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地区壮行会 |
07月03日 (日) |
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とうとう、国際交流出発の7月になりました。今日は地区の壮行会が行われました。
例年、笠松会場でしたが、今年は愛知県・甚目寺町の公民館です。1時間ほどかかる会場ですが、みおぎ地区はとても広く、この土地にもラボっ子はたくさんいて同じように事前活動に通ったり、今まで笠松まで足を運んでいてくれたのだなあ・・・という気付きをもらいながら、初めての会場に入りました。
さて、昨日パーティ内の壮行会&夏発表会があったばかりですが、高校生4人は今朝も早くから会場で実行委員として、地区の後輩たちを陰から支えていました。「先生、にっしーがんばっとるよ!!」と嬉しそうに教えてもくれました。
ずらりと並んでいます。
会が始まるまでは、ラボっ子たちの3課題(自己紹介アルバム・素語り・自由研究)と、持っていくお土産を見る時間です。取り組むものも、表現の仕方もさまざま。
会は、毎年同じ様に進みます。
ラボっ子たちによる、今年の課題ライブラリの「ブレーメンのおんがくたい」の英語のみによるテーマ活動。
にっしーは、もちろん「おんどり」役です。おんどりは歌いますからねえ(笑)
そして、三課題の中から一つを披露。
にっしーは、もちろん素語りです。「とってもすてきなくろいとり」の歌の部分が入っている個所を素語りしてくれました。
昨日のパーティ内交流会で素語りしてくれた時よりも、1オクターブ高く歌っています。気持ちが盛り上がったかな?高い声も出るのね。びっくり。
自由研究が、空手の型や、けん玉の子は、いつもながら会場を沸かせてくれました。
アルバム紹介をする子は、きっと紹介したいご家族なのでしょうね。
にっしーは、合唱をやっているホストの兄がいるご家庭です。ぴったりの家族をラボは探してくれました。きっと彼の特技が伸びるでしょう。
そして、いよいよ最後は、親子のお手紙交換。
お互い、一言気持ちを伝えてから、お手紙を交換します。
このお手紙は、出国した後、お互いが見ることになっています。
お手紙を交換した後は、ハグします。
西脇家、ばんざい。
毎年、見ている側も涙が溢れそうになる時間です。
「今まで、何度も何度もラボをやめようと思った。でも止めなくて本当によかった」「止めなくて本当によかったね」
親子で泣きながらこんなことばを掛け合いハグし合う親子の姿もありました。とても印象的でした。
みんな、いろいろな葛藤を超え、今日の日を迎えたことでしょう。こういう思いも、この親子だけでなくみんな通ってきている道でしょう。こどももがんばる、親も続けることが出来るよう賢く支える。
そのお互いの苦労が、長く続ければ続けるほど、成果として必ず現れます。成果は色々なところに現れますが、その一つが国際交流であり、国際交流という8カ月にもわたる長い準備期間のご褒美が今日の日なのでしょうね。
さらに、「これで、3課題のことで、ケンカをすることもなくなる(笑)」ということばを掛け合う親子。
「小さな体で、学校と野球とラボを続けてほんとうにがんばった。楽しい1か月を送ってきてね。」と感激の涙の親子。
・・・今年は、全家族がハグしあい、おばあちゃん参加も3家族いらして、大人が子どもを見守り育てることの大事さをとても感じました。
今まで、国際交流は「ラボっ子に宝物を。お金でなく、体に残る一生の体験という親からのプレゼントを」と、お伝えしてきました。
しかし、今日の会で、国際交流は「親へのプレゼント」でもあると思いました。子どもと真剣にことばを交わす。ハグする。気持ちを込めた手紙を交換する。
これは、本当に親にとっても「体に残る体験というプレゼント」です。一生の中で、こんな経験は、そうあることではありません。
2か月後の帰国報告は、一回りも二回りも大きくなったラボっ子たちの姿を見れます。子どもからひとり立ちした親は、親からひとり立ちした子どもの姿をみて、さらにプレゼントももらえますね。子育てのご褒美こそお金でなく子どもの成長の姿と感動です。
8か月お世話になった事前活動担当Tは、もう一人のラボの先生であり、お母さん的存在です。ありがたい気持ちと共に、この会に実行委員として出てくれたラボっ子たちも、たくさんの宝物をもらった気がします。
国際交流に参加していないけど実行委員をさせていただいた、わらやPの金やみかんは、この時間をどうながめたでしょう・・・。ちょっぴり気になりました。
まだまだ人生は長いから、今日の日を心に刻み、自分の人生に生かせると信じています。
同じように数年前この日を迎えた、さよと翔太。しょうたから「懐かしかったな~♪」とメールが来ました。翔太の優しさは、ラボで人と交流した積み重ねによるものと思いますし、その大きな一つが国際交流、そして壮行会での母とのお手紙交換・ハグであるのだろうな~と、感じました。
ラボの国際交流は、事前活動があるので確かに大変です。しかし、お金を出し、かわいいこどもに旅させるのだからこそ、しっかりした準備が要ります。ホームステイという同じ一か月でも濃さが違います。
仲間がいるから頑張れる。仲間がいるから一か月の報告もふくらませることが出来る。
去年の今頃、「アメリカに友人がいるので、その人の家にステイさせようか正直迷っている。主人は、ラボでなくてもいいのではないかと言っている」そう言っていた、にっしーのママ。しかし、壮行会をご覧になり、ラボのホームステイ参加の決意を固められました。
きっと今日の日を迎え、満足されたことと思います。自分の判断は、間違っていなかったと。
ラボっ子たち、行先は様々です。
一か月、ご家庭で過ごすアメリカ・カナダ。
学校へ通うニュージーランド。
3週間の野外活動三昧のオレゴン国際キャンプ。
一番近い異文化の国への1週間の韓国。
そして1年留学。
それぞれが、ご縁あっていく土地。いい夏になりそうです。
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