|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
「わらわ は “I” 」 |
05月31日 (金) |
|
ナルニアの森から聴こえる言葉を集めていると、 “I” という言葉がたくさん聴こえてくる。
「 “I” はどういう意味かな?」
「わらわ!」(白い魔女は自分のことを“わらわ”と言っています)
「わらわって、どういうこと?」
「自分のこと」
「なんか偉そうな感じがするね」
「他に自分のこと、どんな言い方がある?」
「わたし」「わたくし」「ぼく」「おれ」「うち」「わし」「ぼくちゃん」「おいら」「あっし」「われ」等々。
「日本語だといろんな言い方するけど、英語だと “I” で表現されるんだね~」
「“わらわ”って言う時って、どんな気持ちなんだろうね」等小学生達と話をしてみました。
その話を中高生にして、「お姉ちゃんは~」「お母さんは~」「テューターは~」等々もきっと英語に訳すと “I” と訳されるよね、なんて話もしてみました。
「『〇〇(名前)は』とか『うち』って自分のことを言う時と、『私』っていう時と、気持ちも違うよね。」
「日本語って、その時々の人間関係や立場で自分のことをどう表現するか変わるんだね。」
「英語を喋る人達って、自分のことはいつでも “I” だけど、微妙な自分の立ち位置とかを、日本人みたいに気にしないのかな~?」
「 “I” はどこに行っても、誰と話していても、 “I” なのかなあ」
英語と日本語、言葉が違うだけでなく、その後ろには文化の違いがド~ンと控えているのですねえ。言葉の問題よりも大きな存在かもしれません、文化の違い。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|