雛によせて
またまた飾った人形たち。
ラボっ子たちが賑やかに集ってきたラボルームに、このごろはひな祭りに寄せて、私の作った人形たちを飾ることにしている。木目込み人形やお細工など。
普段は箱にいれられていたり、戸棚にならべられていたり。
年に一度、ひな壇に並んで、家族以外の人たちに眺められ、愛でられて、人形たちの目も輝くのである。
私の人形は、海外のお土産になったり、いろいろなお祝いごとに使われたり、ちょっとしたお愛想につかわれたりする。だから何体も同じ人形を作って追加することもあるし、毎年新しいものも作るようにしている。
中にはもう何年も前に作って毎年飾っているものもある。「これは古いから、今年は(飾るの)やめようか」と思うと、人形の目が「かなしそう」にする。飾られて古い顔などみせず、貫録をもって並んでいる。
百人のラボっ子が集うた部屋に百体以上の人形が、今、輝いて並んでいる。
近所の人や、友達と楽しいお茶の時間が待っている。
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