東京言語研究所公開講座で脳科学者、小泉英明博士の講演を聴きました |
06月25日 (月) |
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23日(土)、ラボ国際交流センター付設東京言語研究所の第1回公開講座に行ってきました。今回は、日立製作所役員待遇フェローの理学博士、小泉英明氏の講演でした。
小泉先生は、脳科学を専門とし、実証データをもとに自然科学と人文学、社会科学の連携、社会での実践活動を推進されています。
印象に残るお話はたくさんあったのですが、特にラボに関連すると思ったのは以下の脳構造の進化に関するお話です。私なりの理解を記しますので、ご専門の方、もし違う点があればご指摘下さい。
人間の脳の内側の方に、脳幹という生命維持をつかさどる脳がある。これは爬虫類の脳と同じ形をしている。
その外側が「古い皮質」。ここは「生きる力を駆動させる脳」といってもいい。情動をつかさどり、意欲を生むのもここの部分の働き。
さらに外側が、「新しい皮質」。ここは、「よりよく生きるための脳」といえ、知識の獲得や活用をする部分。
従来、教育というと、この「新しい皮質」のレベルで考えがちであったが、これからの教育は、情動をつかさどる「古い皮質」のこともだいじに考えた方がいい。「やる気」「意欲」といったものは、この「古い皮質」がつかさどっていて、「学ぶ」という活動にはこの要素がとても重要。いわゆる臨界期(敏感期)を超えても外国人力士が日本語の発音をきれいに獲得できるのは、こういった「古い皮質」の働きを無視できない、というものでした。
講座のあと小泉先生に、「ラボは子どもの英語などの第二言語習得に、物語を素材としてたいせつにしている」ことをお話し、「それが”生きる力を駆動する脳”に働きかけているのでは?」と質問したところ、「その通りだと思う」と答えてくださいました。
また、講演では「科学は文化が欠落したら意味がない」とおっしゃられ、分子生物学の専門家が、音楽や芸術に造詣が深いことを紹介しながら、日本でも芸術家と科学者が触発しあえるようにしていきたい、と話されました。
ドン・キハーラ
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Re:東京言語研究所公開講座で脳科学者、小泉英明博士の講演を聴きました(06月25日)
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小枝( こえだ)さん (2012年06月25日 21時01分)
物語の力はすごいのですよね!
単体・・・英単語やセンテンスをそれだけで覚えるのなんて
ちっとも面白くないですもんね
わくわくが大事です。
大脳の古い皮質(脳幹の周囲)
感情や記憶が生まれる中枢 情動と密接に関係する部位
小さい頃に聞いたり読んだりしたお話
怖くて怖くて、夜眠れなくなっちゃったり
私は脳(記憶)の底の方に深く広がっていくような気がするんです
感覚的にしか残っていないのですが、あるんです・・・
ふる~~~い記憶
・・・だから白雪姫が好きなのかなぁ(汗)
海馬の記憶期限は2年だというので
古い記憶はその部分、大脳新皮質にある
そこを刺激すると
あっ!
ボケないかしら?
すみません、つまらない方向に行ってしまいましたーーーー
ご報告ありがとうございます
2333番 踏みました(にこっ)
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Re:Re:東京言語研究所公開講座で脳科学者、小泉英明博士の講演を聴きました(06月25日)
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ラボ教務局さん (2012年06月26日 13時26分)
小枝さん、書き込みありがとうございます。
物語の力、太古から人類が連綿と語り継いできたのは、そういう意味な
のでしょう。
世代を超えて脳から脳へ、心から心へとことばでつないでいく、魂のDNA
みたいなものですね。
ドン・キハーラ
小枝( こえだ)さん
>物語の力はすごいのですよね!
単体・・・英単語やセンテンスをそれだけで覚えるのなんて
ちっとも面白くないですもんね
わくわくが大事です。
大脳の古い皮質(脳幹の周囲)
感情や記憶が生まれる中枢 情動と密接に関係する部位
小さい頃に聞いたり読んだりしたお話
怖くて怖くて、夜眠れなくなっちゃったり
私は脳(記憶)の底の方に深く広がっていくような気がするんです
感覚的にしか残っていないのですが、あるんです・・・
ふる~~~い記憶
・・・だから白雪姫が好きなのかなぁ(汗)
海馬の記憶期限は2年だというので
古い記憶はその部分、大脳新皮質にある
そこを刺激すると
あっ!
ボケないかしら?
すみません、つまらない方向に行ってしまいましたーーーー
ご報告ありがとうございます
2333番 踏みました(にこっ)
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