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「なんでそんなに”悪ワル”のアリス~? 不良、反抗期アリスじゃん」
中高生グループで「不思議の国のアリスーうさぎ穴に落ちてー」を動き始めると途端に、
今日はアリス役をやっているK(中1)はいきなりこんな言葉をみんなから浴びせられた。
毎回物語りにでてくる違う登場人物(物)になって動いてみること、
このグループの全員が「アリス」になってみること(アリスの感じ方、気持になってみる)をテューターから提案。
と、今日はずいぶん太い声、ふてぶてしいたたずまいのアリス、となった、ときどき自分の手の指をポキポキ鳴らしたりしている。。。。?
他の仲間と一緒にキノコを手で丸く形作っていたN(高2)は、S(中1)イモムシがノソノソ去って行く時、
「なんかナメクジみたいにキノコの上に跡が残りそうだよね。。。」
まだテーマ活動に出会ってから間もないK(中1)も今日は恥ずかしさが動きを邪魔しないようだ。
公爵夫人の太い声を憎憎しさいっぱいに張り上げて、そのたびに皆の笑いをとっている。
赤ちゃん(ブタ)のS(中1)は大げさに手足をバタつかせて「ウギャ~!!」、そしてトコトコ森の中へ走って消えたかと思うと
ためらいがちにニヤニヤ笑いを懸命にやろうとしているM(中1)チェシャネコの顎にサッと自分の腕を差し出す。
消えていく「笑い」を樹の枝か何かの淵にあるようにしたかったのかな?
手をつなぎテーブルになってクルクル回ってくれる仲間たちの周りで悠然とお茶を飲むS帽子屋とH(高2)3月ウサギも、
テーブルと反対方向にグルグル席を替わっては茶のみを続ける。
H3月ウサギの恍惚ともいえるような顔つきを見ていると、こっちまで頭がおかしくなりそう、、、
なんだか彼らの輪の中にいない自分の方がおかしく感じられてくるから不思議。
そんなヘンテコを見つめるKアリスの目、、、「地(じ)」でいってる?
「こんなやつらとかかわるのまっぴら!!!!」メッセージがビシビシ飛んで来る。
K(中1)「アリスは性格が悪くていつも一人ぼっちとか、、、。
友達がいないんじゃない?」
N(高2)「ひとりっ子の典型的性格じゃん、でも姉がいるんだよね」
M(中1)「お姉ちゃんとすごく年がはなれていて、甘やかされてい る」
K(中1)「アリスは友達に逆に疑問をもったり。 何で自分に寄って こないのかな?って。
夢の中で『夢なんだ』って気がつく時ってなぁい? 私がこの前見
た夢は学校から帰ったら家の中に鬼太郎がいて、、、、」
皆、「そう,そう、、、、!」
しばらく「夢」談義。
M(中1)「アリスはいつも大人と一緒にいる環境だから態度が『上か
ら目線』。 ああ、でも意外に家が厳しいお金持ちの家だからそれ が嫌で抜け出したとか、、、?」
N(高2)「『帰ったらお姉ちゃんに夢の話をしてあげよ』って言って るから、それほど家がきらいじゃない、、、かも。」
H(高1)「狭苦しい家は息が詰まるから嫌で逃げ出すんだ、、、。」
K(中1)「親に反抗してケンカ、そして家出?」
M(中1)「(最近の)映画では結婚させられることになってたアリスが結婚が嫌で逃げてきた、、、でも夢を見たことでアリスは変わる。」
ごめんね、テューターは皆のおうちの家族や何かのことを知っているから(お母さんと話すからね)、皆の言っていることを聞いていると
何だか「自分のこと(見聞きしたこと、つまり体験)と重ねてものを言っている」気がして。。。。だから100倍もキミたちの会話が楽しいのかもしれない。
ごめんなさい、こんな大人くさいおもしろがり方しちゃって。
テーマ活動をすると「人を深く知ることが出来る」という副産物があるんだなあ。 お話の世界であれこれ話していると、おもしろくて夢中になってしまうから、
いつの間にか仮面をかぶらない状態で「素」のままをロに出していることがある。
その人が話す内容から受け取れることがたくさんあるからね。。。おっと、私も同じこと、おたがいさまだね。
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「ふしぎの国のアリス」と「みにくいあひるの子」はいやだ~!とかたくな、
そしてハエを7匹一度に仕留め得意になって旅する仕立て屋の冒険話「ひとうちななつ」が絶対にやりたい!と
言っていた小学生男の子がどうしたことか、、、、今日のパーティでは「ふしぎの国のアリス、第1話ーうさぎ穴に落ちてー」の世界で嬉々として生きていた。
先週の中高生グループと小学生の合同パーティで、全員で動いた「ひとうちななつ」と「ふしぎの国のアリス第3話ーハートの女王ー」のあと、子ども達からは
「動いてみたらやっぱ、アリスの方がたのし~い!!」
アリスのかん高い女の子の声、「もういや!こんなの!!」などの女の子っぽい調子の口調が男の子に毛嫌いされているのか、
と思い込んでいたテューターの大きな間違いであった。
何ともいえないナンセンス(へんてこ)な世界で繰り広げられるファンタジーの魅力を小学生男子もしっかり感じ取れたことに、
あらためて関心し驚く。
もっとも中高生が元気で何の恥じらいもなく、女王様や王様、ジャック、アリスを表現した中で巻き込まれたともいえるのだが、、、。
そして「最近の育児放棄、いじめなどの社会問題にもつながるから、『みにくいあひるの子』を深くやってみたい、という高校生の見方と、
実際に学校で毎日『いじめ』という言葉に敏感になり、友達との間も気を使っているだろう小学生の感覚には大きな違いが。
小学生にとって「ひとりだけ違う」といじめられるみにくいあひるの子は、とてもつらすぎて受け止めきれないのかもしれない。
そして周年発表のテーマと決まった「ふしぎの国のアリス」、今日はーうさぎ穴に落ちてーを動いた小学生。
ノリの悪さを想定してチョッピリおまけ。。。小道具のを用意しておいたのだが。
*金ぴかの懐中時計(本物の金ではないがちゃんと動く)、
*鍵のオモチャ
*「Drink Me」というラベルを貼った小さなボトル
*ケーキの絵
あ~あ、こんな道具たちは要らなかったのだ。 だけどせっかく用意したからと見せてしまったが最後、我先に手にとり眺めたり投げたりと遊び始めた。
特に金ぴかの懐中時計だけは
「オレ、白うさぎ!」と役を決めている5年のYに真っ先に取られても
小さい子達はだれも文句が言えない。
S(小3)「白うさぎは決まった時間に着かないと、ハートの女王に首を 切られてしまうんだよ。 不思議の国でのボスは女王。」
K(小2)「漫画のアリスではね、お茶の時間にヤマネが帽子屋やうさぎ に鼻にジャムを塗られて眠っちゃうんだよ。
目を覚ますとまたすぐ塗られちゃう」
Y(小5)(穴に落ちる所、うさぎ役のYは床に寝そべって後ろ向きにス ライドで 進んで、アリスより先に落ちて行っている。)
「(アリスがテーブルの上の鍵を見つけたのを見ながら)この5分前 にうさぎは小さなドアに鍵をかけに来た。」
テューター「へえ、小さなドアの鍵はうさぎがかけたの?」
みんな「そうだよ~♪」
アリス役のK,N(小3)がラボルームのコンセントの周りの壁はめ込みパネルを
ドアに見立てて寝そべってそこから外を覗く仕草。 他の子ガーデンの木や花。
K(小3)「つまりここが女王の庭園。 白バラが植えられたところ。」
アリスの涙池に様々な生き物が入ってくるところ照れくさそうに、でも
H(小5)もしっかり泳いでいる。ドードー鳥かなあ?
K(小3)はネズミで床に寝そべり後ろ向きにで泳いでアリスに近づいていく。
子どもは「泳ぐ」となったら立ち泳ぎ(大人がするように足は立ったままで上半身のみ泳ぐふり)はしないのだ。
テューター「『指貫って何?』って言った子がいたね。何だろう?」
K(小3)「『ピーターパン』でピーターがウェンディにあげたもの!」
K(小2)「リングみたいの」
K(小3)「オレンジ色してボツボツのやつでしょ?」
あ、これは明らかに「指サック」だ、、、H(小5)がテューターの目を見て笑いを共有しようとしている。
K(小3)がホワイトボードに描いた「指貫」、、「義指」だ、、、爪が妙にリアル。
K(小3)「義肢ってあるじゃん? 足が不自由な人がうつけるやつ。
あれの指盤、、、」
ああ、やっぱりそうか。
Y(小5)「裁縫する時に指に針がささらないようにはめるもの。」
そして本物を皆に手にとってもらう。みな!!!!!!!の顔。
テューター「じゃあ、アリスが動物たちに配ったボンボンはどんなの?」
Y(小5)「チアガールが持って踊るあれ」
テューター「ボンボンはどこに入っていた?」
K(小3)「箱の中。アリスのポケットの中の箱の中。」
K(小2)「薬飲んだ時にボンボンも小さくなったんだよ」
こんな瞬間がとっても好きだ。 考えもしなかったことを教えてくれる子どもたち。 おもしろい!
キミたちの柔らかい感性はいつもフレッシュ。
大人は知り過ぎていてつまらない、、、♪あたりまえはつまらない~♪
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「みにくいあひるの子」はラボライブラリーの音楽、声にあわせて動いたら中高生が大興奮! みんな子どもの頃一度はこの物語に出会っているだろうに、、、。
発表のテーマ(おはなし)決めとして候補に上がっている
*不思議の国のアリス第2話ーへんてこな仲間たちー
*ひとうちななつ
と並んで候補に上がっている「みにくいあひるの子」、初めて中高生グループ6人で動いてみる。
役は自由にやりながら思いつきで子ども達が自主的にやっていく、、、。
母さんあひるのS(中1男)、「集まれ~」(Come on!)など言って子どものあひるを従える。 ほかの皆、Sに続いてピ~ッピ~ッと。
大きなあひるの卵、のH(高1女)”He tumbled out"とうずくまっていたのがポロンとはじける。
「ずいぶん大きいこと!」と他のあひるたち大笑い、、、実際にHはとても背が高くはまり役?
K(中1男)「あひるがチャポンって水に入る時ってこうやるよね!」
と胸を突き出しまるで人形のように姿勢を良くのばしたまま、
前面から落ちるように水に入る、、、チャポンと音がしてくるようだ。
その仕草が本物のあひるそっくりで皆、爆笑。
N(高2)の長老あひるは杖をついて、少々くたびれた風貌。
K&M(中1女)「俺のそばに来るな!!!!!」とHみにくいあひるに
向かってびっくりするほど大声で言い放つ。
この2人はまだラボっ子としては日が浅いのだが、すっかり役になりきって思わず力が入ってしまったようだ。
意地悪あひるたちをS母さんあひるがビンタでしかっている(笑)。
みにくいあひるの子が生まれた場所から脱走して、おばあさんの住む小屋に居つくシーンでは、いつの間にかS(中1男)はネコに、
N(高2)はメンドリになり、新顔のみにくいHあひるの子の前で自慢た~~ぷり。
「あんた卵産める?」の言いっぷりの憎憎しいこと。
冷たい風の吹きすさぶ真冬、池に氷が張って自分の浮かんでいる水のスペースがどんどん小さくなっていくさまを
H(高1)みにくいあひるの子は追い詰められるような体の動きで。
仲間の白鳥に出合って歓迎される場面では、Hみにくいあひるの子(もう
白鳥になっているのだが)は
心から気持良さそうにのびのびと大きくゆったり羽を動かしていた。
「本当の自分になれたのです」CDのことばがその動きと重なる。
「Good good,チャチャチャ、 Good peace, シュワッチ♪」のかけ声
と一緒にお話の世界から戻っていつものように皆で車座に。
皆 あれ~?テューター目が赤いよ~!
T ごめん、ごめん、なんだかみんなの動き見てたら、感動しちゃっ
てぇ、、、ぇへ、、。
S(中1)初めはフォローしてたのに結局みにくいあひるの子を見捨てる 母あひる、、、ショック!!!
T Sが母あひるやっていてそう感じたの?
S いや、この話自体のここの部分、、、ショックでしょ。
M(中1)目の前でガンがやられるところ、ショック!
N(高2)これはさ~、絶対みんながみにくいあひるの子を一度はやって
見たほうがいい! 気持が分かると思う。
M このお話は小さい子たちといっしょにやるとあひるがいっぱいいて
かわいいことになると思う。 これすごくいい!
H(高1)今の子どもたちにとってテーマが身近でいいと思う。
「いじめ」とか「育児放棄」とか問題になっているじゃん?
T この物語を小学生たちとも一緒にやりたい(発表したい)と思う人 は?
全員迷うことなく(高揚した顔つき)、高々と手を挙げている。
さて、低学年の男の子中心の小学生グループは仕立て屋の冒険談「ひとうちななつ」に惹かれている、、、のだが?
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私の体がここ、”White Birch Lake”(ホストの住んでいるところ)に慣れるとBill&Lynnはさっそくお得意のドライブでいろいろなところに私を連れ出す計画を立ててくれました。
この日は近くの大きなスーパーで買い物をした後、”Red Lobster”(日本にもありますねえ)でsea foodを堪能して帰宅した後、Billがキャンプファイアーを起こしてくれました。
beerではなく温かいcoffeeを飲みながら火を囲んでおしゃべりしました。 7月とはいえ、夜は冷えてくるのが不思議。。。
夕方5時ころから「湖にボートを出すよ~」と言われ、何が起こるのかと見ているとBill&Lynnが2人で力を合わせていつものpick-up truckに
boartを手馴れた様子でつないでしゅっぱ~つ!!
ボートには現在の位置は水深何マイルか、魚の数がどれくらいいるか、などをGPS機能付き。
1時間半くらいかけてゆっくりHiggins Lakeを周遊、でもまだ明るい! 食事をして9時に帰宅した時にはさすがに日が落ちていました。
この日は何十年もお互いに会っていないというLynnの従兄弟が家族を連れてやってきました。 彼の孫たちはちょうどLynnと私が浴衣を着たときに到着。
初めは遠慮、でも「私たちも着て見た~イ!」と言い出したのでかわいらしい2人に着せ甲斐を感じながら帯も若向けに結んであげましたよ。
習字は”cool!!"と言ってどんな時を書いても(私の字でも上手いとおもってくれる!?)感激してくれた。
「庭亜羅(ティアラ)」や「凛勢(リンゼイ)」と名前を当ててあげると、画数の多い文字にもチャレンジ、ちっとも飽きた様子なく何度も何度も。
そもそもLynnの従兄弟はLynnが取り組んでいる”family tree"プログラムに情報を加えるべく持って来てくれたという。
”family tree"はいわば家系図のようなもの。
パソコンのプログラムを使って、人の生まれた日、結婚した日、子どもの名前、亡くなった日、など全て管理できるシステム。
Lynnのlife workになろうか、、、時間はかかるけどアメリカ開拓時代に近いところまで写真も保存されているものがあり、見せてもらった。
先祖を大切に、また後世に記録を残したいと願う気持はどこでも同じなのかな、、、ととても共感。
その夜Lynnは家族の話をいっぱいしてくれたのでした。
この後のことは日記ではなく、「2010ラボ国際交流シャペロン報告」のページでご紹介しますね。
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久しぶりにパーティの小さい子の様子を報告します。
プレイルームのT(3歳)は夏休みの後からママと一緒に1組で活動中。 3人兄弟の末っ子、いつもおうちでは学校から帰った小学生のお兄ちゃんにかまってもらえるので、同年齢のお友達遊びがなくても寂しくないようです。
ラボのプレイルームのある日はママを独り占め、テューターとママとでT1人のためにお歌や踊り、遊びを思いっきり楽しみますよ。
この日のSongは”One Two Three Four Five Six Seven♪”とリズムに合わせてからだのいろんなところを触っていこう!
CDから流れる
”Seven Steps♪”に合わせてママとテューターはTのひざや肩にタッチしようとするも、向こうはなんたって、いつだってウルトラマンの世界に生きる男、、、完全戦いモードですよ。
テューターとママはゴモラかバルタンか、、、?怪獣にしか見えないのかも。
歌の”Seven!”のところではウルトラセブンの頭についている取り外しできる武器(あ~~~、何ていうんだっけ?名前)をシュッと投げて決めポーズ。
こっちも何だかウルトラマンの頭から投げられた武器を受けて「あう~~~っ!」とうめいてドタッと倒れた方が自然なような、、、
CDは”one two three, one two three,...♪”と歌い続けるも、こちらはシュッ、うっ~~~、ドタッ!!
でもひとたびお話”Mr. Gumpy's Outing"(ガンピーさんのふなあそび)が始まれば、動物さんのカードをこれもあれもと1人で
み~んな首にかけて、ダンボールのおふねに嬉々として乗ってきてくれますよ!
でもいちばんのお楽しみはガンピーさんのお茶の時間。 舟ダンボールをひっくり返してテーブルに。
本物のお茶と小さなスナックでTea time.
”とってもご~きげ~ん、もういっぱいいかがです~♪”と
お歌もはずむのでした。
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アメリカ、ミシガン州のホームステイのご報告の続きです。
さて、ラボっ子と分かれ、みんなで目印のためのおそろいのブルーTシャツもここまで。 いよいよシャペロンとしてのホームステイが始まります。 子どもと同じ、ドキドキ、ワクワクが抑えられません。
でも。。。。不思議と違和感なくすぐにホストの夫婦と自然に話ができました。
州とのLancingからGraylingまでラボっ子とバスで、そしてそこに迎えに来ていたBillとLynnの車で走ること1.5時間ほど。
日本でいう軽井沢のような白樺林の中に静かにあらわれた。。。Hostの家、ここで2週間過ごすことに。
ここが私の部屋、なんとここで4~5時間眠ってしまったのでした。
お陰で52人のラボっ子と一緒に飛行機乗り継ぎの緊張からもすっかり開放されて時差ぼけも消えてしまったかのにすっきり!
夜、日本から用意していった私の家族や生活を載せたアルバムと日本の新聞折込広告のスクラップブックをホストのBill&Lynnに見せました。
沖縄にも仕事で住んでいたことがあるので、日本の暮らしにはとても興味もってくれましたよ。
お土産に渡した下駄もすぐ家の中で履いて(向こうは靴のまま、靴下のまま、、、自由です)大喜びしてくれました。
朝食は一度にたくさんpancakeが焼けるGriddleで。
さすがアメリカ、Maple syropも日本よりは手ごろ価格、ふんだんに使えま~す。
それにしてもkitchenのcounterの高さが、、、足元はわらじを履いている私には上げ底サンダルが必要!!
backyard(裏庭)のデッキにはひっきりなしに森から小動物が遊びに来ます。
様々な小鳥、、、色がきれ~~い!
歌をうたうのは"Song Birds"と呼んでいましたよ。
chipmunk(シマリス)、時々racoon(タヌキ)も。
ヒマワリの種を手のひらに置いて10分間くらい息を殺してじ~~~としていると、ホラ! こんなことも出来ます!!
手のひらにシマリスのヒゲや濡れたお口を感じましたよ。
まるでマリー・ホール・エッツの「わたしとあそんで」(”Play with Me”)の世界が毎日楽しめるのでした。
続きはまた、、、、。
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やっと秋風が立ち始めました。 林田パーティのホームページも再開です。 これから少しずつ7~8月の国際交流の様子を振り返って行きたいと思います。
アメリカ、ミシガン州に52名のラボっ子、私を含め4人の引率スタッフと1ヶ月ホームステイしてきました。
1年弱の間、一緒に準備活動をしてきた横浜みなみ&湘南地区Dグループの24人もそれぞれホームステイ先の州へと次々旅立っていきました。
7月22日成田ビューホテルに全国から52名のラボっ子が集合。ミシガン州グループ活動のスタートです!
翌23日成田空港にて。
荷物検査も近年厳しくなっています。 アイオワ州と一緒の飛行機でした。
スーツケースの中身は20KGまでと制限されています。 機内に持ち込む荷物の中の液体も決められた用量の透明容器に入れチェックを受けます。 全員の手続きを済ませるためには待ち時間も長く。。。
13時間のフライトでテキサス州ヒューストン空港へ。 国内線に乗り継いでミシガン州デトロイト空港着。さらにバスで州都のLancingへ。ホテルにチェックインしたのは夜の9時をとっくに過ぎていました。 翌朝、ホテルのレストランにて。
ほのかに緊張が漂い、気分も高揚していま~す!「俺たち、もうアメリカにいるんだよな!」あと半日もすれば全員がホストファミリーの元へついているでしょう。
この集合写真の後、Upper Michigan(ミシガン州の北部。。。間に湖が入り込んでいてミトンの形のミシガン州と橋でつながっている)を初め、ホテルからの距離が遠い所へステイする子5人は、朝8時のバスで出発、いよいよ仲間としばしの別れ。 全員でのテーマ活動”Bremen Town Musicians"は叶わなかったけれど、Lancingのホテルでの対面式に残ったラボっ子は皆臨機応変、本番では力を合わせ本人たちも納得のいくテーマ活動を集ってきたホストファミリーの前で披露できたそうです。私は朝8時出発のラボっ子と一緒にバスに乗ることになっていたので、「対面式」を体験することはできませんでした。 バスの停車地点の一番初めのGraylingで私を含め4人下車。 あとはバスの運転手さんの奥さんが子ども達のことを見てくれるというので、お任せ。 バスにはトイレも付いているし、スナックと飲み物をたくさん積んでいるので子ども達はHappy♪。 ステイの始まって間もなくと、中間あたりで担当シャペロン(引率者)に送ることになっているアンケート葉書、シャペロンのステイ先住所、連絡先などはバスで渡したから、みんな頼むよ、しっかりやろうね~、元気でね~!!
バスがGraylingで止まるといるいる、先に着いたホストファミリーが首を長くしてラボっ子の到着を待っていてくれました。
優しいホストだね、スーツケースを何も頼まないうちから車に運んでくれましたね、3人兄弟かな? 実はラボっ子の心臓はドキドキ?
シャペロンの私は伝えられるだけの「よろしくお願いします」をホストファミリーに示してから、自分も私のホストBill&Lynnの車へと引き取られて行きました。 Bill &Lynnはすぐに私のことが分かったそうです(事前に写真は渡されていなかったのに)、、、子どもたちより背が低いくらいなのに。ああ、テューター用の赤いカウボーイハット(ラボハット)をかぶっていたからですね! 後で聞いてみるとBill&Lynnは”You looked very important person!"と嬉しいリップサービスをしてくれましたよ♪
実はBillのPick up Truckに乗り込むとき後ろの座席の前についているフックに自分のメガネのチェーンを引っ掛けてブチッとチェーンが切れてしまったのでした(汗)。
メガネのチェーンは気になったけれど、気さくにいろいろ訪ねてきてくれるBill&Lynnの優しい口調、ゆっくり話してくれる英語にすっかり安心、以外に緊張しませんでしたね、、、”Big Boy"でハンバーガーランチを簡単に済ませ、Boat Shopに寄り、そこでBillがFreeのポップコーンをカップに入れて渡してくれました、へえ~、ショッピングしながら食べていいんだ、、、。
どこまでもまっすぐな道をかなりスピード出しているのにそんな感じがしないくらい回りの緑が優しく迎えてくれたからでしょうか、、、Clare
countyのFarwellの街に到着。避暑地のような所に入っていく、おっと、セキュリティゲートを入るんだ。。。
舗装されていないクネクネ道を
何度か曲がると(人が誰も歩いていません、車の音もなし)着きました~。 白樺林の中に静かに現れた私のホストの家です。
さて、ここでの2週間、、、どんな暮らしになるでしょうか? またボチボチ報告していきますね。 お楽しみに~♪
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「ファンタジー」ってよく文学では使うけれど、あらためて考えてみると何だろう? このモヤモヤが昨日の川越ゆり先生の講演を聴いてすっきり。。。と
同時にもっともっと子どもと一緒に「ファンタジー」の世界に遊びたくなった。
日頃さまざまな常識的な縛りを感じている子ども達(お風呂に入ってきれいにしなさい、歯磨きは? 早く寝ないと遅刻しますよ!
など身近にいる大人が大人の都合でこの縛りを与えていること多い・・・とか)
が向かっていくのが物語(ファンタジー)、空想ごっこ、秘密基地遊びなど、だという。
この非日常のなかで現実とかけ離れた擬似体験をする、またいつもの自分でない自分になることで、子どもは心の開放をしているんだ・・・
そういえばやった、やった♪秘密基地♪!、真剣そのものだった、、、大人は絶対入れない空間、自分たちだけのささやかなお城だったなあ、
そして大人たちもその遊びに子ども達が夢中なのを知りながら、危険がないかぎりやらしておいてくれたっけ。。。
パーティでのテーマ活動をする時、
「不思議の国のアリス」「かいじゅうたちのいるところ」なんかは、子どもの目がなんだかキラキラとして、
その物語の中でまさに自分がアリス、やマックスになってしまったかのような様子を見せる時がある。
そうか、、、向こうの世界(アリスだったら地下の世界、マックスだったらお部屋にできた森の世界)に行ってしまっているんだね。
こんな時、テューターも子どもと同じ目線に立って動いていたりする。
少なくとも子ども達が今、何を感じているのかを一緒になって受け止めようと心を砕いている。
そして「ああ、、、そっか、こんな風に見えるんだ~」とか「へえ、ここでは恐い感じになるんだ・・・」をこちらも感じてくる。
そして「せ~の!Good Good、(チャチャチャ♪) Good Peaceシュワッチ!!」のこれまたかけ声で、現実の世界に帰って来る。 お話の世界から下界に戻るわけだ。
子どもが何を考えているのか???わからないフワフワとした行動をしている、大人の言葉が耳に入っているんだか、、、全く!と感じる時、は
こう考えれば苦笑いこそすれ、あまり頭にもこなくなるかも。。。子どもはこんな看板を掲げている最中なんだ、と。
「いま、心の浄化中です」
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思わぬ副産物にSK27宮沢賢治シリーズの中の、「ざしき童子のはなし」を楽しんでいる小学生グループは、ワクワクしているようだ。
オムにバス形式で4つの「こんなのがざしき童子です」とぼくらの方の(→ぼくらの地域に伝わる)話を語っているこのシリーズ、第2話に
こんなのがある。
「『大道めぐり、大道めぐり』一生けん命こう叫びながら、ちょうど十人の子供らが、両手をつないで円くなり、ぐるぐるぐるぐる、座敷の中をまわっていました。」
K「大道めぐり、学校の図書室の本で調べてきた・・・」
T「へえ、すご~い! どんなの???」
K(小3)「むかし、恵比寿さまとかを祭るお祭りの時に子どもたちがした遊びで、『カゴメカゴメ』のようなものだったらしい。
この日は道路の 真ん中で子ども達が遊んでもいい日だったんだって。」
T「へ~~、そうだったんだ~! おもしろいことよく調べられたねぇ」
その後、さっそく「大道めぐり」をやってみようということになって、
みんなで手をつなぎ、ぐるぐるぐるぐる部屋の中を回った。
「大道めぐり! 大道めぐり!!」
CDをよく聞いているみんなは英語の語りの男の人の声そっくりに、言っている(笑)。
いつの間にか遊びは「か~ごめかごめ~♪か~ごのなかの鳥ぃは♪、い~つい~つでや~る♪」と移っていき、後ろの正面の当てっこを飽きずに何度も何度も。
T「来週は『あわぶくたった』にしよ~か? 今日はこれでおしま~い!!」
子ども達「な~に、な~に、あわぶくたったて???」
それはやってのお楽しみなんだ♪。
テュター自身、小学生の頃よく路地裏で『あわぶくたったにえったった~♪ にえたかどうだかたべてみよ、むしゃむしゃむしゃ、
まだにえな~い♪」
とぐるぐる円くなり手をつないで回ったものだ。
そしてクライマックスはなんと言っても、鬼を戸棚の中に閉じ込めて、
「トントントン、いま何時~♪」と聞いて
「夜中の12時~!!!!!!!」
「きゃ~~~~!!」
とつかまらないように全速力で逃げるところ。
鬼とその他の子どものたったこれだけの問答なのに、なぜあそこまでに
盛り上がったのだろう?
「夜中の12時~!!!」で閉じ込められた場所から出てくる鬼役の風貌
を想像してか、中で何が起こっているのかを勝手に頭で考えてニマニマしていたのだろうか?
小学生グループのラボッ子たちはそれから毎週「今日はどの昔遊び?」
とキラキラ目を輝かせてくる。
「こんこんさ~ん、あそびましょ~♪」は関西弁でやるんやで~。」
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「やっぱり大人の心の中をさぐるって感じでおもしろいのは『はだかの王様』だよね」と最後まで中高生グループのお話選びの候補に残った
もうひとつの「ありときりぎりす」よりやってみたくなったようだ。
S「この話、もとはスペインの昔話だったらしいよ。 ああ、そうそう
『はだかの王様』のさいごで、子どもが『ぱぱ、皇帝はまっぱだか よ』って言うけど、元の話では黒人が言うんだって。」
K「へえ、、、でもまた歴史っぽいこと、よくわかんないし・・」
T「でもどうして黒人だったんだろうね」
S「黒人はアフリカから連れてきたまあ、当時は奴隷みたいなものだっ たから、白人みたいに皇帝を偉いって思わなかった」
K「だいたいさ、どうして皇帝っていうだけでそんなにえらいんだよ」
H「だからさ、北朝鮮みたいなもんでしょ。 キム・ジョンイルみたい 国民はみんな小さいときから尊敬するように教えられる、っていうか
みんながそうしてるから、そうなっちゃう」
S「さっきの黒人だけはそういう考えに染まってないってこと。真実
っていうか無邪気っていうの? そういうやつ。」
H「愚かになりたくないっていう大人の邪気をシッケルとグルーバー が 利用したんでしょ。」
SN「ジャキ~???何じゃそりゃ??」
H「無邪気っていうでしょ? 邪気がないってこと」
N「シッケルとグルーバーは一般の市民と違う感じがするよね。」
この年代のラボっ子たち、大人の心の中、大人の愚かさっていうようなことに興味をそそられるようだね。
鬼の首を取ったようにテューターのちょっとしたものの言い方に過剰に反応したり、大人の言動を批判したがったり、、、ふ~ん、
大人に挑戦状を突きつけているんだ。
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