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国際交流のつどい |
04月25日 (木) |
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日曜日は、中部支部の国際交流のつどいが行われました。
会場に足を踏み入れると、「こんにちは!(^^)!」の声。
ウエルカムの笑みで並んだ実行委員さんたちの中に、パーティのラボっ子を見つけると、それは嬉しい気持ちになります。
朝早くからごくろうさまです。
さて、今年はパーティから送り出すラボっ子はいないのです。
ちょっと残念ですが、来年以降参加を控えているラボっ子と一緒に見るのも楽しいものです。一年はあっという間ですから、将来続くラボっ子たちのステイが、本当に楽しみです。
今年の激励講演は、(公益財団法人)ラボ国際交流センター事務局長の間島さんのお話でした。
著名な方の講演は、新鮮で違った角度からラボの良さに気付く機会となりいいものです。しかし、ラボの財団のようなちょっと身内の方の講演は、身近に引き寄せることができる内容で、それはそれでとてもためになります。
毎年参加していると、いい間隔で講演を行っているなあ~と、本当に感心します。一年に一度こうやって講演を聴けるのはとても刺激になります。
間島さんは中部の事務局にもいらした方で、私としては、黒姫サマーのキャンプファイヤーのお立ち台で「うんちゃか」をやっていた印象が一番強かったのです。
が、「あーー、50歳なんだ~」と思い、小さい頃からラボっ子として育ってきたお話や映し出された写真を見ると「そうか~、こうやって育ってきたのだな~」となかなか面白く聴くことができました。
さて、講演の中で印象に残ったことをちょっと書いておきます。
・イチローの活躍の新聞をスライドで大きく写し、「日本では外国人選手が活躍しても、写真入りでこんなに大きく載ることはない。北米は違う。いろいろな人(人種)を受け入れる基盤がある。」
・「ラボをやっていて英語は身に付かない」という人がいるがどうか?
英語が身に付くまでやらなかっただけではないか・・・?
(CDを聴いていたか?テーマ活動に向き合っていたか?)
英語が身に付いていることに、気付いていないだけかもしれない・・・・。(国際交流に参加すると見えるものもある。)
・「ホストファミリーは流ちょうな英語を求めてはいない。」何を求めているか・・・?
↑これは、今受け入れ中の私は、全く同感です。大事なのは日本語力ではありません。学びたい、伝えたいという“気持ち”、“一生懸命さ”なのです。
そのような態度であれば、受け入れ側も熱心に何かをしてあげたくなり、日本語はそういう人間関係から生まれるのです。英語も然り。大事なのは気持ち、人間性なのです。
ラボっ子たちは、自分の興味(自由課題)、紹介することができる日本文化(毎回の事前活動での持ち寄りごはんを自分で作ること)、頑張ってきた英語(素語り)、自分の紹介(アルバム)、これらを持参します。
これは本当に強い味方ですね。事前活動を通して、人生の節目としてこの年齢に自分に向き合う、自分を知ることは、とても大事だと思います。
「三課題」という名前を今年から「三つのおみやげ」と呼ぶようになりましたが、私としては、≪三種の神器≫と言いたいですねえ。
ラボっ子たちは、本当に一生懸命です。一生懸命になれるピュアな年齢で参加します。これはとても大事なことだと思います。
・ラボはinput―outputではない。(←例えば、りんご=appleと覚えること)
ラボはそうではない。impress―expressである。“体の中に浸みこませることば”を持っているのがラボ。
・人と人との間にことばはある。パーティやテーマ活動がそれである。ことばは机に向かって育てるものではない。人間の中で育つ。
・ライブラリを素語りできるくらいまで聴こう!!
・事前活動で必ず言われる「STEP」の、Eは、Eye-contact。日本は、「沈黙は金なり」「目は口ほどにものを言う」という言葉があるが、それもEye-contactが出来た上での話である。
・テーマ活動に熱心に取り組み、いろいろな交流行事に出よう。
・ラボの国際交流は先輩たちから受け継がれてきた。自分たちの後に続く後輩たちのためにも頑張れる。頑張ろう!
まさに、ステイ経験があって、駐在経験でラボっ子たちを見続けてきた人だから語れるお話でした。
間島さんもきっと可愛がられて一カ月過ごしたのでしょうね。
可愛がってもらえる、愛すべき人柄に我が子を育てること。出来る子に育てることよりも大事かもしれません。
インターンのブロディもスピーチしましたよ。「とても緊張する。」ずっとそのように言っていました。緊張は伝わりましたが、できました。一つ成長したと思います。
スピーチや一言決意、地区表現を大勢の前ですることは、本当にいいチャンスですね。
留学ラボっ子の英日のスピーチ、去年ホームステイ参加者&受け入れラボっ子のスピーチも本当によかったです。
最後のホストとうまくいっていなくて、自転車を傷つけたことによる心の擦れ違いからの学び、ホストファーザーのことば、行動。涙が出ました。すばらしいです。
受け入れてくださるご家庭は、本当にラボっ子を自分の子どものように接してくれると聞きます。ラボっ子の多くが中1,2で行く良さはここにもあります。
会を通して、ラボっ子たちが安全にステイができる環境づくりを、多くの大人が準備していること。応援していることを感じました。
余談ですが、先日日記にアップした「夜回り先生」の著書には、日本の甘さも書かれています。
例えば、日本で子どもに大人気の「ドラゴンボール」の漫画。あれは、フランスでは15禁、アメリカでは「13歳もしくはそれ以上」になっているそうです。
殴り合いで相手を倒していく「バーチャファイター」というゲームは、アメリカでは成人用のゲームで、18歳未満は禁止です。
暴力に関して日本は非常に緩いようです。テレビやゲームで幼い子が学んでしまう環境、禁止になっていないことがたくさんあります。
豊かさゆえに、ありすぎるのです。親は賢く、子どもに諭さなければなりません。
アメリカは、起きた事件だけを新聞などで読むと、とても怖い印象を受けますが、ホームステイの体験を聞くと全くそうではなく、むしろ日本より守られていて、丁寧に子どもを見ている気がします。
ラボっ子が中学生時代にステイする意義はここにもあります。
ラボっ子を我が子のように育ててくれるステイ×家庭に溶け込めるラボっ子の性格。
きっと今夏参加の子たちも、いい一ヶ月になること間違いなしと思えました。
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