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お正月 |
01月05日 (木) |
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「今年のお正月はどうする?」 日頃、離れて暮す私たち家族は、毎年こんな話し合いから始まり、孫の年齢や、仕事の出張の日程などを考えて、その年に一番いい過ごし方をしてきた。
今年は、仕事の日程に余裕があり、我が家へ来ることになった。お客のメインは、4年生の男坊主である。彼は最近、囲碁にはまっていて、おじいちゃんと対局するのがひとつの目的でもあるし、ゲームも楽しく、のりのりになる年齢である。 何でも吸収のはやいこの年齢はもっとも大切なときであると私は思う。この正月の印象が大人になっても残っているといっても大げさではなかろう。
「おせち」
そこで、私の一番の役割は「お正月のご馳走」を考えることである。こんな機会に、おばあちゃんの手料理を十分に食べてもらおうと、かにすき、すきやき、手巻き寿司と好みのものを用意する一方、心をつくしたのは「おせち」である。今までも、毎年、手作りで、家族の口に合う御節を作ってきた私であるが、今年は特に伝来の縁起にこだわり、昔から言い伝えられてきたものを作り、食べて、話題性があるように、そして、お重に入れた中から、子供用にお皿に飾った「物語おせち」を作って楽しんだ。
「雲に乗った龍が、七福神の乗った宝船を従えてやってきた。門松を飾った家に入ると、黒豆、たつくり、かずのこ・・・・・とご馳走がどっさり、そして、金銀財宝が、ざっくざく!」
「1」 辰・・・だてまきをのばし、顔を細工してかまぼことのりの目玉をつけ、ごぼうの角と昆布のひげをつける。とろろ昆布の雲にのせる。
「2」 宝船・・・ちくわを半分に切り、輪を途中まで切って上の部分を上にそらせて爪楊枝で帆を作る。いくらを七粒のせる。
「3」 門松・・・ごぼうを竹に見立ててその三本の下のほうだけ牛肉を巻きつける。
「4」 松竹梅・・・かまぼこに松竹梅を描いたものもある。お重の中に は、梅にんじん(にんじんを梅に模る。)竹はたけのこ。松(高野豆腐を松型にくりぬき焼き火箸で松葉の感じを描く)
「5」 黒豆・・・まめ(豆)で暮せるようにと。かち(勝ち)栗をめんどうでもいれる。
「6」 たつくり・・・(田作り)胡桃をいれると若い人好み
「7」 数の子・・・子孫繁栄
「8」 錦玉子・・・黄身と白身に分かれていて色的にも引き立つので、欠かせないし、家族の好みのもの
「9」 金柑・・・庭になった金柑の甘露煮。土鍋で氷砂糖を入れて4時間くらい煮る。汁は咳の薬に。
「10」宝箱・・・かぶの種をまいたが、大きく育たない。ピンポン球くらい のかぶ。丁度いいや、と、抜いて上を少し切り、スプーンでくり抜いて甘酢漬けにし た。そこにイクラをいれる。
「11」金団・・・サツマイモのきんとん。少し固めに作り、小さい茶巾しぼりふうにして栗をのせる。8,9、10、11、は金銀財宝。
「12」利休えび・・・海老は腰が曲がるまで(曲がってはいけないけれど)長生きするようにという。是非、御節には入れたいが、どのように調理しようかと、 毎年悩む。今年はこれ。塩と酒をふったえびに小麦粉、卵をつけ、ゴマをまぶし、揚げる。
「13」昆布巻き・・・こんぶ(喜ぶ)
「14」つる・・・うずら卵と肉団子
「15」かめ・・・かぼちゃを六角形に切り、面を取りながら皮を残し、亀の甲に見立てる。鶴は千年亀は万年。おめでたい鶴亀は、毎年何かで工夫してつくり楽しんでいる。
これらを南天(難を転ずる)の葉を敷いた大皿に飾った。
100%の心遣い、どれだけ通じたものやら。でも大丈夫。これが、いつか必ず形を変えて生きてくるときがある。
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N.B. さん (2012年01月10日 15時56分)
これだけの数のご馳走の種類見ただけでも楽しく見せてもらいましたさ
ぞかし喜ばれたでしょうね.どうしてそんなアイデア-がうかんできます
か.貴女しか出来ませんね.皆さん喜こばれたでしょうね目に浮かんでき
ます.久しぶり孫対決軍配はどちらにあがりましたか.楽しいひととき過
ごされましたね.いい刺激でしたか.それとも血圧が上がりましたか.また
の楽しみにうでお上げてください.又楽しみにしてます
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