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電車での一コマ |
07月09日 (月) |
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今日は春研修のまとめの日。熱~い研修を後ろ髪をひかれながらちょっと早めに抜け、娘の学校の懇談会のために走って電車に飛び乗りました。
横並びの電車の席につくと、隣におばあちゃんと小さな男の子が座りました。
「久しぶりに電車に乗れてよかったね」とおばあちゃんが声をかけています。
今日は月曜日ですから、ひょっとして幼稚園の代休でお出かけしたのかな~、4歳くらいかな~、と思って横をちらっと見ながら思いました。男の子は一言も話さずパックジュースを飲んでいました。
2時半頃だったので、久しぶりの電車のお出かけで疲れていた時間帯でしょう。暑い日でしたし。でも・・・・、男の子は、電車の中でジュースを飲むことを学んでしまいます。
一つ目の駅で二人は降りました。男の子は、パックジュースのストローを加えたまま階段を降りていきました。
孫はかわいいでしょう。でも・・・、電車で飲食をすること、歩きながら飲食をすることを悪気はないのに教えてしまう事にもなりかねません。
子どもは一つ一つの体験を刻みながら大きくなります。
私の隣の二人が座っていた席に、次は1人の女の子が座りました。名古屋駅で乗ったときは、座らず窓際に立っていました。
綺麗な制服を着て帽子をかぶり、学校名の入ったピカピカの品のいいランドセルを背負っているのでおそらく小1でしょう。
女の子はいったんは私の隣に座りましたが、向かい側の席の人たちも一つ目の駅で降り、3人分の席が空いたので、あわてて私の隣から向かい側に座る場所を変えました。
ところが、その駅でワイシャツにズボン、日焼けして茶色の髪の若い男の人が乗ってきて、女の子の横に座りました。その女の子はとても緊張したお顔になりました。
その電車は、横並びの席もありますが、電車の3分の1は、一人用+二人用の進行方向向きの席もあります。
二つ目の駅でまた人が降りたとき、女の子は走って一人用の席に行きました。そして、後ろを振り返りじーーっと今自分が座っていた席を(席の隣の男性を)見ていました。
長い時間何を考えているのかな?ランドセルを背負った背中は暑くないかな?まだ通学が慣れずに不安じゃないかな?駅からはどうやって帰るのかな?
いろいろ思いながら、私の方が先に降りました。
その後、小学校の懇談会へ向かいました。小1にもかかわらず前回の懇談会もラボの委員会で欠席したので、今回は逃せません。
私にとっては、懇談会は娘の用事というよりは、現実社会の教育を見る大事な研修機会と思っています。
懇談会の途中に、一人の母がマイクを握ってお話されました。上のお子さんが中2とのことです。
「一小、一中ののんびりした地域ですが、今の中3が最近とても荒れてきています。最初は数人だったのが、どんどん増えて、何十人となってきて先生たちはお手上げだそうです。器物破損もあります。せめて、この学年の子たちはそうならないようにしていきましょう。子どもをもっと見てあげましょう。」と。
そうだなあと思いました。その気持ちがずーーーっと続けばいいのですが・・・。この中の何人の方がその気持ちが続くでしょうか・・・?
そして、子どもを「見る」と「監視する」の違い・・・。
荒れ始めた中3の子たちは、どんな様子なのかはまったくわかりませんが、器物破損でまだよかった。生き物を傷つけるところまでは来ていないのですから。と思いました。
先生がお手上げ?誰がその子どもたちのサインを受け止めるのでしょう?
器物破損?それはサインだよ。親は子育ての根っこのところ、気づいてるのかな?どうでもいいのかな?
のんびりした地域なので、塾へ行く時期もそう早くはありません。受験生で塾へ行き始める子がほとんどになり、受験のことを毎日学校で言われる時期です。
自分の心と体をコントロールするのが難しい思春期だよ。
いろいろ悩みも多い時期だよ。
自分のやりたいこと、自分の得意なこと、自分の将来の夢。
そういうことを置いて、点数と高校を並べる毎日。
「○○になりたい、○○を勉強したいから、○○高校へ行きたい。だから学校の授業ではどうしても足りない分、塾へ行って勉強していい?」
そういう勉強に対する信念を持って塾へ行っている子、何人くらいいるのだろう?
やりたいことを見つける時間もないまま、とりあえず受験のために塾に行って、大事な自分や家族に向き合う時間、睡眠時間を無くしていないかな。
「受験の大事な時期にこんなことを・・・」なんてまさか先生言ってないよねえ?
学校名を言えば「あ~」と安心される地元でものんびりした公立中だったので、先生焦ってないでしょうか・・・。
子どもたちは何にも悪くないのにね。その子どもたち、今思いを出せてよかったじゃない?親も気付く機会をもらってよかったじゃない?
まだまだ中3だよ。体は大きくても子どもだよ。
中3のラボっ子いるから、今週聞いてみよ。
今日は研修会で、「エメリヤンと太鼓」のテーマ活動発表を私のグループはしました。そして、いろ~んなことを感じた一日でした。
ラボっ子たちは、たくさんの人に出会って、自分自身を表現出来て、ことばで伝えることを学んで、チャンスがある子は思春期にホームステイで異文化体験しながら自分を見つめて・・・・。
私、ラボがんばる。
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おかゆさん (2012年07月13日 11時38分)
最近のニュースで思うこと。
いじめで自殺のニュースが報道されています。中学生くらいになると、
有り余るエネルギーをどこに向けたらいいのか、わからなくなって、弱
い子に向かってしまう事態がおこってしまうのでしょうか。そして、そ
れを見ている廻りの大人たちも、気付かないなんてことあるのかし
ら。。。なんて思ってしまします。普段から会話があれば気づくのでは
ないか??
うちは、息子たちがまだ小学生で、会話があり、悩みとかも言ってくれ
たりするけど、中学生になると違うのかな??まだ私にとっては未知の
世界です。今の内から、いつでもなんでも言ってよっていうオーラを出
しておかないと、急には無理ですよね~。どっちかというと、私の用件
をパッと伝える方が先なもので。。。考えさせられます。
通学風景といえば、私が毎朝歩くルートに、小学校があります。集団登
校というわけでは無い学校のようですが、同じ時間に登校してくる子
で、すごく大きなたぶん6年生くらいの男の子がいます。ランドセルし
てなかったら、大人かと思うくらい(顔は幼いですけどね!)その子は
いつも小さな子たちに声を掛け、重い荷物の子を手伝ってあげたりしな
がら、集団で登校してきます。小さい子にも慕われているようで、とて
もほほえましい。近所にあんな子がいたら、入学したばかりでも安心だ
ろうな~なんて、ほっとする光景ですo(^o^)o
小さいうちからの電車通学も経験だけど、みんなで楽しく登校する時間
も貴重な一コマですよね。
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Re:Re:電車での一コマ(07月09日)
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返事を書く |
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わらBさん (2012年07月15日 00時08分)
おかゆさんへ
メッセージありがとうございました。
そして今日は長い時間お付き合いくださり、本当にありがとうございま
した。
私たち大人は、こどもに恥ずかしくない正直な生き方をしている
か・・・?
子どもの中にある可能性を信じているか・・?のような気がします。
ほのぼのした田舎に住む私たち。こののんびりをずっと保ちたいです
ね。
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