市川裕特別講義「ユダヤ人ユダヤ教から見た「旧約」聖書とは? |
06月14日 (土) |
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1953年埼玉県生まれ 東京大学院人文社会系研究科助教授 宗教学・宗教史専攻
ユダヤ思想、ユダヤ教、ヘブライ語、比較法史、タルムードに詳しい
今回新刊ラボ・ライブラリー発刊に際して深くに関わっていただいた
立教大学の月本昭男さんとの関係でお話ををお聞きすることになったが、
ラボ教育センターとしては困難な時期にたいへんお世話になった故市川利夫元社長のご子息であられます
私自身も今回初めてお目にかかりましたが、ラボ・パーティとの「縁」を深く感じました
移籍の建物の中央にキリスト教徒であれば十字架が出てくる
中段や教徒の建物であればトーラーという巻物が出てくる
キリスト教ではイエスキリストをとおして神とつながる
ユダヤ教ではイエスをキリストと認めていない
トーラーに書かれたモーぜ五書
創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記に書かれた
抑圧されるようになったエジプトからの脱出、約束の地への民族の旅
軍隊に追われ、海が裂けて、歩いてわたるが
荒野に導かれ、水はなくなり、食料がなくなり、不満の声が挙がる
「奴隷であったとしてもエジプトにいたほうが良かった」
モーゼとユダヤ人の神との契約
何度も契約がユダヤ民族によって破られることに神が怒り、金の雄牛の偶像をつくったものたち3000人は殺される
それでも10回目の破約では許されず、ユダヤ民族は滅ぼされることになったが
モーゼの取りなしにより、荒野の40年が与えられる
荒野の40年を経て、年長者がことごとく死に、若者の代になって、ようやく約束の地に入ることが許される
ユダヤ教徒はトーラーに書かれたこのような民族の話を毎年、毎年、1年かけて読み、その意味するところを考える
また神の意図、その解釈をめぐって激しい討論をする
学習が宗教上の義務になっている
イスラエルに毎年のように行き、深くユダヤ思想をい研究されている先生から
今のイスラエルの人々の宗教、世界観を直接お聞きするという貴重な体験をする事ができました
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Re:市川裕特別講義「ユダヤ人ユダヤ教から見た「旧約」聖書とは?(06月14日)
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とんかつ姫さん (2003年06月15日 01時38分)
わ~、とても興味深いお話ですね、ラボの出版物のどこに載せていただけるん
ですか?
期待してます。
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Re:市川裕特別講義「ユダヤ人ユダヤ教から見た「旧約」聖書とは?(06月14日)
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アスベルさん (2003年06月15日 01時43分)
ラボ・ライブラリーの資料集に掲載されることになると思います・・・
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Re:市川裕特別講義「ユダヤ人ユダヤ教から見た「旧約」聖書とは?(06月14日)
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林ライスさん (2003年06月21日 12時27分)
先日の悩めるお母さんとの会話、父母会で使わせていただきました。
お陰でライブラリーのも購入申し込みは過去一番の数に!ありがとうご
ざいました。
この記事もおもしろいですね。使わせていただいていいですか?
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