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介護と子育て |
10月06日 (火) |
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介護と子育てには、類似点がたくさんあります。
叱らず穏やかに教えること。
安心させてあげること。
肯定感を持たせること。
昨日、地域で行われる介護サポーターの講座を受けました。
役員をやっている関係で、地元の方とのお付き合い・・・という感じです。
介護については、実母と義父が長く認知症を患ったのち他界したものですから、なんとなく見てきました。
昨日は、あくまでも1時間半のミニ講座ですが、ずっとお話を聞いているうちに「ここは子育て講座の場所?」という錯覚を覚えました。
それほど、子育てと介護は似ているのです。
それはそうかもしれません。
人生のプロローグとエピローグですからね。
人の手がたくさんいる年代なのかもしれません。
参加者は、私を除いてほぼ全員が退職後の年齢ではないか?という世代の方々でした。
もちろん皆さんお元気で、地元で活躍されている方々もみえます。
認知症とは無縁の方たちです。
講座の中で、スキットタイムがありました。
認知症のお年寄り、通りすがりの人などに扮し、3パターンを演じて認知症の方への声掛けや対応を考えてもらおうという時間でした。
支援包括センターのスタッフさんたち、恥ずかしそうな方もみえました。
その後は、4人グループに分かれ、それぞれスタッフさんが一人ずつ付き、シェアリングタイムです。
現在、介護系の大学へ通っているラボっ子のしょーたの顔が浮かびました。
彼なら、こういう職場でも絶対に重宝がられる!!
ラボでやっているって、本当に社会に出てからぐんぐん生きてきますね。
そして、ラボ活動の進め方は、時代が求めていることなんですよね!
それはさておき、介護とは子育てそのものなのです。
認知症のお年寄りといえど、なにもわからないわけではありません。
表現が出来ないだけの場合が多いです。
人生経験もプライドがあります。
上から目線で、怒ったり、粗末に扱ってはいけません。
恐怖を感じると認知症はさらに進み、安心したいがために介護者にくっついたり、安心できる人にこそつらく当たったり嘘を言ったりします。
他の障害も発症させます。
脳の機能が徐々に作用しなくなるのですから、脳が完成でなく手をかけ伸ばしてあげる時期の子どもと似ているのです。
子どもと同じで、その行動をみとめ見守っていれば、相手は幸せに過ごすことができます。
今日、講座を受けている方たちは、本当に真剣に学んでみえました。
しかし、まだ介護したことがない方や、親で介護を経験した方々がほとんどのようです。
「こういう時は、こういう風に声掛けをしましょう」とスタッフさんは教えていましたが、学ぶことと実体験はかけ離れています。
育児書を読み同じようにやってみても、反応が違って落胆したり、不安になったりすることもありますよね。
期待するから外れると途方に暮れるのです。
人はみなそれぞれ違うのですから、相手をみてありのままを受け入れるのが最善です。
これがまた、家族となると難しいんだなぁ。
私は、若年アルツハイマーになった母をずっと看てきた父を見ているので、伴侶が認知症になった時の介護者の心の葛藤も今後ケアしていかなければいけないと思いました。
母のように、50代でアルツハイマーと診断されたり、我が子が認知症になる時代がきています。
そして、子育ては、ほとんどの方が喜びでいっぱいです。
周りもお祝いしてくれます。
にっこりした、首が座った、お座りした、ハイハイした、片言しゃべった、などと常に前向きです。
もちろんいろいろな状況のお子さんもみえますが、一応、もうすぐ入園だ!いよいよ小学校だ!と、なんとなくレールもあり、ゴールもイメージでき、幸せの中で進みます。
しかし、介護は周りに隠したくなることも多いです。
認めたくない気持ちから始まります。
血のつながった家族だけではありません。
何年続くかもわかりませんし、存在そのものが天使にように可愛くもありません。
子育てさえ面倒に思う人たち、子育てがいやで子どもを産まない選択をする人たち。
その時代の人たちが介護するン十年先は、どんなことになっているのでしょう?
看てもらう立場になった時の見返りを期待するのは違うと思いますが、家族が思いやって言われなくてもお世話をしたくなる絆をつくることが大事ですね。
おっと、まじめになりすぎました。
ラボに引き寄せましょう。
なので、生き物の尊さ。どんなことにもめげない根気良さ。人のために何かをするというやりがい、責任感、コミュニケーション力。
それらは、普段のラボ活動で培われるものですし、やはりラボは介護までという長い将来をイメージしても生きてくる活動だと思いました。
そして、ラボ活動で試験の点数よりも何かをしたときの感動を知ってさえいれば、年をとっても志というものを持って毎日を送ることが出来ると思いました。
子どもの発達には、成育歴が大きく作用します。
お腹に入った頃や0歳~~6,7歳まではとても大切です。
何かある子は、そこら辺をたどるとヒントになるものがあります。
ここからはあくまでも私の仮説ですが、認知症になるか、元気に天寿を全うするかも、成育歴に関わりがある気もします。
私の母は、もらいっ子です。つまり、生まれてはいけない存在として否定されて生まれました。
そして、子どもに恵まれなかった私の祖母が実子として育てたのです。
そして、ひょんなことから近所の人に出生の秘密を聞かされ、非常に荒れた時があったようです。
若年アルツハイマーは、血管性認知症(脳梗塞など)と違い、長~い期間をかけてじわじわ進みます。
ひょっとして母の病気は、成育歴に関わっているのではないか?と思うこともあります。
今となっては、祖母も母もいないので、何も聞けませんが・・・。
もちろん、このような現代病は、農薬や添加物などの食品問題、放射能や排気ガスや電磁波などの環境問題もあるとも思います。
避けて通れない問題ですが、出来るだけ避けることは可能です。
笑いは免疫を作ります。
子ども時代は、スマイルと抱っこと物語と健やかな仲間の中で育てていきたいですね。
そして、もし身近な人が介護が必要になってしまったら、どんな人間も大切な一つの魂なのだと考えて関われたら理想だな~と、講座から感じました。
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