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社会力2 |
07月20日 (水) |
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昨日の続き。
想定外のことはいろいろ起こります。
ラボの国際交流では、それを「ケーススタディ」といい、仲間であらかじめ学び合います。
過去のホームステイ参加者の「こんな事が起こってしまった!」を集めたものがあり、国際交流参加者が最初に受け取る専用のノートに添付されており、
事前活動メンバーが月に一度集まる会で、仲間と”自分ならこうする”を話し合います。
さてさて、そんなことも感じながら、昨日の続き。
娘のクラスでのお楽しみ会。
昨日、最後に書いた「給食おかわり優先チケット」は、私がコピーし忘れているのに気付いた娘が、学校で先生に頼んでコピーしてもらい、友達と切り分けて用意できたようです。
ホッ。
で、そのお楽しみ会は、3限目に設定されていました。
2限目の後の25分休みで、体育館での準備もしっかりする予定だったらしいです。
ところが・・・
2限目が着衣水泳の日でした。
これは、高学年対象の行事で、水着の上に長袖、長ズボン、靴を着用し泳いでみる。
という体験です。
赤十字の方が来られ、説明などもあったようです。
空のペットボトル、水を少し入れたペットボトルなども準備し、どのような感じになるか?も体験する学年全体3クラス合同の体育のプールの時間が2限目でした。
で、・・・想定外の事が起こりました。
服は持ってきたけど水着を忘れた・・・など、普段のプールの授業と違ったからでしょうか・・・。
見学者も多くいつもと違いました。
で、ペットボトルが見学者の方へ行ってしまい(飛んで行ったのか?投げたのかは??)
見学者がそれを泳いでいる子に投げ返し、
しっかり様子を見ていなかった(らしい)赤十字のおじさんが勘違いしてなんだかスゴク怒り出し、
お説教・・。
担任の先生は、こどもが悪くないのを後でクラスの子にはフォローしてくださったようで、
(他の学校はもっとお行儀がいいと思うので、それもあるかもしれないね・・・
と)
言ってくれたらしいのですが、
それでも先生のお話も延々と続き、25分休みどころか3限目までくいこみ、
お楽しみ会が始まったのが、3限目のチャイムが鳴って15分ほど経過してから・・・。
飾り付けや準備どころか、
雰囲気ドーーン・・・・
だったらしいです。
そして、ケドカドをやってない子がやはり4人ほどいて・・・
その子たちは途中まで、そばの机でケドカドタイム~。
男女3人ずつで実行委員としてやっていたらしいのですが、女の子の1人がケドカドをやってなかったらしいのもビックリだったようです・・・。
で、時間がないため、体育館でグループ対抗でやろうと用意していたゲームが半分カット。
Oh! No!!!
雰囲気ドーンなので、当然まったく盛り上がらない。
し~ん。
学校の運動会、ラボのいろいろな行事、3年生の時のお楽しみ会をイメージしていたのでしょう。
し~ん。
は、つらすぎますねぇ。
そして、よくある光景ですが、景品として用意したチケットがもらえず文句を言う子、
最初に説明したのに聞いてなくて文句を言う子・・・
一緒に実行委員としてやっていた男子もほとんど動かず、丸投げ状態・・・
Oh! No!!!!!
と、私が西郷ラボから夜遅く帰った後、眠いのを待っていていろいろ聞かせてくれました。
ま~、いい勉強になったようですねぇ。
ここまで聞くと、可哀そうを通り越して笑えました~(+o+)
で、ここからがラボテューターとしてのフォローの時間です。
いいこともあった、考えようによってはこれが良かった、自分のためになった、を気づかせてあげなければなりません。
国際交流でいう事後活動ですね。
まず、景品で文句を言う子には、こそっと用意していった折り紙で作ったくす玉をあげたらしいです。
えらい!!!
臨機応変に対応できたことをほめました。
もともと、
「学級委員さん、企画委員さん、1学期、おつかれさま♪ 楽しんでください。」
という会だったらしく、
最初にそれを言ってから始めた会だったらしいです。
それもエライ!!!
仲間への友情がたくさん入っている!!
しかも、
企画委員のお友達に、
「次は私も実行委員を一緒にやりたい!」
と言われたらしいです。
ありがとう!!
やれなかった出し物は、今日時間を作ってやるらしいです。
先生、優しい!!
自分がイメージした100点満点を目指すと、結果マイナスに目が行きます。
100点があたりまえではない。
いいことにアンテナを向けた方がいい。
他のクラスがやってないかもしれないお楽しみ会が出来た。
ケドカドやってない4人は遅れたけど、後半は会に参加できた。
自分のアイデアを表現できる場が持てた。
もう二度と主催者はやらない・・・にならないよう、
またやってみようかな?
今度はもう少しいい風にきっと出来る!
という思いを残してあげる方がいい。
娘は、まだ小さいこともありますが、一人っ子に近い状態で育っているのでビビリで、想定外に弱いです。
必要なのは、
想定外のことは起こって当たり前。
ケーススタディも大事。
でも、悪いことを想定しすぎて引き寄せちゃっても困る。
だから、
何が起こっても、
これで今回は良い。
いいところに目を向ける。
と、準備をやれる範囲でやり、当日はベストを尽く、何かがあったら丸ごと受け止め冷静に対応する。
んで、マイナスなことも必要なことだから起こった。
ととらえる。
こういう話をしました。
「中心になってやっている人は、今やれる状況で、やれる仲間で一生懸命やればいいの。
うちらガンバったね!でいいんだよ。
周りの人、何にもやらない人もいる。
アレコレ言う人もいる。
じゃあやってくれる?っていうと、そういう人は絶対やらないよ。
残念だけど、今の社会はそういうものなの。
私もPTAの役やってるけど、ずっと断り続けてきたけど、でもやらないとな・・・、と思って今やってるの。
すごーく忙しいけど、今までのお返し、地域へのお返しと思ってやってるの。
忙しいけど、自分の力を高めるチャンス。
で、役員やってるから学べたことがたくさんあるし、
やったからこそ仲良くなった他の学年のママもたくさんできた。
今まで当たり前に参加していた行事の裏で働いてくれてた人への感謝もできた。
ラボでも、地区の行事とか担当をするでしょ。
1人でなくて2人や3人で担当するから、
良かったことは2倍、3倍。
上手くいかなかったことは2分の1、3分の1になって、次に覚えていられるんだよ。
これが、仲間と何かをする楽しさ、学びなんだよ。
だから、一人で全部やったらダメ。
周りに人がいたら、みんなとやった方が何でもいいの。
でも、パーティ行事は私がTだから一人でやらないといけない。
パーティ内発表も、合宿も私一人。
だから、すごーく責任があるからプレッシャーが多い。
でも、
1人の時ほど自分がビビったらダメ。
何が起こっても、
今回はこういう流れって思うしかない。
で、助けてくれたラボっ子たちやママにはたくさん頼って、そしてお礼を伝える。
必ずノートに記録して、次はもう少しいい風になるように、二度と同じ失敗をしないように覚えておく。
だから、ラボの実行委員さんには、ノートにきちんと書こうっていつも言うよね?
そういうことなんだよ。
2学期、3学期ともっといいお楽しみ会になるよ。」
と言いました。
もちろん、ラボはお仕事なので娘のボランティアの働きとは違いますが、考え方は同じでいいと思います。
そして、いつものキメ台詞。
「宇宙貯金が増えたよ!!」
いわゆる、
「徳を積む」
「神様が見ている」
ということです。
これを私は娘によく言います。
すべての経験は、自分の為です。
まっ、小さいながらも良くやったな~と思います。
上手く行かないから人生だ!!
上手く出来たところに目を向けて、それに感謝をする。
用意した得点表は、書き込まれた欄は一つのプログラムだけ・・・。
色別のガムテを張って用意したリレーのバトンも使わず・・・。
紙袋には、準備していった備品がたくさん・・・。
娘が登校した後の机周りが少しせつない朝でした・・・・・
こうやって、一つ一つ賢くなっていくんだね。社会力をつけるチャンスをもらって感謝です。
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