20年来作り続けてきた人形を毎年飾り、ひな祭りの前後、訪れてくれる人とお茶を飲んだり、おしゃべりをして楽しんできた。
今までにも、必要な時には差し上げてきたのだが、昨年、少し数も減らして、整理しようと思い、希望されるものをどんどん差し上げずいぶん数を減らした。
今、好まれるものはどこにでも簡単に飾れるものがいい。
生活様式も変わり、床の間のある家も普通ではなくなり、私が持ち続けても困るな、と思う人形、葵上とか、深山菊(舞踊の人形)などは、菩提寺に話をしたら、大喜びでもらってくださって、会館の床の間に、本当によく似合っておさまっている。
人形店も能の人形とか高砂など、従来のものを整理し、どんどん新しい好みのものを出している。
今年は沖縄のシーサーなども作った。何年か前に沖縄で買った紅型の布が役立った。
それらを加えて今年も結構にぎやかに飾り付けた。
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