートさせたいっというみなさんの熱い思いが
ひしひしと伝わってきて、うれしくなりました。
ひとつおもしろいな、と思ったのは、
ターゲットとして考えている年代や目的が、とても多様だということ。
「定年退職後の年代が、心開いて楽しく、身体も心もすっきりするため」
だったり…
子どもが入園したママたちを対象に、
「子育てが少しおちついて、時間がポっとできたママたちの
心のすきまをうめたい!」
だったり…
「学生時代英語嫌いだった人ほど、内心勉強したい思いがある」人たちへ、
これまで体験したことのない英語の楽しみ方を伝える
だったり…
どれもそうだろうな~、と思います。
対象も、目的もいろいろあっていいと思います。
ひとつ共通していえるのではないかと思ったのは、
「テーマ活動の力」は、おとなにも「効く!」ということでしょうか。
この分科会のリポーターテューターも、いちばんにいわれたのが、
「おとなもテーマ活動を通して成長していく」ということ。
きっとこの点に共感して、「私も!」と思われたテューターも
多かったのではないでしょうか。
九州支部、この秋はたくさんのフェローシップグループが誕生すること
楽しみにしています☆
ちなみに…
【予告!】
この分科会でのリポーターテューター、上城克乃テューターが
テューター通信「ラボっ子たちのいるところ」に、
今月から連載してくださいます!
フェローシップのテーマ活動のようすを中心に伝えていただきます。
みなさま、お楽しみに♪
☆Yoshioka☆
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ラボ教育センター教務局です。
念願の「ひろば@ラボ」をようやく開設いたしました。
これから、みなさんと共有したい情報や、メンバー(木原竜平、吉岡美詠子)のつぶやきをお伝えしていきます。
どのくらいの頻度で更新できますやら…。
どうぞよろしくお願いいたします♪
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