幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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言葉は原動力 04月14日 ()
 先日、夜回り先生こと水谷修先生の講演を聴く機会がありました。
多くの著書を出しているとても有名な方ですね。

巧みな力強い語りで、あっという間の1時間半でした。先生、教師とはこうあるべきだと本当にこころが揺さぶられました。
流暢なだけでなく、言葉に力がありました。
時に笑いを誘い、時には涙を誘い、真実に向き合ってきた強さと自信がそこにはありました。

 講演は、生い立ちから今の日本の状況、大人としての態度など、著書が多数なのでぜひ皆さんお読みください。
アマゾンなどでかなり安く手に入りますし、著書による印税が水谷先生の活動を応援しているのだろうなあ・・・とも思いました。

昼の世界に住んでいる私たち。これは人間という生き物はあたりまえですが、当たり前でない若者がたくさんいます。
水谷先生は夜の世界に住み22年目に入ります。

昼の世界に住んでいるのだから、まず朝美しいものに触れてください。そうすれば一日が豊かになります。
自然の中で美しいものを見つければ、人にやさしくなれます。
そうおっしゃっていました。
「ありがとう」「いいんだよ」のことばをとても大切にしてみえました。

 日本中を回って、岐阜では柳ヶ瀬や金津園(岐阜駅付近の夜のお店のオンパレード地帯です)も回っているそうです。
日本の中で一番ひどい地域は、愛知県だそうです。薬物、リストカットなどを含め、一番荒れているそうです。
それは、子どもを管理しすぎているからだそうです。
ラボでは同じ中部支部で、ラボっ子たちは深くかかわり合います。
中部ラボセンターのオフィスがある地域なので、とても気になります。

 以下、こころに残った言葉です。

赤ちゃんが生まれたとき、「親を泣かしてやれ」「苦しめてやれ」と思っている子はいないでしょう。
「幸せになりたい」「幸せにしてね」そんな無垢な状態です。
子どもをダメにするのは大人であり、社会です。
それを治すのが「先生」と呼ばれる職業の人です。
また、テレビは公共の電波を使っている以上、見本になる人であるべきで、もっと大事に考えなければなりません。

また、人間は昼に生きる動物です。夜行性のきつねではありません。
だから21時~日の出までは電気を消しましょう。
それだけで心の病がなくなります。いじめもなくなります。
ましてや、その時間帯に携帯、ネット、ゲームを与えるのはどういうことを意味するのでしょう?
大人自らが子どもをダメにする道具を与えているのです。

また、新聞などももっと気を付けなければなりません。(ちなみにこれは、新聞社主催の講演会でした。)
桜宮高校の体罰問題がありましたが、あれは体罰ではありません。
子どもは悪いことは何もしていない、失敗しただけです。だから罰を受けるべきではないのです。
あれは体罰問題ではなく、暴力問題です。
日本語も大切にしている先生の気持ちが伝わりました。

 また、子育てで気を付けた方がいいというおはなしの中で心に残ったこと。

・夫婦喧嘩は子どもの前では絶対してはいけない。家庭はもっとも心が安らぎ憩いの場所でなければならない。そうでないから、子どもがゆがみ人を信用しなくなる。
(アメリカは子どもを大事にする国で、5歳までの子どもの前でのケンカは、法律で禁じられているそうです。)
・親とは努力してなるもの。産んだら親になるのではない。産んだ子に”ありがとう”を言われて、初めて親になる。
(先生も同じ。生徒に尊敬していると言われて初めて先生になる)
・一日30回は、優しい言葉、美しい言葉を。家庭をそのような言葉で満たす。すると生きる自信が育まれる。子どもは10褒めて(認めて)、1叱る。
・体を鍛える。(そうすれば疲れて夜寝る。携帯をする気力もない)
・携帯やゲームを気軽に与えない。(小さい子にはさみや包丁を与えるときは親は慎重になる。高いところなど手に届かないところに隠したりする。なのに携帯やパソコン、ゲームは何の疑問もなく与えている。)
・神様や仏様、お天道様(つまり日本の古き良き文化ということ。特定のお金集めの宗教ではない)などを信仰する。
・日本の学校は、評価より否定。家も学校も子どもは安心できないのではいじめが増えるしかない。道徳は教科として教えてはいけない。
・何かあったとき薬に頼りすぎない。日本の精神科は、ほとんどが「WHY」なぜ?を聞かず、睡眠薬などの薬を与える。日本のうつ病患者は100万人、薬をもらっている人は1000万人を超え、2兆6千億のお金が動いている。また、何種類もの薬を与えている。
お酒でもちゃんぽんすれば悪酔いする。薬のちゃんぽんは、ヨーロッパアメリカなどでは禁じられているが、日本はお金になるからという理由で、2,3種類もの薬を平気で与える。
また、虫歯ができたら、歯の治療をする。それが医者。痛み止めを与えてとりあえずその場をしのぎ、薬がなくなったら、また虫歯の痛みどめをもらいに行き、虫歯を放置するということはない。
しかし、日本の精神科は、そのようになった心の根本の治療をすることなく、その場しのぎの薬を与えているところがほとんど。これが日本の医療の現実。
・幸せなことを考えるには、幸せな肉体がいる。心の病は体から。頭で治してはいけない。

 ラボに引き寄せます。
時代とは逆行しているようですが、ラボではDVDなどをつくりません。テレビをけし、ライブラリの物語に耳を傾けるよういつも言います。
また、ラボっ子たちは認め合い、褒め合うことの方が多いです。時には意見のぶつかり合いもありますが、とにかく相手を受け入れることができるよう努力します。
小さな子とも触れ合います。自然と赤ちゃん、幼児だったころを親も思い出す機会がたくさんあります。
物語から道徳的なことを頭で学ぶだけなく、こころで「感じ」ます。
テーマ活動は体を動かし、疲れます。よくラボっ子が「疲れた~」と言いますが、「ラボだもん。ラボは体と頭を使うもん」と私は答えます。物語と仲間で疲れるなんて素敵です。

 昨日、たまたまお年の賢い方の話を聴く機会がありました。
その方は、いじめについてこうおっしゃってみえました。
いじめがあるのは、日本が世界からいじめられているから。
日本がいじめられているから、日本のトップは国民をいじめる。
だから、大人が子どもをいじめる。
子どもをいじめるから、子どもがさらに小さい(弱い)ものをいじめる。
これが日本の姿。

なるほど。それもあるかもしれない。そう思いました。

でも、社会や上の文句を言っていても仕方ありません。
優しさの連鎖、子どもをかけがえのない存在としていとおしく思う心、若者を応援する場所。
ラボがそんな場所の一つになればなあと思います。
そして、水谷修氏のように、本物の先生になりたいなあとも思いました。

外で本を一冊買いました。サインをしてくださいました。
そばにいたナナの頭をくしゅくしゅと撫でて、「いい子になるんだぞ!」と、優しいイケメンなお顔で握手してくれました。
すてきでしたよ。
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