幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧英語・語学ランダム新規登録戻る 0553719
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 写真で紹介♪ラボ・パーティ
 交流で育つ
・ 私の履歴書
 子どもの頃
 社会人~子育て開始
 ラボと出会う
 次女誕生&長女は国際交流
 育児は育自
・ キャンプ父母の感想文
 2009春参加・パパ&娘
 2009夏参加・パパ&ママ&息子
 2010春参加・ママ&息子たち
 2000年~2010年参加親子
 2011春参加パパ・ママ・姉弟
 2012春参加パパ・ママ・姉弟
 2012春参加ママ+小2息子
 2013春参加・年中さんパパ・ママ
 2013春参加・ママ+息子(小6・3)
 2013夏ラボママのレギュラーキャンプ
 2014夏ラボママのレギュラーキャンプ
・ What’s LABO?
 英語を聞く
 物語・絵本
 異年齢
 交流活動
 その他Q&A
・ わらやパーティ・西郷グループ
 お部屋の様子
 ラボっ子紹介
・ わらやパ-ティ・岐阜南グループ
 お部屋の様子
 ラボっ子紹介
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
おはなしにっき紹介 11月14日 (水)
 ラボっ子の絵、いつもとても楽しいです。
小学生は絵を描けない子が少しずつ増えてきますが、物語を絵にするのではなく、感じたことを”ことば”で伝えることができるので、それもまあよいでしょう。
しかーし、年齢と共に絵が書けなくなるということには必ず理由がある。
小学校に入ると忙しくなる。宿題がてんこ盛りで、学校で机に向かっているから、帰ったら外遊びもしたい。親も宿題もきちんとさせたいし、外遊びも大事と思う。絵を描いている時間はない。
ラボでは、しっかりセリフやナレーションも与えられる年齢となり、物語の書き写しもするようと私から言われる。
で、絵を描くことから遠ざかっていると、あれっ??なんだか描けない。
・・・とまあ、こんな感じでしょうか・・???
しかし、絵を描ける大きな子もいるわけだから、やはり描けるにこしたことはない。小さな頃からの習慣と、継続できるよう環境づくりする親の根気。

で、まずは「雪渡り」に取り組み中のラボっ子たちの、素敵なおはなしにっきをご紹介。

①年中さん女の子

an

「しろうとかんこが幻燈会へお出かけするところ。」

サクランボが漂っていてウキウキさ満開。
ここで一冊ノートが終わりまして・・・、さて、次の新しいノートへ。


an1

「きつね小学校にしろうとかんこが着いて、後ろからコンザブロウが肩をトントンしたところ」

新しいノートの①ページ目ですが、ちゃんとお話がつながっています。
しろうとかんこの服も同じです。かんこのサクランボ柄の服は、後ろにもサクランボ模様があるのね。
2人は後ろ姿で、コンザブロウはニッコニコです。
うーー、すてきです。

さて、これを描いたラボっ子はすごく積極的な子・・ではありません。むしろパーティ活動中はまだまだ大人しく、じーっとみんなを見て学んでいることが好きな様子です。
発言もあまりしません。ぼそっと私にだけお話してくれます。
しかし、家庭では物語CDが流れ、お母さんが家事の時はテレビなんぞはつけずノートに向かう時間にしてくださっているので、必ず毎週何枚か絵を自分で披露してくれます。
お母さんのコメントで何を描いたのかがわかるので、子どもも受け止めてもらえてて嬉しいでしょうし、私も助かります。
きっと素敵な声掛けをしてくれていること間違いなし。
テーマ活動中や発表会だけを見ているとわからない部分ではありますが、彼女の中には確実に物語が生きていて、イメージが広がっているのがわかります。
なので、今はそれでOK!
必ず豊かなイメージがことばとなって表れる日が来ます。


②年長さん女の子

aka
 
10月24日分。雪渡りブルーが元気に塗られています。
おそばとせいさくさんも描かれています。


aka1

そして、11月2日分。再びブルーの絵具。
おーー、タイトルの英語の文字が入りました。しかもでーーんとお月様。
ずっとラボっ子たちは氷の上山にのぼっていく満月の場面を大事にしてきたので、この絵は嬉しいですね。


aka2

同じ日、もう1枚ブルーの絵がありまして、にじみ具合が不思議さ満点。ラボの絵本に時々虹色が入っていますが、ここにも小さく入っています。
絵具でバーーンと好きに描けるの、いいね。

その次のページには、「こんばんは、おはようございます。にゅうじょうけんはおもちですか」と、自分のセリフの書き写しがありました。


③年少さん女の子

miku

こちらは、みーんなお餅を持っています。大兄さんもしろうもコンザブロウも、みんな両手に。
お餅もそうですが、とにかく食べ物が出てくる場面は、小さいラボっ子、なんだか楽しそうです。
小3以上グループでは、お餅は仏壇に置いてあるとこだわっている子が多く、その表現をすることになってます。
さて、この絵を描いた子は、ラボはまだママと一緒です。
お母さんも一緒になって普段も合同ラボもラバっ子たちに交じりテーマ活動に入っています。子どもの成長に寄り添って、優しく育てていらっしゃいます。


さて、②、③の絵を描いたラボっ子は、毎回熱心におはなしにっきに向かうわけではなさそうです。なぜなら、他の紙に描いたものをお母さんがおはなしにっきのノートにテープで貼ってくださっているからです。
それも大事!!
自分の絵をきちんと貼って大事にしている。それをラボでみんなに見てもらえる。
おかあさんの丁寧な子育てがきっとそのうち花開きます。その調子!!

男の子たちもがんばれ~!!
なかなか男の子からは絵が出ないなあ。きっと”男”だからというのもあるのだろう。
しかーし、画家は男性のが圧倒的に多~い。男の子たち、きっとやればできるよ!


 さて、娘が月曜は校外学習で”畜産センター”へ行き、たくさん動物を見てきました。
帰ると「コブタがたくさんいたよ~」と、コブタになってぴょっこぴょっ子跳んだり、「バーバちゃんがいた!!なんだっけ?ガチョウだっけ?アヒルだっけ?」と絵本の絵をイメージして説明したり、「馬の赤ちゃんは昨日生まれたばかりなのに、こーーんなに大きい!」と四つん這いになって説明してくれたり、「ヤギや牛がくさかったからハンカチで鼻を押さえてたよ~」とかも・・(苦笑)
まあ、楽しかったわけです。
宿題の絵日記もコブタ数匹とニッコニコの女の子が描かれていました。

 で、翌日は図工で「どうぶつをかこう」。
最初、あひるを描いていたが思ったように描けず、裏に描こうかどうしようか・・・、とにかく大きな紙と格闘していたらしい。
すると先生が、
「昨日の宿題の絵日記の絵にすればすぐ描けるのに、どうして他の動物を描いたの?」と。
そりゃあ確かに早い。でも・・・コブタはもう描いちゃったから、他のを描きたかったらしい。
で、ナナは、たくさんの動物を紙一杯に描きたいのだ、と言った。
すると担任の先生は、
「動物は一種類にしてください。同じところには住んでいないでしょう?」
きっと、ナナにとってこの日の動物は”たくさん”が大事だったのだと思う。「たくさんいた」、「たくさん見た」、その嬉しさを絵にしたかった子どもの想いは何処へ・・・・??

こうやって、規格に当てはまった人間に育っていくのだ。
絵が描けなくなる理由の一つは、きっとここにもある。
そういえば運動会の絵も、このクラスは「玉入れ」を描くよう指示されていた。
ナナは、玉入れよりダンスや六年生の応援団のお姉さんの方が描きたかったらしいが・・・。
玉入れ限定。廊下の壁にずらりと並んだ玉入れの絵。みんなほとんど同じ構図だった。

担任の先生の生徒へのことばは、それはそれは勉強になります。ラボに引き寄せていろいろ考えることができるので、本当にワタシにとっては刺激的環境。
もちろん、ナナへのフォローは母として、Tとして、しっかりしておきましたヨ。

さて規格に当てはめる・・・といえば・・・。
毎週水曜日、図書ボランティアが1時間ほど学校の図書室に集まります。
本の修理をしたり、読み聞かせの絵本を選んだり。
で、授業中を利用してクラスごとでまとまって本を借りに来る子どもたちに遭遇します。
この日は一年生の娘のクラスでした。
ささっと借りる子、友達と選ぶ子、私の所に来て”ななちゃんのママだ~”と言いに来る子。まあいろいろです。一年生ですから図書室といえど賑やか。
で、最後の最後、ひっそり静まり返った図書室に、1人小柄な男の子が残りました。大きな子向けの本棚にいます。その本を借りるのか、借りようと思ったけど返すのか、迷っていたのかはわかりませんが、背伸びして棚に手を伸ばしています。
すると図書館の先生が、「あなたにはそれはまだ早いよ。まだ読めないよ。字ばっかりだし。こっちこっち!」みたいなことを言っています。
その子は聞いているのか聞こえてないのか、先生のことばは気にしていません。第一、一人残されても慌てている感じではないので、マイペースな子なのでしょう。
私は驚きました。「なんで?その子が借りたい気持ちがあるなら、その本でいいんじゃない?」と思いました。

クラスで絵本を借りに行く時間は毎日あるのです。
その日、読めないものを借りてしまってもいいじゃないの~。
明日があるさ。一か月後とかいうわけじゃない。
それに、表紙を見て満足かもしれない。
中の字をながめて満足かもしれない。
ルビがついてるんだから少しは読めるかもしれない。
小さな挿絵を眺めるのも楽しいのかもしれない。
お兄ちゃん気分で背伸びしたかったのかもしれない。
大きい子はすごいな~と発見できたかもしれない。
とにかく・・・その本を手にしたかったのだと思う。
子どもを見守ってほしいな~、寄り添ってほしいな~、と私は思って眺めておりました。

今、秋研修で、去年のラボ45周年記念フォーラムの佐藤学氏の記録から学び合っていますが、そこには”こどもの素晴らしさ”や、”先生の仕事の8割は聞くこと”が書かれています。
”8割聞くことに徹すると、子どもって本当にいいこと言ってるよね~”
”こどもの感性をつぶすのは大人の良かれと思って言った余計なことばだよね”
”8割どころか、ほとんどの時間、ラボは子どもの声を聞いてやっているよね~”と、話し合ったばかりです。
そんなことを思い出した一コマでした。

 今日は図書ボラで紙芝居を読みました。
「どうしてクリスマスツリーを飾るの?」
みんなじっと聴いていました。
給食を食べるのが遅れ間に合わなかった子は、「もう終わっちゃったの・・?」と、とても残念がっていたり、「次はいつあるの?」と聞きに来てくれたり。
本当に子どもたちは物語が大好き。かわいい。
そんな物語を味わう時間がラボにはいっぱいある。
発表が近付いてセリフなどに気を取られがちになるけれど、物語からは離れないように、最初に話し合った気持ちを忘れないように。
>>感想を掲示板へ
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.