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蕗とわたし |
06月12日 (木) |
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ふきのとう 1号・水彩画
最近、1号の大きさにそろえて水彩画で花の絵を描いている。50枚描こうと勝手に自分で目標を立てているのだが・・・・・。その中の一つとして、この春に「ふきのとう」を描いた。「ふき」とは特別のかかわりがある。
小さい時は、ふきの煮物は好きではなかった。母親が煮た蕗の太いものを選んで、それでストローのようにお茶を飲んで遊んだ。
小さい時に読んだ絵本に「ふきのとう」のお話があったらしい。私の頭の中に、「ふきのとうさん、こんにちは」という言葉だけが残っている。
大人になって、春となれば、まず、ふきのとう。つくしよりも早くフキノトウを気にするようになった。
最近は、春といっても、うちの庭では2月ごろ、気を付けていると2個、3個とかわいいフキノトウを見つけることができる。気をつけていないとすぐに花がさいてしまう。
ちょうどいいのを見つけたときはうれしくて、1個、2個を刻んでおみそ汁に入れたり、焼いて生みそをつけて食べたりして、春のにおいを楽しむ。
そして4月になると、庭の蕗の生える一角には、やや短いけれど柔らかい蕗が大きな葉を広げている。今は蕗の味は大好きで、いろんな料理に使って楽しんでいる。
一方、4月になると標高1300メートルの高山、荘川では、やっと雪が解けて、若草色のフキノトウが茶色の落ち葉一面の斜面に顔を出す。道の駅などでも山菜としてパックに入れて売られている。
別荘のある特権で、若草色のきれいな春の力をいっぱい摘んできて、近所の友達にもおすそ分け。てんぷらや、蕗味噌を作る。
そして6月。荘川の蕗は大きく伸びた。今度は「きゃらぶき」を作るのが私の仕事。
みどりのフキノトウ、ふきみそ、きゃらぶきと年中行事の一つとして近所の友達とともに楽しんでいる。
今年も、その時期が来ている。
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