幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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大人目線 03月11日 (金)
 「かさじぞう」を動いているグループがあります。
”もっこふんどし”が出てくる、東北地方の「かさじぞう」を取り上げたラボライブラリですが、最初は戸惑いました。えっ・・・?!。なにもこれでなくても・・・自分が知っている「かさじぞう」の方が美しい気がして・・。しかし、聞けば聞くほど、動けば動くほど、味わい深くなってきています。

 家にあった「かさじぞう」の絵本は、売れ残った笠をお地蔵様にかぶせて帰ってきたという話でした。
ラボの「かさじぞう」は、売れ残りではありません。木を売りに行くときに約束して、買って帰った笠です。そこが、なんだかすごく気に入りました。

 さて、今月に入ってから、個別ママラボ会をずっと行ってきています。毎年恒例の、私と一対一でゆっくり話す時間を、お母さまに作っていただいている大事な父母会です。
その中で、「かさじぞうは、いい話なのに、最後の一行が残念!」という意見がありました。
「あしたからは木なんか切らなくてもいいわな」が、とても引っかかるとのことです。
「木なんか・・」です。そんな気持ちで切ったいたのか・・・?そんな気持ちで切っていた木を売っていたのか・・?それがどうも気になったようです。

 ラボライブラリを聴く活動は、ラボっ子ばかりではありません。大人も一緒に聞いて、不思議なこと、面白いことなどをたくさん感じたり、それを子どもとシェアしたり、子どものことばを受け取ってほしいと思っています。
なので、そのお母さまの意見、面白く聞かせていただきました。お母さんもしっかり聞いてくださっているなんて、なんて幸せなご家庭だ・・・と、思いながら・・・。

 で、私もちょっと考えてみました。
確かに、あの一言は少し残念。
しかし、そんな言葉が出るほど、木を切ることは大変、東北地方の寒さは大変、おじいさんになってもずっと木を切る仕事を続けていることは大変なことかもしれないなあ~、だからぽろっと本音が出たのかなあ・・・?とも思えました。

 物語には答えはありません。何かのことばに引っかかる。それを仲間に伝える。そこから広がる。それが楽しい活動になっていきます。気づかせてくださったお母さま、ありがとうございました。

 さて、ライブラリには、同性としての理想の人物もたくさんいます。かさじぞうのおばあさんも、その一人になりました。

「米や餅は買わないで帰ってきた」と言うおじいさんに、
「じいさん、じいさん。そりゃよかった。 Gramps,Gramps. That was a nice thing to do. 
おらたちはお湯飲んでねるとしましょ。We'll just drink some hot water and go to sleep.
六地蔵さまに正月させてやりましょ。 The Six Jizo can celebrate the New Year.」
と、返します。

 これぞ日本女性という感じがして、カッコいいなあ~と思いました。
まずは、相手の行動を受け入れる。認める。すごいな~。
前後の文を聞いても、おじいさんはおばあさんに対して、ちょっと申し訳なく思っている感じです。でも、おばあさんは、おじいさんを立てて、自分たちのものを買わなかったことをさらりと流します。おじいさんの地蔵に対する優しさとは、また少し違った優しさ、心配りを感じます。ラボっ子は子どもなので、こういう感じ方はしないかもしれませんが、大人でも物語はたくさん学びがあります。

 おばあさんのこのことば、なかなか言えないな~。
 
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