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ペースダウン |
03月30日 (水) |
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韓国のホストフレンドから電話があったのは、先週だったか。
これはいよいよ大変なのだろうか、と心配したようだった。
でも、ダイジョウブ、とのんきに答えた娘の声に、一応安心したに違いない。 確かにダイジョウブだ。でも変わったことはある。
どこかへ出かけるにも、非常時を考えて歩きやすい靴、水とすこしの食料と小型ライト、 なども意識して携帯するようになった。
とはいっても、必要最低限の外出に限る。
友人らと誘い合ってランチを楽しむ約束も延期にしたまま。
だれも言い出せずにただ日が過ぎていく。
「こういうときにこそ勉強に専念してはどうか」と思うが、
どうしても落ち着かない、集中力に欠ける。
パーティは幸いにも一度も休まずに継続できているが、
これもまたなんとなくいつものペースが出ない。
街がすこし明かりをおとしただけなら、こうはならない。
落とされたのは明かりだけじゃないから。
世の中の煌々とした明るさがわたしたちに与えていたものは、
こんなにも大きなものだったんだと、ここではじめて知ることとなった。 震災以前とおなじようにはいかない。
おなじようにいかないなら、どうすれば最善の道なのか。
しばらくはっきりとした答えが出せそうにない。
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