『三びきのやぎのがらがらどん』は絵本の中でも古典ですね! |
02月03日 (金) |
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北欧民話でマーシャ・ブラウン再話の『三びきのやぎのがらがらどん』という絵本は子どもたちが大好きな絵本の一つです。 この絵本は表紙の見開きからもうお話が始まっています。 北欧のきびしい切り立った山に沢山のやぎたちがいます。そして小さいやぎが跳ねていて、次のページには中ぐらいのやぎと大きいやぎもいて3匹が頭を寄せ合っていますね。「なまえはどれもがらがらどんといいました」というので、あれっ? みんな同じ名前なのかなと不思議に思いませんか。 そうなんです。 どうしてでしょう? いろいろ考えてみるとおもしろいです。 一匹のやぎの成長物語として書かれたのだという解釈もありますし、がらがらどんという仲間同志が一緒になっているという解釈も出来ます。
痩せてお腹が減ったから違う川向うの山へ行こうとします。 きっと美味しい草が生えているのでしょう。 そうこうしているうちに川に出くわします。 でも、そこには大きなトロルが住んでいます。 橋の番人とでもいうような感じでしょう、隠れるようにしてうずくまっています。 初めに渡りにやって来たのはちびやぎです。 えっ?大きいやぎじゃないのかと言いたくなりませんか。 順番が違うんじゃないかとまた、考えてしまいます。
子供たちが答えを言ってくれました。 「あのね、ここで(川のところ)3匹が相談してるでしょ。 誰から行くかって、向こうで待ってるからね。」子供たちはいろいろ思います。
トロルの顔を見てみると、もうここで既に子供たちは怖いなぁという気持ちになってきます。 「ぐりぐりめだまは さらのよう、つきでたはなは ひかきぼうのようでした」という風貌ですからね。 トロルのお話はたくさんありますが、『ムーミン谷のトロル』『ヘルガの持参金』『トロールものがたり』など確かに鼻が特徴的ですが、印象はそれぞれかなり違います。
子どもたちとやぎやトロルになってごっこ遊びをした経験があるという方はおられますか。 子どもたちはごっこ遊びが大好きです。 この絵本の読み聞かせ体験の中でこんな女の子がいました、当時まだ4歳ぐらいでしたが、ごっこ遊びをしました。 お母さんが言うには「どうもこのお話は怖がってしまって嫌がります。」と仰いました。でも、しばらくして様子を見ているとなりたいのはトロルなのです。 私の背中でおんぶしてトロルの役を見事にやってのけました。 「だれだー、おれのはしをかたことさせるのはー」と大きな声で言うのでした。 また、ある時5歳の男の子で空港で知らない男性の外国人にお母さんの背中越しに「おまえをひとのみにしてやろうー」と言って周りにいた大人たちをびっくりさせてしまったというエピソードもあります。 そうなんです!子供の反応がどうでるか、もう楽しくて仕方がありませんね。 『がらがらどん』のお話はもう絵本の中では古典と言えるほどのものなのですね。
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Re:『三びきのやぎのがらがらどん』は絵本の中でも古典ですね!(02月03日)
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きょーこさんさん (2012年02月03日 16時08分)
こんにちは。タイトルに魅かれてお邪魔しました。
がらがらどんは、息子が幼稚園に通っていた頃、強烈に嫌がった
お話なのです。
幼稚園に来てくれた人形劇のトロルが、それはもう大迫力で
(最初から先生のお膝で観ていた息子なので、怖かったのは
トロルばっかりじゃなかったかもしれませんね)
息子は家の本棚に、がらがらどんの絵本があるのすら拒否…
激しい拒絶ぶりに驚き、そんなに嫌なら…と、息子の目に入らない
ところに片付け…なんと!絵本はそのまま、数年間も忘れ去られて
しまったのです。(何ていい加減なハハなんだ~)
頃合いを見て、本棚に戻してみれば良かったなぁと後から思ったのを、
Lauraさんの日記を読んで思い出しました。
すっごく面白いことになったかもしれないなぁ…惜しい!と改めて。
「コワイ」1つとっても、大人のメガネで見ちゃダメですね~。
子どもが言いたいのは、ちょっと違うコトかもしれないですもんね。
今度はラボっ子ちゃんで楽しませてもらうことにします♪
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Re:『三びきのやぎのがらがらどん』は絵本の中でも古典ですね!(02月03日)
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Lauraさん (2012年02月08日 18時16分)
ご訪問嬉しいです。
歌人の俵万智さんが幼い頃、このがらがらどんの絵本を諳んじたと言う
話は有名ですが、やはり末に歌人になるほどの人は幼児期の読書体験も
違いますね。 ラボっ子ならともかくですが、、我がパーティの子ども
たちは全員がらがらどんは体験してます。 3回ぐらいやったことがあ
る子もいると思いますが飽きません。 「いきなりテーマ活動~!」と
言っても楽しめますからね。
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