幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ひとみんの日記
ひとみんの日記 [全174件] 151件~160件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
いつの時代にも… 02月18日 (金)
こんにちは!

今日の徳島新聞の若田光一さんの記事
ご覧になりましたか?

宇宙飛行士の若田光一さんは、ラボのOBです。

その若田光一さんが、日本人として初めて、国際
宇宙ステーションの船長を務めることが決まったとの
記事が掲載されました。

なぜ、若田さんが選ばれたのか…
我が家でもうひとつ取っているスポーツ新聞によると、
専門知識・技術だけではなく、英語力を含めた、
彼のコミュニケーション力が抜群である、とのこと。


コミュニケーション力―これこそラボが大事に考えている
力で、その素地がラボで培われたと思うと嬉しい限りです。

コミュニケーション力って、よく使われますが
どんな力だと思いますか?

人とよりよく関わって、相手を思いやりながら、
より良い結果を目指して協力できる力だと思うのですが
どうでしょうか?


日本語で考えてみると、分かりやすいと思うのですが、
漢字をたくさん知っていて、言葉をたくさん知っていて、
正しい言葉づかいができる…国語の点数が高い人が
リーダーシップを取れるとは限らないし、思いやりが
ある人とは限らないし、誰とでもいい関係が築けるとは
限らないですよね。

でも、英語となると、なぜかたくさんの知識や、正しい
発音や、正しい文法に偏りすぎる気がしています。

もちろん、その勉強も必要ですが、人とよりよく関われる
力が身についていてこその英語力だと思いませんか?

それは、点数では測れないし、形があるわけではないし、
すぐに身につくものではないので、見過ごされがちですが、
とても大切な力ですよね。

だって、どんな時代であっても、人と関わることなしに
生きていくことは出来ませんものね。

英語力とともにコミュニケーション力を伸ばすーラボって
そういうところです。
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2011/02/06の日記 1 02月06日 ()
こんにちは!

前回の日記では、3歳までのこどもたちとママの活動を
少しご案内しましたが、今日は実際のパーティ(教室)の
様子をご紹介します。

 
2月5日 土曜日の様子です。

この日もいつものように“Hello”の歌から始まりました。

大好きなこの歌が終わると、次は“Walk Turtle”。
カメさんになってお散歩しようと声をかけると、ママも
子どもたちもみんなかめさんです。

お散歩していて、お友達やお友達のお母さんと出会ったら
握手して、Hello! こんにちは!って挨拶しようね。
みんなでにこにこご挨拶です。

そのうち、お母さんの背中によじのぼって、親子がめになり、
大喜びの子どもたちでした。

お次は、“Ring-a-ring o' Roses”。この歌にでてくる
くしゃみの音と、みんなでひたすらころぶのが、
楽しくて、自然と笑顔がこぼれます。
いつも、みんながころぶのをにこにこ眺めている1歳の
Dちゃんが、この日はごろ~んとやってくれました。


それから、先月徳島地区に来てくれたHeatherと一緒に歌った
“If you're happy”が先週とても楽しかったので、この日も
絵本を見ながら、動物の動きをまねして、楽しみました。


その後、節分の日にちなんで、おにのイラストを用意して
“One little finger”を楽しみました。
おには、のっぺらぼうで、つのやおへそのないものを
子どもたちに渡して、“eye”とか“Nose”の声にあわせて
おにのお顔にパーツを置いていきます。

そしてテーマ活動(ごっこ遊び)です。この日は前回に
引き続き、ウクライナ民話の“てぶくろ”。

タオルケットをてぶくろに見立てて、ごっこ遊びの始まりです。
みんなそれぞれ好きな動物になって、てぶくろのところに
やってきます。

もちろん、お母さん方も大活躍。動物になって、次々と
てぶくろへ。お友達やお母さんとてぶくろでぎゅうぎゅうに
なるのが嬉しい子どもたちです。

おじいさんと子犬がてぶくろのところにもどってきて、
子犬が“Bow wow wow!”。私が吠えたてると、
子犬の声にみんなちりぢりになりました。

みんなお母さんと一緒に上手に逃げていきましたよ。

毎週の活動は、こんな感じでゆったりと楽しく
お母さんやお友達との関わり合いを大事にしながら
取り組んでいます。

ことばは、人と関わるためのものですよね。
みんなと何かに取り組むことが楽しい子に育っていって
ほしいなあと思います。

ことばと一緒に、交流も大事に考えているラボ・パーティの
プレイルーム(0-3歳児とママ)の様子をご紹介しました。

最後までご覧いただいて、ありがとうございました。
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2011/02/03の日記 02月03日 (木)
こんにちは!お久しぶりです!

なぜか、バックスペースキーのご機嫌が悪く、
更新が滞ってしまいました。

昨年の日記をご覧いただいている皆さん、
ありがとうございます。

でも多分読んでいるうちに、じゃあ0~3歳の子なんて
無理じゃん!と思われた方、疑問を持たれた方も
おいでると思うので、この年代の子どもたちは、
どんなことをして、どのように楽しんでいるのか
お話していきたいと思います。

基本的には、歌とお話を楽しんでいます。

この年代は、まだ日本語もおぼつかない状態ですよね。
子どもに何かさせようとか、何か覚えさせようと
するのは、ムリな話です。

でも、お母さんと一緒ならどうでしょうか。
お母さんと楽しく歌う、お母さんとごっこ遊びを
楽しむ。そう、まずお母さんが楽しんで下さい。

お母さんが楽しいと子どもも楽しくなっちゃうんです。
これ、本当なんですよ。
ここでおもしろいことをお教えしましょう。
お母さん同士が仲良く、笑顔でいると、そのお母さん方の
子ども同士も仲良くなるのだそうです。


楽しい気分で英語に触れるっていうこと、
あっ、ここに来たら何だか楽しい!って子どもが
思えることって大事だと思うんです。

歌を楽しむ中で、その歌にちなんだ絵本を読むときも
あれば、絵を描くときもあります。工作をすることも
あります。もちろんおちびちゃんになるほどお母さんに
張り切ってもらいます。

でも、絵や工作をするのは、上手にきれいに仕上げる
ことが目的ではありません。

その歌をより好きになったり、より興味を持ったり、
お家でも楽しむきっかけになるように取り組んだり、
歌の内容が少しでも分かり易くなるように取り入れています。


ごっこ遊びをお母さんと一緒に楽しむうちに、
お母さんのまねをして少しずつ楽しめるようになります。
そのうちに、お友達同士でも楽しめるようになります。
それが、後のテーマ活動(劇表現活動)へと
つながっていくわけですが、

絵本を見たり、お話をCDで聴いていると子どもの
頭の中では、その場面や景色なんかがイメージとして
次から次へと流れているそうです。

言葉からイメージするのです。
これが将来、自分で本を読む力になっていくそうですが、
イメージできると、そこに英語が重なったときに、
ひとつひとつ分析するのではなくて、文全体で意味を
捉えることにつながっていくようです。

絵本を使う良さについては、ここでとり上げるまでもなく、
いろいろなところで、言われていることですが、
生きていく知恵や、勇気や優しさなど、人として
大切なものが詰まっていて、そういったことにも
触れられるということがあります。


言葉で語られる内容がつまらないと、子どもの心は
言葉に向かえません。その点、お話だと想像力や
意欲や好奇心をかきたてられて、内容を楽しむうちに、
言葉そのものへの興味も芽生えます。

この年代は、その土台作りと言えるでしょう。

過ぎ去ってみれば、あっという間のこの年代。
もっと子どもとの時間を楽しみたいのに、
お家ではなにかと忙しいですよね。

ゆったりと、なんにもじゃまされずに、
お子様との豊かな時間を、ラボで過ごしませんか?


鳴門では、大麻町の東林院で、1.2.3歳児と
ママのグループを大募集中です!

毎週土曜日 11:00~11:45 です。


ちょっとのぞいてみたいなあという方
090-8287-0203(金澤)までご連絡ください。
お待ちしております。
>>感想を掲示板へ
2011/01/17の日記 01月17日 (月)
こんにちは!

急に寒くなりましたが、皆さま元気に
お過ごしでしょうか?

徳島地区は、14日、15日とインターン交流会でした。
ラボ・インターンプログラムの詳細については、前回の
日記をご覧くださいね。


カナダ出身のHeatherさんを迎えての交流会は、
歌を歌ったり、手遊びしたり、ゲームをしたり、
それからアルバムを見せてもらったりして
楽しいひとときとなりました。

アルバム紹介では、Heatherの生まれてはじめての
ハロウィンでの仮装を見せてもらったり、

Heatherの家の農場を全部あわせると、宮島(広島)の
半分にもなると聞いてびっくりしたり、

デザインの得意なHeatherが作った数々の衣装を見て、
感心したり、

バッファローがおいしいと聞いて驚いたり、

盛りだくさんでしたよ。


社交ダンスが得意と聞いて、いくつかステップを
教えてもらいました。

大胆な動きでステップをふみ始めると、
顔の表情にいたるまで、教えてくれました。

社交ダンスはあまり馴染みがなく、少し気恥ずかしかったかも
しれないけれど、なかなか出来ない体験が出来ましたよ。


それから、Heatherが誰かになりきって、その言葉と振りを
真似る“Boom Chika Boom”というゲームをしました。

Heatherの大きなアクションと演技力に引き込まれて、
小さい子たちもどんどん真似ていきました。

幼児・小学生グループでもうひとつしたゲームが
“British Bulldog”

これは、部屋の真ん中におにがいて、ほかの子たちは
おにが“British Bulldog!”と叫んだら部屋の
端から端まで走るのですが、走っている間におにに
タッチされたら、その子もおにになって、おにが増えていき、
最後までタッチされずに残った子が勝ちというゲームです。


中高生グループは、アルバム紹介のほか、
ふたつのゲームをしました。

ひとつめは“Worstはだーれ?”と命名したいゲームです。
(これは、担当テューターの考えたゲームで、今のところ、
名無しゲームです。)


このゲームは、おにが“I'm …ing”と言ったらみんなが
その動きをして、一番動きが出来てない人、もしくは
一番下手だった人を、おにが指して、今度はその指された人が
おにというゲームです。


もうひとつは、“Pictionary”です。


どちらも言葉を知ってるだけでは、勝てないので
中学生にもチャンスありです。


普段テーマ活動で、大量に英語に触れている中高生。
さすがに、英語をずっと聴き続けても何の違和感も
ないのでしょうね。
知らない言葉もあったでしょうが、ずっと集中して
Heatherの言葉に耳を傾けていました。。


就学前の子たちにとっては、国際交流の小さな1歩になりました。

Heatherと握手したいんだけど、とっても恥ずかしい子どもたち。

でも不思議ですね~。お友達がHeatherと握手するのを見てると
自分もいつの間にか、握手出来ちゃうんですね。
大丈夫かな、してみようかなと思えるのでしょうね。

そして、満面の笑み…良かったね。
また、参加しましょうね。


この二日間、徳島地区のラボっこのために
大いに盛り上げてくれたHeather どうもありがとう!
そして、お疲れ様でした。

まだあと3つ、訪問するパーティ(教室)があるそうです。
忙しいですが、体に気をつけて、ラボっことの交流を
楽しんで下さいね。

そして、日本での生活を大いに楽しんで下さいね。
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2011/01/12の日記 01月12日 (水)
2011年、始まりました!
金澤パーティは、先週金曜日より
活動しております。

パーティっていうのは、仲間っていう
意味があって、ラボ・パーティはみんなが
共に育ちあう場です。

詳しくは、2010年の日記を読み返して
みて下さいね。

すみません、近いうちに左上のページ一覧から
見たい項目へ、直接いけるようにしますので、
それまでご面倒ですが、この方法で
ラボの様々な活動や、それによって身につく
ちからなど、ご覧下さい。

というわけで、続きですが…
だから、教室っていう言葉はなんとなく
違和感があって…でもラボのことを
知らない方向けに、分かり易いように
教室という言葉を使う場合もあります。


今日もラボの様々な活動を取り上げたいのですが、
ちょうど、インターン交流会が今週金・土曜日に
あるので、そのことについてご紹介します。

ラボ・インターンプログラムは、18歳から25歳の
外国の青少年を対象に、日本に滞在しながら
ラボの活動を通じて、日本語や日本文化、それから
ビジネスについて、理解を深めてもらっています。

インターンのパーティ訪問や地区合同の交流会への
訪問の機会があるときには、歌を一緒に歌ったり、
ゲームを楽しんだり、お手製のアルバムで、
自己紹介、家族の紹介、ふるさとの紹介等を
してくれます。


インターンに来てもらう目的は、まず第一に
外国の方と交流する機会を得られること。


そして、異文化を知ること、
    異文化をより良く理解すること、
    異文化への興味が広がることです。



鳴門市は、のどかな田舎といった感じのところで、
外国の方を日常的に見かけることは、ほとんどありません。

交流となると、なかなかその機会はありません。

このような機会があることは、
海外に目を向ける小さな一歩になるかもしれませんね。


お子様に幅広い豊かな体験をさせてあげたいとお望みの
ご父母の皆さま、ラボ・パーティをのぞいてみませんか?

090-8287-0203(金澤)まで
ご連絡下さい。

お待ちしております。
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2010/12/24の日記 12月24日 (金)
今日は、今年最後のラボの日で、
クリスマス会をしました。

普段のパーティの活動時間内でプログラムを組んだので
ハロウィンのような盛りだくさんの内容ではなかったけれど、
食パンを使ったツリー作りでは、みんなで譲り合いながら、
ツリーの飾り付けができていました。

4年生のEちゃんが、今月入会した3歳のAちゃんを横から
お手伝いしてくれていました。


男の子たちは、何やらこそこそ言いあいながら、さっさと
仕上げて、お母さんにツリーの出来を見てもらっていました。


おやつのときには、kくんのお母さんからいただいたお菓子を、
みんなで相談しながら、上手に分けっこしていました。


なんだか大家族のようで、あー仲間になってきたなぁと
しみじみ感じました。


おやつのときに、お母さん方から“あの『かぶ』から
1年ですよね~。1年経つと全然違いますね。”との
声が聞かれました。

(去年は、『かぶ』を、今年は『ガンピーさんのふなあそび』を
 発表しました。)



1年に1度の地区発表会って、成長が確かめられる
場にもなってて、やっぱり大事だなぁと思いました。

私自身もふり返って感じるものがありますし、
ご父母にとっても違いを実感しやすいのでしょう。


発表会に向けて、(発表会に限らず)CDを聴く環境を整え、
聴きたくなるしかけを考えて、手間暇かけて下さり、
合同練習といえば、快く送迎して下さったお母さん方、

本当にこの1年のご協力に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。

また来年もよろしくお願いいたします。


今年最後にここを訪問して下さった皆さま、
ありがとうございました。
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2010/12/22の日記 12月22日 (水)
こんにちは!


今日は、今月19日の地区発表会の話題からです。


自分のパーティ(教室)の子どもたちとは、いつも接して
いるけれど、それでも1年経つとみんな成長したな~と
毎年感じます。

ましてや他のパーティのラボっこは、頻繁に会わない分、
もっとその成長を感じます。

ほんとに子どもってどんどん変わっていくし、ちょっとした
ことや、きっかけでびっくりするような変化を見せる子も
中にはいます。

今回は、自分のパーティの4年生の女の子に一番びっくり
したような気がします。

この女の子Eちゃんは、入会時からとてもしっかりしていて
利口な子っていう印象を持っていました。

素語り(物語をCDの通りに英日で語る)もいつも必ず、1話
全部仕上げてきていました。

でも反面、シャイな部分もあって、せっかく力があるのに
それが最大限に伝わらずにもったいないなあと、私は
いつも感じていたのですが、

今回の発表では、ほんとに堂々としていて声もはきはきと大きく
出ていて、年下の子たちのフォローをしている場面もたくさん
見えました。

舞台から降りたあとの満足感あふれる笑顔は、私にとって、
忘れられない記憶となるでしょう。
ほんとにいい顔をしていました。


あくる日、Eちゃんのお母さんと電話で話したのですが、
お母さんも驚いた様子で喜んで下さって、お父さんが
一番びっくりしていたと、話して下さいました。

ご父母と喜びを共有できるのは、大きな喜びですが、更に
嬉しいことに、Sくんのお母さんが、“Eちゃんが、声が
大きくてすごかった。”と、帰ってきてSが言ってました。
と、教えて下さいました。

Sくんは、年長さんの男の子なのですが、ガンピーさん役を
しながら、Eちゃんの様子に気付いてそんなふうに感じて
いたんだと分かって、それも驚きでした。

はじめてお母さんから離れての発表で緊張もしたと思いますが、
たくましくなりました。

そのほかにも、ひとりひとりの成長が見える発表会に
なりました。

こどもって、のびる瞬間がみんなそれぞれ違いますが、
その瞬間は絶対やってきて、そしてそれはきっと何回も
やってくるのでしょう。

1回1回の伸びは小さいものかもしれませんが、
それが積み重なって、大きく花開いていくのでしょう。


今は想像もつきませんが、そのときを見届けたいものです。
>>感想を掲示板へ
2010/12/12の日記 12月12日 ()
こんにちは!

前回の日記はご覧いただいてるでしょうか。
異年齢で活動する良さを何となく感じることが
できたでしょうか。

さて、ではラボの活動では、その良さを
どう生かしているのかというと

例えば、何かに取り組むとき、私が子どもたちに
教えるのではなく、子ども同士で教え合うように
するときがあります。

英語の歌での手遊びなどを、ラボに長く通っている子が
新しく入った子に教えてあげたり、

テーマ活動(劇表現活動)で取り上げている
おはなしのあらすじを、私が説明するのではなく、
子どもに説明してもらったりというようなことを
します。

教えたり、説明したりするのは、自分がよく分かっていないと
出来ないので、自分でもう1度よくふり返ることになります。

そして、誰に教えるのかによって、使う言葉を変えたり、
言い方を変えたりして、どう言えば相手に伝わるのか
考えて、ことばを用います。

その上で、相手の反応を見ながら、伝わらなければ、
修正します。

それから教えられた方は、どのように教えてもらったら
分かり易かったか、嬉しかったか、お手本にして、
自分も知らず知らずのうちにその力をつけていきます。

その他の活動としては、近隣のラボ・パーティに
通う子たちと交流したり、(お互いに取り組んでいる
テーマ活動を見せ合ったり、一緒に歌を楽しんだり、
ゲームをしたりします。年齢によっては、プログラムを
考えたり、司会を担当したりするときもあります。)

(自分が、司会やリーダーを担当することで、みんなが
どのように協力してくれたらやり易いか、自分がリーダーじゃ
ないときに、どうリーダーに協力したらいいのかが分かって、
協力するのが上手になります。)


キャンプでは、他県のラボ・パーティに通う子たちと
交流したりします。

このキャンプでは、小1から高3までの縦長のグループで
活動します。

年齢・地区・学校・性別の枠を超えて、子どもたちが
出会い、自分を主張したり、我慢すべきところは
我慢しながら、子ども同士の関わりを通して、自分を
表現することを学んでいきます。

このように、ラボでは、言葉を使う(交流する・関わり合う)
場面を様々に用意して、英語の知識だけにかたよるのではなく
母語の運用能力を高めて、人とより良く関わる力を
育てています。

まず、母語で ・年下の子を思いやる言葉がかけられる
        ・困っている人に助け舟を出してあげる
        ・知らない人には、教えてあげる
        ・自分の意見を自分のことばで伝える
というような力がないと、英語では到底できません。


日本語であっても英語であっても、結局言葉というのは、
人とつながるためのもので、心の中を表現するものです。

ということは、言葉には、その人となりが現れます。

言葉は、その人そのものです。

ラボが交流活動を大切にするのは、そのような理由からです。
交流活動を通して、人との違いを受け入れて、違いを楽しみながら、
自分を表現する術を身につけていくのです。

そしてその先には、言葉も文化も違う人たちの中に入っても、
自分を、自分らしく表現できる力が備わるのだと思います。
ラボでのテーマ活動や交流活動は、そのためのしっかりとした
土台になります。

言葉は、その人そのものです。

私のパーティに通う年長さんのお母さんが言ってくれた言葉が
あります。
“ラボって、ひとを育ててますよね。”

嬉しかったです。

太く、大きな根っこ(ひと)を育てて、きれいなその子らしい
花(言葉)を咲かせてあげたいです。

最後まで読んで下さって
ありがとうございました。
>>感想を掲示板へ
2010/12/08の日記 12月08日 (水)
ラボ・パーティでは、テーマ活動(劇表現活動)に限らず、
異年齢のグループ活動を行っています。

例えば、1~6年生までの子が小学生グループとして
活動したり、幼稚園児~小学生低学年の子どもたちが
一緒にテーマ活動に取り組んだりします。

そのグループ構成は、それぞれパーティ(教室)によって
異なります。

パーティと呼んでいるのは、『仲間』という意味で
(比べたり競うのではなく、共に育ちあう)子どもたちの
集う場でありたいと考えているからです。

共に育ちあうって、どういうイメージがわくでしょうか。

私自身は、幼・小のときで30人強のクラスがひとつの
学年に4クラス、中学のときで40人強のクラスがひとつの
学年に9クラスという環境で育って

自分のクラスだけで、いろいろな個性が揃い、ライバルも
たくさん存在して、縦長で活動することもなかったし、
合同クラスになることもありませんでした。

唯一、小学校のころ…いつだったか、ゆとりの時間と
いうのができて、申し訳程度に縦長で活動する時間が
とられました。

でも、今思うと形だけで、違う学年の子たちと深く
関わる活動には、なっていませんでした。

そんな環境で育った私が、子どもの入園をいよいよ
あくる年にひかえたころのことです。

当時、住んでいた町は過疎化が進んでいて

娘の同級生は、なんと男の子ひとりきりということが
分かって、お隣の校区の幼稚園に通わせようかと考えたりも
しましたが、結局元々通う予定だった園に通わせることにしました。

保育室はひとつで、年少も年長も同じ活動をしました。
遠足や、運動会などは隣接する小学校と合同で実施されました。

最初は、ライバルの少なさや、不便さに目が向いてしまい
がちでしたが、しばらく通わすうちに異年齢の活動の良さを
じわじわと感じるようになりました。

まず、小学校の高学年の子たちが、とてもしっかりしてるん
ですね。みんなのリーダーとして、ひとりひとりがしっかり
責任を果たしてるんですよ。

高学年と言っても少人数なので、みんなが役割を持って
考えて行動しないと、物事が進行していかないんです。

それと、とにかく優しい。下の子に対する高学年の
子たちの優しさを見るたびに感心したのを覚えています。
多分伝統的に受け継がれているのでしょうね。

自分がしてもらったように、下の子を思いやれる力が
いつの間にか身につくのでしょう。

下の子は、上の子たちにあこがれの気持ちを持って見ていて
追いつこうと、頑張るんですよ。私の子どもたちは、本当に
それで成長させてもらいました。

大人が100回言うより、上の子が手本を1回見せる方が、
子どもには通じたり、分かり易い場合があるようです。

私は、この子どもたちの異年齢での活動をずっと見てきて
異年齢で育ちあう環境を、心底いいなあと感じていました。

もちろん先生方にも恵まれたと思います。

でも多分、もしお隣の校区の(大人数の)幼稚園に
通わせていたら、私はその良さを知らないままに過ごして、
ラボから“異年齢の活動で子どもたちが育ちあう”と聞いても、
ピンとこなかったかもしれません。
 

だから、この良さを知らない方に少しでも分かっていただけると
嬉しいです。

子どもをこの幼稚園に通わせていなかったら、私は
この仕事を選んでいなかったかもしれないわけですから、
本当にいい出会いをしました。


次回は、異年齢での活動の良さが、ことばの習得と
どう結びついて、なぜいいのかをお伝えしないと
いけないですね。

では、また。
ありがとうございました。
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2010/12/03の日記 12月03日 (金)
先月の日記で、ラボ・パーティでは、テーマ活動
(劇表現活動)という活動をしていて、それは
みんなで話し合いながら創っていくので、常に
何かしら自分の意見をもつことにつながりますと
いうおはなしをしました。


話し合って動いてみて、また意見を出し合って、
ということをしていくのですが、その中で
子どもたち同士でコメントし合う時間を
とることがあります。


どういうことかというと、例えば
 そのセリフの言い方、本当に悲しそうで良かった。
 あの表現は、楽しそうな様子が伝わってくるね。
 元気よく大きな声が出ていて、気持ちがいいね。
                      などです。

それから、そのおはなしに登場する以外の、でもおそらく
そこに存在するであろうものを、こどもたちが自分で
考えて表現することもあります。


例えば、おはなしには、おじいさんしか登場しない場面だけど
その時、おばあさんは何をしてるかなと考えて、おじいさんの
いる部屋とは違う、台所で料理をする表現をしたりするわけです。

庭で草むしりかもしれません。となりの部屋でお裁縫かも
しれません。想像したことだから、その子の思うようにして
いいのです。

そして、そういう表現を見つけたら、“ああそれおもしろいね。”
って、コメントしてあげるんです。そうすると、もっともっと
自分で考えるようになるんですよ。


これらのねらいは何かというと
子どもたちがのびのびと意見を言うようになることです。

想像のせかいなので、間違いというのは、無いんです。
どんな意見も受け入れられるので、
ああこれでいいんだ、という安心感が生まれます。

私は私の思ったことを言えばいい。と思うと
おもしろい意見がどんどん生まれます。


この“私は私でいいんだ”というこの思い。
これってとても大事なんですよ。

ちゃんと考えを持ってないと表現できないっていう
おはなしを以前にしましたが、考えを持ってても
言えない子はいます。

せっかくいい考えを持ってるのに、言わないんですよね。
でも言わないと、まわりの人には分かってもらえません。

言わない・言えないっていうのは、この“私は私でいいんだ”
っていう思いが持てていないことが、多々あります。

この思いを自己肯定感って言うんですけど
ラボでは、ここから育てようと頑張っています。

これが、ベースにあって、主体的に考える力があって
そして、表面にことばが現れるんですね。

ベースがものすごく、ぐらぐらなのに、
“はい、もっと大きな声で言いなさい”ってやってしまうと
口をつぐんでしまいます。

こどもの内面から、根っこから育てようとしてるわけです。

それからもうひとつ。
想像の世界なので、自分の考えてたのとまったく違う意見が
とびだすことがあるわけです。

でも、“へ~っ、そんな考えもあるのか。”と違いを
受け入れて、違いを楽しめる子、

ちゃんと聞いて、ちゃんと受け入れて、相手のことも
認められる子になってほしいなぁとの願いがあります。


言葉も文化も違う人たちと関わる時、日本人同士よりもっと
大きな違いに直面することになると思いますが、これができると
相手を思いやれる、違いを受け入れて楽しむことができることに
つながっていくようです。

日本人はどうしても、みんなと違うことを恐れて、まわりに
合わせようとするところがありますが、実はひとりひとり
みんな違うことに気付くと、自分らしさを認められるのかも
しれませんね。

私は私のままでいい、私にも役割がある、という思い。
前回書いた、涙した女の子は、もしかしたらその思いが
しぼんでたのかなと、テューターになった今は思います。

そして、テーマ活動で自分の役割を果たせた!できた!
っていう涙かなって。

長くなってしまいました。
では、今日はこの辺で。
最後まで読んで下さって
ありがとうございました。
>>感想を掲示板へ
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