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これはもう、こどもだけの問題ではない。
携帯電話を操作しながら、DVDをながしながら、パソコン画面をみながら、携帯プレーヤーで音楽を聴きながら・・・
いつもなにかをしながらの「ながら聞き」生活が根付いてしまった我々現代人にとって、 近くのひととぺちゃくちゃおしゃべりしながら、前に立って話しているひとの話を聞くというのは、まったく抵抗のない行為なのだろうか。
そんなふうに接する大人を前に、いつも何か急かされ、じっくり話を聞いてもらった経験に乏しい子どもたちがいるのではないだろうか。
そう思うと、ちょっと心配になる。
人間の肉声には注目できないけれど、テレビなどの機器類から発する音には大人もこどももすばやく注目したりする。 コミュニケーションのキホンである「聞くこと」が難しくなったと言われ始めて久しい。 言うまでもなく言葉ができることと、コミュニケーションがとれることは、イコールではない。 単に情報のやりとりはあっても、そこに感情を伴った「対話」がなければ、「聞く力」は育たない。
人間はそもそも「話したい」性分の生き物。よほど頑張らないと、人の話を聞くという行為は難しいものなのだ。
じっくり待つことを許してくれない忙しい世の中。 でも、「聞く」ためには、思考力と忍耐も必要。 まず相手を思い図る(イメージする)こと、感じること、待つこと、これらは「仲間」がいてこそ互いに育て合うことができるもの。 言葉だけでなく、一緒にこころが動くことが大事なんだ、とラボでは言う。 遠回りになるようだけど、人が人間らしくいるために最も大切なところを、ラボに集う子ども達はしっかりと学んでいると思う。
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ことしもホームステイの夏が近づいてきた。
参加が具体的に決まっていないラボっ子にとって、またその親御さんにとって、この国際交流の話は身近にあって遠い話だ。
一年かけての準備活動と、壮行会から帰国報告までの中身の濃い夏が、
一部のラボっ子とそのご家族だけのあいだで毎年新しく繰り返される。 すぐそばで起きている出来事であるのに、 当事者でなければなかなか身に迫って実感できないのが実情だ。 だが、考えてみれば、この参加年代に当てはまる時期はほんとに短い。 子ども達はあっという間にこの年代を通りすぎてしまう。
親御さんがまだもうすこし考えます、と言っているうちに、チャンスを逃してしまわないよう、 そのために年齢が小さいころから徐々に準備をしていくのだと改めて思う。 かくいうわたしも、ありがたいことにその準備を親に整えてもらい、貴重な体験をさせてもらった。 じぶんの子が参加し、あらためてこの「ひとりだち」の意義を見つめなおした。
そこで感じたことを、いかにパーティの皆さんに伝えていくのか、
「うちのこは無理ではないかな」「まだ遠い話です」と考えていらっしゃるご家庭が、 なにかをきっかけに「行かせてあげたい」と考えるようになられるなら、それはどんなきっかけだろう? そんな思いで留学生との交流会でホストファミリーをしてみませんか?
とお話してみた。 一晩なら、忙しいご家庭でもなんとかなるもの。 特別なことは必要なく、ご家族がその日用事があって行かれるところへ、 留学生の方といっしょに行くことができたら最高です。
お忙しいご家庭のほうが、かえって楽しいと思いますよ。
おすすめしたご家族は、今回の受け入れがとてもよかったとおっしゃった。 それは、知らない国が、その人を通してぐっと距離が縮まり、一気に身近な国に変わるマジック。 いつもの食事、ふだんどおりの家族の週末のスケジュール。 そこにひとり、訪ねてきてくれた方が加わることで、どんなに世界への窓がひろがるか。。 これは、経験してみてこそわかるもの。 これからも、すこしずつ「ホストファミリー経験者」を増やしていきたい。 3月の震災以降、帰国された留学生の方も多いなか、ここ日本で学び続けようとしている留学生のみなさんとの草の根交流。 こんな時にこそ、開催を決行してよかったと
、みなさんの喜ぶ顔をみて思った。
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これから、ますます蒸し暑くなる。 毎朝キホン三つのお弁当づくりも一層の配慮と工夫がいる季節になった。 されど、首都圏通勤・通学タイムは以前にも増して前倒しの様相。 かくしてお弁当を作る側の人間も、サマータイム制を導入せざるを得なくなった。 朝食のパン焼きは各自におまかせ。 詰めても詰めても埋まらないデカ弁当箱は、わたしの敵なのだ。 かばんを開けて早く早く!と急かされる。 もともと深夜型人間の自分には、この生活がきつい。 こうなるといままでのスタイルはもう通用しなくなり、 ある朝無理やり早起きをし始め、それに引っ張られるようにカラダが眠りに入るように仕向ける。 なれないうちは日中に眠気がくる。だから可能なら15分だけ、とキッチンタイマーをかけて寝る。 覚めると視界が開けたように頭がシャキン!となった。 夏の暑さも、ちょこっと寝で乗り切ろう。 人間、自律神経がきちんとはたらくためにも、早ね早起きがやはりいい。 長い間の私の悪しき生活習慣も、この全国的節電体制のおかげでいよいよ改善されよう?としている。
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オリジナルのThe Hokey Pokeyに飽きたこのごろ。そういえば別バージョンがあったなあ・・、 覚えてるかなあ・・30年以上前の記憶を紐解いて、あのなつかしのダンスバージョンをやってみた。カラダが覚えてた。自分でもびっくり。 それをみんなが気に入って、連続3回もやって汗だくになった先週。 right , left , right. left, kick,kick, まるでダンス教室だね、といいながら。 せっかくなので、今回保護者のみなさんにも体験していただいた。 やはり一回で汗だく、はぁはぁ。でもなかなか飲み込みの早いみなさん。 汗をかいた後でゆっくりとお話を。 めったにお目にかかるチャンスがないので、日ごろの様子をお伝えしつつ、ご家庭からのご意見も伺える貴重な時間。 パーティ後につづった記録を見てピックアップしたことを、こどもたちそれぞれにしぼってお話しする。 どんな情報が、おうちの方にとって知りたいことだろう・・わたしなりにリサーチ。 テューターのわたしひとりの力だけでは、到底うまくいかないのがラボ。 ご家族のあたたかな見守りと、ご支援があってこそ大きく育つこどもたち。 気持ちを共有できることこそが大切と再認識した日でした。
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いつかは試してみたいと思っていたことですが、
先日そんなチャンスが思いがけずめぐってきました。
しばらくその学童を離れるので、なにかこどもたちにカタチのないプレゼントをしたい・・、 そう思い、集団ゲームなどいろいろと考えてみました。 でも、自分はやっぱりこれ?とおもったのが、音楽にのせての読み聞かせ。 一年生から三年生なので、選んだのはWe're Going On A Bear Huntです。 まったく予告無く帰りの会を早めに召集されて、なになに?どうして?と子ども達はハテナの表情。 それしってるよ~!保育園で読んだよ~、という一年生。 そうなの?それならよかった。今日は英語と日本語で読むね。 みんなにミュージックスタート!と声をかけてもらって、さあはじまりだ。 合間に、ちらちらとみんなの表情を追っかけてみる。 最初から最後まで、ぴくりとも動かずにいた子ども達。珍しかったかな。 擬態語、擬声語の英語と日本語の違いがおもしろかったようでもあり、 くりかえしが耳に残ったようでもあり。 ラストのスピード感にイメージをふくらませて、あっという間だったようです。
「またやってくれませんか?」
あちこちボランティアの場ができつつあり、できればこれが仲間につながればいいなと思う日々です。
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迷いに迷って、次の取り組む物語はPeter Pan 海賊船上の決闘に決まり。 このおはなし、中途半端に、照れながらやると見ててツライ・・という意見もあり、そこはみんな承知しているらしい。 役決めにまた悩む。ロストボーイズやりたいし、ウェンディもやりたい。 スターキーやってみたいし、マイケルもやりたいし。 ピーターは前半がひま?なのでEvening Starをかっこよくやりたい? フックをやってみたいという女子は、他の子への影響力も大きい。
すくないのはやだ、・・すくないとつまんないよ。
一時の感情であったって、こんな言葉が聞けるなんて、嬉しいじゃないか。 いくつもの役を担うのは大変だとよくわかっているけど、
自分にはできる、という自信がどこかにあるから出てくる言葉だ。
頼もしく、成長著しいこどもたち。
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最近、参加者がどんどん低年齢化しつつある子育て広場。
2歳児さんが減って、いつのまにか1歳前後のお子さんたちが中心になりました。 幼稚園入園の手続きのとき、優遇となるケースも増えてきたため、 みなさんプレ幼稚園の参加を希望されているのだとか。 だから日ごろからいくつかの幼稚園のプレクラスをはしごして、 最終的に気に入るところへ入れるようにと準備万端整えているということなのだそうです。 児童館の幼児クラブや子育てセンターでの催し、それに プレ幼稚園とくれば、ウィークデイはほとんど埋まっています。以前は公園でママ友を探したけれど、 今はそうしたお膳立てされた目的がはっきりした場所で出会うのですね。 子育て事情は刻々と変わっているのがわかります。
1歳過ぎのよちよち歩きのお子さんが多くなり、 あつまったお友達の顔を見てから、今日のように急にプログラム変更をすることも多くなりました。
お話劇あそびは、なかなかその日そのときだけのメンバーでやるのは難しいところがあります。 それでも絵本の紹介は毎回欠かしません。 洋書絵本にこだわらず、お母さんの気持ちがかるくなるような、ほっとするおはなしに触れてもらいたいと、いつも心がけています。
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GWの真っ最中に、首都圏では盛んに流れていたあのコマーシャル。
春の発表会も終わり落ち着いたところで、やはり子ども達のため、仲間をふやしていきたいものだな~ と思っていた矢先に耳にとびこんできた、そのフレーズ。
テレビに釘付けになり、30秒後にひとりで笑い転げているのを、 家族が不思議そうに、「・・とうとうおかあさんが狂っちゃった」という視線で見つめていた。 コレ見て苦笑いもしないテューターはいないでしょう・・。 そう思ったのはわたしだけ?? Check it out! http://www.youtube.com/watch?v=KUKyvTEfa0Q
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一昨日なんのケーキがたべたいか、とたずねてきたのでクレープとリクエスト。 いつからか、夫の担当になった誕生日のケーキ。 子供が小さい頃はわたしのしごとだったはずが、いつしか研究熱心な夫に軍配があがるようになった。 とはいっても、作るのは一年に何度かである。 持ち寄りパーティにもときどき出品。 いまでは子ども達もわたしのかさ高さが毎回ちがうケーキより、当然そちらを好む。 インターネットで調べたり、本で調べたりしてから買い物に。 製菓材料はいまキッチンに足りない物を、わたしより知っている。
ミルクレープは、何枚もクレープを焼くので手間がかかる。 フライパンの調子がいまひとつなので、ちょっと心配だった。 以前作ったときは12枚もの薄いクレープで倍ほどの厚みがあった。 今回はフルーツをはさんでないシンプルスタイル。 娘がお皿の上にきれいに演出する。 もうちょっと焼き色がつくほうがよかったかな。早すぎたかな。 キャンドルは立てられない。代わりに息子が野太い声を張り上げて歌うバースデーソング。 もうこないで、と思った誕生日を今年も無事に迎えられて何よりだった。
ロールケーキは昨年クリスマスに
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発表会後の前向きなとき、次にむかって子ども達の気分が少々高ぶっているとき、 その「旬」の時期を逃さずにあたらしい目標をみつけたい。 ちいさい仲間をパーティへ迎えたいという思いと、自分たちにもなにかできるのではないか、と思ったその勢いにのって、 今年後半はキャラバン隊をやってみようと提案した。出張テーマ活動だ。 わたしたちは大きなパーティじゃない。 でも、だからこそできるインパクトのあることってあるのではないか。 いまいるラボっ子の成長がなによりの喜び。 いままで大学生たちの「キャラバン隊」の活躍を目の前で見てきた。 ラボの楽しさを、テーマ活動の楽しさを言葉とからだで伝えられたらどんなにすてきだろう。 保育園の子ども達が、どのおはなしなら関心を持って見てくれるのかな。 思案しても答えはなかなか簡単にでてこない。 小さな子ども達の感性は、きっとみんなの予想がつかないところをしっかりとらえることだろう。 ラボの中でなく、外の方に見ていただくことはめったにない。 こわさもあるけれど、未知の世界に飛び込むワクワク感も隠せない。 作戦会議はつづく。
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