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断捨離 |
05月01日 (日) |
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数年前から「断捨離」という言葉が流行語のようになっている。物は簡単に買えるし、新しい家は収納場所が比較的少ないようだし、片付けが難しく「いらないものはすてる」ということになり、物を捨てることが美徳のように思われかねない。
「廃物利用」という言葉も流行った時がある。空き箱でも、包装紙でもきちんと整理してとっておき、必要な時にうまく使う。
古い衣服を、センスで今着られるものに作り替えたり、いらなくなったいろいろなものを、少し工夫して役立たせたりすることも、生活の大切な知恵である。
二つのことばは、どちらも大切。簡単にものをすてること、必要以上に物をしまい込むことのないように、上手にこの二つのことばのバランスをとっていこうと思う。
古い家は、収納場所も多く、引っ越しをしない我が家は、押し入れなどに、「あの箱は何だろう」と思うものがよくある。
黒塗りの立派な箱があり、たまたま先日取り出して開けてみた。
五月人形の「鎧兜」だった。息子のものだったらそれほど驚くこともないが、
なんと!その親のもの。 85年前のものとなる。そこに片づけられた時には、まだ捨てられず、一応片付けられて、ずっとそのままになってきた。
ちょうど五月。日の目を見て、けりをつけようと、自ら出てきてくれたようだ。
今年飾って、85年の感謝をもって処分させていただこう。
廃物利用・古布でつくったよろいかぶと。
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