3年ほど前に、箱根のマイセン庭園美術館を訪れて、マイセン人形に魅せられてしまった。
館長の村田朱実子さんが、ロンドンのアンティーク街で一対の人形「仮面舞踏会」を見つけ、その人形のとりこになってしまって、それが、マイセン美術館の開館のきっかけになったという。
大変な努力があったではあろうが、すばらしい人形たちをどんどんオークションなどで手に入れて、美術館に所蔵し飾られている。うらやましいほど素敵な静かな豊かな気持ちになれる空間である。一個すら手に入らないこの人形、私の気持ちを多少喜ばせるには、「そうだ! わたしの絵にしよう」と考えた。その10枚ほど。5月に予定している私の個展で展示しようと思っている。
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