|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
そらいろ・石から・DREAM! |
03月10日 (水) |
|
Labo Party (3/8)
キディ~小学生G
1.絵本「わらのうし」
2.SB 5曲 たくさん動き回ってSBを楽しんだ。
3.『そらいろのたね』
Q:[そらいろの家の中でどんな遊びをしていたのかな?]
A:幼H:鬼ごっこ 小2A:カルタ・トランプ 幼S:ままごと
『そらいろにたね』のCDをかけながら、ロープの大きな家の中で始まった、カルタとりは順番でカルタを読みながら(カルタのことばはその場で子どもたちが作ったもので、目の前に何もないカルタとりをを楽しそうにする。この読みがおもしろかった)とるまねっこ遊びをした。
Sが「私2枚とったよ!」と嬉しそうにしていた。ナーサリーの『豆がゆあつい』の手あそびにも挑戦。大きな家が膨らんでいく様子を、ロープを持って、全員で表現。Aのパーンの声で吹き飛ぶはずが、途中から入ってきた小4Yの電車ごっこになり私一人キツネになり倒れていた。またしてもお絵かきの時間なし。
小学生G
1.SB 5曲 (中高生たちも一緒)
2.『石からスープができるかな』 話し合い
クイズ13問・・・石のスープクイズを小4YとS姉妹が、ノートに書いてきたので、5問ずつ出していく。盛り上がった。なかなか難しい(にんじんは誰がどの位もってきたか? キャベツはどこから持ってきたか?etc)
クイズだったが、答えていくラボっ子、ここでそれぞれ聞き込み度がわかった
Q:村人はなぜ食べ物をかくしたの?
A:兵隊にあげたくない・食べ物がないから・兵隊はお腹をすかせているから
・前に来た兵隊が欲しがったから
Q:兵隊たちはどんな風に食べ物を持ってこさせたの?
A:「~があればなあ」って言ってるよ・やさしい言い方だよ
「あぁ、にんじんがあればなぁ、味がぐっとひきたつのに」を全員で言ってみよう。
二つの問いについて、考えを出していったところ、村人の兵隊に対する猜疑心その一方で石のスープへの興味があること、そして兵隊たちは村人自ら持ってきたくなるようなことばかけで働きかけていることを、子どもたちが気づいているのがわかった。
3.TA スープ作り~就寝
TAは、兵隊3人、村人、食べ物と役きめが、大方決まっており、それぞれの位置についてスタート。
塩・こしょうを村人の小3Sと小4Cに取りに行かせたところ小1Sから、それは子どものすることと指摘された。(子どもの聞き込み力ってすごい)
終始、CDに耳を傾け、ことばを発している小4Yに感心しながら、私はTAに参加。ダンスも二人組。一重円になったりと動き回って終了。
形が大方出来つつあるので、あとは聞き込んでくるといいなあと思い、それぞれ、超難解クイズ2問を、CDを聞いて考えてくること!の宿題を出した。
中高大生G 『DREAMTIME』
本日のテーマ
前回話したアボリジニの歴史のコトを発展させてテーマ活動に生かすために、イメージ・考え方を共有しよう。
『ドリームタイムって何?』
(高1R) 13~14歳の男子は walk about っていう8ヶ月の放浪の旅をする習慣があって、生きていくための知恵を身につける。それが成し遂げられた時、一人前として認めてもらえる。
(高3T) 種族(民族)によって習慣も考え方も違うから、一言でドリームタイムはコレだって言えないと思うよ。
(高1R) アボリジニは、はじめてアーストラリアに海を渡って来た人のコトらしいよ。
(高3D) 昔、地球が球体だってコトを知らなかったから、太陽が見えている自分たちが、一番高い位置にいると思っていた。
(高3T) 先祖が残した環境がいいと思ってるから、今、生活に満足してるし、それ以上ヲ求めることをしなかったんだと思うよ。
(高2M) 進歩するためには、犠牲が出る。自然を失うとか。昔はすぐそこにあったものなのに。
(高1R) 技術の進歩を望んでいたわけじゃない。
(高3T) 技術の発達を見て生活を西洋式に変えた人もいるし、そうでない人もいるよ。守護動物霊が一人一人にいるから・・・例えばカンガルーの霊がついている人はカンガルー食べないらしい。森に住んでいるアボリジニは森の精霊を感じることができるらしい。だから人工的に作られた(創られた)ものを認めようとしないと思う。例えば、森に住んでいる人は砂漠で迷ってしまうとか。森では精霊を感じることができて迷わないんだって。
(高3D) アボリジニが持ってる常識、ルール、考え方、観念とか・・・日本でいう法律のようなものが、ドリームタイムなんじゃないかな。例えば、日本では盗みは悪いこと法に触れることだけど、アボリジニ的に言えば困ってるからすること、見たいな感じ。
(時々脱線しながらもいろいろな意見が出た)
(高3D) アボリジニは自分たちが地球上で一番上の人間と考えている。太陽の昇り、下りが見えるから。
(高3E) 先祖が残したものがそのままある。
(高3T) 今の人は過去、現在、未来が一直線上に並んでいるけど、アボリジニの時間の流れはサークルになって、グルグル回っていると考えられている
(高2N) インドの考え方だね
(高2M) 輪廻転生だよ。イギリスの哲学者が不自由ない生活には失っているものがあると言ってた。何を失っていると言ってるんかな?
(高3T) アボリジニは機械に頼ろうとしなかった。
(高3D) アボリジニは(車を使って)早く行こうという意識がない。
(高1R) 神話に、鶏が朝鳴くのは昔太陽が昇ったことを知らせずにいた者を太陽の神が怒って鶏に変えたとあった。アボリジニにもこんな独自のものがあるんじゃない?
本から、これまでの経験から、高校生たちの質の高い話し合いが進められていた。脱線もおもしろい。けれどNが、その度に本論に戻していく姿がすてきでした。いろんな事を知っているラボっ子に感心!終わった後の小6の安堵した顔。来週4話の役決め。 (代理 大庭T)
子どもたちのテーマ活動への取り組み方にはいろんなやり方があって、全員の目的(テーマ)を一つにするには時間がかかるテーマとそうでないテーマがあるように思う。『DREAMTIME』はさしずめ時間が掛かる方なのかもしれない。人の在り方は民族によって異なり、その民族そのものを理解することが簡単に出来ることとは思えない。ただ理解しようとする気持ちは人としての学びとなるに違いないし、その学びが人としての優しさを身に付けていくのではないだろうか。ラボ・ライブラリーには人が感じなければならない、考えなければならないテーマが数多くある。 (谷より)
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|