【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子】(試し書きです。長いですよ) |
03月04日 (木) |
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ラボ・パーティの実際のエピソードの一つの方が
私の文章よりずっと魅力があり説得力があります・・・
抽象化すると魅力が減じてしまうことをあらためて感じながら書いています・・・
それでもお母さん向けにテーマ活動について語ってみようと始めました
もっと短くする予定です
はじめから短くはかけないので、今は長くなっています
どうなることか
風車に向かって突き進んでいます・・・
テーマ活動の皆さんの書かれるものとは違った魅力が生まれるといいのですが・・・
いいなと思うところがあったら教えてください
またお母さんに読んでいただくチャンスがおありでしたら
是非感想を聞いてお伝えください・・・お願いします
【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子】
テーマ活動とは何か?そのままではテーマを持った活動という意味ですが、
私たちはラボ・ライブラリーをテーマとしたラボ・テーマ活動を略して
「テーマ活動」といっています。
ラボ・ライブラリーを聴くとその物語についてのイメージが広がり、
実際に声に出し、身体で表現するとさらに、面白いし、楽しい。
とてもシンプルなことです。でもその内容はとても深いので、
私たちの経験をお伝えします
『ラボ・ライブラリーではことばが生きています。
ラボ・ライブラリーを聴けば聴くほど聴きたくなる。
ことばを言いたくなる。動きたくなる。』
物語は前の世代から、次の世代へ向けてののメッセージだといわれています。
私たちは成長の中でいろいろな物語に出会います。
誰しも、成長の中でさまざまな困難に出会い、悩みます。
そのようなとき私たちはひとつの物語に強くひきつけられます。
物語が、あるときは大きな助けになり、救いになるのです。
そしてラボ・ライブラリーは、本がついていますが、まず耳から聴きますから、
目で本を読むよりも、物語がイメージをかきたてる力、喚起力が強いのです。
繰り返し聴きたくなります。
そしてラボ・パーティのこどもたちは、
自分の好きなラボ・ライブラリーの物語を聴いていると、
『ことばを言いたくなる』『動いてみたくなる』と言います。
物語のイメージ、登場人物の気持ちが自分の中で大きく膨らんでくるからです。
しかもラボ・ライブラリーを聴いているのは、自分だけではありません。
兄弟が聴いていたり、父母が聴いていたりいたりします。
ラボ・パーティの家族ではラボ・ライブラリーを楽しむ活動がすでに始まるのです。
そしてラボ・パーティでは、週に一回、グループのメンバーもラボ・テューターも
みんな同じ物語を聴いて、しかし様々に物語を受けとめた気持ちをそれぞれに持って集まるのです。
受け手がいると相手に向かって物語の話をしたくなります。
出てきたせりふも言ってみたくなります。
『ことばは生きている・・・ことばは行ったり来たりで成り立つ会話です。
言ったことばが返ってくることに、それだけで喜びがあります。』
あるお話の中では、
お母さんに"Be careful. Dont'get hurt."と言われたこどもが
"Okay.Mommy. I'll be careful."と元気に答えて家を飛び出してゆきます。
"Be careful.""Okay.Mommy. I'll be careful."
こんなせりふのやりとりで、物語の中のお母さんとこどもにいきなりなってしまいます。
こどもたちは、パーティにやってくる前に、おうちで、お母さんやきょうだいと
『さんびきのやぎのがらがらどん』や『かいじゅうたちのいるところ』で遊んでいます。
パーティの日が待ち遠しいといってこどもたちはパーティにやって来ます。
みんなで、ラボ・ライブラリーの物語を遊ぶのが楽しみだからです。
幼児のグループや母と子のプレイルームではこうして、
物語の遊びとして「テーマ活動」が始まります。
物語のシーンを劇あそびとして楽しむなかで、こどもたちの表現、が引き出されてきます。
物語によってこどもたちの持っているいろんな才能が刺激され,
花開いてゆきます。
物語の絵を書いてきた子、何か作ってきた子、
楽器で音楽の一節を吹けるようにしてきた子、作文を書いてきた子、
いろいろ調べて研究してきた子、物語の役をするのを楽しみにやってきた子、
ことばも覚えたよと飛び込んでくる子など、いろいろな子が集まり、
それぞれの物語への気持ちが高まってきます。
今度はグループみんなで物語を「ことば」と「身体」だけで表現してゆきます。
私たちはこの全過程を「テーマ活動」といっています。
もう少し大きな子たちの縦長のこどもたちのグループでは、発表会が目標として決められ、
それに向かっての「テーマ活動」のプロセスは、個と個のぶつかり合いがあり、
グループとしての挑戦、失敗、挫折、成功というドラマのある課程です。
【テーマ活動の発表へ向けて、発表。個とグループ 】
テーマ活動の発表へ向かっては、こどもたちひとりひとり物語の受けとめ方が違い、
表現する力の違いもありますから、
ぶつかりあいがあり、テューターからの投げかけのことばがあり、
表現を生み出す苦しみがあります。
ひとりひとりの主張があり、ぶつかりながら、グループの表現が少しずつ生まれてゆきます。
ここでは妥協して表現をつくりあげるのではなく、
個が個としての主張がはっきりとしてくるプロセスであり、
そのなかで共通の発見が生まれてくるプロセスです。
最後にテーマ活動の発表があり、できるだけ多くの方に見ていただきます。
創ってゆく過程が大変だからこそ、創りあげた達成感をともに味わい、
グループ全体で抱き合って喜ぶことまであります。
また時にはもっとできたのにと悔しさも味わいますが、
それは次の活動に向かってのよい経験になります。
表現することに、ー、マイナスの評価、×、バツはありません。
次へ向かっての課題や新しい意欲が出ててきますが
それは新しい挑戦になるのです。
ここまでできたということを、
他の人からほめられ、自分で自分に自信を持つことができます。
気持ちが入ったことばはすでに自分のことばになってきます。
テーマ活動の中で"Wait!"って叫んだことは体験ですから、忘れることはありません。
(学校で習った"Wait"は、知識の学習ではあったかもしれませんが、体験ではなかったのです。
不思議なことに体験したことばは身体にしみこんで忘れないのです。
忘れているようでも同じ状況でよみがえってきます。)
一度発表した物語は、初めて聴いたときより、ずっと深く陰影が刻み込まれてきています。
何しろ自分のことばと身体で表現しきったのですから、ひとつのせりふにも愛着が生まれます。
こうなればその物語はもう自分のものです。再度その物語を聴くとき、
再度取り組むときに喜びがまた生まれます。
一生ものの物語に出会ったといえないでしょうか。
こどもたちは「テーマ活動」が大好きなのです。
ラボ・ライブラリーとラボ・パーティ「テーマ活動」は
一生ものの物語に出会う体験ができる場として
ことばと表現を育てる場として、
学校教育では出来ない貴重な体験の場となっています。
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Re:【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子】(試し書きです。長いですよ)(03月04日)
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まじょまじょさん (2004年03月04日 02時22分)
待ってました。アスベルさん!一気に読ませていただきました。このひ
ろば@で、だれに向けて何を発信していけばいいのか時々立ち止まるこ
とがあります。(立ち止まってばかりなのでなななか日記が更新できま
せんが・・・)活動から見えてきたことやラボへの思いをことばにして
伝えていくことはとても大切だと思います。たくさんの方がそれぞれ
の”What’s LABO?”を共有できる場でありたいですね。
それにしてもこれだけの量を打ち込むのはさぞ大変だったでしょう。時
間をかければかけるほど自分の発信したその内容がどう捉えられている
のか気になりますよね。松山氏の講演で「拍手はするが感想が述べられ
ない日本人」って言葉にドキッとしたので、一言!と思ったら結構長く
なってしまった。テーマ活動を語るってテューターーの永遠のテーマか
も・・・
ページお借りします。今週ラボママ会がありますので感想入りましたら
また、書き込みします!
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Re:【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子 】
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アスベルさん (2004年03月04日 09時36分)
ありがとうございます
【ひろば@LABO】ホームページの参加者が
ラボ・パーティについて
どんどん発信しているということこそ大事なことだと思っています・・・
【ひろば@LABO】の中で、志を同じくする「同志」「盟友」と出会えます
ね・・・・
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Re:【ラボ・テーマ活動とは何か/活動の様子】(試し書きです。長いですよ)(03月04日)
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まいにゃんさん (2004年03月04日 10時08分)
こんにちは。日記拝見させていただきました。とても参考になります
し、お母様方にも読んでいただきたいので、私のHPでも紹介させてくだ
さい。私はもうすぐ丸2年です。迷いながら試行錯誤しながら、楽しく
子供達と向き合っています。先日高活発表会で久しぶりに王さんに会い
ました。とてもお元気そうでした。今は広東語を子供達に教えるお仕事
をされているそうです。
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