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フラで健康!? |
06月03日 (水) |
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10年前、近所の友達と二胡の演奏を聴きに行った。すると彼女は急に、「私、二胡でも習おうかしら。実はね、緑内障といわれたの」という。「目が見えなくなったら、楽器が弾けたらいいなと思って」・・・・・なんとも、重い話だった。
そんなことがあって、2,3ヶ月経った頃、ラボっ子OBがマスターをつとめるカフェのスペースで、「ウクレレとフラをやってるよ」というので、早速見学をした。
5,6人のメンバーがウクレレを弾いていた。
娘さんと一緒にフラが踊れて、バンドのボーカルをやりシンギング・セラピーとして弾き語りをし、コンサートのオファーも来るという、一人の女性を中心に同好会のようなグループとして始まったところだった。
普通のレッスン教室のようでないので、ちょっと戸惑いながらも、リーダーの彼女に魅力を感じて私も仲間に入れてもらった。
そしてすぐに、二胡の友達に連絡をした。すると「二胡はとてもむつかしそうなので諦めた。」と言って、元気がない。私の勧めで、一緒にウクレレとフラをやることにして、すぐにウクレレを買いに行った。
こんなふうに始まったフラのグループは、やはり熟年の女性にはいろいろ日常の変化や事情があり、続く人ばかりではない。はじめのメンバーは3人残っているだけだが、私と彼女は楽しくずっとと続けている。彼女の目も進行を抑えて、まだ心配はなさそうだ。そしてリーダーの彼女も歌って踊れる先生として忙しい。
我々のグループは彼女のコンサートでフラを踊る。非日常の華やかさ。人前で踊ることの気持ちよさが、気分を明るくし体を元気にしてくれるが、こんな自己満足でいいものか。・・・・・とつぶやくと。
毎回、「元気をもらったわ」とか「私もやれるような気になったわ」とか、言う声があって悪くはないらしい。
とは言え、群舞はむつかしい。グループの気持ちがひとつにならなければ、きれいに踊れない。長年ラボのテューター仲間と付き合ってきた私にとって、さまざまの人との付き合いは、じれったかったり、あきれたりの連続だった。
「今度のコンサートはどのドレスを着る?」と私が聞く。「そうねえ・・・」はっきりとした答えは返ってこない。「ピンクのにしようか」「あぁ、ピンク」。と、それだけ。
次の週。私はまだ決まっていないと思って、「ねえ、何を着る?」と聞くと、「ピンクでしょ。」という。こんな気持ちの悪い雰囲気だった。誰もはっきりとものを言わない。自分の意見を言わないで様子を見る感じ。・・・・・
ドレスもそろえなければならない。レイもいる。グループをまとめるにはそれなりのまとめ役が必要だ。知らず知らずのうちに私は私のように行動するようになっていた。周囲もそれを受け入れている。
できるだけ出費を抑えようと、レイや花飾りを手作りするのも私の仕事。安く造花を買ってきてグルーガンで好きに作る。ドレスにあわせいろいろ作るのも楽しい。
フラも一つのブームのように言われる。フラ教室の発表会というと、あまりいい雰囲気ばかりとは言えない。「フラダンスは腰をふる」と思われたら、もう間違い。体重移動の結果自然に動くのだから。
週に一度のレッスン。鏡に映る自分の姿。ハワイの人が踊るように自然に踊りたい。踊った後の汗ばんだ体が気持ちがいい。元気で踊りたい。
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