ドストエフスキー『虐げられた人びと』読了 |
06月09日 (水) |
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『貧しき人々』に続いて『虐げられた人々』読了
雑誌≪時代≫に1861年1月から7ヶ月にわたって連載され
当時のロシア読書界で非常に歓迎された作品
農奴解放からブルジョワ社会への移行期
ペテルブルグ
やせ細った犬の死、
その飼い主であるスミス老人の死
勘当していたその娘の惨めな死
残された娘ネリー
語り手小説家のワーニャ
養い親の老夫婦
その娘ナターシャ
ワーニャは結婚を考えていたが
ナターシャは公爵の息子と恋に落ちる
ワルコフスキー公爵
その息子アリョーシャ
ワルコフスキーの金と快楽、
その前提としての地位の追求
その悪魔的な意志は人間に潜む「悪霊」を暗示する
後年の作品
『罪と罰』のスヴィドリガイロフ
『悪霊』のスタヴローギンに続く人物
未完
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Re:ドストエフスキー『虐げられた人びと』読了(06月09日)
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みんとさん (2004年06月10日 23時53分)
最近読んだ本に、「貧しい人」が書けるのはロシア文学、アメリカはダメ(負
け犬とか怠けてるだけ、というイメージがつきまとう。自分でチャンスをつか
みに行っていない)というようなことが書いてありましたがほんとにそうかも
しれません。罪と罰のラスコーリニコフを連想しました。
よく殺人事件がおきるたびにラスコーリニコフを連想してしまいます。
私はロシア学科を出ていながらそんなに読んではいませんが「罪と罰」は高校
の演劇でやったんですよ。ソーニャ役で。
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Re:Re:ドストエフスキー『虐げられた人びと』読了(06月09日)
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アスベルさん (2004年06月11日 12時20分)
みんとさん
>「罪と罰」は高校の演劇でやったんですよ。ソーニャ役で。
ソーニャ役の経験があるって、すごいことですよ
永遠に聖なる女性です!!
きっと生涯忘れられない経験になったことでしょう・・・
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Re:Re:Re:ドストエフスキー『虐げられた人びと』読了(06月09日)
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みんとさん (2004年06月11日 13時44分)
アスベルさん、ありがとうございます。
そう言っていただくと自分が「聖なる女性」に思えてきました。
(図にのるなー)
でも確かにソーニャ役の経験、後に思い返すことも多く、
いい経験になっていると思います。
それをやったことで始まる思考もある。
自分が何か違う人(物)になるってとても大きい経験ですね。
ラボッ子はそれを積み重ねているのだと思います。
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