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本多豊國先生墨絵ワークショップ |
08月12日 (金) |
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8月9日に吉祥寺で、東京西地区の夏休み造形教室
=『本多豊國先生墨絵ワークショップ』が行われました。
今でこそ、東京の子供たちは、楽しい夏休みを満喫していますが、
春、今年の造形教室を考え始めたころは、私たち東京のあたりでも、
震災後の不安で先が見えず、いつも元気いっぱいのテューター達でさえ、どんより沈んでいたように思います。
何をするべきなのか、何ができるのか、そんな思いでいっぱいでした。
お母さんたちの不安も子ども達に伝わり、子ども達も元気がなかった。
そこで耳にした、本多豊國先生(最近のラボライブラリーでは、『ももたろう』『かさじぞう』の挿絵を描いてくださった墨絵や版画の作家さんです)
のワークショップの話に、「今年は『ももたろう』でみんなで元気になりたい。きっとパワーがもらえる、かけてみたい」と直観が働いて、
多くのみなさんの理解と協力をいただいて実現できた会でした。
いざ実現。・・・墨を使うということは、何より会場の養生が大切。
短い時間での準備にラボっ子たちが力を発揮してくれ、そのことを
あとで、本多先生たち「ラボっ子はすごい」とほめてくださいました。
そして、いよいよ、2m×4mの大きな布に太く大きな筆で、描かれていきます。先生は、子ども達の声に耳を傾けつつ、
おやじギャグを連発して(笑)、雰囲気を和ませ、みんなを惹きつけます。
すっかりみんなリラックスして言いたいことを言いつつ、笑顔ですが、
目は釘づけ。墨や大きな筆にも興味津々。
本多先生の作品には隠し絵の楽しみがあります。
その技を子ども達にも見せてくれました。
そして、見事完成!!!何が隠れている分かるかな?
こんなに短い時間で、みんな笑いながら、目の前で、迫力のある
ももたろうの仲間たちが描かれていったのに感動。
そのパワーを感じつつ、今度はいよいよ子ども達の番。
最初は先生がももたろうの描き方を教えてくれます。みんな同じように
丸い顔を描き、耳を描き・・と進むのですが、同じお手本でも
一人一人が違った雰囲気に仕上がるのが面白いです。
2枚目、3枚目・・と次々好きな絵を描いて、みんな没頭していきます。
たくさん笑って、描きたいように描かせてもらって、みんな解放され
さらに元気と笑顔があふれました。
大人も子供も、先生たちもテューター達も見学のお母さんたちも
みんなが笑顔になれる会でした。
元気になりエネルギーがわきました。
本多先生からのメッセージ。
「好きなことをやりなさい」
「東北のことを忘れないで、時々思い出してください」
わくわくできること、自分のエネルギーを感じられること、
自分を好きになれること、そんなことを子ども達が(大人も!)たくさん
見つけて、さらに元気になる。元気なみんなは誰かのために力になれる、どんどんつながっていける。みんなみんな一人じゃない。
とても素敵なことを改めて感じた一日でした。
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