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台風がゆっくりゆっくり接近しているなか、大雨と大雨の合間をぬって、なんとか無事に発表を終えました。
ラボっ子のうち、3人にとっては、なつかしいこの保育園のホール。 毎年のおゆうぎの会には、かわいらしい姿で踊っていた同じ場所。 大きく見えたステージが、今改めて見ると、階段の踊場ほどの広さしかないことに驚きです。 今日は大階段も平らなフロアも舞台も、ぜんぶまるごと使って船を表現し、大胆に発表しました。
実は、少々心配でした。果たして、このおはなしに、小さいお友達がどんな反応を見せてくれるのか。 ざわざわ、ぎゃあぎゃあ、飽きちゃったらどうしようか。
でもどうやら、それは取り越し苦労だったようです。
蔭で音楽を担当しながら、隙間から見えたこの表情。
じ~んときました。
ラボっ子たちもみな、達成感でいっぱいでした。
反省すべきところももちろん多々ありますが、
今日のところはそれはさておき、「また見たいな」「せひまたやってね」 という声が聞けたことがイチバンの喜びです。
チラシをみて、きてくれたおともだちも、ありがとう。
ぜひ、ラボパーティにあそびにきてくださいね。
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台風がやってきています。心配なお天気。
そうなんです、わたしは雨を嵐を呼ぶ人。みんな、ごめんね。
でも、保育園ではきっと楽しみに待ってくれています。
だから、なにがなんでも発表しようね、ピーターパン。
連日の臨時パーティで、夏休み中のブランクを取り戻すかのように、 みんなの士気もいよいよ高まってきたところ。
テーマ活動は、演劇とはちがう。
見たことが無い人にはどんなふうに映るのか、少々心配も。
できれば、テーマ活動をはじめてみる小さいお友達のために、
それぞれが「見せ場」を作ってみてはどうかと提案した。
お話を知らない子が見ても、その瞬間楽しめる要素として、
なにか仕掛けをと考えたのだ。
どうやら、いまのメンバーは「笑い」にはこだわりがあるようで。
さっそくいろいろと試していた。
ステンシルで絵やロゴを入れたおそろいのTシャツも出来た。
お休みの仲間の分まで、代わりに丁寧に作ってくれた子がいた。
ピーターパンは、英語も日本語も言い回しがむずかしい。
自分では口にしたことも聞いたこともない言葉が多く出てくる。
子ども達が役の気持ちをとらえるには、長い時間が必要だった。
時に子供同士厳しいやりとりが交わされたことも。 目にいっぱいの涙を浮かべて、それでもぐっとこらえて頑張った。
自信を持って、大きな声を出すことは想像以上に大変。
恥ずかしいやらなにやら、いろんな思いが交錯するなか、
ひとりひとりが、自分の目標に向かって一歩前進できるように頑張ってきた。 なによりも、ラボっ子たち自らが楽しんで発表ができるよう最後まで見守りたい。
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テーマ活動は、おはなしを「動く」活動だ。でもその最中に突っ立ってしまう理由には、 せりふが覚えられていないということもある。だけどそれだけじゃない。 じぶんの役柄について、仲間とのイメージの共有がなかったら、 道具も衣装も使わないこの表現活動は、なにもはじまらない。 言わば話し合うこと、それが命。・・なければ表面だけの本当につまらないものになる。
自分がこの物語のなかでどんなポジションでどんな人物で、こんなクセがあって、こんないいところ、困ったところがあって・・ この人物とはうまくいっており、別の誰かとは折り合いが悪く、・・など 仲間との話し合いによって物語から読み取れることはほんとうにたくさんある。 あたらしいものを発見したこどもたちは、見違えるほどいきいきと物語のなかで自在に泳ぎ始める。
このところ、私も含めみんなが袋小路にまよいこんで、どうしてよいのやら困っていた。 そこで、ご近所の大学生ラボっ子に様子を見に来てもらった。 テーマ活動を見てもらったそのあとに、なんでも聞いていいよ、いい機会をもらった。 素朴な疑問・質問をうけて、うまい具合に相手の考えを引き出そうとしてくれる。
じぶんの中にある気持ちをどう表現していいものかと困惑している小学生・中学生たちに、 実はこんなことを考えていた、と気づかせてくれた。 また、お話をたのしむ極意を教えてもらい、「うむ、深イなあ」と感嘆の声が思わず出た。 そう感じるこころがあるのがすばらしい。そうだ、テーマ活動って「深イイ」ンだぞ。
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毎回が新鮮なラボキャンプ。 今回も、ラボランドでのうれしい再会!!や驚きの偶然、ハプニング連続の楽しい3泊4日でした。
心配された天候も、なんと今回はめずらしく雨具を使わないキャンプでした。 やはり、お天気がいいと気持ちが晴れ晴れしていいものですね。 黒姫山登頂隊も、元気に帰還しましたよ。
太郎丸本部(今回は看板が鬼ヶ島となっていました)の真横に位置するロッジ、ヒマラヤ3はテューターになって5回目中の2回目でした。 夜なかなか寝付けないちびっこキャンパーに、「ほーらみてごらん?ここはコーチがいる部屋から丸見えなんだよ。 早く寝ないと鬼よりこわいコーチが来るから、たいへんだよ!」 といって早くしずかになるように促すと、効果テキメンなのでした。(笑) 今年テーマはももたろう。3日目プログラムは暑さのなかで水分補給を気遣いつつコーナーをめぐるのが大変でした。 待ち時間がちょっときつかったものの、グループのなかで各自がきじ、さる、犬、どれかの家来になって役目を果たし 最後に一丸となって鬼退治をするという仕掛けになっていました。
鬼退治には欠かせないきびだんごのコーナーや、墨でももたろうの絵を描くコーナー、などもにぎわっていました。
こどもたちが、何度か同じ班に参加するうちに、以前同じロッジだった子にまた会えることがあります。 国際交流で一緒だった子に遭遇することもあります。 テューターもしかり。 どこかの研修でご一緒した方、何年か前に同じロッジですごした方、そして子供がいつぞやお世話になった方。 今回、息子が二年前にシニアをやったロッジにいらしたテューターさんが声をかけてくださいました。 40年前から、キャンプにはおとなも子どももいつもTシャツの左袖に付けて行く「さんかくの布きれ」に書いた地区と名前。 それがこんなにいろんな面で人と人の縁を取り持つ役目をしているだなんて、思いもよらなかったです。 毎回じぶんのパーティの子供がロッジにわかれていってからどんな様子か気にかかります。そんなとき、 「頼りにされてますよ、がんばってますよ」と伝えてくださったりすると、ほっとしてうれしくなります。 自分の子、パーティのこどもたち、地区のこどもたち、ロッジのキャンパーたち、そのみんなを たくさんのおとなの目で見守り、成長を喜び合うことが、ラボのラボらしさだなあ、と改めて感じた2011年のキャンプでした。
これから行ってきま~す
新宿2号、ラボランドに到着
ようこそラボランドへ、とももたろうたちがおでむかえ
5班 開営式でのシニアメイトたち
一日目の夜、ロッジで係決めをします
2日目のあさ、ごはんを運んでいるPの子を発見
2日目の野外活動「アウトドアの達人」に参加しました。
九つのグループにわかれてはしご作りや火おこしにチャレンジ。
雨のあとだから、なかなか火が着かず四苦八苦
ロッジでテーマ活動、これはシニアゆっぴのお話紹介
シニアメイトの提案で、グループごとにももたろうのおはなし絵地図を描いてイメージを分かち合う
高学年プログラム@集雲堂 フォークソング&ホキポキラインダンス
どんぶらこっこ、ももが流れてきた~3日目プログラムのオープニング
ごーりんごーりん、おばあさんのきびだんご体験
ラボランド内の鴻来坊にて
わらじもはいてみたよ
鬼退治に力をあわせるももたろうと家来たち
バザー こちらはおとなりのH4
いたいた!元気そうだね
ヒマ3シスターズ!
おとなりヒマラヤ4と姉妹ロッジ交流会で大盛り上がり!
さいごのよるごはん、いただきますの~UFO~♪
キャンプファイヤーではキャンプソングが炸裂!
でもおしまいにはしんみり・・
わかれのつどいのあとは、
おもいっきりソングバーズで汗をかいた
そして、お別れの朝
また会おうね!!
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大事なリュックの消息が掴めず、朝から家のあちこち引っ張り出してはない、ない、ない。
結局いちばんないと思っていた手付かずの場所に眠っていました。
心配していたお天気、なんとかなりそうですね。
でも、5班のみなさん安心はできません。雨女の私が行くところ、どこへでも雨雲がついて行きます。 どうぞしっかりと雨具のご用意を。
来年はもうない、とおもって黒姫から帰って一年。一年は長いというべきなのか、また行くことに。 初参加の2名は、さてこのキャンプにどんな印象を持つのかな。 黒姫登頂をねらうYくんの願い、叶うといいな。 中学生になった第一世代は、ロッジのなかでどんな様子かな。 毎回があたらしいキャンプ。どんな出会いが待っているか、大人もたのしみ。
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夕方からの雨が予想された土曜日の午後、有隣堂書店で読み聞かせの会。 今回はNテューターの助っ人としてでかけました。
新規店舗の開店準備で異動された児童書担当の方が、わざわざお休みを返上してお手伝いに来てくださいました。
今日のおはなしは、だるまちゃんとかみなりちゃん。
ラボライブラリーのなかでは、40年以上こどもたちのこころを捉えて放さない名作中の名作。 なつやすみは海や川にあそびに行くね、というところから、まずさかなつりにちなんだナーサリーライムをご紹介。
雨が多い今年の夏。 ゴロゴロと鳴ったら、かみなりちゃんが、プールの底を突き抜けておちてくるかも? というわけで、絵本よみきかせ。 みんなでかくれんぼしている気分でone,two,three,..と数えたり、 ごちそうの絵をならべて、すきなごちそうを選んでもらって声に出してみたり、 つのが生えたクッキーをおみやげにもらったり。 そうそう、輪投げもやってみました。短い時間でしたが、とても興味をもって参加してくれました。
ここの児童書コーナーの品揃えには「テーマ性」が感じられ、担当者の熱意と意識の高さが伺えます。
質の高いお客様の声に応えられるようになるには、 スタッフとしては日々勉強が必要だ、とおっしゃっていた言葉に納得。
わたしも、これほしい!と思わず口にした珠玉のことばが詰まった本を発見。 インターネット書店では、なかなかこういう出会いがないのが現実です。 本来、絵本というのは、「こんな本をさがしています」とイメージを伝え、 お店の方とのコミュニケーションを楽しみながら、じっくり吟味して選びたいものなのです。
「3月の震災以降、じつは児童書だけが売り上げをのばしているんです・・」 親子がいっしょにすごす時間が意識的に増えつつある、ということの表れでしょうか。
「ゲームの売り上げが伸び悩む一方、児童書が売れているのは、何らかの心境の変化を映し出していると思うんです」
ほんとうにそうだと、うれしい。
お話絵本を、安心できるおひざにすわって聞けるこのうえない幸せ。 そんな時間を、より多くのこどもたちが体験できるといいと思うのです。 子育て期の旬はほんとうにみじかい。
あんなこと、したかったな~、こんなことも、したかった・・。
それはとても些細なことだけど、その時期にしかできなかったこと。 反省の念もこめて、今一度「おはなしの持つチカラ」を再認識しているこのごろです。
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4話に登場する海賊たちのこの、短いがなんとも不気味で品のない歌が、子どもたちにウケる。 いままで、首を振ってただけのへんてこなダンスを、今日は歌詞も覚えてしっかり動きをつけると決めていた。 どちらかといえば、いつもは振り付けなどをを率先してやらないメンバーが中心だったにもかかわらず、 今日はう~んと悩みながらも、ちゃんとノルマを達成した。しかも、いつもなかなか物語の中に入って来づらい子が、 ノリノリに歌って踊る様が見られてなんだかうれしかった。 ロストボーイズが欠席で、ひとりもいない状態だったので、いると仮定して動くというのもまた面白かったようだ。 えっ、ウェンディまでおどっちゃっていいのかな?・・いいのいいの。 今日のお菓子は、しっかり歌えて踊れた人から順番にね。 時間を有効に使い、みんなに達成感の残る今日のパーティだった。
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Curlyが「イギリス帝国バンザーイ!」と叫び、そのあとの憤ったフックのセリフに魅力を感じたんだというMちゃん。
まだ彼女は「ラボっ子一年生」であるにも関わらず、チャレンジする心意気がいい。 セリフにいっぱいいっぱいで、恥ずかしさも手伝って、なかなか思うようにいかない。 そんなとき、仲間がくれるアドバイスがこころに響く。今日のパーティは反省会も含めてしっかり気持ちを伝え合った。 手厳しい意見もあるけれど、子ども達同士で素直に受け止めあっている。 セリフにカラダがついてこない。「どうしたらいいの?教えて欲しい」 途中でとまっちゃったのが良くなかった。「止まっちゃったことよりも、そのあとせりふをわざととばした事のほうが恥ずかしいよ」 ・・今日はテューターの出る幕はなさそう。 まだ道なかば。折り返し地点にも到達していない。 この夏休みは、例年とはちがって毎週のように顔を合わせることになる。 笑顔で9月の発表を迎えられるように、みんな楽しく頑張ろう。
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ご近所のパーティと、壮行会をかねての発表会。毎年誰かがその立場になるのだけど、 自分の子がホームステイ参加となると、出発までの落ち着かないことといったらない。 わが娘が行く前にご家庭で1ヵ月「受け入れ」をなさっていた方は、 娘がひとりいなくなった・・ほどの喪失感?をカラダにずしんと感じておられた。 それでも、我が子のためにはどれほどよかったか、と心底話していらっしゃった。 これからひとりだちの旅へ出る子に、このうえないプレゼントになったに違いない。 いいファミリーだな~と思ってほんわかあったかい気持ちになった。
他にも受け入れ経験者の方と、昨日の会場でお話したけれど、やはり、親としても行かせるだけでは半分。 なぜうちの子を受け入れてくださるのか、ということを深く考えさせてくれるのは、 受け入れ体験にほかならないと思った。 同じような世代の子どもをもつ親同士の心の交流・・うちの子が見えない場所で体験してくるだけでなく、 受け入れをすることで、その見えない場所の様子がすこし見えてくる。 我が家をひとつのステイ先としてみたとき、何もかも整っているから受け入れるわけじゃない、と気づく。 そして、こどもにとって、どこかに連れて行ってもらった、何を買ってもらった、そんなことよりも、もっと大事な忘れがたいことが じつは異国での日常生活の中にあるんだ、と知ることができる。
どんな状況におかれても、そのなかにどうにか自分を生かすように頑張ってこい、 と言えるくらいにどん、と構えていられたらいい。 我が家は当たりかハズレか、なんて考えるのはナンセンス。
逆もまた、然り。
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今まで候補にあがっては消えていたピーターパン。
やっと本格的に取り組むチャンスがきて、張り切ってる。
張り切っているのはいいが、ぜんぜん場面が深まっていかない。
「みんな、聞いてきた?」「台詞おぼえるために聞くんじゃないんだよ」というと、ぽかんとなっている。 場面をこうしたい、ああしたい、と湧き出るようになるには、台詞をただ追いかけてちゃだめだよ。
というわけで、きっかけ作りに海賊船の見取り図を書いて、イメージを共有する。 ひとりひとり、考えることは違うもんだ。
船室のドアひとつとっても、こんなだ、あんなだ、と意見がわかれる。 煌々と室内の明かりをつけてやっていたら、闇につつまれている気持ちになれない。 「明かり消さない?」だれかがいう。___そうしよう。 足元がおぼつかないなか、甲板で繰り広げられる闘い。
鉄の鉤を突きつけられて海におちても、船室に押し込まれて正体不明の生き物に殺されても、 海賊の手下どもはひとり2役あたりまえ。またも蘇るしかない。 こうなったら、ひらきなおって堂々とよみがえっちゃう??
やにわに、一人の子がやってきていう。
テューター、ブスにさされて死んでましたってなに?
えっ?
ブスに刺されてっていみがわからないよ。。
ああ、それは「ぶっすり刺されて死んでました」 じゃない?
といって短剣をおなかに突きつけるまね。
みんな大爆笑なのでした。
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