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大人のネットワークをつくる |
10月07日 (火) |
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昨年12月より、地域の主任児童委員をさせていただいています。
ラボテューターのお仕事+αとなり多忙な毎日ですが、視野が広がり非常に学び多い時間も得ることができています。
今朝は、市役所会議室で岐阜市主任児童委員対象の全体研修会がありました。軽く100人は超えていたと思います。
今回のテーマは、今年岐阜に新たにつくられた「こども・若者総合支援センター(エールぎふ)」を活用するための、施設説明、こどもの状況のお話を聞き、シェアし合いました。
その副題が「大人のネットワークをつくる」だったのです。
”ラボやん”
昨日はラボの合同会議で、まだその体温だったため、ぐぐぐっと引き寄せて聞きました。
あっ、いつもどうしてもラボに引き寄せて聞いてしまうのですが・・・(';')
支援センター職員の女性は、「社会の中で子どもを育てるという発想をもっと持ちましょう!」という言葉から、お話をスタートさせました。
時代がラボに追いついたと、色々な方面で感じる昨今ですが、今日のお話でもそれを感じました。
ラボは、このような宣伝力がないのが残念ですが、世にもっと広がればと思うばかりです。
こども・若者支援センター(エールぎふ)は、少子化による小学校統合で使われなくなった校舎を利用しつくられた、市役所そばにある町なかの立派な施設です。
そのような大きな施設を作らなければならないほど、今の子どもたちの環境、現状はたいへんなものなのです。
また、今までは、幼児・小中学生(義務教育)と分けられていたらしいです。
しかし、中学を卒業したらみんなポーンと自立するわけではない。
なので、乳児~20歳前までを総合的に相談できるようにしたとのことです。
総合支援ですから、悩み相談から発達障害相談・支援、自立支援だけでなく、虐待、ネグレクトなど多岐にわたります。
幼稚園でうまくいかない下の子の相談に来ていたら、小学生の上の子の方が要相談だったと気づく方もいる。
学校から連絡がいき訪ねたら、父子家庭で食事もなく家がゴミ屋敷。など・・・、本当に色々なケースがあり、開設以来この半年で、相談件数は約5,500件だそうです。
また、高校生になってから利用する状況になる場合も増えているとか。
ラボは、0歳のプレイルームから大学生までの育ちを見て、英語だけでなく人間的なものも育て、母親の育自意識も高まるので、さらに年齢幅が広いですね♪
さて、岐阜市は、その施設のために8万部のチラシを作成配布。岐阜市の広報誌、タウン誌、その他多方面でも宣伝をしています。
春先には、主任児童委員の研修の一つとして実際施設見学にも赴きました。
とても立派です。
小学校を改装し、全室冷暖房完備、豪華な壁面、美しい家具、特殊な遊具のあるマジックミラーの部屋、パソコンが並んだ就労支援の部屋。
小児科医、精神科医、弁護士、警察の方とお話する部屋、などもあります。
そして、保健師、社会福祉士、指導福祉士さん他、専門家のスタッフさんが大勢。
ため息が出たのを覚えています。
今日のお話の中の一つは、「高校生の不登校・引きこもりが、近年非常に多い」というものでした。
そのような子どもたちは、出来がいい子も多いらしいとのことです。
出来がいい。
だが、幼い時に人とコミュニケーションをとるのが苦手だった。
しかし、勉強が出来るので、親も先生もついつい見逃してしまう。
そこで、高校生になって不登校になるというわけです。
社会へ出る一歩手前なので、何とかしないと・・・・。そこで支援センターへ。
問題を起こす子は、それはそれで支援が要りますが、問題を起こすことにより人と関わり変わっていける。
ところが、不登校やひきこもりの子は、人と接する時間を持つことができない、誰も手を入れられないから大変だそうです。
なので、まずは支援センターへ出かけるという外出からスタートです。
そして、「おはよう」「こんにちは」から始める。
それが彼らの学ぶコミュニケーションの第一歩なのだそうです。
どうしてそのようになってしまうのでしょうか?
理由はいろいろあるでしょう。
センターの方は、その子たちに共通することは、
・できるのに自信がない
・ほめられたことがあまりない
とおっしゃってみえました。
やればできる子たちなので、一人一人と個別対応し、出来ること、好きなことを引き出し、能力開花させ、社会に出れるように助けるとのことです。
まあ、ラボではずっと前から言っていることです。
「こども・若者白書」の統計の表も見せていただきました。
※こども若者白書・・・日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スエーデンの13~29歳の男女1,000人を対象に調査。
「親から愛されている、大切にされていると思う」
各国似た結果でした。
しかし、残りは、日本はすべて一番低い数字です。
「自分自身に満足している」
日本は半数以下。ダントツです。
つまり、いつも言いますが自己肯定感が低い。
”今の自分では満足できない!!!”と、これをハングリー精神があるすばらしい日本人!ととらえることもできるかも知れません。
が、だから何かをしよう!とはいかないところが、昔のハングリーな日本人とは違うかもしれませんね。
「自分には長所があると感じている」
7割弱。
「自分の将来は明るい。希望を持っている」
6割。
今の日本を作っているのは、私たち大人。ごめんなさい。
せめて、自分は明るく元気で、生き生きと暮らす見本を見せます。ハイ。
「うまくいくかわからないことにも、意欲的に取り組む」
半数。
つまり、チャレンジ精神がない。
少子化、豊かで元気な団塊の世代の人々。
で、子ども1人に対する大人の割合が多い。
大人が手出しをしすぎて、失敗させることができない。
すると、チャレンジ精神が身に付かない。
多くの失敗体験をさせることは大切なのです。
それをさせるから、チャレンジ精神が身に付くのです。
失敗とは、何かあったときの大人の対応次第です。
失敗を失敗で終わらせるのか、学びと教えてあげるのか?
すべてはまわりの大人のことばがけです。
不登校の子は、上手くいくときはいいのですが、いかないときのやりすごしかたが下手な子が多いとのことです。
大人が手出し、口出しを控える。
やってみて上手くいけば続ける、上手くいかなければ別の方法を考えればいい。
と、考える大人がまず少なくなっている。
などなど、うんうんと頷く言葉をたくさんお聞きしました。
子どもは子どもの中で育つ。
その子自身の力で育つ。
しかし、大人(親)が、どんな言葉をかけ育てていくかを意識することが最も大切。
今の日本の社会や学校制度でなければOKの子も、中にはいるはず。
しかし、どんな社会になっても、コミュニケーション力はつけてあげないと。生きていくうえでそれが一番大事なのではないか?
親が、我が子だけでなく多くの手を借り、みんなで育てるという意識をもっと持ちましょう。
その言葉で、お話は終わりました。
ラボは一つの社会です。
ラボママたちは、よその子のいいところを見つけるのが上手です。
とても褒め上手です。
そのような環境で育った子どもたちは、発表会やお泊り会、キャンプ、そしてホームステイで失敗、チャレンジ、挫折、立ち上がりをたくさん学びます。
「大人のネットワーク」があるのがラボ!
今こそ、ラボ!
節税にはラボ!
(選挙の宣伝カーのようですねえ・・)
英語を通して、ことば(日本語)を意識する場。
ラボは総合教育です。
つくづくラボっ子は幸せだなあ~、と思いました。
また、そのようなご家庭に関わらせていただき、私が一番の幸せ者だと思います。
ありがとうございます♡
PS.センターの方は、「人は自分の持っている全部の力を出さずに死ぬ。脳で使うのはわずかな部分。もっと出せる!日々努力しましょう♪
」と、明るくおっしゃってみえました。
元気でいるなら、いっぱい動きましょう♪
動くから元気になるのかな?!
私はこれから、週末の市民運動会に備え、厚見会館の大掃除で学校です♪
で、その後、出張ラボ2クラス♪♪
まだまだ若いわよ~♪
爽やかな毎日、身体と心を動かしましょう!
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Re:大人のネットワークをつくる(10月07日)
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返事を書く |
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マーシャ嬢さん (2014年10月09日 23時49分)
わらBさん、こんにちは。
素敵なお話の内容だったので書き込みさせていただきました。
まさにラボですねー。
パーティのお母様たちにお話させてくださいー。
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Re:Re:大人のネットワークをつくる(10月07日)
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返事を書く |
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わらBさん (2014年10月10日 12時46分)
マーシャ嬢さんへ
長い文をお読みいただき、ありがとうございました(..)
ぜひパーティのみなさんで分かち合ってください。
とてもうれしいです♪
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