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行動・評価の基準が自分の中にある子に育てたい |
07月16日 (水) |
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先日、ラボの国際交流で北米へ飛び立つ子たちの壮行会がありました。
ラボでは「ひとり立ちへの旅」と題して、語学研修のためではなく、自立した大人になる教育の一環として中学生で1ヶ月のホームステイをお勧
めしています。
壮行会ではもうあと数日で見知らぬ土地に旅立つ子供たちが、自分や日本の文化を紹介するために準備してきたものを見せてくれました。
どの子も課題として出されたものはしっかりやっていたのですが、その内容と表情には大きく違いがありました。
内容は簡単ではあるものの、それを自分の意志で選びとって自信を持って発表しているAさん。
難しいものに挑戦したものの、最後までがんばりきれずあまり覇気がないBさん。
思わず自分が中学生だったころのことを思い出しました。
私は確実に後者。
みんなみたいに簡単なものなんてカッコ悪いと思って難しい課題を選んだものの挫折。
なんでも母まかせで、自分からがんばったことってないかも(汗)
ホームステイ自体は楽しく行って来られ、かなり自立も進んだのですが、準備がもっとできていればさらに充実したステイになったことは間違いありません。
私が驚いたのは、前述のAさんの自己肯定感の高さです。
「だれがなんと言おうと私はこう思うからこうする!」
だれかから高い評価を受けたいなんて全然思ってない。
行動や評価の基準が自分の中にあるのです!
Aさんの顔は生き生きとして、ことばにも力強さがありました。
我が子にもこういう風に育ってほしい!と思いました。
私の場合、行動や評価の基準は常に「母」でした。
「お母さんはなんて言うか。」
自分がやりたかったことが母に通用した試しがなかったので、「自分はどうしたいのか」は考えなくなったし、必然的に「待ち」の姿勢が身に
ついていました。
今、息子のことがとても心配です。
息子の行動と評価の基準は確実に私です。
「ママはなんて言うか。」
聞き分けがよく、諦めが早く、正義感が強い。
母の言いなりの良い子です。
でも、それでは自分を見出せないのです。
では、親にできることは何でしょう。
まずは、意志を尊重してあげることだと思います。
大人の感覚ではおかしいと思うことも、できるかぎりやらせる。
否定しない。
努力の過程を褒める。
どんなあなたでも愛しているということを伝える。
自分の意志を表現する方法を教える。
などなど。
大人になったとき、自分は何をしたいのか自分で見つけて自分で行動に
移して努力できる人になってほしい。
その基礎作りはもう始まっています。
親がいかに子どもに寄り添って自己肯定感を高めてあげられるか。
ラボでの人間関係以上に親子関係は重要かつ複雑です。
世の中のお父さん、お母さん、一緒に頑張りましょうね。
*ラボ あらかわパーティ*
*テューター 荒川明美*
138タワーのふもと☆
社会力も育てる英語教室
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