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学童のこどもたち |
03月16日 (水) |
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その日、低学年の下校時刻を大きなゆれが襲いました。
とても長い横揺れでした。
下校途中のこどもたちの安全確保に、飛び出して学校へ向かう職員。
私も、残る先生とすでに居たこどもたちとで建物の外へ避難。
ゴォーッという音がして、あたりの住宅がびりびりと振動し、
木々が、風ではなくあきらかに地面のうねりによってしなる様子に、 これはただ事ではないと、感じました。
上履きのまま、ランドセルを学校に残して、防災頭巾を被り、先生に付き添われ、 まとまって下校してきたこどもたちを迎える。
その後建物に入る間もなく再び大きな揺れがきて、 みんなそのまま外でしゃがんで鎮まるのを待ちました。 消防車のサイレンが聞こえるたびに、自宅の方角でないかとどきどき。
これは避難訓練じゃない、たいへんなことが起きているのだと
わかるように言って聞かせる。
まだあまりよくわけがわからない1、2年生。
サッカーやろう。あそんでいい?と通常のペース。
3年生のなかには家にいるペットがしんじゃう、と泣き出すやら、
度重なる揺れに一旦つくえの下にもぐらせたら、そのまま出てこない子、 また、おふざけが止まらず叱られる子も。
余震がつづくなか、幾度か外に出たり、また部屋にもどったり繰り返すうちに、 おやつの予定時間を過ぎていました。
食べて落ち着かせよう。そう思ったけれど、
なかなか口にできない子が心配。
最初に迎えにきた保護者から、鉄道が不通であることを聞き、
徒歩で帰ってくる方が多いと予想されました。
何時になるやらわかりません。
その日幸いにも停電を免れたので、ビデオを点けて気分転換。
いつものように楽しんでるようすの子もいれば、
なにをしていても、あっゆれてる!と、すぐもぐってしまう子も。
保護者の迎えがあると、やっと安堵の表情が見られた。
いま、被災地で、
幾日も親御さんと会えていない子ども達や、避難生活を余儀なくされているこども達のことを思う。
一日も早く、ランドセルを背負って学校へ行けるようにと祈ります。
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Re:学童のこどもたち(03月16日)
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きょーこさんさん (2011年03月17日 11時32分)
今日、息子の学校では卒業式が行われています。
「当たり前に卒業式に出られる幸せ、考えながら参列しようね」
と話しました。
子供からお年寄りまで、大勢の人達が味わった恐怖、不安、
少しずつでも解消される日が、一日も早く訪れることを願ってます。
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