縒り |
05月05日 (水) |
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連休で、みんなどうしてるかな??
9日の交流会と卒業式の準備をしっかりせねば!!
今日は実家に帰ってお茶を摘んできました。
トップの写真は茶畑から。標高200メートルくらいのところで、周りには1000メートル級の山も。中国山地の真っ只中!!
お茶を一つ一つ摘んで、釜でいって、手でもんで。
お茶のいい香りがします。
どれも今の子どもたちに経験させたい。
いる、もむ。この言葉のニュアンスはやってみないとね。
小5の姪っ子、「もむ」がなかなかできない。葉っぱに縒り(より)をかけていくんだけど、引っ張ったりたたいたり。
『縒りを戻す』とかって使う。
『縒る』これを英語にするとなんだろう??
日本の言葉、特に動詞は、農作業や日常の生活に結びついたものが多い。その動作がなくなると、言葉のニュアンスは分かりにくい。
ピノッキオ4話に取り組んでいたとき「働くってみんなはどんなイメージ?」ときくと、平生など、畑や田んぼの身近にある子は、畑仕事などのイメージが出てくるが、なにも浮かばない子がいた。しばらく考えて出てきたイメージが、料理をしているところ。
お父さんは毎日会社に出勤。お父さんが働くところを見ることもなく、農作業や大工さんが家を作ったりする場を見る機会も少ない。『働く』イメージが弱いと言うことに愕然!!
フリーターが増えるのも無理はない。今の日本は子どもたちが働くイメージを持ちにくい社会になっているのかもしれない。
自分の手や足、体全部を使ってやってみる。テーマ活動をやっていて、このことの大切さをよく感じさせられる。
ラボっこみんなで行ってお茶作り体験会なんてどうかな???
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がのさん (2004年05月06日 00時41分)
お茶づくり,なんか,いいなあ。新茶の香りがしてきましたよ。
あの香りは,なんとも云えぬ幸せな気分にしてくれますが,
しかし,お茶づくりはなかなか手間のかかる仕事なんですね。
一度だけ伊豆でお手伝いしたことがあります(ちょっとだけ)が,
蒸して(発酵を止め),ほぐして,葉打ちをして水分を抜いて,
そしてもみながら乾かしていく。これを繰り返すわけですが,
茶葉が針状になるまで休みなくもみつづける。
4時間くらいかかったでしようか。もむ,といっても,
しっかり力を入れないと針のようになってくれない。
スミティさんのところは,どの段階まで家のほうでやるのですか。
子どもたちにもこれを体験させてあげたいですが,
なんだか,たいへんそう…。
充実した子どもの日でしたね。
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サンサンさん (2004年05月06日 12時24分)
縒りって、何のこと?
と思ってやってきました。
そうなんですか。
そんなことをするんですね。
働くってイメージがあまり出来にくい世の中なんですね、今の子どもた
ちが生きている環境というのは。
額に汗して、働くというイメージも、地方の自然が豊かにあるところで
ないと湧いてこないというのもほんとですね。
ちょっと、どきっとしました。
いいのかなぁ、これで。
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がのさん (2004年05月06日 23時27分)
茶畑から見る山,深い緑です。山頭火の世界ですね。
そうそう,種田山頭火も山口の人でした。
分け入っても分け入っても青い山
この人の自由律俳句は,口にするだけで涙になります。
酔うてこほろぎと寝てゐたよ
ひとりで蚊にくはれていたよ
うしろすがたのしぐれてゆくか
どうしようもないわたしが歩いてゐる
生き残ったからだ掻いてゐる
そしてこの画像にぴったり(と勝手に)思うのは
雨ふるふるさとははだしで歩く
下うつむき,いまもどこかを歩いているのでしょうか。
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スミティさん (2004年05月07日 09時46分)
働くってイメージがあまり出来にくい世の中なんですね、今の子どもた
ちが生きている環境というのは。
額に汗して、働くというイメージも、地方の自然が豊かにあるところで
ないと湧いてこないというのもほんとですね。
ちょっと、どきっとしました。
☆ドキッとしてくださってありがとうございます。
『縄をなう』「なう」も、なった事が無いと分からない。
「水を打つ」水を打ったことがなければ『水を打ったように静か』も分
からない。いろいろおもうことはありますが・・・
『バカの壁』にも、こういう事が取り上げてありました。
一次産業の衰退と、子どもたちの問題と、関係が・・
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スミティさん (2004年05月08日 00時23分)
がのさんの中から、短歌や俳句、言葉の泉のように湧いてくる。
すごいですね!!!
山頭火、漂泊の詩人。
中国山地の山並みを見るたびに、この句が浮かびます。
中也といい、山頭火と言い、哀しみがともに。
2人とも生誕の地がそういえば近いですね。
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