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4月からスタートした『Romeo & Juliet1,2幕』のテーマ活動の発表を明日にひかえ、今は担当テューターとして彼らがこれまでやってきた全てを舞台で出し切ってほしいと祈る気持ちだ。
長崎・佐世保地区はこれまで20年近く『Romeo&Juliet 全幕』を単独公演として開催してきたが、ここ3年は中高生の人数の減少に伴い、地区の『国際交流参加者壮行会&新入会員歓迎会』の中の第3部として発表するようになった。
昨年に引き続き中高生広場担当Tとして地区の中高生と係わってきて痛感するのは、子どもたちが忙しすぎて広場に参加出来ない子が年々増えてきていることだ。
初めは寛大な気持ちで受け止めている高校生のリーダーも、意見が出なくて行き詰ったり足並みの揃わないことへの苛立ち、しかし本人を目の前にすると自分の感情を吐き出せない苦しみ…
しかし、6月半ばの総見の時に観てくださったあるテューターの一言「みんなは優しすぎる。相手の気持ちを思うあまりに我慢してるんじゃないの。もっと思いをぶつけなさい!!」
最近はラボの中でもなかなか自分の思いをぶつけあうことを避けているように感じる。それはなぜ? 自分達の関係がくずれるのが怖いから?
でもそれでは決していいものは生まれてこない。お互いがしっかりと向き合い、本音で自分の気持ちをぶつける時そこには仲間との信頼関係が築かれていることが前提だと思う。
そう思って地区の目標に掲げた『仲間を信頼して一つになる』だったのではなかったのか?
今日のリハーサルではこれまでの一人ひとりの頑張りやまだまだ不十分な部分が浮き彫りとなった。反省会では自分を冷静に見つめ中には悔し涙を流しながらみんなの前で明日への意気込みを語ってくれる人もいた。
そのことばが、ことばだけで終わらないよう一人ひとりが仲間を信じ責任を持って全力でテーマ活動してほしい。やりきった分だけ喜びを手にできる。一日で子どもたちがどれだけ変わってくるか、子どもの可能性に期待したい。
今日の悔し涙が、嬉し涙に変わりますように…
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先週は高熱のためお休みだったY君が元気になってやってきた。
ママによると1週間幼稚園をお休みして水曜日からやっと行き
始めたという。
病み上がりでまだ咳やお鼻が出ているから今日のラボはお休みしようかなと思いつつ
「Yくん、ハロー,バーディ行く?」と聞いたら「うん、行くよ!!」と言ったとのこと。
「幼稚園ではまだ自分を出し切れてないみたいだけど、
ラボはYくんのホームみたいで安心するようです。ラボに入ってて良かった!!」
嬉しいママのことばの傍らでお友達と楽しそうに走り回っているYくんの姿が微笑ましかった♪
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この春高3になったAちゃんの送り出しを行った。
彼女はこの一年長崎・佐世保地区中高生を引っ張っていってくれました。
そんなAちゃんに各パーティの中高生から色紙にメッセージを書いてもらいみんな合わせると一つの大きなプレゼントになるというもの。
Aちゃんはみんなからの心のこもったプレゼントに感激した様子でした。
これからは、暫く受験勉強に励みますが、大学生になっても地区や支部で活動したいと意欲を燃やしています。
みんな、Aちゃんの活躍を楽しみに待ってるよ~☆
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新年度に入り、各グループの人数にも変化があり少なくなったグループの仲間作りにと、月曜日モデルクラスのチラシを会場周辺に配ってまわった。
新しいマンションが立ち並ぶ地域で、セキュリティがしっかりしているのか、なかなか自由にポストまでたどりつかない。
それでも自分の気持ちの赴くまま歩いていると、何と娘の中学高校時代のお友達のお母さんが待ち構えていたかのように自宅から出てこられた。
久しぶりだったのでお互い近況報告をしたところ、お姉ちゃんが今月19日に赤ちゃんを出産され、今自宅に来られていてお世話をしているとのこと。
「ラボは0歳からのクラスもあるんだよね? 小さい時から自然に耳から聞いて育てた方がいいものね!!」
以前私がプレイルームについて話していたことを覚えていてくれたようで、びっくりした。
「2~3カ月もしたらお外にも出かけられるから、お邪魔してみようかな?」
「是非待ってるからきて!!」
2~3カ月の赤ちゃんのプレイルームなんて想像もしてなかった。
たんぽぽの種のように。チラシの1枚1枚からラボっ子の芽が生まれてきますように…
そんなこんなで、思いがけない再会に心も晴れ晴れ、チラシ配りの足取りも軽くなった。
あんまり気負わず、新たな出会いを楽しみながら、又ラボ活動を広く知っていただく気持ちで続けてみようと思う。
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今日の3歳~小学生のグループでのこと。
このグループにはこの春から幼稚園年少に入園する子が3人いる。
内2人は、延長保育を希望しており既に1日より登園している。
そのためか違った環境の中での生活に体力的にも精神的にもかなり疲労している。
J君はお昼寝の時間がずれたのか、遅れてやってきた。その上気分が悪かったのかパーティにやってきてもずっとぐぜって泣いていた。
すると、同じく3歳のS君やY君、4歳のHちゃん、小5のMちゃんも心配そうに駆け寄り、「J君、大丈夫?」「ねむいとかな?」「おいで~!!」と一生懸命声をかけている。
ママも来月出産を控えた身体なのでしんどそうだ。
私も暫くはパーティを中断して寄り添ってみたが、あまりに長泣きするので可哀そうに思ってみていた。
ママが「Jが泣いたらみんなラボができなくなるから帰ろうか?」と言うがJ君は帰りたくないと言っている。
ママもどうしたらいいのか、迷ってらした。
いよいよあきらめて帰られるかと思っていた時、「ちょっと、お外に出てきます。」と言われて出て行かれた。しばらくして戻ってきたJ君は、にこにこ顔で入ってきた。
もう終わりの時間になっていたので、みんなで輪になって手をつなぎ大きな声でGood- Byeを楽しそうに歌っている姿を見て、こんなに小さくてもしっかりと仲間意識が育っていることに驚きと感動を覚えた。
と同時に子どもの姿を通してママたちが気持ちを共有し、温かい眼差しで育て合っている姿にラボのあたたかさを感じることができて嬉しく思った。
これから先も子どもたちの色々な変化に、出会うことだろう!!!
ママたちの不安もきっとあるはず。
でも、大丈夫!!
子どもたちは大人の想像を遥かに超えてしっかりと育っていく!!
そのことを3~4歳の小さいラボっ子たちが教えてくれた思いがした。
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先週金曜日の夜の小学生グループでのこと。
小学生も最近は低学年からスポーツの部活に入る子もいて、S(小4)とSh(小2)の姉妹も学校のバスケット部に所属している。
しかも、週末の夜となると一週間の疲れを引きずってか集中できなくて、すぐにはみんなの輪の中にも入れず姉妹でくっついていることもしばしばある。今日もママの仕事の帰りが遅かったため、いつもより遅れてやってきた。
この日はNR1がどれくらいできるか順番に歌いながら動いたあと、テーマ活動「まよなかのだいどころ」をやるので役決めをしたが、役もとらずに背景をするとのこと。
二人とも自分の気持ちを素直に出せないタイプ、言葉には出さないけれどもどこかしら心を開いていない感じだった。
テーマ活動しながら二人の様子を見ていた。
「背景って何をすればいいと?」と不機嫌そうに尋ねるSh。
「そうやね~外の空の様子とかあらわす?」とテューター。
やがて、パンやがパンの練り粉を混ぜるところで、いきなり二人が向かい合い左手どうしをにぎりあった。
それからグルグルまわりはじめたのだ。練り粉が混ざりあっている表現、おもしろい。思わず私が「それ、いいね~」と言うと、ますますスピードをあげて回り出した。
そうして、最後まで動いたあとで書いたノート活動をみてはっとした。
姉Sの用紙に「今日は楽しかった★ 自分は背景だったけどShと一緒に考えた。だからテューターにほめられた。うれしい。(その横には私の笑っている顔の絵が描いてある)だから次もがんばるもんね!!」
(下には私の絵と吹き出しで「いいね!」と描いてある)
またみんなで笑顔でテーマ活動している絵も描いてあった。
私はこれを見て胸が熱くなった。
Sは、褒めてもらいたかったんだ。いつもママが忙しく働いるから甘えたいところをぐっと我慢してさみしかったんだなと思った。
「その動きいいね~!!」
Sは自分を褒めて認めてもらいたかったんだ!!
さりげないテューターの一言がいかに子どもたちの心を左右するかをSが気付かせてくれた。
そして「グループ性を育てることは一人ひとりの子どもの心に寄り添うことから始まる」ということを学んだ。
どんな時も子どもたちの心にそっとよりそい、心の声を聴けるテューターでありたいと思った。
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今日は15:30~18:00パーティの交流発表会をおこなった。
5グループによるテーマ活動発表は、それぞれがメンバーと気持ちを合わせ支えあいながら物語の世界を楽しんでいた。
しかし発表会直前にインフルエンザや高熱、また部活の試合で欠席する子が出てくるなど予期せぬ事態がおこり、ある小学生グループでは7名中3名が欠席した。
普通なら『え~っ!どうしょう!!!』とうろたえてパニックになるところ・・・
先週のパーティの時にもお休みだったので、もしものことも考えて子どもたちは、お休みのラボっ子の言葉や動きを確認して代役で動いていたので、慌てることなくむしろ欠席者の分も自分たちが頑張ろうとエールをかけていたほどだ。
結局5年生1名、3年生1名、2年生2名のメンバーで『おむすびころころ』を表情豊かに楽しんでいた。
どんな状況の中でも、あきらめることなく自分達で何とかしようと心を合わせている姿を逞しく思った。
日々のテーマ活動のなかで、子どもたちの『ことばとこころ』がしっかりと育っていることを子どもたちが教えてくれた。
あらためてテーマ活動の教育力の深さを強く実感した。
これからも毎回のパーティでもっとテーマ活動を大切にしていこうと思った。
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8/23(日)~24(月)パーティ合宿をおこなった。
一泊二日ではあるが、子どもたちの生き生きとした活動の中から、
私自身学ぶものがたくさんあった。
日頃のパーティとは違って、グループの垣根をこえて仲良くなることができたと思う。
今回は、マイパーティ単独での合宿。
というのも、冬の発表で久しぶりにパーティ全体でテーマ活動を発表しようと思い、まずはパーテイ皆が仲良くなることから・・・と大学生が中心に合宿の企画を考えてくれた。
シニアメイトは今回小6のMちゃん、初シニアに挑戦だ。
まじめで、なかなか殻を敗れないMは、1時間半のグループ活動をまかされており、事前にソングバーズや、ゲーム、おはなしクイズなど色々と考えてきていた。
いざやってみると、いつも何気に出来ているソングバーズやゲームも教えるとなると説明がむずかしいようで、言葉につまったり、声が小さかったり・・・
自信が持てずにいた。が、それでも一生懸命やろうとするMを見て次第に年下の小学生が手助けしはじめた。
Mの言葉の足りないところを補足したり盛り上げたり、説明している時は静かにさせたりMを陰でしっかりと支えている姿にうるっときた。
また、大学生の企画がまた子どもの興味を引くような楽しいものばかりで、みんなの心が通い合うにつれて、笑顔や笑い声が弾けていった。
これにはテューターも及ばない。しかも時間を考えながら、子ども達の様子をみながら、決して機械的にではなく、臨機応変に対応しているからほんとうに子ども達は楽しくてたまらないようだ。
そして大学生自らも、楽しんでいるし子どもたちの喜ぶ姿をみて嬉しそうにしている。
初めはグループの友達とばかりくっついていたラボっこたちも、帰るころには仲良しになって別れ難い様子だ。
そのくらい楽しくてたまらなかったようだ。
今回は、プレイ、キディ年代は親子でデイキャンプとして参加していただけたので、ご父母同志の交流や大学生、高校生達との交流もでき、さらにOBやOGの参加もあったりしてミニファミリーキャンプとなった。
大学生は支部の活動にも参加しており、合宿当日福岡から帰ってきて、合宿すんだら、すぐに再び福岡へと移動するなど多忙のなかで、パーティのために心を砕いて一生懸命頑張っている姿にはただただ感謝の思いだ。
そして、その大学生の思いをしっかりと受けて、中学生、小学生が心のバトンを受け継いでいることを実感するパーティ合宿となった。
一人一人が自分に出来る精一杯を発揮して、やり遂げた自信をうかべ、逞しくなって帰っていった。
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19日(日)16:00よりパーティ交流発表会をおこなう。
今週は発表まえの最後の練習。
昨日のキディと小学生のクラスでの出来事。
このグループは「まよなかのだいどころ」を発表する。
元気いっぱいの小4の男の子2人がミッキー役。
小6のおねえちゃんはナレーション全部。
小2と年中の姉弟でコックをやる。
次第に大きな声も出てきて、言葉と動きがぴったりと一致してくる。
あんまり張り切りすぎてたまには、言葉が混乱することも・・・
とにかく楽しい雰囲気がこちらの方にも伝わってきて、見ながら思わず笑ってしまうこともある。
今の元気な動きがそのまま発表出来ればなぁ~
私のそんな思いが届いたのか、最後に発表にむけての思いを一人ひとりいってもらった折、ミッキー役のMが、大人しいコック役のYにむかって「自分が盛り上がらんば、見ている人に楽しさは伝わらんぞ!!!」といっている。
キディからラボを続けているY、わがままで小さい頃は、「ラボは面白くない!!帰る!!」といってパーティ会場を飛び出したこともある。
そのYから出たこの言葉・・・
下の子が入り、テーマ活動中も配慮できるようになってきた。
時には言葉が強くて、私に注意されることもあるのだが、グループのことを考え見ている人のことを意識してテーマ活動に取り組んでいることを感じ、「ほ~、こんなこと言えるようになったんだ!!」と思いうるっときた。
テーマ活動は、プロセスでの子どもの成長を大切にしているが、まさに、それを実感した。
今日明日と最後の練習が続くが、最後まで子どもの力を信じ、子どものやりとりを見守りながら、子どもに思いを託したいと思う。
みんな、一番大切なのは、テーマ活動を楽しむことだよ~!!!
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最近のプレイさんの様子は、見ているととにかく興味深いものがある。
まず仲間意識がしっかりと芽生えてきて、お友達が入ってくるたびに名前を呼んでみんなでお出迎え。
こんなに歓迎されると、ラボっこもママも嬉しそう。
受け入れられているという安心感から、子どもたちは心を全開するのだろう。
きっと私だったって嬉しいだろうなって思う。
今彼らのブームは、公民館のあちこちに現れる『あり』。
2~3歳が4人で『ありさ~ん!!』といいながら近寄っていく。
少し怖さもあるが、あの小さい昆虫をみつけてしばらくは、じ~っと目で追っている。
4人でなにやらおしゃべりして、時には何がおかしいのか『ははは~!!』と笑っている。
その光景をみながらママたちは、『自分達で、おしゃべりして遊べるようになったんだ~』と嬉しそう。
だって1年前は、玄関から中に入るのにもいやがったり、ぐずったり、ずっと抱っこされたままラボしたり・・・
そんな子どもたちが、「あしたラボ?」と毎日のように尋ねるというのですから感動ですね。
「子どもたち、ラボが待ち遠しいようです!!!」
それは、きっとママたちがラボを楽しんでくださっているからなのですよ!!
先日入会が決まり私がその親子を紹介すると、みんなで喜びあい、すかさずYくんママが「これからも末永くよろしくね!」と声をかけていて、私は思わず苦笑いした。
がラボに入会されたら特にプレイさん年代の親子は本当になが~いおつきあいになるのですものね。
早速ママたちは、帰り際に携帯のアドレスを交換をし、今では下の名前で呼び合う仲になっておられる。
昨日のラボでは、お家でライブラリーを聞いていたら、Jくん(2歳)がはらぺこあおむしの絵本とライブラリーのあおむしのCDをもってきてかけるように言ってきたらしく、「ちゃんとわかっているのですね!」と驚いていた。
Jくんは、毎晩寝る前によみきかせをしてもらっているようで、最近はエスカレートして何十冊ももってくるとか。
共働きのパパとママは、最後はウトウトしてしまうらしく、それを聞いて他のママたちも感心するやら、おかしいやら。
ラボに来て子どもの1週間の成長を嬉しそうに報告しあうママの姿をみながら、私の方が幸せを分けてもらっている。
ラボという小さな社会のなかで、大人の優しい愛情をいっぱいにうけながら、
伸び伸びと自分を表現していく子どもたち。将来がと~っても楽しみだ。
「せんせい、グッバイして。」テーマ活動を終え、そろそろ集中力も切れ疲れてきたYくんが私のところにきて、そっと言った。
「そうだね、グッバイしようね!!Yくんよく頑張ったね!!」
Good-ByeのCDが流れると、Yくんは張り切ってお隣の人と手をつないで、歌っ
ていた。
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