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✦火おこし体験を子どもたちと |
03月22日 (木) |
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小学3年生の火おこし体験
縄文人になったような、それでも何だかわくわくと楽しい気分の21日、22日でした。小学3年生2クラスのお友だちと火おこし体験の教育サポート。火って、キャンプファイアがそうであるように、ひとを興奮させてくれるものらしい。聖なる思いにも。
火はそうやすやすとは起きない。つい夢中になり、手のひらにはマメが。ようやく種火ができ、麻布をほぐしたものにつつんでそれを七輪の木炭に移します。団扇でパタパタ、火吹き竹でフーフー。赤くなった炭の火でお餅を焼き、みんなでひとつずつ食べました。炭火で焼いたお餅は格別な香りがして、おいしいこと、おいしいこと!
思えば、このごろはすっかり火を焚くことがなくなりましたね。マッチも使うことがめったにありません。ふだんのわたしたちの生活では、ガスレンジにしてもストーブにしてもスイッチのワンタッチで点火OK、いえいえ、このごろではIHですっかり電化してしまっている家庭さえ多く、昨年の停電時にパニックになった記憶も新しい。
驚いたことに、お手伝いにきていた児童のお母さんの一人、お餅が焦げているのに裏返しすることすら知らない。聞けば、いつもなら電子レンジでチ~ン!ひとつ、うまくお餅を焼いているとのこと。七輪も、テレビドラマでしか見たことがなく、どう使うのかも知らないそうですね。いまどきパタパタ煽いで火をおこし、煙い思いをして涙目で調理するようなことはないわけで。
なにやらひどく古めかしい、いまとなっては益ないことをやっているような気分にも。それでも、わたしから子どもたちに話したのは、ひょっとこ(火男)と火吹き竹の話、人類に火をもたらし、そのことでひどい拷問を受けることになったプロメテウスの話など。
こういう子どもたちに、工夫とサバイバル経験に満ちた野外キャンプの機会を与えてあげられたらなあ、と思いました。
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