松かさの開いたものや、はすの花托の実の抜けた蜂の巣のようになったものに布を入れて、飾り物をつくり、棚に飾ってあった。遊びに来た姪っ子がそれをみて、「かわいい」といって持ち帰った。そして、「うちに帰る途中にもっと大きな松ぼっくりが落ちているから、今度拾ってくるわ」といった。
その大きな松ぼっくりが届いた。
その大きさに私はびっくり。
私が今まで作っていたのは、アボガド程度の大きさ。これで十分大きいと思っていた。
ところがその松ぼっくりはパイナップルほどある。
立派な松ぼっくりを見ながら考えた。
紅白の飾り物にしよう。
赤い絹の布、白い布をもとにして、少しアクセントをつけて、布に少しの綿を詰めて一つ一つの松かさの鱗片に詰めていく。ボンドでつけていくので松かさ自体も丈夫になる。
大きいので見栄えのする置物になった。
コロナ禍で、訪ねてくる人もあまりないけれど、見た人は、みんな驚いてくれる。
こんな実をつけていた松の木を思い浮かべながら・・・・・。
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