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はだかのダルシン その③ |
10月20日 (日) |
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支部発表まであと1ヶ月となりました。
みんな都合をやりくりして合同パーティに参加してくれたり
各ご家庭でいっぱいCDを聴いて、ラボノートも想像力にあふれた絵が描かれ
パーティ全体が支部に向かって心がまとまってきている事を感じます。
合同ではいつも差し入れをしてくださるママたちの気持ちに支えられたり
子どもたちの努力が感じられたり、2ヶ月休会していた兄弟が戻ってきてくれたり
嬉しい事がたくさんあります。
テーマ活動も「表現の基を支えることば」にこだわり、物語の場面場面で
本当に伝えたい事は何か?を追求してきました。
18日の中高大生のグループではダルシンとブリジットの会話の所をみんなで話し合いました。
ダルシンがオブを連れてブリジットの家に駆け込んで来た時の
背景は、ブリジットの家の中(台所)をみんなで絵に描いて
どんなものがあるかなどを想像し、表現しています。
キノコを入れた瓶 干し肉 鍋 テーブル などもっと想像力を膨らませて
いけると思いますが今はこんな感じになっています。
その後の、ブリジットが鍋で薬をつくっている場面では
Born in leave, soft and brown
Tiny row s of a forest and town
Now in my pot on a dancing fire
Simmer and turn, never tire
この歌の後も先週までは、ブリジットの部屋のままでした。
確かに場所はそうかも知れませんね。
でも台所にあるものを表現している子たちがつまらなそうだし
ダルシンとブリジットの会話とその表現がどうしても違う気がしていました。
11日(金)の中高大生Gで、その話が少し出て、歌の後の表現をもう一度
考えようと言うことになり18日を迎えました。
その時の話し合いの様子・・・
★ブリジットの歌のあと、何を伝えたいか?
岳樹:ブリジットがちゃんと修業を積んだ人だということ
ブリジットの唱う詩は言い伝えられてきたものだと言うこと
テューター:さすが岳樹くん!ケルトの民族が文字を持たなかったと言う事を
さりげなく言っている場面でもあるね!
速香:詩は20年間も勉強しないと身につけられないものであり
ケルトの人々にとっては詩がすごく大切なんだと思う
その気持ちをもって表現すれば部屋のままでも良いのかな
岳樹:ブリジットが聖人であることを伝えたい 森の秘密や 薬の作り方 歴史を
知っている
菜々子:この場面でダルシンはブリジットがドゥールの道を極めた聖人であることを
はじめて知った。カスバーの娘である事を打ち明けている場面。
ブリジットの人物像がぼんやりとしたものから明確になった場面。
岳樹:ブリジットの人柄がわかって来る
菜々子:ここでは神聖な雰囲気を出したい
最初はぼんやりとした感じだからオブの時と同じ台所でもいい。
何者かがわかったら、神聖な場所を表現したい。
透き通る感じ。明るさ
大河:ブリジットのセリフの一語一語でブリジットがどんな人なのかがわかって行くたび
表現が変化していくとか
菜々子:個人ではなくみんながひとつの表現をしたい
拓海:神聖さは目に見えないから、表現するのが難しい
20年という年月を表現したい
このような話し合いを時間をかけてしていました。
ブリジットが聖人である事。カスバーの娘である事が明確になってくる場面である事を
伝えたいという話が出てきた事はとてもおもしろかった。
ブリジットの高貴さ、神聖さを表現したいとみんなの気持ちがかたまってきたものの
それをどう表現したら良いのか・・・動いてみた何度も・・・。
そこに20年という歴史も表現したいという。
ブリジットが何者であるかが徐々に明らかになる事をどう表現したら伝わるのか?
この課題は来週に持ち越したが、
常に「これで良いのか?」「一番伝えたい事を表現しているか?」
と思い見ていると、子どもたちから意外な意見が飛び出して本当におもしろいし
子どもたちはやっぱり生み出す力があるんだと思う。
さて、来週末には合同パーティがあります。
ことばに気持ちを入れて物語を心で楽しめるよう、聴き込みをお願いしますね!
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