|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
判断力 |
03月09日 (水) |
|
月曜日は、地元公立中学校の卒業式。
そして、今日は入試一日目です。
受験で休会中のちーちゃん、先週金曜日まできっちりラボに参加したそういっちゃん。
志望校に合格するようお祈りしています。
さて、そんな中学校の卒業式。
主任児童委員として来賓出席しました。
今年で3度目の出席で、毎年長女の中学校卒業式の思い出がよみがえります。
式を終えてクラスに戻って涙、涙の時間。
なつみの指揮のもと、教室でみんなで合唱してましたねぇ。
あ~、なつかしぃ☆
中学生の大きい子たちに興味津々で、押さえておくのが大変だった次女。
入学式に始まり各行事、懇談会やらなんやらと常にナナ連れだった、私には本当に大変な3年間でもありました。
今年も卒業生は、式では泣く子もいず(やらされ感が漂っているような~)、神妙な面持ちで(受験前の不安が顔面に出ている子がほとんどでしょうねぇ)、花粉のかゆみを抑えるために目頭でなく花を抑える子もチラホラ。。。
みんな、がんばれ~。
昨日は、小4の娘の学校で、二分の一成人式の最後のイベント、「命の授業」がありました。
ヤンキー少年たちの更生と性教育に奔走され、今は教師をやめて講演などもされている有名な女性がお話しに来てくださいました。
親参加OKだったので、もちろん聴きに行きましたヨ。
子どもたち110名ほどが講師の先生を前に、担任の先生の注意を受けながら静まるのに10分。
そして、しびれを切らして講師の先生がまず最初に言われたのが、
「おしゃべりする子は、寝ていてください。
寝ていてもけっこうです。
しかし、おしゃべりは周りの子の迷惑になりますからやめてください。
お願いします。」
でした。
お~。
この学年崩壊の四年生の状況をわかって来られたんだ。
先生のお話は、荒れた子が集団でいる中学校の担任をし、鑑別所の一歩手前の親分的存在の子と心を通わせ、その子を高校に入れ、高校の卒業式にお礼の電話をもらったという「夜回り先生」的な体験に基づくお話でした。
小学生にもわかりやすい言葉で話されました。
声にも力があり、お年ですが目力もあり、本当にこころに響きました。
「ほとんど」の生徒が、今日は「普段より」は静かでした。
しかし、中にはそうでない子もやはりいるのです。
「寝ていてくださいね」
と先生は数回おっしゃいました。
どうしても話を聞けないのです。
名指しで言われた子も5名ほど。
40分ほどの短い時間なのに聞けないのです。
自分の将来のことだとわかっているからでしょうか・・・。
途中先生は、こうおっしゃいました。
「判断力ってわかりますか?」
「判断力は大事なのです。
今は、静かにする時なんだ、というのも自分の判断。
後ろの子の体育座りの足にもたれて座るのは迷惑なんだ、と感じるもの判断。
判断したら、流されてはいけません。
隣の子が話しかけてくるからおしゃべりしよう、後ろの子がしゃべっているから自分もおしゃべりしたっていいか、というのは、判断力が育っていないのです。」
そうか~、と思いました。
自分で判断する力は大切ですね。
親が全部仕切って育てて来たり、失敗をさせずに(失敗は経験ではなく悪ととらえて)育てて来たりすると、判断力の育ちが少ないかもしれません。
親の判断とこどもの判断。その微妙なさじ加減が大切と思います。
「今日はどの服を着る?」は、こどもの判断でOK。
でも、「今日は夕方雨の予報だよ。カッパ持って幼稚園行こうか?」は、親の判断。
「ラボはなんだかとっても楽しそう」は、こどもの判断。
「教育方針が自分に合っている教室だから入れよう」は、親の判断。
子どもにすべて任せず、しかし親がすべて仕切らず、こどもの判断力を伸ばしましょう♪
昨日、話を聞きながら、一昨日の卒業式を思い出しました。
この受験を目前にした卒業生たちは、自分の判断で進路を決めたのだろうか?
親や周りと人といろいろ話し合い、それに向けて進み、考えて自分で最終判断をしたのだろうか?
それとも、塾や学校の先生の言うがまま、合格ラインのところの高校を受けるのだろうか?
判断が自分の中ではなく他人の中にあり、みんなが行くから塾、みんなが持つからスマホ、みんなが行くから大学、みんなが結婚するから自分も・・・となるのだろうか?
判断力と空気を読むとは、時に似ているようなところもありますが、その軸に自分の考えがあるのかどうか?ですねぇ。
判断し決断することは、まず「大人から」なのだろうとも思いました。
だって、平日午後に見に来ている(おそらく教育や子どもに関心のある)10数名の親の中でさえ、先生が最後に読み聞かせした絵本の時におしゃべりしていたんだも~ん。
さあ、九時です。
受験開始の時間でしょうか・・・?
自分で「判断」し決定した進路なのだから。
自分で「判断」したなら、どういう結果になろうとも受け入れられるさっ。
受験生ラボっ子のお二人、健闘を祈っています。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|