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芸術作品「ラボCDライブラリー」を聴くきっかけ |
05月18日 (火) |
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ラボの活動の中心はテーマ活動。
こども達はテーマ活動を通していろんなことを学びます。
そして「ライブラリーを聞く」ということはテーマ活動の基本。
ここさえ押さえれば、すばらしい作品に感性が揺り動かされ自然とテーマ活動を楽しむようになります。
ところが、友達との外遊び(これはいいとして)、ゲーム、テレビに追われて、ついついライブラリーが後になる子も・・・。
結果、せっかくご購入頂いたライブラリーが封を開けられないままにということもあります。
(もちろん林パーティにも、お話大好きで、何の仕掛けもしなくても、毎日のようにお母さんとラボCDライブラリーを楽しんでいる子はいます。)
そこで仕掛けたのが「くじびき大会」です。
私の祖父が夏休みや冬休みに孫を集めてやってくれました。通信簿の5の数だけ100円玉をもらったので私は一生懸命勉強したし、
勉強が嫌いな弟はくじ運の強さで賞品を手に入れました。
私達にとっては忘れられない楽しい思い出です。
私のこの策略?にひっかかった現小6のやんちゃな3人男の子達は家にあるありったけのライブラリーを聞き、
「ナーサリー」「くまがり」「かぶ」「はらぺこあおむし」「雨ニモマケズ」と次々に素語りし、
その素語りした作品を全てノートに書き写し、
気づいてみればそのノートを読めるようになっているのです。
覚えることに自信がついた彼らはテーマ活動の英語も日本語も全て覚えようとするようになりました。
同時にテーマ活動の本質を楽しみ表現力もついてきたのです。
彼らにとっては遊びのノリで、昔メンコや切手を集めたようにくじびき券を集めた結果です。
今までこの策略にも動じないラボっ子が何人かいたのですが、
今回のスタンプカードで準会員兄弟ふたりを除いて全員のラボっ子がくじびき券を手に入れました。
今までお母さんのお仕事が忙しく、お家でライブラリーをほとんど聞いていなかったYちゃん。
初めてお話を15個聞いてきて3枚のくじびき券を手に入れました。
ノートを見ると、幼い絵ですが、お話を聞いて一生懸命に描いたのが伝わる絵です。
「はだかの王様」や「幸福の王子」など彼女が初めて聞くライブラリーも含まれています。
今までの「かぶ」や「はらぺこあおむし」を仕方なく5個描いたのとは絵がちがっています。
嬉しくて嬉しくてお母さんに電話しました。
お母さんは、「今も聞いています。この頃本当によく聞きだしたんですよ。
学校では何にもできなくて親子で自信をなくしていたので先生がいつも誉めてくださって本当に嬉しいです。」
と言われました。
ラボのテーマ活動のおもしろさに気づいた子はもう大丈夫。作品が引っ張っていってくれます。
まだ入り口でうろうろしている子をテーマ活動の発表会に誘ったり、
ライブラリーを聞く仕掛けをしたり、声をかけたり・・・
それがテューターの仕事。そう思っています
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