|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
パーティ活動の様子 |
01月22日 (水) |
|
アキサミヨ―。
昨日から「鮫どんとキジムナー」に取り組み始めた岐阜北グループです。
先々週・先週と、春の交流発表会のテーマ決めを話し合ってきました。
去年からずーっと希望していた「Qちゃん鉄道」は、やはり楽しく、「これしかない!!今度こそ絶対やりたい!!」という子が半分でした。
たしかに楽しい。
でも、みんながいろいろ出した物語を動いてみて、「鮫どんとキジムナー」という沖縄民話に心を奪われた子が少しいた。
「やっぱり怖いな」
「あの音楽・・・」
「でも面白い」
・・・で、先週私の予想を覆し、Qちゃんではなく「鮫どんとキジムナー」に決定したのです。
さて、昨日はそうやって決定した鮫どん1回目。
「わからない言葉」
「泡盛」
(そっか、子どもは知らないよね。私も名前は知っていても飲んだことはないなあ・・・)
「くうす(古酒)」
”イメージではワインみたいな感じ。ふるーくて美味しいやつ”
(なーるほど。お酒飲まない小さな子なのに、字でイメージできるんだね。彼の家はワイン派??)
「キジムナー」
「ガジュマル」
「サバニ」
「アキサミヨー!」
ラボっ子たちは、沖縄のことばがひっかかるようです。
他のライブラリの時は、「日常あまり使わない難しい言葉」「現在は使わない古き良き日本の文化があふれた言葉」がよく出ます。
しかし、昨日は沖縄のことばが多かったです。
「アキサミヨー!!」がやけに気に入ったアキト。
もう、アキサミヨーの連発です。
はっきりと意味はわからないけど、文脈から使い方を把握できているようです。
誰かが何かを言うと、すぐに「アキサミヨー」
みんなもつられて「アキサミヨー」だらけ。
さて、イメージが膨らんできたところで、最初から通して動きました。
「アキサミヨー」は、とても気に入って全員が言っていましたが、その英語に気づいた子はいませんでした。
動いてみて・・・
「やっぱ、アキサミヨーはおもしろいな」
「お酒つぐところもおもしろい!」
「コップふいたり!」
どうやら、居酒屋の場面が好きらしく、小3の二人は「居酒屋」そのものが何だか魅力あるもののようです。
「鮫どん、両目つぶれたのかな?」
「光がないで両目じゃない?」
「片目。だって村に帰れんくなるもん」
「片目がつぶれて、もう片方はだんだん見えんくなる」
「両目。他の人に連れてってもらったかも」
(そういうこと、気になるんだ~)
「嫁さんどうなったんやろ?」
「星になった。死んだってことネ」
「キジムナーに乗っ取られた」
「ガジュマルの木に捕食された・・・」
「代々キジムナーの体は受け継がれる」
「魂、乗っ取られる」
(・・・お~。コワイなぁ(-_-)・・・)
数年前、テューター研修で私はこの物語を取り組んで発表したことがあるのですが、こんな↑ことは一度も話題に上らなかったなあ。
こどもの視点はおもしろいなあ。
私たちは、沖縄の波とか空気とかそういうことばっかり最初は話してたなあ。
ラボっ子たちの方が断然おもしろい。
そうやって、面白い気付きを話し合っているときも、「アキサミヨー」の連発です。
「みんな気付いたかな~?待った方がいいかなあ~?でも春は取り組み期間が短いから言っちゃおうかな~?大体文脈から使い方はわかってるからいいよね~」
と、私自身が言おうか言うまいかさんざん迷って・・・言いました。
「みんな、さっき動いて聞こえた?アキサミヨーの英語」
「なに~?」
「Oh、no!だよ。」
「えーーー!!そうなんーー?」
「書いてみてね」
言わずに、もう一度CDのスイッチオンした方がよかったかなあ・・・。
まっ、でも帰る時間も迫ってきて、言っちゃいました。
みんなその簡単な単語をノートに書き写していました。
「来週からもずっとアキサミヨー使おう!」
いいねえ~。
お笑い番組の美しくないことばも、子どもはつい言いたくなるものですが、でもやはりこういうものを言っている方が私としては嬉しいな。
アキサミヨーなにぎやかな男の子ばかりのグループでした。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|