「テーマ活動」を中心にしたラボ・パーティ総合教育】(まだまだ未完成) |
03月05日 (金) |
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【国際理解教育としてのラボ・テーマ活動】
物語には、楽しいと思うところばかりではなく、不思議に思うところ、
変だなと思うところがたくさんでてきます。
そこには異文化との出会いのきっかっけがたくさんあるのです。
ラボ・ライブラリーの中では
マザーグースのライムからシェークスピアまでも含んだ英米の作品にとどまらず、
アジア、アフリカ、ヨーロッパ、世界各地の文化がそれぞれに生み出した物語と出会うことができます。
日本の狂言や古事記、梁塵秘抄の唄などの古典文学から
ラフカディオ・ハーンの『耳なし芳一』までもが含まれていますので、
ことばの体験は同時に世界の文化遺産にふれる活動でもあるのです。
ラボ・パーティではこどもたちの国際交流を進める中で、
国際交流を進めるほどに、日本文化を学ぶ必要を感じてきました。
そのため、日本文化の作品もたくさん取り上げてきたのです、
『スーホの白い馬』のスーホの悲しみをともにしながら、
アジアの草原の民の暮らしに思いをはせます。
こうして物語を楽しみ、表現する楽しさを味わいながらも、
文化に対する国際理解教育を進めています。
いつの日か世界の様々な国の人とであうとき、話題に困ることがありません。
ラボ・ライブラリーとラボ・テーマ活動の体験が
対話を豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。
『ぼくはトム・ソーヤの劇をつくったことがある。
ぼくの役はハックだったんだ。僕はあの役、好きだったよ。
あの場面でのハックの気持ちはね・・・・』というように・・・・
【「テーマ活動」を中心にしたラボ・パーティ総合教育】
ラボ・パーティは会員とテューター、父母で創ってゆくパーティ活動のほか
同じ地区内、同じ支部内のパーティとの交流や
地区、支部の主催で行なわれる地区行事や支部行事があります。
また春・夏・冬のキャンプでは全国規模の交流ができます。
さらに国際交流のプログラムがたくさんあり、
中学生、高校生は
ホームステイを中心にした国際交流に参加します。
さらに高校生には一年間の留学プログラムがあります。
地区、支部の活動、キャンプ、国際交流と、すべてのプログラムの中で
ラボ・ライブラリーの歌や詩、物語は共通の素材として取り上げられます。
例えば始めてあったこどもでも、ラボ・パーティの会員どおしであれば
『どこからきたの?』『どこのパーティ?』
『私はこの歌が好き!』『私はこの詩が好き!』
『私はこの物語が好き!』『私はこのお話が大好き、ここがいいんだよ』
『私はこの役がすき!』『いつかこの話をやりたいなあ』と話し合っているうちに
お互いのことがよくわかってしまいます
お互いに知っている曲の手遊びをすぐ始めたり、
お互いに知っているお話のせりふのやり取りが始まったりします
歌や踊り、物語をとおして仲良くなってしまいます
また友達が『この曲いいんだ』『このラボ・ライブラリーイ面白いよ』
と教えてくれたものは聴きたくなります
特に発表会では、おなじラボ・ライブラリー、
おなじラボ・パーティ活動でありながら
全く別の魅力を持つ発表を見て感心したり、
自分もいつかはあんなふうにできたらいいなあという憧れの存在に出会います
憧れの存在が見つかると、そのときすぐに真似はできなくても
いつしかそのことができるようになってゆくものです
発表のときのことばの力強さ、豊かさに感心する、
ことばのやり取りの見事さに感心する
観客によく伝わるナレーターの語りに感心する
生き生きした表情に感心する
物語の深い理解、新しい物語理解に感心する
細部の細やかな表現に感心する、
全体の表現力、構成力の素晴らしさに感心する、表現の面白さに感心する
チームワークに感心する、リーダーシップに感心するなど
いいなと感じたこと、思ったことはそれだけで栄養にになります
いつの日か、その思いを自分自身で実現したいというエネルギーがもう生まれています
パーティの活動、地区・支部の活動、キャンプ、国際交流と
すべての活動をつなぐものとして
ラボ・ライブラリーとテーマ活動があり、
ラボ・ライブラリーとテーマ活動があるからこそ、
面白い交流ができるし、深い内容で交流ができます。
いきなりはじめてあった人となかよくなりましょう、
友達になりましょうといっても緊張してしまいます
ラボ・パーティのこどもたちは、
ラボ・ライブラリーの歌や詩、物語によって
自然に出会いができ、深い内容で交流ができるのです
ラボ・ライブラリーの歌や詩、物語が
人と人を出会わせ、結びつけるるのです
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Re:「テーマ活動」を中心にしたラボ・パーティ総合教育】(まだまだ未完成)(03月05日)
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返事を書く |
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ハッターさん (2004年03月06日 04時34分)
ラボの事がとてもわかりやすく、読んだ人の心にラボの良さが確実に伝
わると思います。
>憧れの存在が見つかると、そのときすぐに真似はできなくても
いつしかそのことができるようになってゆくものです
のところは、”まだ自分は新米、子供達も新米”の私にとって、すごく
インパクトがありました。すぐに真似できなくても、どんどん外に連れ
出して、良い刺激をもらって、私も子供達も憧れた存在にいつしかなれ
る事を信じて、頑張るぞー!という元気が出てきました。
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Re:Re:「テーマ活動」を中心にしたラボ・パーティ総合教育】
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返事を書く |
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アスベルさん (2004年03月06日 09時58分)
ハッターさん
「テーマ活動」についての文章への書き込みありがとうございました
具体的な指摘がとても参考になります
ハッターさんのホームページ
「なぜ、ラボ・パーティで英語なの」の文章は簡潔で素晴らしいです
ハッターさんのページでお読みください
『どうして英語を勉強するの?そこからまず考えて下さい。学校のテストで
点を取るため?学校を卒業したらもう必要無い?それでは何の意味もないよ
うな気がしませんか?英語は言葉です。コミュニケーションを取るために
使ってこそ、活かされるのです。ラボは母国語の習得の過程に近い、聞く事
からまず始まります。世界の名作を聞き、お友達とそのお話の中で遊び、文
化を学んだり、心を育てながら、英語も自然に入る、欲張りなプログラムで
す。一生の宝物になるライブラリーは、世界各国のお話の中から厳選し、音
楽、英語、日本語共に一流の方に製作に携わっていただき作っている、少し
の妥協もない、最高の作品です。 それを聞く事をベースに、通常は縦長のク
ラスで英語の歌を歌ったり、お話を表現したりするうえに、近隣パーティー
との交流会や、キャンプなどの国内交流があり、様々な事を体験する中で、
1人で言葉も違う国に行って、なんとかやれる自信をつけます。もちろん、
まだ中学一年生で英語がペラペラな訳ではありません。でも、ラボで鍛えた
耳と、伝えたい事を伝える力を身につけて行くからこそ、『楽しかった、ま
た行きたい』『言葉には困らなかった』『言っていることは、だいたいわ
かった』と言えるのではないでしょうか?、物語の中で心と体で感じて、感
情がたっぷり入った言葉の体験をたくさん積んでみませんか?英語だけでな
く、心も豊かに育って行きます。それこそが、コミュニケーションに一番必
要とされる事だと、私は確信しています。』
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