|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
自然とともだち |
10月19日 (水) |
|
おはようございま~す。秋晴れが続いていて気持ちいい毎日ですね。今朝も私は早起きです(*^_^*)
早起きの特典、これは朝日が拝めることです。
家の東側には、リビングの大きな出窓と台所があるため、毎朝空が白み始め、おひさまが登るのを家事の傍ら眺めることが出来ます。空と建物の境界線がなんとなく出来てきて、それが、薄オレンジ色、薄黄色、薄桃色や薄紫色などに変わっていくお空は、それはそれは美しいです。
人間が作り出したものでも美を追及したものがたくさんありますが、自然からの恵みとは比べ物になりません。先週までは隣の田んぼの稲がそよいで、風が吹くと「ささーー、ざざーーー」という音をさせていました。見るもの、聞く音、感じるにおい。きっと子どもたちは私の10倍以上たくさんのことに気づきながら、自然と仲良く暮らしているのでしょうね。
昨日、一昨日と連続で週のはじめから研修会で栄のラボセンターに行っていました。
研修自体は、ラボっ子たちのことを中心にした熱心な話し合いやテーマ活動なので楽しいものです。ちょうど今は万次郎を動いています。
いい時間を過ごすのに、一つ残念なことがあります。
それは、研修の往復の道のりです。名鉄と地下鉄を乗り継ぎ、お空を見ないで歩くのは仕方ありません。電車あっての往復なので。私はわりと一人の時は、書類に目を通すか、人間ウオッチングを楽しみます。
しかし、最近どうしてもストレスになるのは、たくさんの人が、携帯をずーーーーっとさわっていること。テューターになったばかりのころは、携帯もほとんどない時代だったので、本を読む人か寝る人ばかりでした。寝ている姿も日本独特のようで、あまり美しくはないですが、ずらりと椅子に座っている人が携帯の小さな画面に向かっている姿・・・日本はこれで良いのか?良いわけないじゃん、と思ってしまいます。
ラボ・ライブラリで、先住民のシリーズが発刊されたとき、関連図書として「パパラギ」という本を読みました。南海の酋長が初めてパパラギ(白人)たちの文明社会に触れたときの驚きを島の人々に語っている内容です。
先住民関連の本は、「ノアのはこぶね」をパーティでテーマ活動している内容とわりと通じ合います。30年ほど前に出された本ですが、現代でもますます通用する内容です。
先住民にとってパパラギの生活は不思議でいっぱいのようです。例えば、人がたくさん集まり暗い部屋で動くものを見続けること(映画)は異常な光景のようです。パパラギを読んでから、子どもに映画を与えるのはなるべく遅くして、自然なものの美しさに気づけるよう、声掛けして育てようと思い実行しています。
さて、パパラギが今の日本を見たらどう思うでしょう?映画どころか、小さな小さな四角いものをずーーーっと眺めている大人たち(携帯)。動く小さいものを公園でも車でも病院の待合室でも両手で持って食い入るように眺めている子どもたち(ゲーム機)。
日本では普通です。しかし、世界から見るとどうでしょう?パパラギから見るとどうでしょう?
五感に与える情緒的もの、電磁波問題。子どもには、いいことそうありません。
子ども時代に美しき自然と付き合っていれば、変化を楽しみ、自然に優しく、五感も育ちいい子になります。親がまず文明社会を少し斜めから見て、もう一度気づいた上で、それらの現代の便利なものとお付き合いできるといいね。
さあ、今朝も朝のご褒美の時間となりました。そろそろ私も四角い光る箱から離れます。
ではみなさん、いい一日を(*^_^*)
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|