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孫とおもちゃ
孫の誕生日が近ずくと、おもちゃ屋をのぞく。私もおもちゃは大好きだけれど、最近のおもちゃには本当に驚かされる。一口に言えば、できすぎている。電池で動くものどころではない。今は、センサーや、コンピューターまで、はいりこんでくるのだから驚くべき世界になっている。そんなことに驚かないで、と若い人に言われそうであるが、私は感心して眺め、回っているだけで、どれも買う気にはなれない。どれも孫とむすびつかない。
私は、二人のわが子の子育て時代には、電池で動かすものが嫌いで、ぜんまいのものなどを選んでいた。おもちゃに遊ばれるのでなく、主体的に遊んでほしい。そして、できるだけ長く自分のものとして慈しんでもらいたいと願ってきた。
そんなバーバは、木の積み木、布絵本(私の手製)、毎年その年の干支のぬいぐるみ(私のオリジナル)、マグネットの着せ替え(マグネット版を買って、孫と一緒に絵を描き、切り抜いて色を塗って作ったもの)などを贈ってきた。
若い親や友達は、電池やセンサーで楽しめるもの、または時代のキャラクターものなどを上手に選んでくれるだろう。その時代にあった、センスを持ち、たくましく育ってもらいたい。おばあちゃんの役目としては、お金では買えないもの、うっかりすると忘れてしまいそうになる大切なものを、小さい子、そしてその周りの大人に提供していこう。手作り物には、それを作る間、贈る相手への想いがこもる。だがら、温かみを感じるのだろう。
進んだ科学と、温かい心を持って、考える頭脳、ひらめく頭脳の子に育っていってほしい。
さてさて、
ABC Animal Train・・・出発!進行!
どうぶつたち、集ったか!列車に乗り込め。箱を間違えるなよ。

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孫の5歳の誕生日が近づく。ふと思いついて、作り出したものがある。バック型に仕立てた動物列車を作ろうと思った。ABC・・・Zまでの箱型ポケットに、そのアルファベットで始まる動物を作って入れようというものである。alligator,bear,cow,dear,elephant,....と考えていったのだが、作ることも考えると、非常に難しく、思いつかないものもある。
I,J,N,Q,Yなどは難しい。
I=iguana
J=jaguar
N=nightingale
Q=quail
U=unicorn
V=vixen
W=whale
Y=yak としてみたが、もっといいのがあるだろうか。
これらの頭文字の動物があったら教えてください。
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明日3月31日は旧暦3月3日というのに、今日は全国的に冷え込んで、雪まで降ってびっくり。咲き始めようかと思った桜も、チューリップも困って身をちじめている。
人形展のかぐやひめタペストリーの下に、折り紙を少しおいてみた。前にも触れたが、ラボ・ライブラリーの「なやたけのかぐやひめ」が発刊された年、折り紙で、かぐや姫の世界を表現した。それは、田中サタ著「折りびな」(福音館)を参考に折ったものだ。折り紙を5枚、6枚と重ねておる、やや複雑な折り紙だ。
この殿、姫、三人官女、五人囃子を参考に、少し変化させて、おきなやうば、公達や、天女を折ってみた。
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今、人形展として飾っている部屋の片隅に、「なよたけのかぐやひめの世界]として飾った一部分がある。これは、「なやたけのかぐやひめ」のテーマ活動に取り組んだとき、作った作品だ。全部絹布でパッチワークを応用して作った「かぐやひめ」のイメージの世界だ。黒ちりめんにはめ込んだ12ますの絵。
左から
・竹の中から光が。
・かぐや姫誕生。
・成長して輝く美しさのかぐやひめ。
・男たちの評判、特にあきらめない五人の公達。
中段
・難題。御仏のみ石の鉢。
・蓬莱の玉の枝。
・もろこしのひねずみのかわ。
・竜宮の竜の首の玉。
下段
・つばめの子安貝。
・帝の求婚。
・月からの迎え。
・ふじのやま。
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三月三日のひなまつりはすぎて、お雛様を飾ったお宅では、もう片付けられた頃だろう。でも、やっと春めいてきたと感じられる、今日この頃、もう少しゆっくりとひな祭り気分を味わいたいと思うものである。 こんなとき、旧暦をもち出せば、都合がいい。3月31日が、旧の三月三日である。それまで飾ろうと、今、元ラボルームは、人形展の部屋に様変わりして、ときどき幾人かの人を招きいれて、にぎやかである。
その人形たち、雛たちの中で、私の大事にしていたいものがある。
それは、45年ほど前に作ったかまぼこの板の上に乗ったお雛様である。
生まれた吾子の側で、毎晩一体ずつつくっていった。髪の毛は、黒糸、顔、体、着物はすべて絹布、(着物の残り布や、帯のみみ)米粒を入れて鼻をつくる。なんとなく自分の中にあるイメージで、15体を作る。五人囃子の笛は、つま楊枝,鼓はミシンのボビンに紙を張り、糸をかけて作る。それらは、みんな、かまぼこの板の上に載っている。
この人形が、こんなに長く飾られるとは、思わなかった。何度か、もう捨てようと思われたことも。
でも、それがだんだん、年とともに捨てられなくなり、懐かしさや、年年の思いでとともに、大切に飾られ続けるようになった。
人形つくりをやるようになったいまの私の、人形つくりの原点ともいえよう。
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トロール人形。油絵。3号。
絵画展中、「仲間たち」(北欧トロール人形)・・・(2月13日に紹介)の前に立ち止まり、見つめる人々の表情を見て、私はまたまたうれしくなるのだった。ごく普通に、「おもしろい」「かわいい」と声を出してみてくれる人。構成や、発想、色彩、などを問題にして絵画の点からみてくれる人。さて・・・「やあ!」とか、「わあ!」とかの歓声を上げるのは、テューターたちである。そしてじっと、ある時間、立ち止まっている。心の中に、物語、いろんなイメージ、を浮かべながら、楽しんでみてもらえたことが分かる。
北欧へ行ったとき、トロールの人形を、必死に見てきた。その作者や人々のトロールにたいする気持ちも理解したいと思いながら。
そして気に入ったのを3個買い、その店で、ほかのトロールの写真を撮らせてくれと頼んだ。北欧の絵を描くため、といって。
人形や、絵で、イメージを固めたくはないが、見ていて飽きないもの
がある。どのように構成しようか。
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35点ほどの絵を展示した会場で過ごした一週間はいろいろな人との出会いと共に非常に心地よい日々だった。見に来てくださった方々との会話や、その時間の楽しさは当然。皆々様には本当に感謝。
絵のある空間は、何時間そこに居ても、私は飽きない。疲れない。体の中に、頭の中に、いろいろなものが流れ、湧き出し、癒され、力ももらう。
80歳になられる女性が、工場をテーマに描いている。華道の師範である女性は、花を描く。彼女の絵はやさしい。色使いも優しい。花の美しさが、彼女を通して彼女の花として輝いてくる。50号に花をいけるように、しかし絵としての構図を考えて、にぎやかに描いた。彼女がその絵の題をどうつけようかと迷っていたとき、私はそれに「花の勢」とつけた。彼女もそれを気に入ってくれた。
「古都遠望ブルージュ」「港町ベルゲン」そしてトロールを描いた[仲間たち・北欧トロール人形]が私の作品。旅行をしていても、絵を描いていても、やはり物語が浮かぶ。ひとりでにそのようなところに、落ち着いてしまう。テューターの方は、トロルの絵の前での時間が、他の人と違うのがわかった。そこに浮かぶイメージが、いろいろあると思うと楽しかった。
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*一明会絵画展(第14回目のグループ展)
*2月23日(木)ー28日(火)
*ロイヤルホール
(岐阜市日の出町1-20)
同じ趣味を持つ仲間が集り、楽しみながら、それぞれの個性で作品を作り上げてきました。
12名で、60号ー10号の作品約40点展示します。
出品予定の一枚
北欧。トロールの世界。油絵。20号。
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イタリア、ヴェネチア。油絵。20号。
大運河の岸に出ると、リアルト橋が目に入る。橋を渡って市場に入る。見どころはいっぱい。歩いて歩いてやはりサンマルコ広場にくるとおちつく。
サンマルコ運河の岸辺にたつと夕日はきれいで、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼が美しいシルエットをつくる。その前をひっきりなしに船が通る。この光景はいつまで見ていても飽きない。
対岸の絵はもう描いたし、・・・と思って目を近くに持ってくると、こちらの海岸通りも、意外と面白いではないか、・・・と、一枚まとめてみる。
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ヴェネチアー(2)運河。イタリア。油絵。10号。
先回に続いてヴェネチアを。
ヴェネチアは、歩くところ。てくてくよく歩いた。運河にかかる橋はいくつあるのだろう。橋を渡り、ヴェネチアングラスの仕事場に入ったり、美術館で、ゆっくりしたり、・・・こちらの橋,あちらの橋とわたって、もどって、旅行者のすくないところで、ゆっくりする。
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