幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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クロッキーの日記
クロッキーの日記 [全318件] 61件~70件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
小学生広場「スサノオ」に取組んで・・・ 05月28日 (月)
日曜日は、桜木町にある県立青少年センターで、神奈川支部の小学生た

ちがあつまって「小学生広場」が開催されました。私も係りの一人とし

て朝からパーティの子供達と一緒に桜木町へ。このHPは私個人のもの

なので、あくまで一人のテューターとしてかかわった一日の様子を報告

しますね!ここのところ、マイPの小学生クラスは2~3週にわたって

「スサノオ」に触れてきました。「国生み」は、まだ持っていない子が

多かったので。パーティでとりあげたせいか、子供達の興味はかなり深

いところまで下りていかれたようです。それは帰りの電車の中のこと、

お土産に頂いた、とても難しい漢字が並んだ「古事記」の写しのプリン

トと、その訳を眺めながら「ラボの国生みのお話は、本当に全部あった

ことなの?」という鋭い質問が。戦前の教育システムならば「そうよ」

となるのでしょうが、どこまでが本当でどこからが神話、つまり象徴的

なフィクションなのか、専門家でもかなり難しい話しでしょう。私も

正直にそういいました。”神々の系譜”という表にひっかかって、

家に帰ってから調べるという子もいたりして・・・・

「知識」としてのお話はさておき、総勢80名くらいの小4~小6が集り

ゲームをしたりして、大体8人位のグループに分かれてテーマ活動をし

ました。パーティもバラバラ、キャンプのような雰囲気が漂う中(でも

シニアがいない、小学生だけというのが大きな違い)始めは自己紹介も

無く(わざと)事務局の曽我氏が子供達にこんなことを投げ掛けまし

た。目をつぶって、「海」という言葉を思い浮かべてごらん。どんな

「海」が浮かんだのかな?言葉をうまく使いこなせなくて、イメージど

おりにいえない子もいます。なかには「大西洋のど真ん中」をイメージ

したという子も。「時間もお金もかけずに、一瞬のうちに大西洋のど真

ん中まで行って来られるんだね~」という言葉に子供達は少し心を動か

されたよう。続いて、「海が泣いている」「海が荒れている」「海が

ふざけている」というような文章を、その気持ちになっていってみよう

という投げ掛けには、さすが!ラボっ子。見事に心をのせて読んでいま

した。そのあたりはふつうの小学生とはちょっと違います。それから

次第にテーマ活動のほうへと話しが動いていきました。「何時ものPで

はどんな風にTAに取組んでいる?」これに関するアンサーで、わがP

のY君が「(発表会のテーマの)最初の頃は、言葉もまだよくわかんな

くて、適当?に動いていることが多いけど、だんだん言葉の意味も分か

ってくるとちゃんと(お話として)最初から最後まで楽しんで動けるよ

うになってくる」というような事を発言し、内心『おお~っ!』と思って

いたら、曽我さんにも感心されていました。

まずは、「スサノオ」に対するイメージを模造紙にかく、という所から

スタート。  模造紙の4分の1に描いたのに、文字も小さく、殆ど

白いところばかり。動く前のイメージなんてそんなものでしょうか。

1回目のテーマ活動が始まりました。グループごとに固まった子供達は

最初全く動き出そうとしません。動きたいけど・・・・隣を見ながら

動けない子もちらほら。お互いに様子を伺っています。それでもすこし

づつからだが動き出しましたが、まだまだポツンポツンという感じ。

とうとう最後までそんな雰囲気のまま行ってしまいました。それを受け

て「動いてみてどんな感じだった?」という問いかけに模造紙に書き込

む子供達。今度は少し量が増えていますが、「ふざけていた」「男の子

が全然協力してくれない」などの不満が・・・でもオロチが面白かった

という意見も出始めました。ここいらでいお昼休み。お昼は今のグルー

プごとで食べることになりました。午後になってもう一回グループで、

「スサノオ」を動きました。その直前にグループで輪になって手を繋ぎ

目をつぶります。皆の精神を統一していくのを自然に促しているようで

す。そしてスタートした2回目は見違えるほど体がうごき、声も出始めま

した。自然にリーダーシップを取る子がいる、そしてそれを補佐する

子がいて、どんどん自然に動き始めている。うちのPから参加した子供

達も回りで見ている大人の眼なんて殆ど気にならなくなった様子で、

実に楽しそうに動いています。1回目とはなんていう違い!!たった2回

目の活動で、ここまで動けるように」なるのは、やはり、日頃の活動が

あるから。ラボっ子で無ければここまでは行かないでしょうね・・・

まるで魔法がかかったように、楽しそうに自由に動いています。

最後まで通した後、もう一回模造紙に向かいました。様子を回ってみて

見ると・・・・わ~、出てくるわ出てくるわ、もう描くところが無い

ほど一杯に、それぞれ描きたいほうだい!Y君を見たら、大きな字で

「楽しかった!!」と大書きしています。1回目となんていう違いでしょ

うか。子供達の中から確実に何かが引き出されていったのを感じました

この日、マイPから参加してくれたのは7名。帰りの電車では7人が

一塊になってなにやら全員で楽しそうに話しているシーンもあり、

彼等のなかでも、確実にグループとしての意識が高まったようでした。

一歩踏み出すことで、子供はその距離以上に大きく前進していく、

そんな感慨に浸った日曜日でした。みんなお疲れ様!
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ラボっ子は暖色系?? 05月19日 ()
金曜のChuchuグループは、「いたずらきかんしゃ・ちゅうちゅう」です

このお話に取組むときに必ずといっていいほど 出てくるのがいらなく

なったカレンダー。月並みですが、家の中じゅう裏の白紙を繋げて、

まずは白い道を作ります。それから「床と畳には描いちゃダメよ」と

言い聞かせてペンをわたし、好きなように線路を描いていきます。

ずーっとちゅうちゅうを流しながら、ここは駅、ここははねばし・・・

(ラップの芯を繋げた力作?です)と目をキラキラさせながら描いてい

く様子は、本当に楽しそう。いつだって、逃げるところや、最新式の

列車がちゅうちゅうを助けに行くところが人気なのは、どんな子でも

変わりは無いようです。この日は、女の子がちゅうちゅう、男の子が

最新式の列車・・・終った後も何度でもレールを走りたい様子でした。

この日Cちゃんが最後のP。お家も少し遠くなったし、他のお勉強も

してみたい、Cちゃんと笑顔でお別れできたのは、私としても心が少し

軽い気分。でもやっぱり落ち込んでいる様子は隠せなかったのでしょ

う。息子がなにやらこんなことを。「うちのパーティのラボっ子やお母

さんってさ、イメージにすると暖色系っていう感じなんだよね。最初は

違うかな~と思ってもだんだん色が変わっていくって言うかさ~。だか

ら、うちのラボっ子やお母さんは暖色系なんだよ。」・・・・何やら

抽象的な・・・?でも、彼が私を慰めてくれていることは分かりました

多分、うちのPだけではないでしょう。でも、彼は自分のPのラボっ子

やお母さんが温かいイメージだと、肌で感じているに違いありません。

彼なりの励ましの言葉、ありがたくもらっておくことにしました。

中学生のクラスでは、グリーシュに取組むことに。今日はイントロ当て

クイズなどで、盛り上がり、アイルランドの話しをしだしたら・・・

とまらない。なぜかタイタニック号の話しになって(あれは、アイルラ

ンドからアメリカへの移民がた~くさん乗っていたんだよ・・等と)

グリーシュのような?貧しい若者が、なけなしのお金でアメリカ行きの

片道切符をやっと手に入れたのに・・・みんな犠牲になってしまってと

言うと、感受性の強い子の目が赤い・・・アイルランドでは、何回も

「ジャガイモ飢饉」というのがあり、そのたびに大勢の餓死者がでて、

仕方なく移民せざるを得なかったんだよ・・タイタニックもそのひとつ

豪華客船とはいっても、最下層はアイルランド人の移民ばっかり、レオ

ナルド・ディカプリオ演じる青年もそうでした。

そういえば、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の中にもタイタニックの乗船

者とおぼしき、家庭教師?と子供達がぬれねずみで乗ってくるよね・・

話しは色々とんで、ニューヨーク(だけに限らずですが)の警察官や

消防士さんにアイルランド系が多いのはなぜか知ってる?などなど。

子供達、いつになく真剣に食いついてきて、すっかりアイルランドの

あれこれになってしまいました。でも、少し興味を感じてくれた様子。

本当は自分達で調べてこられると言うこと無いのですが・・・

まあ、それはこれから、という事で。
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心が通じる瞬間・・・ 05月16日 (水)
今日は小学生クラス。自然教室でお休みの子が何人かいて、何時もより

は少し静か?いやいや変わらないようでした。縄跳びを使ったAmerican

Jumpをやりたい!というので、ドタンバタンの大騒ぎ。何時もは得意で

ない子も上手に飛べた!と顔を高潮させて喜んでいます。そういうとき

に歌う?ナーサリーは覚えるという意識も無いまま体に染み着いていく

ようです。お勉強ではなく英語を身につけるには、ちょっとしたスキル

がいるのですね。今日は体をめいっぱい動かしたあと、取組んだのは

「スサノオ」。先週から取組んでいます。今月27日に「小学生広場」

があるので、子供達に「国生み」のお話に親しんでもらっています。

今日は、もっていない子もいるので、お話を読み聞かせながら、

どんな登場人物が出てくるのか、それぞれ聞き取ってもらいました。

といっても子供達のこと、「イズモ」の国のイズモも人の名前だと思っ

たり、ヤマタノオロチと大蛇は別なの?と混乱したり。そのうちちゃん

と大蛇=ヤマタノオロチと認識してから、みんなのイメージでそれぞれ

オロチを描いて見ました。いろんなオロチがでてきて面白いこと!

きょうは子供達が「スサノオ」がくるかも・・といいながら家へ帰り、

おばあちゃんにお話をきかせてもらう、いわば外輪のところをうごいて

みました。歌の節回しが不思議な様子でした。

読み聞かせはアンデルセンの「絵のない絵本」第1夜。ちょっと難しい

かな?でもものすごく真剣に聞いているので、簡単なわかりやすい物だ

け与えるのも、子供達にとって失礼なことだし・・・「スサノオ」に

しても、『子供達には難しい』と決めることがどんなに傲慢なことかを

テューターはこの頃実感しています。子供は私達が思っているより

ず~っと深い理解力があります。それを掘り起こしてあげられるかどう

か?!は、大人の働きかけ方次第なのだと思います。それには段階が必

要ですけれどね。

今日は心の暖かくなることがありました。HPをご覧になっていろいろ

励ましをくださる保護者の皆様やテューターにも感謝ですが、

お仕事の都合で、というキディさんが続けられる希望が出てきました。

状況が変わったというよりも、ご両親と私とで、何とか道を模索してい

る過程で希望が見えてきたという感じで、心が通じ合った事を感じた

瞬間、私の心は熱いもので一杯になりました。人は支えあって生きてい

る。今更の言葉ではありますが、私もお母様に支えられている。その私

が誰かを支えることが出来たら、本当に嬉しいことです。世間一般では

なるべく他人と距離をとろうとする人が増えていると思います。でも

人はこんなにも温かいと感じられる私は幸せ者です。
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GOOD DAY・BAD DAY・・・ 2 05月13日 ()
昨日(12日)は、地元の市民館にて 門脇厚司教授の講演会がありま

した。土曜日の朝にもかかわらず、大勢のお母様方にお越し頂き、盛況

のうちに終りました。私達たま川地区のテューターは、縁の下の力持ち

??(いつも力持ちなのは確かですが)になって、朝からくるくるして

いました。門脇教授は、筑波大名誉教授で、ご自分のポリーシーのため

に「筑波学院大学」を作った学長さんですが、ラボの言語教育総合研究

所の所長さんでもあります!「こどもの社会力を育てる」という、大変

興味深いテーマでの講演と(テューターの皆様はよ~くご存知ですが)

門脇教授を交えて、ラボOB・OG3人と、川村T・事務局木原氏によ

るパネル・トークという2部だてでした。「社会力」のお話は、ここで

詳しく語るまでも無く、「大人になったピーター・パン」というアート

デイズ刊行の本をぜひご覧いただきたいと思います。今回は事前にアン

ケートを配布し、色々な声を吸い上げての講演会でしたが、「子供をど

うみまもっていけばいいの?」という漠然とした質問に、門脇先生は、

「子供の本当の友人は大人である。大人が自分の周りの人たちといい

関係を築いていこうとする努力を怠らず、その”周囲の人”のなかに

自分の子供も巻き込んでしまうことです」という実に明快なボールを

返してくれました。ここに私達テューターの存在意義も含まれているの

ですね。参加してくださったお母様方は、一様になにかしらの部分で心

におちたものがあるようで、感想文を読ませていただいてもこちらが

嬉しくなりました。また、OB・OGには、「大人になったピーター・

パン」に載っている川上氏と小木曽君、そしてむーままさんのところの

嶋岡里美さんが来てくれて、豪華な顔ぶれとなりました。みんな第一線

でご活躍中の身、忙しいところを本当に(卒業してまでも)ラボのため

にきてくださって感謝です。皆さんそれぞれ本当に面白い話をしてくだ

さいましたが、私はゲンキの「テューターが子供を見守るスパンという

のは、どんな学校の教師でも出来ない長さだと思います。そして学年を

こえてふつうに交われるという場は、ラボ以外にはめったにないと思い

ます。」という言葉に感動してしまいました。彼女は、現役の川崎市立

の小学校の先生なので、その言葉に実感がこもっていると思います。

英語・日本語を使ってテーマ活動をすることによって、いろんな年齢層

のあつまりの子供達を同じ目標に向かわせ、かつその物語のなかでつち

かった経験や言葉を10年、20年先に活かす・・・なんて壮大なプロ

グラムでしょうか。川上氏は一流総合商社にお勤めですが、これから

企業が欲しい人材はEQ、つまりいいかえれば社会力のある学生である

(もう何年も前から言われていますが、いよいよ切羽つまってきたよう

です!)と断言していました。イマジネーションのある人間、とも言い

かえていらっしゃいましたが、共感しました。そんなこんなで終ったあ

と、一人でうるうるしているのがはずかしいなぁ~と横を見たら、地区

のYテューターもうるうる・・・いろんな意味で心の琴線に触れる講演

会ではありました。これがGOOD DAY。

先生、パネリストを囲んでの和やかなランチを頂き、本にサインも頂い

て暖かな門脇教授の人柄に触れることが出来ました。

さて、片づけを終えてうちに帰るとお電話が。キディさんの退会のお知

らせ。こちらはお仕事の都合でやむを得ず、なのでむしろ何も知らない

まま、ひたすらラボ大好きな彼女がかわいそうになり子供の心情に共鳴

してしまって一気にブルー。先週金曜日は、別のキディママからも相談

を受けていて・・・机に座って字を書く英語がお勉強したいと言ってい

ます・・・・年長さん。キディのほかのママが一生懸命説得してくださ

っていますが・・・私は何をしてきたのかしら?と自問しても答えは

永遠に出そうもありません。でもママも子供も私を好いてくださってい

る、そのことだけが救いでしょうか。(これも強がりかな?)長い長い

一日でした。マル。
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チェアマン島の宴会!? 05月01日 (火)
30日に、地区のもうひとつの発表会も無事おわり(素晴らしいTA

の数々でした!)いよいよ黄金週間ですが、わが黒岩Pは28日に

「15少年」の発表のうち上げをしました!いろいろな嵐を乗り越えて

上陸したチェアマン島、みんなでお互いをねぎらいましょうというコン

セプトのもと(イヤ、ただ騒ぎたかったという話しもありますが)

夕刻からだったので、小さな子をのぞくほぼ全員が、お母様も含めて

ウチに集合。キツキツ状態の中、Yさんのお母様が今までの黒岩Pの

発表の様子をまとめてDVDに編集してくださり(すごい!!プロのよ

うです)みんなでわいわい言いながら鑑賞会。今の中学生が小さい頃の

「くまがり」などは、小学生の大笑いの的。「わぁ~ちっちゃーい!」

「かわい~!」。そうなんだよ~、みんなより小さいときがこうやって

ちゃんとあったのよ・・・いきなり中学生になったわけではなく、今だ

ってCDの聞き込みがすごくよくなったわけでもないけれど、確実に

一年一年、進歩しているのが手に取るようにわかり、貴重な記録でした

お母様たちにとっても感慨深いものが会ったよう。7年たってようやく

こうしてゆっくり振り返るチャンスが出来た、という事は、今まで殆ど

後ろを振り返る余裕もなく、ひたすら突っ走ってきたという事なのです

ね。まだまだ感傷に浸るほど、年月を重ねたわけではもちろん無いけれ

ど、私の背をはるかに超えた彼等をみると、ともに過ごしてきた時間を

感じました。さぁ、今日はテューターが大盤振る舞い??なんていって

近所のスーパーで買って来たいなり寿司やら太巻きやらを並べ、昼から

なにやら揚げ物などをし、つましいディッシュをならべていたら、おな

べ持参のお母様にポトフを煮込んでもらうやら、おかずや飲み物の差し

入れが次々と・・・おかげですっかりパーティーらしくなりました。

まずは乾杯!心つくしの御料理をいただき、たらふく食べて、今回の

「15少年」のDVDをじっくりと。みんな「うわぁ~やだ~」「きゃ

~みないで~」などといいながらも目が離せません。こうしてみると

だいぶリハーサルとはちがうけど、まあ、テーマ活動は生き物ですから

二度と同じものなどできはしないのです。発表会後に頂いた皆様の感想

をシェアーして、うなずいたりわらったり。ゲンキを頂きました。

本当にひやひやした航海でしたが、みんなで嵐を乗り越えてきたことが

チームワークにつながればよし、今回の反省(CDの聞き込みが直前

まで絶対的に足りない!)が活かせれば良し。「15少年漂流記」に

取組んで、「とにかく楽しかった」という声にすくわれる思いでした。

みんなにもいったけれど、15少年のリアルな年齢でのテーマ活動は

貴重な経験でした。この経験がどんな風にみんなの心に残っていくのか

な・・・・この日の宴会は、み~んなすごくいい顔をしていましたよ!
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「15少年」航海日誌・14・・・発表会! 4 04月24日 (火)
日曜日、われらがスラウギ号はなんとか荒海を乗り切ってチェアマン島

への航海を終えることが出来ました。温かいご感想や、励ましの数々

本当にありがとうございました。そろいの黒(名まえが黒岩だから?)

のパーティTシャツを身につけた彼等は、心なしか何時もより大人っぽく

みえ、顔つきもキリリと引き締まっているかのよう。「15少年」の

顔つきなのかな、緊張だけでなく、そうだといいなと皆を見渡しながら

思いました。この日、一番小さいHtちゃんがインフルエンザに!今ま

で一生懸命練習してきたのに・・・でも、まだまだチャンスはあります

からね!子供達も残念そうでした。・・・・さて、わがPの発表順は、

午後の2番目だったので、なかなか長い時間緊張が続きましたが、

午後始まる前に、小5コンビのYtと、Wtがパーティのみんなの前で

「笑わせ係」をやってくれて、熱演。「黒岩P,笑顔でいくぞ~」の

笑顔が一番良かったのは彼等だったでしょう。頼もしいことでした。

舞台に上がる直前(ほんの1分前)に小1になったばかりのR君が

「オシッコ!」え、テューターはついていかれないし・・1人で行かせ

て、心配に。「Rちゃん、トイレに行ったから、戻ってくるまでチクサク

コールで時間かせいで!」と中学生に指示を飛ばしつつ舞台へ。ちゃん

と間に合って帰ってきてホッ。こうして登る直前まで何があるか分から

ないものです。でも、あがってしまえばソコからはもう子供達の世界。

テューターは舞台袖から音楽CD操作なので、全体を見るのは何時も

うちに帰ってから。何時もは、音楽CD操作をしながら「あ~、もっと

前!」とか、「あ~出るの忘れてる!」とか、必死になっているばかり

だったのですが、今回、ここまでの航海がフト脳裏に浮かんできて、

初めて舞台袖で、泣きそうになりました。よくここまでこられたなぁ、

と。彼等は本当に「15少年」と重なるように見え、それは皆様の感想

文からも(もちろん温かい励ましとは承知ですが)伺うことができまし

た。ラボっ子からの感想文か、「年齢が合致していて、ほんとうにこん

な(感じ)なんだろうなぁ~と思った」、「縦長年齢層の(15)少年

達のグループが本当にここにいるかのような雰囲気だった」などと、

テーマ活動を実際に行っているラボっ子からの意見はすごく温かく、

感動してしまいました。もちろん課題も沢山見えてきましたが、とりあ

えず子供達には「よく頑張ったね!みんな、15少年になってたよ!」

と伝えたいです。小さい子達も練習の時なんて目じゃないほどしっかり

お話に入り込んでいて、後でビデオを見てビックリです。小学生にいた

っては「演技」ではなく、喜んだりはしゃいだりするところが「自然」

になっていて(陸が見えるシーンでは、打ち合わせなんかしていないの

にハイタッチをしていたり、手を取り合ってよろこんだり)、ラボっ子

の力ってすごいな~と思いました。甘い評価かもしれません、でも

この日までの航海日誌を思うと、彼等の底力はホントにすごい。

サザンクロスララバイでは、思わず私も舞台の袖ぎりぎりまで走り出て

一緒に歌ってしまいました。オンチでもいい、一生懸命歌いなさいよと

言っていたように、男の子の声が聞こえにくかったのは事実ですが、

彼等も懸命に歌っていました。キレイな声が聞こえました、と何人にも

ほめていただき、良かったね!照明も、プロの方らしく、私が指示した

より数倍もの迫力で、嵐のシーンなどを彩ってくださいました。感謝で

す。パーティの4人の中学生男子と、専1のMiは、実行委員として朝か

ら頑張りました。今年は午前も午後も司会にうちのパーティから2人も

たって、本当に勉強させていただきました。担当の先生や、他の実行委

員の皆様に深くお礼申しあげます。こうやって経験をつませてもらい

失敗したり、緊張したり、しかられたりしながら現場で育ててもらえる

のがラボの交流会の最大の特徴です。来年度は他の女子にもやってもら

えるといいなぁ。キャンプ紹介のスキットでは、私の役をMiがやり、KK

が主役?で「初めてのキャンパー」を演じ、パーティ内外の爆笑を誘っ

てくれました。TA以外にも色々もりだくさんのおまけ付き?な今回の

発表会でした。お引越ししたばかりのSIちゃん、Hm君姉弟や、今

休会中のAkが快く見に来てくれたのも、私にとっては嬉しいプレゼン

トでした。保護者の皆様は、ハラハラなさったでしょうが、最後まで

子供達と私を信じて温かく見守ってくださり、本当にありがとうござい

ました。今後もよろしくお願いいたします。・・・そしてみんなへ。

テューターはあなたたちと一緒に「15少年漂流記」をやれた事、とて

も嬉しく思います。みんなありがとうね。チェアマン島に上陸出来て

良かった。これからの歳月も15少年のように力をあわせて乗り越えて

いこうね。
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「15少年」航海日誌・13・・・チェアマン島上陸 2 04月20日 (金)
金曜キディは、なんとなんとメンバーが3人しか来られませんでしたが

一番年上の3人だったので、思い切って音楽CDでやりました!幸い、

ブリアンのKKが早く帰ってきたので、少し手伝ってもらうことに。

いやぁ、よく聞き込んできていて感心です。特に下級生役なので、

今日は、発表直前だというのに遊んでしまいました。貝を拾うのに、

バケツをもたせたり、魚を取るのにすくい網(ちょっと虫取り網で代用

しましたが)を持ってみたり、ビク(これは網で出来た本物)を持って

きたり。こういうものは導入に使う小物なんでしょうが、キディさんに

とっては、遊び道具と一緒。ずい分前にサワっても直ぐ感触を忘れて

しまうし。今日触ったことが、ひょっとして体感として覚えているかも

・・・・などと思いながら、一緒になって魚を取ってはビクに入れたり

貝の砂を払ってはバケツに入れてみたりしているうちに、なんだか

すごく楽しくなってきました。本筋そっちのけで遊びそうになってしま

いましたが、さすがに子供達がちゃんと軌道に乗せてくれました。なん

と3人で、最後のサザンクロスまでたどり着きました!大きな声で精一

杯歌う子供達は、15少年を楽しんだぞ、という顔をしていて・・・・

これでいいや、と思ったのでした。船の中で、じゃれてもいいよ、笑い

あってもいい。でも、それは○○チャンではなく、アイバースンやドー

ルやウィルコックスとしてじゃれてるんだよ~、とかなり高度な事を

言って見ました。すると、始めは「?」という顔をしていましたが、

やがて納得して、ふーん、そうかぁ僕達は(チェアマン学校の)生徒

なんだね~と言い出して、びっくり!そうそう、そうなんだよ。

この日もおわった後に3人プラスブリアンで、異常な?程の盛り上がり

をみせ、どうやらテーマ活動の連帯感を感じた後は、みな離れがたいの

かなぁと思いました。そうやって遊んでいたら、宅急便でTシャツが届き

思いがけず、みんなでワクワクしながら箱を開けることに・・・・!

想像以上の出来で、みんな大喜びです。私も納品が間に合ったことと、

Tシャツの出来具合が思っていたよりずっときれいで、ほっとしました!

その後の中学生とも、なんだかものすごく盛り上がりました。

始めに色々話をしましたが、今日のみんなはすごく真っ直ぐに聞いてく

れて本当に嬉しかった。その後、音楽CDで通しましたが、動きもせりふ

も、格段によくなっています。でも小学生や、キディには、この荒業は

通用しないんだよ、とクギを刺したところ、かなり反省の様子。みんな

の状態を見て、「な~んだ、今頃このレベルでだいじょうぶなんだ~」

という悪い見本を見せてしまうと、小学生などは、安心してしまい?

結局本番までに力の70パーセント位しか発揮できなくなっちゃうんだ

よ・・・という言葉は、きちんと受け止めてくれたようです。もちろん

テューターだって、詳しくは書きませんがみんなに謝ることもありまし

た。ちゃんと受け止めあって、絆を感じたのは、私だけではないと思っ

ています。そんなこんなで、動いている最中も、終ったあとも、皆の顔

が久し振りに?楽しそう。そうだよね、楽しくないテーマ活動なんて

やってるほうも、見ているほうもつまらない。どうしたらもっとよくな

るか?と自分の目標を語るときも、すごく率直だったので、テューター

のテンションもぐ~んとあがりました。帰り道、分かれるときもみんな

笑顔。結果はさておき、私達、どうやらチェアマン島に何とか上陸でき

たようです!!
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「15少年」航海日誌・12・・・霧の切れ目に 2 04月18日 (水)
嵐の最中は、ピークがいつなのかわからないものですが、今日のパーテ

ィを終えて、どうやら峠を越えたのかもしれない・・・・という実感で

す。見事に嵐に巻き込まれてしまったテューターは、ぐるぐる回る渦の

なかで、必死にもがいていました。正直こんなにしんどいのは初めて

でしたので・・・月曜の国内交流委員会で、今度の小学生広場のテーマ

である「スサノオ」を朝、一番でテーマ活動しました。15少年漂流記

以外のライブラリーを聞いたのは、なんだか久し振りな気がして、すご

く新鮮でした。

水曜、小学生のパーティを終えた今、灰色の霧のむこうに何かが見えて

きたような感触を感じています。ナレーションを頼っていて、一人で

やるという意識の薄かった小学生達。ところが今日のパーティでは、

一時間前から、ぽつぽつと子供達が集り始めました。皆、テューターに

自分のナレーションを聞いて欲しくて自発的に早く来たのでした。

それを聞いたり、一緒に練習してみて、驚きました。みんなすごく

頑張ってきている。ナレーションがどうの、という以前に、必死で

自分の出来ることを頑張ってきているのでした。ある意味では、頼る

存在が無くなって気持ちが引き締まったのかもしれませんし、また、

日曜の練習の有り様に、「これじゃいけない!」と危機感を感じたのか

もしれません。セリフやナレーションが口をついて出るようになったせ

いか、声も大きくなって、顔つきも全然変わってきました。子供達も

互いの努力をちゃんと分かっていて、パーティ後の盛り上がり方は

何時もの比ではありませんでした。仲間意識、とでも言ったらいいのか

・・・・・同じ嵐を潜り抜けてきた者達だけが共有する、連帯感を感じ

ているようなはしゃぎぶりに、見ている私も嬉しくなりました。

彼等は上り坂のラストスパートをかけてきているのかもしれない。

まだ伸びる、そんな感触を強く感じました。何時もはナレーターはあま

り得意ではない?Khが、驚くほど頑張ってきたので、「ここ、1人で

だいじょうぶだね。中学生つけなくていいよね!」とほめました。

すると、皆が帰った後、その様子を見ていたKKが、「Kh,すごく誇らしそ

うに、嬉しそうな顔して帰っていったよ~」と報告してくれました。

本当によく頑張っている小2のSyもHsも「俺、毎日いっぱいきいてるも

~ん!」と誇らしそうに・・・彼等のその嬉しそうな様子がなにより

テューターの心をチアーアップさせてくれるのだと思いました。

小4ガールズのMaちゃんとHtちゃんも、驚くべき耳です!英語がキレイ

で上の子達もハッという顔をしていたほど。これからも大切にして欲し

いものです。テューターはこの短い間の嵐のような色々な出来事に、

もう腹をくくるしかない、と思いました。大先輩の千葉の成田テュータ

ーにエールまで頂き、その最後にあった「テューター、期待して良いと

思いますよ」という言葉を「テューター」のはしくれとして信じてみよ

うと思います。
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「15少年」航海日誌・11・・・座礁 1 04月15日 ()
発表1週間前の合同練習の今日。心穏やかではいられないのは当然なの

ですが、私の心が千々に乱れているのは他にも理由がありました。

朝の電話で、語りを全面的に頼っていたバクスターが、発表会に出られ

ないかもというのです。理由は田舎のご親戚のことなので、本当にどう

しようもありません。彼に頼っていたナレーションを、練習のつもりで

分担した小学生達に1人でやってもらうはめになってしまいました。

朝、余りに動転していたので、合同練習を始めようとしてようやく音楽

CDを忘れた事に気がつく有様。いくらなんでも、今日音楽CDなしでは

出来ない、というので、英日CDをかけてみんなで動いていてもらう事に

し、今日つきそいでいらした、小さい方のHTちゃんのお父様に後を託し

て家へ。本当に大失態です。幸い往復20分以内で戻れる距離だったの

で、練習室をあけたときは、まだ中盤をやっている状態でした。なんだ

かおそろしくテンションが低い。おまけにこの期に及んで、なんとセリ

フがまともにはいっていない・・・・ナレーションは、もう悲惨です。

Ytにいかに頼っていたのかを思い知らされました。このままでは発表は

おぼつかない。こんなにひどいのは初めてかも知れない。1回通した後

一体何があったのか聞いても分からない。部屋に入ってきたときから

半目でテューターをにらんでいるAyに聞けば、ワケも言わずに涙ぐむ

有様。ソコへKdが事情を説明しようとして、また涙ぽろぽろ。えぇ~、

何?!どうやら客席をどちら側にするかで、言い合いになったようでし

た。あれれ・・・そんな事で。でもそんな些細な事で感情が高ぶるのは

確かにナレーションの要の不在が大きく影響しているのは間違いありま

せん。何度も彼等には「Ytのせいではないよ。これは誰にだっておこる

かもしれない事態だし、一番悔しく悲しい思いをしているのはYtだよ」

と言い聞かせましたので、彼等も心の動揺のもって行き場所が無かった

のでしょう。分かるよ、テューターも同じです。みんなには、それでも

一週間あるのだよと、活を入れて、改めて音楽CDでやってみました。

見事に言えない子が多すぎてしかる気力も無いほどです。私は楽観的な

ので、コップに水が・・・という表現をするときは、いつも「後半分も

ある」という方です。でもそれをもってしても、どうしちゃったんだろ

う?!というほどでした。中学生の出来が、確かに金曜よりはましかも

しれない、でも、これが一週間前の合同練習?確かに一生懸命引っ張ろ

うとしてくれる子も何人かいますし、「みんな頑張ろうよ!」と何時も

と同じように明るく声をかけてくれる子もいるのです。小さい子は

それでも一生懸命ついてこようとしています。いじらしいです。

2回音楽CDを通した後、中学生だけ部屋に残し、少し腹をわって話しま

した。テューターにむかついているわけでもなく、自分達の出来も把握

しているので、じゃあ後は活入れだけだとおもい、小学生・幼児には

見せない顔できつく言いました。それでもナレーションを分担するとき

は、「そこ、やる」といっていたので、少しほっとしました。どうやら

阿修羅のようなのはテューターと同じだったようです。ようやく硬い顔

の崩れた彼等と別れ、背中に重い甲羅をしょったような気分でうちに

帰りました。(海ガメか?!)家に帰って、『あ、そうだ小1になった

ばかりのMkちゃんがお手紙くれたんだわ』と、封筒をあけてみると、

そこには、アイロンビーズでキレイに作ったハートの顔?と、お手紙が

・・・・・「15しょうねん、がんばります。テューターならなんでも

できます。テューターがだいすきです!」という文面に、今日の事態を

知っていたわけでもないのに、と思ったら涙が止まらなくなってしまい

ました。胸の中に小さいキャンドルをともしてもらったようでした。

私は、子供達を叱ったり、怒ったりしているのに、こんな風に

子供達に救ってもらっているのだ・・・・と思うと恥ずかしいような、

でも本当に嬉しい気持ちになりました。ありがとう、みんなとても好き

です。
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「15少年」航海日誌・10・・・ブリアンの苦悩 2 04月14日 ()
水曜・金曜と、今週も「15少年」と嵐を乗り越えてきました。ナレーシ

ョンは基本的に、「バクスターをやりたい」と言ってきた2人なのですが

やはり次回へのステップとして、少しでもナレーターの経験をさせるこ

とになったのが先週。遅いよ、というのももっともですが、情けないこ

とに?ナレーションを決めると、ソコだけを集中して聞くことになり、

全体をおろそかにしてしまう傾向があることに気がついてしまいました

ので、あえてそうして見ました。1人ずつの量は、すごく少ないので。

そりゃどう考えても、1人で語ってくれたほうが聞いている方も、やっ

ているほうも気持ちがいいとは思うのです。でも。発表会はナレーター

の出来がどうの、という事ではないだろう、と思ったからです。

小学生、ナレーターは論外、もっと少年達になりきってくれなくちゃ

情けないです。一生懸命頑張っている子もいるし、あぁ、いいな~と

いう瞬間が無いわけではありません。でもでも、甘すぎですね。砂糖の

入りすぎたアイスティーみたいな態度です。

キディさんクラスも彼等だけで「15少年」をやってみました。もちろ

ん、ばらつきはあり、それが年齢によるものではないこともよく分かっ

ています。この日、ふと彼らが船室代わりにしていたカーペットカバー

を「大波だ~」とひっくり返してみました。みんな見事にくるっとひっ

くり返って、大喜び?!「もっと!」というので、お話をやりながら、

波が来る度に子供達をカーペットの波に巻き込んでやりました。ここ

喜んで笑ってる場合ではないんだけど、まぁいいか。彼等の必死なセリ

フが、キュウッとくるほど可愛くて、思わず許してしまいます。

中学生、久し振りのテューター宅。なぜか入ってくる表情が和やかなの

は、自宅のせい?それとも頑張ってきた自信のせい?でも、ブリアンの

Kkは暗い表情。理由は、同じ年齢のドニファン・ゴードン役の2人と

この頃うまくいっていない気がする、というもの。別に15少年を取り

上げたせいではなく、中学に入るまでは仲よくつるんでいたのに、学校

が変わり、男子の中では自分だけがホームスティにいき、中活に参加し

・・・と環境の変化もさることながら、ラボに対するスタンスが少しず

つ変化してきたせいかも、と本人は言う。マァ、ラボやの子だから、仕

方無いけど・・・でもここにきてドニファンとやりあうところが、なん

だか素のままに敵意をむき出されているような気がするらしい。ゴード

ンも味方には思えない様子。自分は「ブリアンなんか好きじゃない」と

言いながらもでも「俺が(ブリアンに)一番むいているかも」という

ジレンマに悩んでいます。この日、早く集ってきた女の子達数人と、

『このままじゃ、セリフやナレーターの問題ではなく、ひどくテンショ

ンの低いものになってしまう・・・どうしたらテンションの低い一部の

子を前向きに持っていかれるかなぁ』という相談をしました。テュータ

ーが、「今日も前回みたいだったら、キレそう」というと、「キレたら

最悪の事態になるだけだよ」と諭されて?しまいました。反省。「じゃ

どうしよっか」・・・「小さい子達のやる気を、大切にしてあげようよ

」とか、「音楽CDで動いたあと、セリフとかみんなの前で言ってもらっ

て、お互いに悪いところと良いところを言い合うのは?」などと建設的

な意見が出ました。結局それを採用。しかしなんと音楽CDで動いたら、

確かにセリフもナレーションもボロボロなのに、何時もと違う。やる気

が違う。目の色が違いました。色々な動きも積極的に意見が出て、おぉ

という感じ。やっと、やっと、本気になった?!終ったあとのお互いに

対する意見も、「あぁ、みんなよく見てるじゃないの~。いつもこうな

らいいのに~」と思うほど。注意もおざなりではなく、男の子達さえ真

剣に耳を傾けていて、いいところには顔を赤らめて照れている、その様

子が中学生らしくてかわいい。モコをやるKmに対して、何時もはあまり

コメントしない子達まで、「Kmちゃん、かわったよね~!!ホームステ

ィに行ってからすごくかわったよ~!!ビックリ!」と声を揃えて

ニコニコしながら言っている様子を見て、テューターは、ひそかにうる

うるしそうになりました。おまけにブリアンのKKは、ドニファンの

Ybとぎこちなさが残りつつもこの役をやったせい?の連帯感が出来て来

た様子。今までは受けているだけだった場面も、「ブリアン」と「ドニ

ファン」のセリフを思い切り口に出して、ぶつかることによって

むしろお互いに言いたい事を役の少年達に代弁してもらったかのように

すっきりした顔をしているではありませんか。Pの始めに、女の子からも

「悩みがあるなら相談にのるよ」と声をかけてもらった、と嬉しそうに

話していました。この一週間、「俺だけ仲間はずれかも」と悩みつつ

セリフだけは一生懸命努力したことが、全員に認めてもらえて「良かっ

た」を連発していました。思わず、テーマ活動のセリフには、こんな

効用もあるんだなぁ~と感動しました。いまどきの子らしく、お互いに

傷つけあうのがイヤで、なんとなくそっぽをむいたり、相手の動向が

気になりつつも、感心の無いふりをしたり。でも、小学生の頃から知っ

ている、いわば幼馴染。ケンカをするほど仲が悪いわけでもなく、お互

い認めて欲しいと心のどこかで思っている・・・・あれ、こうかいてみ

ると15少年に出てくる男の子達によく似ているではないですか!

テーマ活動の中で、あえてケンカっぽく、きつい言い合いをすることで

彼等の心の中の何かが、とけたことは間違いないようでした。

さぁ、日曜は合同練習だ。楽しみにしたいと思います。
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